日本語 Compaq OpenVMS
日本語 EVE
リファレンス・マニュアル


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SET CURSOR FREE


形式

SET CURSOR FREE


説明

カーソルをフリー・カーソルとして設定します。この場合,文字がすでに存在するかどうかとは無関係に,バッファ内のどこにでもカーソルを移動し,テキストを挿入できます(省略時の設定)。

上下に移動する場合,カーソルは画面の同じカラムから移動しません。左マージンの左側に移動したり ( 左マージンが 1 より大きい場合 ),右マージンの右に移動したり, [End of file] をこえて移動することができます ( バッファが現在のウィンドウより短い場合 )。

たとえば,現在の位置が行の最後であるときに, [→] キーを押した場合には,カーソルは行の最後より右側に移動し,そこにテキストを挿入できます。一方,バウンド・カーソルの場合は次の行の先頭に移動します。

フリー・カーソルの移動は,表や他の特殊なレイアウトを作成するときに便利です。フリー・カーソルの場合には,テキストをバッファ内のどこにでも挿入できるからです。たとえば,右マージンの右側にテキストを挿入でき,また,左マージンが 1 より大きい場合には,左マージンの左側にテキストを挿入できます。右マージンの右側などのように,バッファの使用されていない領域にカーソルを移動し,そこにテキストを入力した場合には,日本語 EVE は既存のテキストと新しいテキストの間に必要なスペースまたはブランク行を挿入します。

つまり,日本語 EVE はギャップをスペースまたはブランク行で埋めます。これらのスペースやブランク行を消去すれば,ギャップを消去できます。バッファの使用されていない領域に移動しても何も入力しない場合には,このようなパッド操作は実行されません。

カーソルをバウンド・カーソルとして設定する場合には ( EDT や WPS の場合と同様 ), SET CURSOR BOUND コマンドを使用します。


SET DEFAULT COMMAND FILE


形式

SET DEFAULT COMMAND FILE command-file


パラメータ

command-file

日本語 EVE が使用する省略時のコマンド・ファイル名を指定します。省略時のファイル・タイプは .TPU です。もしコマンド・ライン上でファイル名を指定しなかった場合,ファイル名を要求するプロンプトが出力されます。もし省略時のコマンド・ファイルが設定されている場合には,このプロンプト上にそのファイル名が表示されます。設定されていない場合には,プロンプト上には次のうちどれかが表示されます。


説明

SET DEFAULT COMMAND FILE コマンドはグローバル属性やメニューの設定を保存するときに日本語 EVE が使用するコマンド・ファイル名を指定します。日本語 EVE を起動するごとにコマンド・ファイルを指定する必要はありません。このコマンドは起動時に実行されるコマンド・ファイルは規定せず,グローバル属性とメニュー定義を保存するときに使用されるコマンド・ファイルにだけ適用されます。

コマンド・ファイルについてのより詳しい説明はオンライン・ヘルプの Command Files を参照してください。属性の保存に関するより詳しい説明は Attributes のトピックを参照してください。


SET DEFAULT SECTION FILE


形式

SET DEFAULT SECTION FILE section-file


パラメータ

section_file

日本語EVE が使用する省略時のセクション・ファイル名を指定します。省略時のファイル・タイプは .XTPU$SECTION です。

SET DEFAULT SECTION FILE コマンドを使用して,コマンド・ライン上でファイル名を指定しなかった場合には,ファイル名を要求するプロンプトが出力されます。省略時のセクション・ファイルが設定されている場合には,このプロンプト上にそのファイル名が表示されます。設定されていない場合にはプロンプト上には SYS$LOGIN:JEVE$SECTION.XTPU$SECTION が表示されます。


説明

SET DEFAULT SECTION FILE コマンドはグローバル属性やキー定義,その他のカスタマイズ設定を保存するときに,日本語EVEが使用するセクション・ファイル名を指定します。日本語EVEを起動するごとにセクション・ファイルを指定する必要はありません。このコマンドは起動時に使用されるセクション・ファイルは規定しません。グローバル属性やメニュー定義などを保存するために使用されるセクション・ファイルにだけ適用されます。

セクション・ファイルの使用に関するより詳しい説明はオンライン・ヘルプの Section Files のトピックを参照してください。

表 4-9 は,SECTION FILE PROMPTING の設定による SET DEFAULT SECTION FILE コマンドの動きの違いをまとめたものです。

表 4-9 セクション・ファイルの設定によるSET DEFAULT SECTION FILE コマンドの動き
プロンプトの設定 SET DEFAULT SECTION FILEコマンドの与える影響
SET SECTION FILE PROMPTING
(省略時の設定)
セクション・ファイルに保存するかどうかきいてきます。もし Yes と答えた場合,省略時の設定のセクション・ファイルに保存します。
SET NOSECTION FILE PROMPTING 入力要求なしに省略時の設定のセクション・ファイルに保存します。

