OpenVMS
ユーザーズ・マニュアル


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9.8.5 テキストの検索

次の表は,テキストを検索するために使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
ADVANCE   ADV これ以降の編集作業の方向を順方向 (カーソルの右方向で,かつバッファの終わりに向かって下向き) に設定する。
BACKUP   BACK これ以降の編集作業の方向を逆方向 (カーソルの左方向で,かつバッファの始めに向かって上向き) に設定する。
    CLSS 現在検索バッファにあるテキスト文字列を消去する。
FIND FIND "文字列"
^@.
指定されたテキストを検索する。
FNDNXT FIND "" "" 次に現れる,FIND コマンドで指定された文字列を検索する。
RESET   RESET 実行中の選択範囲を取り消して,検索方向を順方向に設定し, EDT を DMOV (省略時の移動) 状態に設定する。
    DESEL 実行中の選択範囲を取り消す。
    TGSEL SEL コマンドと DESEL コマンドの機能を組み合わせたコマンド。実行中の選択範囲がある場合には,TGSEL コマンドはそれを取り消して, DESEL コマンドと同じ機能を実行する。実行中の選択範囲がない場合には, TGSEL は,SEL コマンドと同じように,選択範囲を作成するプロセスを開始する。
SELECT   SEL APPEND,CHNGCASE,CUT,FILL,REPLACE,SUBS, Ctrl/T などのキーパッド機能の対象とする選択範囲を設定する。
    SSEL 文字列を検索して,それを選択範囲として指定する。
  SET SEARCH   編集セッションにおいて文字列を検索する方法を設定する。
  SHOW SEARCH   文字列を検索するときに EDT が使用する検索パラメータを表示する。

9.8.6 テキストの置換

次の表は,テキストを置換するために使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
SUBS SUBSTITUTE S キーパッド・モードでは,現在の検索文字列を PASTE バッファの内容と置き換える。行モードと非キーパッド・モードでは,指定された範囲内で文字列を別の文字列に置き換える。
  SUBSTITUTE NEXT SN 次に現れる該当文字列を検索して,それを別の文字列に置き換える。このコマンドは,検索バッファと置換バッファに格納された文字列を使用する。

9.8.7 テキストの移動

次の表は,テキストを移動するために使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
APPEND   APPEND 現在のバッファから選択範囲 (キーパッド・モード) または指定された要素 (非キーパッド・モード) を削除して,それを PASTE バッファ (省略時の設定) または指定されたバッファの終わりに追加する。
  COPY   指定されたテキストを指定された位置にコピーする。テキストの範囲を同じバッファ内のある場所から別の場所にコピーするか,異なるバッファ間でコピーして,新しいバッファを作成する。テキストは削除されない。 /DUPLICATE 修飾子を使用すると,指定されたテキストを n 回コピーできる。
CUT   CUT キーパッド・モードでは,現在のバッファから実行中の選択範囲を削除して,それを PASTE バッファに格納する。非キーパッド・モードでは,テキスト・バッファから指定された要素を削除して,それを別の指定されたバッファに格納する。
CUT + PASTE MOVE CUT + PASTE 現在のバッファ内の別の場所または別のバッファに行を移動する。この行は元の位置から削除され,新しい位置に挿入される。
PASTE COPY, MOVE PASTE 1 つのバッファ内でテキストをコピーしたり移動したりする。キーパッド・モードでは,PASTE バッファの内容を現在のバッファにコピーする。非キーパッド・モードでは,任意のバッファの内容を現在のバッファにコピーする。

