[ 前のページ ] [ 次のページ ] [ 目次 ] [ 索引 ] [ DOC Home ]

F セキュリティ監査メッセージの形式

この付録では,セキュリティ監査ログ・ファイルに書き込まれる監査メッセージの形式について説明します。 省略時の設定では,監査ログ・ファイルSECURITY.AUDIT$JOURNAL がSYS$COMMON:[SYSMGR]ディレクトリに作成されます。

セキュリティ監査レコードには,ヘッダ・パケットが1つ格納され,その後に, 図 F-1に示す1つ以上のデータ・ パケットが続きます。データ・パケットの数は,送信する情報の種類によって異なります。 この付録では,監査ヘッダとデータ・パケットの形式について説明し, データ・パケットの内容についても説明します。

図 F-1 セキュリティ監査メッセージの形式

F.1 監査ヘッダ・パケット

表 F-1は,図 F-2 に示す監査ヘッダ・パケットのフィールドの一覧です。

図 F-2 監査ヘッダ・パケットの形式

表 F-1 監査ヘッダ・フィールドの説明

フィールド シンボリック・オフセット 内容
タイプ NSA$W_RECORD_TYPE 発生したイベントのタイプを示す。 詳しくは表 F-2を参照。
サブタイプ NSA$W_ RECORD_SUBTYPE 発生したイベントのタイプをさらに細かく定義する。 詳しくは表 F-2を参照。
フラグ NSA$W_ FLAGS 監査対象イベントに対応するフラグを示す。詳しくは 表 F-3を参照。今後の使用のために予約されている。( ワード)
パケット数 NSA$W_PACKET_COUNT 監査レコード内のデータ・ パケットの数。(ワード)
レコード・ サイズ NSA$W_RECORD_SIZE 監査メッセージ全体のサイズ。 サイズはヘッダ・パケットとすべてのデータ・ パケットの合計である。(ワード)
バージョン NSA$C_VERSION_3 セキュリティ監査機能のバージョンを示す。 シンボルNSA$C_VERSION_3は現在のバージョンを示す。( バイト)
機能 NSA$W_FACILITY 作成されたイベントの機能コード。 省略時の設定では,このフィールドは0であり,システムが作成したイベントであることを示す。( ワード)

サブタイプを入力する際には,表 F-2 に示されている接頭字を含まないでください。

セキュリティ・イベントのタイプまたはサブタイプを表すシンボルを,表 F-2 に示します。NSA$W_RECORD_TYPE で定義される各監査イベント・レコード・タイプについては,シンボルNSA$W_RECORD_SUBTYPE で定義されるレコード・サブタイプがあります。これにより, さらにイベントが定義されます。