これらの設定は,SAVE ATTRIBUTESコマンドや SAVE SYSTEM ATTRIBUTESコマンドを使用したときか exitまたはquit するときに属性を保存した場合に適用されます。

詳しい説明はオンライン・ヘルプの Attributes を参照してください。


SET DIRECTORY LIST


形式

SET DIRECTORY LIST


説明

GET FILEINCLUDE FILE の 2 つのコマンドで DIRECTORY LIST コマンドと同じファイルの選択リスト画面を表示するように設定します。このコマンドはOPENコマンドには影響を与えません。

この設定はSAVE ATTRIBUTES コマンドで保存することができます。詳しい説明はオンライン・ヘルプの attributes を参照してください。


SET ECHO MODE

このコマンドは,入力された ASCII 文字の表示を切り換えます。

形式

SET ECHO MODE


パラメータ

ASCII_CHAR

キーボードから入力された ASCII 文字をそのまま表示します。

ROMAN

キーボードから入力された ASCII 文字を全角文字に変換して表示します。

HIRAGANA

キーボードから入力された ASCII 文字をローマ字ひらがな変換して表示します。たとえば,"aiu" とタイプすると "あいう" と表示されます。

KATAKANA

キーボードから入力された ASCII 文字をローマ字カタカナ変換して表示します。たとえば,"aiu" とタイプすると "アイウ" と表示されます。

HANKAKUKANA

キーボードから入力された ASCII 文字をローマ字半角カタカナ変換して表示します。たとえば,"aiu" とタイプすると半角カタカナ文字で "アイウ" と表示されます。

説明

SET ECHO MODE の設定は SET KANAECHO MODE の設定の影響を受けます。SET ECHO MODE の設定が, HIRAGANAKATAKANAHANKAKUKANA のいずれかになっているときには SET KANAECHO MODE コマンドで SET ECHO MODE の設定も変わります。

おもにローマ字かな変換を使ってかなを入力しているときには, SET ECHO MODEコマンドで ASCII_CHARROMANHIRAGANAKATAKANAHANKAKUKANA の切り換えを行うとよいでしょう。 ASCII_CHAR あるいは ROMAN のときは直接アルファベットの入力を行うことができ,HIRAGANAKATAKANAHANKAKUKANA のときはローマ字かな変換で各種のかなを入力することができます。


SET EXIT ATTRIBUTE CHECK


形式

SET EXIT ATTRIBUTE CHECK


説明

日本語EVE を終了する際の属性チェックを有効にします。属性が変更されていた場合,日本語EVE は変更を保存するかどうかきいてきます。これは省略時の設定です。 SET EXIT ATTRIBUTES CHECK コマンドが有効ならば,編集セッションを終了する際に日本語EVE は属性が変更されていないかを調べます。変更されていた場合には次のようなプロンプトが表示されます。


       Command: EXIT
       Attributes were changed. Save them [YES]? 

属性を保存したい場合にはここで [Return] キーを押します。日本語 EVE はセッションを終了する前に SAVE ATTRIBUTES コマンドを実行します。その他の設定により,あるいはプロンプトにどう答えたかによって,セクション・ファイルかコマンド・ファイルのどちらかに保存されます。属性を保存したくない場合にはプロンプトに NO と答えてください。そのままセッションを終了します。

詳しくはオンライン・ヘルプの Attributes のトピックを参照してください。


SET FILL NOTAGS


形式

SET FILL NOTAGS


説明

RUNOFF コマンドまたは VAX DOCUMENT タグで始まる行に対してFILL コマンドが書式の変更を行わないように指定します。SET FILL NOTAGS コマンドは行頭のRUNOFFコマンドとVAX DOCUMENT タグを段落区切りとして扱うように設定します。この設定によりFILLFILL PARAGRAPH,そしてFILL RANGEコマンドを使用したときに,これらのコマンドやタグが行頭にある行の書式の変更を行わなくなります。空白行とページ区切りは,今までどおり段落区切りとして扱われます。

この設定はすべてのバッファに適用されます。しかしセクション・ファイルやコマンド・ファイルには保存されません。もしSET FILL NOTAGSの設定を保存したい場合にはコマンドをイニシャライゼーション・ファイルに追加してください。詳しくはオンライン・ヘルプのInitialization Filesを参照してください。

日本語EVEの省略時の設定はSET FILL NOTAGSです。


SET FILL TAGS


形式

SET FILL TAGS


説明

SET FILL TAGSコマンドは行頭にRUNOFF コマンドやVAX DOCUMENT タグがあるような行に対しても,FILLコマンドが書式の変更を行えるように設定します。つまり,SET FILL TAGSコマンドは行頭の RUNOFF コマンドや VAX DOCUMENT タグを段落区切りのリストから外します。FILLFILL PARAGRAPHそしてFILL RANGEコマンドで行頭にこれらのコマンドやタグがある行の書式の変更が行えるようになります。空白行と改ページは今までどおり段落区切りとして扱われます。

