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DIGITAL Standard Runoff (DSR)は,テキストの書式を整える機能です。 本章では,次のことについて説明します。
DSRについての詳しい説明は,『OpenVMS DIGITAL Standard Runoff Reference Manual』を参照してください。 また,RUNOFFコマンドと修飾子についての詳しい説明は,DCLヘルプを参照してください。 なお,『OpenVMS DIGITAL Standard Runoff Reference Manual』はアーカイブされており, OpenVMSドキュメント・セットに含まれていない点に注意してください。 このマニュアルはOpenVMS Version 7.2 Documentation CDに,Bookreader およびPostScript形式で格納されています。
DSRコマンド,制御文字,その他の特殊識別子をテキスト・ファイルに挿入しておくと, 次のことができます。
DSRでファイルの書式を整えるには,次の手順に従ってください。
手順 | 操作 |
---|---|
1 | EDT,EVE,その他のテキスト・エディタでソース・
ファイルを作成する。
省略時の設定では,DSRソース・ファイルのファイル・タイプは.RNO 。 |
2 | ソース・
ファイル内でDSRコマンド,フラグ,制御文字を入力して,ファイルをどのような書式にするかを示す。
DSRフラグは,テキスト内に挿入して,テキストの強調,大文字,小文字, 文字間隔などを指定する特殊文字である。 |
3 | DCLのRUNOFFコマンドでファイルを処理する。
DSRでソース・ファイルを処理するときは,DSRコマンドによってテキストを節, 段落,リストなどにフォーマットする。DSRコマンドもDSRフラグも最終的な文書には現れない。 |
DSRコマンドを入力するには,あらかじめ対象となるソース・ファイルをEDT ,EVE,その他のテキスト・エディタで作成しておきます。コマンドは行の桁1 から開始して,コマンドの前にピリオドを置きます。ほとんどのDSR コマンドは標準の短縮形を持っています。たとえば,.NO CONTROL CHARACTERSコマンドは.NCCに短縮できます。
次の例は,2つのテキスト行の間にブランク行を挿入する方法を示しています。
We sail the ocean blue, .BLANK And our saucy ship's a beauty.
ファイルにDSRコマンドを追加して,エディタを終了すれば,いつでもDSR によってファイルを処理できます。DSRを起動するには,RUNOFFコマンドの後に処理したいファイルの名前を入力します。
ファイル・タイプ.RNOのファイルを処理する場合は,ファイル名だけを入力すればよく, ファイル・タイプは省略できます。省略時の設定では, RUNOFFコマンドは,入力ファイルと同じ名前でファイル・タイプが.MEMの出力ファイルを生成します。
次の例ではどちらも,FUN.MEMという名前の出力ファイルが作成されます。
$ RUNOFF FUN
$ RUNOFF FUN.FUN
RUNOFFコマンドと一緒に修飾子を使用すると,テキスト・ファイルに登録されているDSR コマンドやフラグを変更することができます。この他にも, 文書の全ページでテキスト位置を変更したり,下線や太字などの強調を指定したり, 出力の体裁を制御したりできます。
たとえば,/NOBOLD修飾子は,ファイル内でDSRの.FLAGS BOLDコマンドによって指定された太字を禁止します。
$ RUNOFF/NOBOLD FUN
次の表は,RUNOFFコマンド修飾子の一覧です。
修飾子 | 説明 |
---|---|
/BACKSPACE | Backspace文字を使用して,印刷するときにテキストを太字にしたり, 重ね打ちしたり,下線を付けたりする。 一般には,高品質プリンタで印刷されるファイルではより正確に下線を付けたり太字にしたりすることができる。/BACKSPACE 修飾子は ライン・プリンタ使用時には勧められない。 |
/[NO]BOLD | 太字体を使用可能/使用不能にする。 章のタイトルと見出しのタイトルに太字を指定すると, そのまま目次に現れる。 |
/[NO]CHANGE_ BARS | 出力ファイルの変更バーの表示,非表示を制御する。 |
/CONTENTS | 目次を生成する(第10.4節を参照) 。 |
/[NO]DEBUG | コマンドが出力ファイルに現れるようにして, 特定のDSRコマンドの動作を追跡する。 |
/DEVICE | 印刷オプションを指定する。 |
/DOWN | 各ページのヘッダ情報の上に挿入するブランク行数を指定する。 |
/INDEX | 索引を生成する( 第10.5節を参照)。 |
/FORM_SIZE | 出力ページごとに収める行数を制御する。 |
/[NO]INTERMEDIATE | DSR Table of Contents UtilityとDSR Indexing Utilityで使用する省略時のファイル・タイプ.BRNを持つ中間バイナリ・ ファイルを生成する。 |
/[NO]LOG | DSRがターミナルに処理情報を表示するかどうかを制御する。 |
/MESSAGES | エラー・ メッセージを出力ファイルにだけ出力するのか,それとも出力ファイルとターミナルの両方に出力するのかを指定する。 省略時の設定では,DSR はどちらにもメッセージを出力する。 |