表 F-2 監査イベントのタイプとサブタイプの説明

イベント・タイプのシンボルとサブタイプ 意味
NSA$C_MSG_AUDIT 監査に対するシステム全体の変更

ALARM_STATE イベントがアラームとして許可された。

AUDIT_ DISABLED 監査イベントが禁止された。

AUDIT_ENABLED 監査イベントが許可された。

AUDIT_INITIATE 監査サーバの起動。

AUDIT_LOG_FIRST 監査ログ内の最初のエントリ(逆方向リンク)。

AUDIT_LOG_FINAL 監査ログ内の最後のエントリ( 順方向リンク)。

AUDIT_STATE イベントが監査として許可された。

AUDIT_ TERMINATE 監査サーバのシャットダウン。

SNAPSHOT_ABORT[1] システム・ スナップショットの試みが強制終了された。

SNAPSHOT_ACCESS[1] スナップショット・ ファイルのアクセス/アクセスの取り消し。

SNAPSHOT_SAVE[1] システム・スナップショットの保存中。

SNAPSHOT_STARTUP[1] システムがスナップショット・ ファイルからブートされた。
NSA$C_MSG_BREAKIN ブレークインの試みの検出

BATCH バッチ・プロセス

DETACHED 独立プロセス

DIALUP ダイアルアップ会話型プロセス

LOCAL ローカル会話型プロセス

NETWORK ネットワーク・サーバ・タスク

REMOTE 別のネットワーク・ ノードからの会話型プロセス

SUBPROCESS サブプロセス
NSA$C_MSG_ CONNECTION 論理リンク接続または終了

CNX_ABORT 接続が強制終了された。

CNX_ ACCEPT 接続が受け付けられた。

CNX_DECNET_CREATE DECnet 論理リンクが作成された。

CNX_DECNET_DELETE DECnet論理リンクが切断された。

CNX_ DISCONNECT 接続が切断された。

CNX_INC_ABORT 入力接続要求が強制終了された。

CNX_INC_ACCEPT 入力接続要求が受け付けられた。

CNX_INC_ DISCONNECT 入力接続が切断された。

CNX_INC_REJECT 入力接続要求が拒否された。

CNX_INC_REQUEST 入力接続要求。

CNX_IPC_CLOSE プロセス間通信の関係がクローズされた。

CNX_IPC_OPEN プロセス間通信の関係がオープンされた。

CNX_REJECT 接続が拒否された。

CNX_ REQUEST 接続が要求された。
NSA$C_MSG_INSTALL Installユーティリティ(INSTALL)の使用

INSTALL_ADD 既知のイメージがインストールされた。

INSTALL_REMOVE 既知のイメージが削除された。
NSA$C_MSG_ LOGFAIL ログインの失敗

NSA$C_MSG_BREAKINのサブタイプを参照。
NSA$C_ MSG_LOGIN ログインの成功

NSA$C_MSG_BREAKINのサブタイプを参照。
NSA$C_MSG_ LOGOUT ログアウトの成功

NSA$C_MSG_BREAKINのサブタイプを参照。
NSA$C_ MSG_MOUNT ボリュームのマウントまたはディスマウント

VOL_ DISMOUNT ボリュームのディスマウント

VOL_MOUNT ボリュームのマウント
NSA$C_MSG_ NCP ネットワーク構成データベースの変更

NCP_COMMAND ネットワーク制御プログラム(NCP) のコマンドが入力された。
NSA$C_MSG_NETPROXY ネットワーク代理データベースの変更

NETPROXY_ADD ネットワーク代理登録ファイルにレコードが追加された。

NETPROXY_DELETE ネットワーク代理登録ファイルからレコードが削除された。

NETPROXY_MODIFY ネットワーク代理登録ファイル内のレコードが変更された。
NSA$C_MSG_OBJ_ACCESS オブジェクト・ アクセスの試み

OBJ_ACCESS オブジェクトを作成,削除,またはアクセス・ プロセスのためのアクセスが試みられた。
NSA$C_MSG_OBJ_CREATE オブジェクトの作成の試み

OBJ_CREATE オブジェクトを作成するためのアクセスが試みられた。
NSA$C_MSG_OBJ_DEACCESS オブジェクトへのアクセスの取り消し

OBJ_DEACCESS オブジェクトへのアクセスを終了しようとした。
NSA$C_MSG_OBJ_DELETE オブジェクトの削除の試み

OBJ_DELETE オブジェクトの削除を試みた。
NSA$C_MSG_ PROCESS システム・サービスによるプロセスの制御

PRC_CANWAK プロセスのウェイクアップが取り消された。

PRC_CREPRC プロセスが生成された。

PRC_DELPRC プロセスが削除された。

PRC_FORCEX プロセスが強制終了された。

PRC_GETJPI プロセス情報が収集された。

PRC_GRANTID プロセス識別子が与えられた。

PRC_RESUME プロセスが再開された。

PRC_REVOKID プロセス識別子が取り消された。

PRC_ SCHDWK プロセスのウェイクアップがスケジュールされた。

PRC_SETPRI プロセス優先順位が変更された。

PRC_SIGPRC プロセス例外が発生した。

PRC_ SUSPND プロセスが一時停止された。

PRC_TERM プロセスの終了通知が要求された。

PRC_WAKE プロセスのウェイクアップが要求された。
NSA$C_ MSG_PRVAUD 特権の使用

PRVAUD_FAILURE 特権の使用の失敗

PRVAUD_ SUCCESS 特権の使用の成功
NSA$C_MSG_RIGHTSDB 権利データベースの変更

RDB_ADD_ID 権利データベースに識別子が追加された。

RDB_CREATE 権利データベースが作成された。

RDB_GRANT_ID 識別子がユーザに与えられた。

RDB_MOD_HOLDER 識別子保有者リストが変更された。

RDB_MOD_ID 識別子名または属性が変更された。

RDB_REM_ID 識別子が権利データベースから削除された。

RDB_REVOKE_ID 識別子がユーザから取り消された。
NSA$C_MSG_ SYSGEN System Generationユーティリティ(SYSGEN)の使用