9.8.8 テキストのインデント

次の表は,テキストをインデントするために使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
Ctrl/A   TC
(タブ計算)
タブ位置を設定し,インデント・レベルを再設定する。インデント・レベルとは,画面の左端からテキスト行を開始する位置までのブランクにしておく桁数をいう。このコマンドを使用するには,現在のカーソル位置が SET TAB 値の倍数でなければならない。
Ctrl/D   TD
(タブ減分)
現在のインデント・レベル・カウントを 1 設定値だけ小さくする。インデント・レベル・カウントは,通常, Ctrl/A または TC (タブ計算) コマンドによって設定する。
Ctrl/E   TI
(タブ増分)
現在のインデント・レベル・カウントを 1 設定値だけ大きくする。インデント・レベル・カウントは,通常, Ctrl/A または TC (タブ計算) コマンドによって設定する。
Ctrl/T TAB ADJUST TADJ
(タブ調整)
行モードの SET TAB コマンドによって設定された値に従って,選択範囲の中のテキスト行をインデントする。SET TAB が有効でなければならない。
  SET TAB
SHOW TAB
  各種のタブ機能 (タブ計算,タブ調整,タブ増分,タブ減分) の SET TAB 値を設定する。 SHOW TAB は,SET TAB 値とタブ・インデント・レベル・カウントを表示する。
    SHL
(左シフト)
バッファのテキスト全体を 8 文字 (1 タブ・ストップ) 左に移動する。
    SHR
(右シフト)
バッファのテキスト全体を 8 文字 (1 タブ・ストップ) 右に移動する。
TAB, Ctrl/I   TAB ADVANCE が有効か,BACKUP が有効かにかかわらず,テキストを右に移動する。テキストを移動する桁数は,カーソル位置,SET TAB コマンドによって設定された値 (SET TAB コマンドが有効な場合),インデント・レベル・カウント (有効な場合) によって決定される。

9.8.9 テキストの大文字と小文字の変換

次の表は,テキストの大文字と小文字を変換するために使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
CHNGCASE   CHGC テキスト内の大文字小文字を変更する。大文字は小文字になり,小文字は大文字になる。
    CHGL 指定された要素の中のすべての大文字を小文字に変更する。すでに小文字になっている文字は変更されない。
    CHGU 指定された要素の中のすべての小文字を大文字に変更する。すでに大文字になっている文字は変更されない。
    DLWC カーソルを移動した部分の大文字を小文字に変更する。
    DUPC カーソルを移動した部分の小文字を大文字に変更する。
    DMOV DLWC (省略時の小文字) または DUPC (省略時の大文字) のいずれかを使用した後に,編集セッションを省略時の状態に戻す。
  SET CASE
SHOW CASE
  大文字/小文字のいずれかしか使用しないターミナルで,フラグを使用して大文字と小文字を区別する。 SHOW CASE は,SET CASE コマンドによって大文字または小文字が設定されているのか,何も設定されていないのかを示す。

9.8.10 複数のバッファの使用

次の表は,複数のバッファを使用しているときに使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
  CLEAR   指定されたバッファの内容を削除する。
  SHOW BUFFER   現在 EDT セッションにあるアクセス可能なすべてのバッファのリストを表示する。

9.8.11 キーの定義

次の表は,キーを定義するために使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
    BELL コマンドを処理するときにターミナル・ベルが鳴るようにする。主として,キーパッド・キーの定義で使用する。
Ctrl/K DEFINE KEY DEFK キーパッド編集で使用されるファンクション・キーを定義または再定義する。キー定義は,非キーパッド・コマンドに基づいて決定される。キーパッド・モードでは,Ctrl/K を押すとキー定義プロセスが開始される。非キーパッド・モードでは,キー定義プロセスを処理する Ctrl/K 以外のキー・シーケンスを定義できる。
  SHOW KEY   キーパッド編集機能を持つキーの定義を表示する。
  SET [NO]KEYPAD
SHOW KEYPAD
  CHANGE コマンドを入力したときに,EDT が行モードからどちらの画面編集モード (キーパッドまたは非キーパッド) に切り換わるかを設定する。 SHOW KEYPAD は,その時点でどちらのモードが有効かを示す。