/[NO]OUTPUT | DSRが生成する出力ファイルの名前を指定する。 |
/PAGES | 出力ファイルを指定されたページ範囲に制限する。 |
/[NO]PAUSE | ページを印刷するたびにDSRを一時停止するかどうかを制御する。 |
/REVERSE_ EMPHASIS | テキストの印刷後,フラグ付きテキストに下線を付けるように指定する。 省略時の設定では,プリンタは,アンダスコアを印刷して, 行送り文字がなくてもキャリッジ・リターンを行った後, アンダスコアの上にフラグ付きテキストを印刷する。 |
/[NO]RIGHT | 各ページのテキストを右にシフトする。 |
/SEPARATE_UNDERLINE | 同じ行にアンダスコアを重ね書きする代わりに,次の行に別の文字を使用することによってテキストに下線を付ける。 |
/[NO]SEQUENCE | DSRが入力ファイルから行番号を出力するかどうかを制御する。 |
/[NO]SIMULATE | 各ページの先頭に進むのに,ブランク行や改ページを使用するかどうかを制御する。 |
/[NO]UNDERLINE_CHAR | フラグ付きテキストに下線を付けるのに使用する文字を指定する。 |
/VARIANT | 処理するセグメントの名前を指定することによって, 条件コマンドの(.IF,.IFNOT,.ELSE,.ENDIF)の実行を制御する。 |
DSRを使用してファイルを処理する場合,DSRには次のような標準書式の省略時の値が設定されているので, 出力ファイルは入力ファイルと異なる体裁になります。
DSRの省略時のコマンド(前のリストの括弧内の値)に従ってファイルをフォーマットしたくない場合には, それらのコマンドを使用不可能にしなければなりません。DSR の省略時のコマンドと,それらのコマンドを使用不能にするのに必要なコマンドのリストは, 『OpenVMS DIGITAL Standard Runoff Reference Manual』( ドキュメントCDに,BookreaderおよびPostScript形式で格納)を参照してください。
目次を作成するには,次の手順に従ってください。
手順 | 操作 |
---|---|
1 | 中間(バイナリ)ファイルを作成する。
$ RUNOFF/INTERMEDIATE FUN.RNO .RNOファイル・タイプを指定すること。DSRは,目次と索引情報の両方を収める.BRN ファイルを生成する。 |
2 | Table of Contents Utilityを実行する。
$ RUNOFF/CONTENTS FUN.BRN .BRNファイル・タイプを指定すること。このコマンド行に修飾子を追加すると, 目次をカスタマイズできる。DSRは.RNTファイルを生成する。 |
3 | .RNTファイルを処理する。
$ RUNOFF file.RNT .RNTファイル・タイプを指定すること。DSRは,目次を収める.MECファイルを生成する。 |
RUNOFF/CONTENTSコマンドは,次のような目次を生成します。
次の例は,目次の作成に関連するコマンドと省略時の出力を示しています。
$ RUNOFF/INTERMEDIATE FUN.RNO $ RUNOFF/CONTENTS FUN.BRN $ RUNOFF FUN.RNT $ TYPE FUN.MEC
CONTENTS CHAPTER 1 How to Tile a Floor 1.1 Reading About Tiling . . . . . . . . . . 1-1 1.1.1 Tiling for Fun . . . . . . . . . . . . 1-2 1.1.2 Your Home in Tile . . . . . . . . . . 1-3 1.1.3 Changing a Room with Tile . . . . . . 1-3 1.2 Buying the Tile . . . . . . . . . . . . 1-5 1.2.1 Researching Tiles Produced Abroad. . . 1-5 1.2.2 Coordinating Colors . . . . . . . . . 1-6 1.2.3 Tile Textures . . . . . . . . . . . . 1-6 1.2.4 Types of Tiles . . . . . . . . . . . . 1-7 1.2.4.1 Ceramic . . . . . . . . . . . . . . . 1-7 1.2.4.2 Clay . . . . . . . . . . . . . . . . . 1-7 1.3 Tools for Tiles . . . . . . . . . . . . 1-8 1.3.1 Renting a Cutter . . . . . . . . . . . 1-8 1.3.2 Buying or Renting Crimpers . . . . . . 1-9 1.4 Accompanying Materials . . . . . . . . . 1-9 1.4.1 How to Adhere the Tiles . . . . . . . 1-9 1.4.2 Grout . . . . . . . . . . . . . . . 1-10 CHAPTER 2 How to Cedar a Ceiling 2.1 Getting Started . . . . . . . . . . . 2-1 2.1.1 Various Surfaces . . . . . . . . . . 2-2