SYSGEN_SET システム・パラメータが変更された。
NSA$C_MSG_SYSTIME システム時刻の変更

SYSTIM_ SET システム時刻が設定された。

SYSTIM_CAL システム事項が補正された。
NSA$C_MSG_ SYSUAF システム・ユーザ登録ファイル(SYSUAF) の変更

SYSUAF_ADD システム・ユーザ登録ファイルにレコードが追加された。

SYSUAF_COPY システム・ユーザ登録ファイルにレコードがコピーされた。

SYSUAF_DELETE システム・ユーザ登録ファイルからレコードが削除された。

SYSUAF_MODIFY システム・ユーザ登録ファイルのレコードが変更された。

SYSUAF_RENAME システム・ユーザ登録ファイルのレコードの名前が変更された。

[1] OpenVMS Version 7.1まで

次の表は,監査イベントに関連するすべてのフラグを説明します。

シンボルNSA$K_MSG_HDR_LENGTHは,メッセージ・ヘッダの現在のサイズ( 単位バイト)を定義しています。

表 F-3 監査イベント・フラグの説明

シンボル 意味
NSA$M_ACL アラーム・アクセス制御エントリ(ACE) または監査ACEによって作成されたイベント。
NSA$M_ALARM イベントはセキュリティ・アラームである。
NSA$M_AUDIT イベントはセキュリティ監査である。
NSA$M_ FLUSH イベントの発生により,監査サーバはバッファに格納されているすべてのイベント・ メッセージを監査ログ・ファイルに強制的に書き込んだ。
NSA$M_ FOREIGN システムで管理しているコンピューティング・ ベースの外部でイベントが発生した。
NSA$M_MANDATORY 必須プロセス監査から発生したイベント。


注意
他のフラグはすべて,システムが使用するために予約されています。

F.2 監査データ・パケット

図 F-3は,監査データ・ パケットの形式を示しています。NSA$K_PKT_HDR_LENGTH は各パケット・ヘッダの現在のサイズ( バイト数)を定義します。

監査データ・パケットは,イベント・メッセージ内に前もって定義されている順序で格納されるわけではなく, 同じイベント・メッセージ内にパケット・ タイプが2回以上格納されることもあります。

さまざまなイベント・メッセージに格納されるデータ・タイプの例については, 『OpenVMS Guide to System Security』のアラーム・メッセージの付録を参照してください。

図 F-3 監査データ・パケットの形式

表 F-4は,これらのパケットのフィールドを示しています。

表 F-4 監査データ・パケットの説明

フィールド シンボリック・オフセット 内容
パケット・サイズ NSA$W_PACKET_SIZE データ・パケットのサイズを示す。( ワード)
パケット・ タイプ NSA$W_PACKET_TYPE 表 F-5 の説明に従って,パケット内のデータのタイプを示す。
パケット・データ NSA$R_PACKET_DATA パケット・データを格納した可変長フィールド。