9.8.12 画面とターミナル設定の制御

次の表は,EDT 画面とターミナル設定を制御するために使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
[Return]     編集中のテキストの中の現在のカーソル位置の左に行終了文字を追加する。
  SET [NO]AUTOREPEAT
SHOW AUTOREPEAT
  キーパッド・キー (矢印キーも含む) を画面の更新速度より速く繰り返せないようにする。 SHOW AUTOREPEAT は,オートリピートが有効かどうかを示す。
  SET LINES
SHOW LINES
  EDT が一度にターミナル画面に表示する行数を制限する。 SHOW LINES は,行制限値を表示する。
  SET [NO]NUMBERS
SHOW NUMBERS
  EDT が行モード編集中に行番号を表示するかどうかを決定する。 SHOW NUMBERS は,現在の設定値を表示する。
  SET PARAGRAPH [NO]WPS
SHOW PARAGRAPH
  段落の省略時の境界制限値を設定する。 SHOW PARAGRAPH は,SET PARAGRAPH WPS または SET PARAGRAPH NOWPS のどちらが有効なのかを示す。
  SET [NO]QUIET
SHOW QUIET
  画面モードの編集セッション中に EDT がエラー・メッセージを出すときに鳴るターミナルのベル音を鳴らないようにする。 SHOW QUIET は,ベルがオフになっているかどうかを示す。
  SET [NO]REPEAT
SHOW REPEAT
  キーパッド・モードで機能を繰り返せるようにする GOLD キーのリピート機能と SPECINS キーパッド機能を使用できないようにする。 SHOW REPEAT は,SET REPEAT または SET NOREPEAT のどちらが有効なのかを示す。
  SET SCREEN
SHOW SCREEN
  画面の各行に表示される最大文字数を変更する。 SHOW SCREEN は,現在の画面幅の設定値を表示する。
  SET TERMINAL
SHOW TERMINAL
  使用しているターミナルのタイプに合わせてターミナル設定値を訂正または変更する。 SHOW TERMINAL は,編集セッションで現在有効なターミナル設定値を表示する。
  SET TEXT
SHOW TEXT
  改ページ文字 (<FF>) またはバッファ終端 ([EOB]) マークに適当な文字を設定する。 SHOW TEXT は,改ページ文字またはバッファ終端文字として設定されている文字を表示する。
  SET [NO]TRUNCATE
SHOW TRUNCATE
  画面モードでの操作時に,行の長さが現在の画面幅より長くなったときに次の行に自動改行する (行モードでは,EDT は常に長い行を自動改行する)。 SET TRUNCATE は,ワード境界を考慮にいれないため,ワード境界で行を分断するには, SET WRAP を使用する。 SHOW TRUNCATE は,SET TRUNCATE が有効かどうかを示す。
  SET WORD
[NO]DELIMITER
SHOW WORD
  EDT がワード要素の境界をどのように解釈するかを設定する。省略時の設定では, ワード区切り文字は別のワード (SET WORD DELIMITER) として扱われる。 SHOW WORD は,SET WORD NODELIMITER が有効かどうかを示す。
  SET [NO]WRAP
SHOW WRAP
  キーパッド・モードで新しいテキストをバッファに挿入するときに,テキスト行を自動改行させる。 SET WRAP コマンドは,FILL コマンドの行の長さも決定する。 SHOW WRAP は,SET WRAP コマンドが有効かどうかを示し,有効であれば,SET WRAP 値も表示する。

9.8.13 EDT コマンドの処理

次の表は,EDT コマンドを処理するために使用できるコマンドとキーについて説明しています。

キーパッド・モード 行モード 非キーパッド・モード 説明
Ctrl/C Ctrl/C Ctrl/C 特定の操作 (長いファイルの検索など) を,EDT が処理を終了する前に中止する。
Do (LK201 のみ) Return ピリオド (.) 検索結果と行編集コマンドを処理する。
Enter Return Return 検索結果,行編集コマンド,キー定義を処理する。
  SET ENTITY
SHOW ENTITY
  各コマンドと機能で使用するワード,文,段落,ページ境界を示す区切り文字を定義する。 SHOW ENTITY は,現在の区切り文字をリストする。
  SET COMMAND
SHOW COMMAND
  EDT セッションの冒頭で補助スタートアップ・コマンド・ファイルを処理する。 SHOW COMMAND は,実行中のスタートアップ・コマンド・ファイルの名前を表示する。これらのコマンドは,EDT スタートアップ・コマンド・ファイルでのみ使用される。
  SET [NO]VERIFY
SHOW VERIFY
  スタートアップ・コマンド・ファイルまたは EDT マクロ内のコマンドをそれぞれの実行時に表示する。SHOW VERIFY は,SET VERIFY が有効かどうかを示す。


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