この設定はすべてのバッファに適用されます。しかしセクション・ファイルやコマンド・ファイルには保存されません。もしSET FILL TAGSの設定を保存したい場合にはコマンドをイニシャライゼーション・ファイルに追加してください。詳しくはオンライン・ヘルプのInitialization Filesを参照してください。

省略時の設定はSET FILL NOTAGSです。日本語EVEは RUNOFF コマンドや VAX DOCUMENT タグで始まる行に対しては書式の変更を行いません。


SET FIND CASE EXACT


形式

SET FIND CASE EXACT


説明

文字列を検索するときに,大文字/小文字,全角/半角を区別します。すべて小文字の文字列だけを検索したいようなときに便利です。

この設定は,FINDコマンド,REPLACEコマンド,およびWILDCARD FINDコマンドに適用されます。

省略時の設定は,SET FIND CASE NO EXACTです。指定された文字列がすべて小文字の場合には,大文字/小文字を区別なく検索します。指定された文字列がすべて大文字か,あるいは大文字/小文字が混ざっている場合には,大文字/小文字を区別し,指定されたとおりの文字列だけを検索します。全角/半角に関しても同様です。


次のコマンドは,CASE EXACTを有効にし,文字列を検索するときに,大文字/小文字を区別するようにします。この例は,digital という文字列を指定したときに,すべて小文字で書かれたものだけを検索します。


Command: SET FIND CASE EXACT
Command: FIND digital


SET FIND CASE NOEXACT


形式

SET FIND CASE NOEXACT


説明

検索するときに,大文字/小文字,全角/半角の区別をしません。指定した文字列がすべて小文字の場合は,大文字/小文字を区別せずに検索します。省略時の設定では,SET FIND CASE NOEXACTがセットされています。

この設定は,FINDコマンド,REPLACEコマンド,およびWILDCARD FINDコマンドに適用されます。

検索するときに大文字/小文字,全角/半角の区別を行いたい場合は, SET FIND CASE EXACTコマンドを実行してください。すべて小文字の文字列だけを検索したいようなときに便利です。


次のコマンドは,CASE EXACTを無効にし,文字列を検索するときに,大文字/小文字の区別をしないようにします。この例は,digital という文字列を指定したときに,"digital","Digital","DIGITAL" など,大文字/小文字の区別なく検索します。


Command: SET FIND CASE NOEXACT
Command: FIND digital


SET FIND NOWHITESPACE


形式

SET FIND NOWHITESPACE


説明

FINDコマンドとWILDCARD FINDコマンドで検索文字列内のスペースとタブを「余白」として取り扱うのではなく,正確に照合します。また,1行に完全に格納されていて,複数の単語で構成される文字列の検索を可能にします(省略時の設定)。

次の例では,Mark Twain という文字列を検索します。この場合,単語と単語の間に正確に1つのスペースがあり,文字列全体が1行に格納されていなければなりません。


Command: SET FIND NOWHITESPACE
Command: FIND Mark Twain


SET FIND WHITESPACE


形式

SET FIND WHITESPACE


説明

FINDコマンドとWILDCARD FINDコマンドで,スペース,タブ,1つの行区切りまでを「余白」として取り扱うことを設定します。この場合,2つ以上の単語で構成される文字列をその区切り方とは無関係に検索できます。

省略時の設定は NOWHITESPACE です。つまり,日本語 EVE は検索文字列内のスペースとタブを正確に照合します。したがって,検索文字列を2行に分割することはできません。

すべての編集セッションまたは大部分の編集セッションに対して余白検索が必要な場合には,SET FIND WHITESPACEコマンドを日本語 EVE イニシャライゼーション・ファイルに登録します。


次の例では,Mark Twain という文字列を検索します。ただし,単語と単語の間に 1つ以上のスペースまたはタブがあっても,それは無視され,Mark が行の最後にあり, Twain が次の行の先頭にあっても,その文字列は検索されます。


Command: SET FIND WHITESPACE
Command: FIND Mark Twain


SET FIX KEISEN


形式

SET FIX KEISEN


説明

罫線固定モードに入ります。

罫線固定モードでは,罫線を含む行の分割,罫線の削除,罫線上での文字入力などが禁止されます。入力,貼り付けなどを行った文字列が罫線に重なった場合には,罫線の枠内に入るように自動的に修正されて書き込まれます。罫線を含まない行に対しては通常と同じように編集を行うことが出来ます。

このコマンドは,EDTキーパッド・キーおよびWPSキーパッド・キーには対応していません。

罫線固定モードでは,以下の機能が変更されます。


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