自分の条件に合わせてDSR Table of Contentsユーティリティをカスタマイズするには, 表 10-2に示す修飾子を使用します。
修飾子 | 実行結果 |
---|---|
/BOLD | 目次の中の章と見出しのタイトルを太字にする。 |
/DEEPEST_HEADER=n | 最大でnレベルまでの見出しレベルを表示する。 |
/IDENTIFICATION | DSR Table of Contents Utilityの現在のバージョンを表示する。 |
/INDENT | 見出しレベル1より低い各見出しレベルを前の見出しレベルから 2 スペースずつインデントする。 |
/LOG | 入力ファイルの処理中と処理後にそれぞれの入力ファイルの名前を報告するとともに, 生成された出力ファイルの名前を報告する。 |
/OUTPUT=新しいファイル /NOOUTPUT | DSRによって生成される出力ファイルの名前を指定する。/NOOUTPUT 修飾子を指定すると,出力ファイルを作成せずに入力ファイルを処理する。 |
/PAGE_ NUMBERS=RUNNING | 文書の中で連続ページ番号が指定されているかどうかにかかわらず, すべての目次項目に,章単位のページ番号ではなく, 連続ページ番号を使用する。 |
/REQUIRE=ファイル指定 | 目次の1ページ目の見出しを変更する。 |
/NOSECTION_NUMBERS | すべての見出しレベルで節番号を表示しない。 |
/UNDERLINE | 目次の章と見出しのタイトルに指定された下線を付ける。 |
目次でのページ番号表示の変更
次の例は,ページ番号表示を章単位の番号(1-1, 1-2, 1-3, . . . )から連続番号(1, 2, 3, . . . ) に変更する方法を示しています。
$ RUNOFF/CONTENTS/PAGE_NUMBERS=RUNNING FUN.MEC $ TYPE FUN.MEC
CONTENTS CHAPTER 1 How to Tile a Floor 1.1 Reading About Tiling . . . . . . . . . . . 1 1.1.1 Tiling for Fun . . . . . . . . . . . . . 2 1.1.2 Your Home in Tile . . . . . . . . . . . 3 1.1.3 Changing a Room with Tile . . . . . . . 3 1.2 Buying the Tile . . . . . . . . . . . . . 5 1.2.1 Researching Tiles Produced Abroad. . . . 5 1.2.2 Coordinating Colors . . . . . . . . . . 6 1.2.3 Tile Textures . . . . . . . . . . . . . 6 1.2.4 Types of Tiles . . . . . . . . . . . . . 7 1.2.4.1 Ceramic . . . . . . . . . . . . . . . . 7 1.2.4.2 Clay . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 1.3 Tools for Tiles . . . . . . . . . . . . . 8 1.3.1 Renting a Cutter . . . . . . . . . . . . 8 1.3.2 Buying or Renting Crimpers . . . . . . . 9 1.4 Accompanying Materials . . . . . . . . . . 9 1.4.1 How to Adhere the Tiles . . . . . . . . 9 1.4.2 Grout . . . . . . . . . . . . . . . . 10 CHAPTER 2 How to Cedar a Ceiling 2.1 Getting Started . . . . . . . . . . . . . 1 2.1.1 Various Surfaces . . . . . . . . . . . . 2
索引を作成するには,ファイル全体に.INDEXコマンドと.ENTRYコマンドを入力します。.INDEX フラグは,索引項目を対応するページ番号とともに作成します。.ENTRY コマンドは,ページ番号のない索引項目を作成します。 このコマンドは,「を参照」や「も参照」などの項目に使用します。索引項目の形式は, 次のとおりです。
.INDEX topic> subtopic> subtopic
.ENTRY topic [>subtopic >subtopic]
たとえば,語句"Chopin"をサブトピック"Frederick"とともに索引に載せるには,.INDEX コマンドの後に語句"Chopin>Frederic"を指定します。
The music was soft and romantic, and Marvin knew at once that it .ENABLE INDEXING .XLOWER .INDEX Chopin>Frederic was a waltz by Frederic Chopin that held his attention.