表 F-5は,監査パケット内のデータのタイプを示しています。

表 F-5 監査パケット内のデータのタイプ

シンボル パケットの内容
NSA$_ACCESS_DESIRED $ARMDEFによって定義されるオブジェクトに与えたアクセス権または要求されたアクセス権( ロングワード)
NSA$_ACCESS_ MODE プロセスのアクセス・モード(バイト)
NSA$_ACCOUNT プロセスに対応するアカウント名(1 〜32文字の文字列)
NSA$_ ALARM_NAME レコードを受信するユーザ(またはセキュリティ・ クラス・オペレータ・ターミナル)の名前(1〜32文字の文字列)
NSA$_ASSOCIATION_NAME プロセス間通信(IPC)の関係名(1〜256文字の文字列)
NSA$_AUDIT_FLAGS 許可または禁止されたイベントのビット・ マスク。これは,コンパックが使用するために予約されている。(40 バイトのレコード) (1〜65文字の文字列)
NSA$_AUDIT_NAME 監査レコードを受信するジャーナル・ ファイル(1〜65文字の文字列)
NSA$_COMMAND_LINE ユーザが入力したコマンド行(1 〜2048文字の文字列)
NSA$_ CONNECTION_ID プロセス間通信(IPC)の接続識別(ロングワード)
NSA$_DECNET_LINK_ID DECnet論理リンク識別(ロングワード)
NSA$_DECNET_OBJECT_NAME DECnetオブジェクト名(1 〜16文字の文字列)
NSA$_DECNET_ OBJECT_NUMBER DECnetオブジェクト番号(ロングワード)
NSA$_DEFAULT_USERNAME 入力ネットワーク代理要求の省略時のローカル・ユーザ名(1〜32文字の文字列)
NSA$_DEVICE_NAME ボリュームが存在するデバイス名(1〜64文字の文字列)
NSA$_DIRECTORY_ENTRY ファイル・システム操作に関連するディレクトリ・ エントリ(ロングワード)
NSA$_DIRECTORY_ID ディレクトリ・ファイル識別(3 ワードの配列)
NSA$_DIRECTORY_ NAME ディレクトリ・ファイル名
NSA$_DISMOUNT_FLAGS STARLET内の$DMTDEF マクロはディスマウント・フラグを定義する。各フラグは1クォドワードである
NSA$_EFC_NAME イベント・フラグ・クラスタ名(1〜16文字の文字列)
NSA$_EVENT_FACILITY 作成されたイベントの機能コード( ワード)
NSA$_ FIELD_NAME 変更対象のフィールドの名前。これはNSA$_ ORIGINAL_DATAおよびNSA$_NEW_DATAと組み合わせて使用される(1〜256 文字の文字列)
NSA$_FILE_ID ファイル識別(ワード配列)
NSA$_FINAL_ STATUS 監査機能を起動する原因となった状態(成功または失敗)( ロングワード)
NSA$_HOLDER_ NAME 識別子を保有するユーザの名前(1〜32文字の文字列)
NSA$_HOLDER_OWNER 保有者の所有者(UIC)( ロングワード)
NSA$_ID_ ATTRIBUTES 識別子の属性,STARLET内の$KGBDEFマクロによって定義される( ロングワード)
NSA$_ IDENTIFIERS_USED オブジェクトをアクセスするために使用された識別子( アクセスを許可するアクセス制御エントリ(ACE)から抽出したもの) ( ロングワード配列)
NSA$_ ID_NAME 識別子の名前(1〜32文字の文字列)
NSA$_ID_NEW_ATTRIBUTES 識別子の新しい属性,STARLET 内の$KGBDEFマクロによって定義される(ロングワード)
NSA$_ID_NEW_NAME 識別子の新しい名前(1〜32文字の文字列)
NSA$_ID_NEW_VALUE 識別子の新しい値(ロングワード)
NSA$_ID_VALUE 識別子の値( ロングワード)
NSA$_ID_VALUE_ ASCII $IDTOASCによって与えられた識別子の値(ロングワード)
NSA$_IMAGE_NAME イベントが発生したときに実行されていたイメージの名前(1 〜1024文字の文字列)
NSA$_INSTALL_ FILE インストールされたファイルの名前(1〜255文字の文字列)
NSA$_INSTALL_FLAGS INSTALLフラグはInstallユーティリティの修飾子に対応する(たとえば,NSA$M_INS_EXECUTE_ONLY) 。各フラグは1ロングワードである
NSA$_LNM_PARENT_NAME 親論理名テーブルの名前(1〜31文字の文字列)
NSA$_LNM_TABLE_NAME 論理名テーブルの名前(1 〜31文字の文字列)
NSA$_LOCAL_ USERNAME 入力ネットワーク代理要求で使用できるアカウントのユーザ名(1 〜32文字の文字列)
NSA$_LOGICAL_NAME デバイスに対応する論理名(1 〜255文字の文字列)
NSA$_MAILBOX_ UNIT メールボックス・ユニット番号(ロングワード)
NSA$_MATCHING_ACE アクセスを許可または禁止するACE ( バイト配列)
NSA$_MESSAGE 関連するメッセージ・コード。変換についてはNSA$_MSGFILNAM を参照(ロングワード)
NSA$_MOUNT_FLAGS STARLET内の$MNTDEFマクロによって定義されるMOUNT フラグ(ロングワード)
NSA$_MSGFILNAM NSA$_MESSAGE内のメッセージ・ コードの変換を格納したメッセージ・ファイル(1〜255文字の文字列)
NSA$_NEW_DATA イベントが発生した後,NSA$_FIELD_NAME に名前が指定されたフィールドの内容。NSA$_ORIGINAL_DATA には,イベントが発生する前のフィールドの内容が格納される(1 〜n文字の文字列)
NSA$_ NEW_IMAGE_NAME 新しいイメージの名前(1〜1024文字の文字列)
NSA$_NEW_OWNER 新しいプロセス所有者(UIC)(ロングワード)
NSA$_NEW_PRIORITY 新しいプロセス優先順位(ロングワード)
NSA$_NEW_PRIVILEGES 新しい特権(クォドワード)
NSA$_ NEW_PROCESS_ID プロセスの新しい識別(ロングワード)
NSA$_NEW_PROCESS_NAME プロセスの新しい名前(1〜15文字の文字列)
NSA$_NEW_PROCESS_OWNER プロセスの新しい所有者(UIC) ( ロングワード)
NSA$_ NEW_USERNAME 新しいユーザ名(1〜32文字の文字列)
NSA$_NOP 処理されないようにするために静的イベント・ リストに指定するパケット
NSA$_OBJECT_CLASS システムまたはユーザによって定義されたオブジェクト・ クラス名(1〜23文字の文字列)
NSA$_OBJECT_MAX_CLASS オブジェクトの最高アクセス分類(20バイトのレコード)
NSA$_OBJECT_MIN_CLASS オブジェクトの最低アクセス分類(20 バイトのレコード)
NSA$_OBJECT_NAME オブジェクトの名前(1〜255文字の文字列)
NSA$_OBJECT_NAME_2 代替オブジェクト名。現在のところ,グローバル・セクションの代替名がファイル名であるような, ファイルによって支援されるグローバル・ セクションに適用される(1〜255文字の文字列)
NSA$_OBJECT_OWNER 監査可能イベントの原因となったプロセスの汎用識別子またはUIC( ロングワード)
NSA$_OBJECT_PROTECTION オブジェクトのUIC 保護(ワードまたはロングワードのベクタ)
NSA$_OBJECT_TYPE $ACLDEFでリストされているオブジェクトのタイプ・ コード。(1〜23文字の文字列)
NSA$_OLD_PRIORITY 以前のプロセス優先順位( ロングワード)
NSA$_OLD_ PRIVILEGES 以前の特権(クォドワード)
NSA$_ORIGINAL_DATA イベントが発生する前の,NSA$_FIELD_NAME に指定されたフィールドの内容。NSA$_ NEW_DATAには,イベントが発生した後のフィールドの内容が格納される(1 〜n文字の文字列)
NSA$_PARAMS_ INUSE SYSGENのUSEコマンドに与えられるパラメータ値の集まり(1 〜255文字の文字列)
NSA$_ PARAMS_WRITE SYSGENのWRITEコマンドに対するファイル名(1 〜255文字の文字列)
NSA$_PARENT_ ID 親プロセスのプロセス識別子(PID)。監査イベントがサブプロセスに関係する場合にのみ使用する( ロングワード)
NSA$_PARENT_NAME 親のプロセス名。監査イベントがサブプロセスに関係する場合にのみ使用する(1 〜15文字の文字列)
NSA$_PARENT_OWNER 親プロセスの所有者(UIC)(ロングワード)
NSA$_PARENT_USERNAME 親プロセスに対応するユーザ名(1 〜32文字の文字列)
NSA$_ PASSWORD 失敗したブレークインの試みで使用されたパスワード(1 〜32文字の文字列)
NSA$_ PRIVILEGES 特権マスク(クォドワード)
NSA$_PRIVS_MISSING 不足している特権( ロングワードまたはクォドワード)
NSA$_ PRIVS_USED オブジェクトをアクセスするために使用された特権( ロングワードまたはクォドワード)
NSA$_PROCESS_ID 監査イベントの原因となったプロセスのPID ( ロングワード)
NSA$_ PROCESS_NAME 監査可能イベントの原因となったプロセスの名前(1 〜15文字の文字列)
NSA$_ REM_ASSOCIATION_NAME プロセス間通信(IPD)のリモート関係名(1 〜256文字の文字列)
NSA$_ REMOTE_LINK_ID リモート論理リンク識別番号(ロングワード)
NSA$_REMOTE_NODE_ID リモート・プロセスのDECnetアドレス(ロングワード)
NSA$_REMOTE_NODENAME リモート・プロセスのDECnet ノード名(1〜6文字の文字列)
NSA$_REMOTE_USERNAME リモート・プロセスのユーザ名(1 〜32文字の文字列)
NSA$_REQUEST_ NUMBER システム・サービス呼び出しに対応する要求番号( ロングワード)
NSA$_RESOURCE_ NAME ロック資源名(1〜32文字の文字列)
NSA$_SECTION_NAME グローバル・セクション名(1 〜42文字の文字列)
NSA$_ SNAPSHOT_BOOTFILE スナップショット・ブート・ファイルの名前。 これは,システムをブートするときに使用したシステム・イメージ・ ファイルである(1〜255文字の文字列)
NSA$_SNAPSHOT_SAVE_FILNAM スナップショット・セーブ・ ファイルの名前。これはシステムを保存した時点でのスナップショット・ ファイルの格納場所である(1〜255文字の文字列)
NSA$_SNAPSHOT_TIME システム構成をスナップショット・ ブート・ファイルに保存した時刻(クォドワード)
NSA$_SOURCE_PROCESS_ID 要求を出したプロセスの識別(ロングワード)
NSA$_SUBJECT_CLASS 監査可能イベントの原因となったプロセスの現在のアクセス・ クラス(20バイトのレコード)
NSA$_SUBJECT_OWNER イベントの原因となったプロセスの所有者(UIC) ( ロングワード)
NSA$_SYSTEM_ID イベントが発生したクラスタ・ ノードのSCS識別(SYSGENパラメータSCSSYSTEMID) (ロングワード)
NSA$_SYSTEM_NAME イベントが発生したシステム通信サービス(SCS) ・ノード名(SYSGENパラメータSCSNODE) (1 〜6文字の文字列)
NSA$_ SYSTEM_SERVICE_NAME イベントに対応するシステム・ サービスの名前(1〜256文字の文字列)
NSA$_SYSTIM_NEW 新しいシステム時刻(クオドワード)
NSA$_SYSTIM_OLD 元のシステム時刻( クオドワード)
NSA$_TARGET_ DEVICE_NAME ターゲット・デバイス名(1〜64文字の文字列)
NSA$_TARGET_PROCESS_CLASS ターゲット・プロセスの分類(20バイトのベクタ)
NSA$_TARGET_PROCESS_ID ターゲット・プロセス識別子(PID) ( ロングワード)
NSA$_ TARGET_PROCESS_NAME ターゲット・プロセス名(1〜64 文字の文字列)
NSA$_TARGET_PROCESS_ OWNER ターゲット・プロセス所有者(UIC) (ロングワード)
NSA$_TARGET_USERNAME ターゲット・ユーザ名(1〜32文字の文字列)
NSA$_TERMINAL 監査可能イベントが発生したときにプロセスが接続されていたターミナルの名前(1 〜256文字の文字列)
NSA$_TIME_STAMP イベントが発生した時刻( クォドワード)
NSA$_ TRANSPORT_NAME トランスポートの名前。これはプロセス間通信(IPC) ,DECnet,システム管理インテグレータ(SMI)のいずれかであり,SYSMAN ユーティリティからの要求を処理する(1〜256文字の文字列)
NSA$_UAF_ADD 追加される登録レコードの名前(1 〜32文字の文字列)
NSA$_UAF_COPY コピーされる登録レコードの元の名前と新しい名前(1 〜32文字の文字列)
NSA$_ UAF_DELETE 削除される登録レコードの名前(1〜32文字の文字列)
NSA$_UAF_FIELDS 登録レコード内で変更されるフィールドとその新しい値。コンパックが使用するために予約されている( クォドワードのビット・マスク) 。
NSA$_UAF_MODIFY 変更される登録レコードの名前(1 〜32文字の文字列)
NSA$_UAF_RENAME 名前が変更される登録レコードの名前(1 〜32文字の文字列)
NSA$_UAF_ SOURCE Authorizeユーティリティ(AUTHORIZE)のコピー操作のコピー元レコードのユーザ名(1 〜32文字の文字列)
NSA$_USERNAME 監査可能イベントの原因となったプロセスのユーザ名(1 〜32文字の文字列)
NSA$_VOLUME_NAME ボリューム名(1〜15文字の文字列)
NSA$_VOLUME_SET_NAME ボリューム・セット名(1〜15文字の文字列)


[ 前のページ ] [ 次のページ ] [ 目次 ] [ 索引 ] [ DOC Home ]