上の例で,.ENABLE INDEXINGフラグは,他の索引コマンド(.XLOWER と.INDEX)の動作を可能にします。.XLOWERフラグは,索引項目の大文字と小文字の区別が入力されたとおりになるようにします。 これに対し,.XUPPER フラグは,各項目の最初の文字を自動的に大文字にし,残りの文字をすべて小文字にします。
ファイルの中で索引コマンドを入力した後,次の手順に従ってください。
手順 | 操作 |
---|---|
1 | 中間(バイナリ)ファイルを生成する。
$ RUNOFF/INTERMEDIATE FUN.RNO .RNOファイル・タイプを指定すること。DSRは,.BRNファイルを生成する。 |
2 | Indexingユーティリティを実行する。
$ RUNOFF/INDEX FUN.BRN .BRNファイル・タイプを指定すること。このコマンド行に修飾子を追加すると,Indexing ユーティリティをカスタマイズできる。DSRは,.RNXファイルを生成する。 |
3 | .RNXファイルを処理する。
$ RUNOFF FUN.RNX .RNXファイル・タイプを指定すること。DSRは,索引を収める.MEXファイルを生成する。 |
RUNOFF/INDEXコマンドは,次のような索引を生成します。
索引作成時にDSRの省略時の値を使用する
次の例は,DSRの省略時の値によって生成された索引を示しています。
$ RUNOFF/INTERMEDIATE FUN.RNO $ RUNOFF/INDEX FUN.BRN $ RUNOFF FUN.RNX $ TYPE FUN.MEX
Page Index-1 INDEX Amadeus Liszt, Franz, 3-2, 4-11 See Mozart, Wolfgang Amadeus Mozart, Wolfgang Amadeus, 3-5, Bach, Carl Phillip Emanuel, 1-2 4-14 to 1-4, 4-9 Bach, Johann Sebastian, 1-1, 3-2, Prokofiev, Sergei, 4-5, 4-15 4-9, 4-12 Baroque composer Rachmaninoff, Sergei, 3-3 to 3-6, See Bach, Johann Sebastian 4-13 Bartok, Bela, 2-1, 3-4, 4-10, Rite of Spring 4-13 See Stravinsky, Igor Britten, Benjamin, 4-3, 4-14 Satie, Erik, 2-2, 4-10 Ceremony of Carols Stravinsky, Igor, 4-7, 4-15 See Britten, Benjamin Syrinx, 4-8, 4-17 Chopin, Frederic, 4-1 to 4-4 4-14 Velvet Gentleman See Satie, Erik Debussy, Claude, 3-3, 4-13 Waltz French composer See Chopin, Frederick See Debussy, Claude Hindemith, Paul, 4-5 to 4-7, 4-15
自分の条件に合わせてDSR Indexing Utilityをカスタマイズするには,以下に示す修飾子を使用します。
修飾子 | 実行結果 |
---|---|
/IDENTIFICATION | DSR Indexingユーティリティの現在のバージョン番号を表示する。 |
/LINES_PER_PAGE=n | それぞれのページの索引項目の行数を決定する。 nには,柱文と脚注に必要な行数は含まれない。 |
/LOG | 入力ファイルの処理中と処理後にそれぞれの入力ファイルの名前を報告するとともに, 生成された出力ファイルの名前も報告する。 |
/OUTPUT=新しいファイル /NOOUTPUT | DSRによって生成される出力ファイルの名前を指定する。/NOOUTPUT 修飾子を指定すると,出力ファイルを作成せずに入力ファイルを処理する。 |
/PAGE_ NUMBERS=RUNNING | 文書の中で連続ページ番号が指定されているかどうかにかかわらず, すべての索引項目に,章単位のページ番号ではなく, 連続ページ番号を使用する。 |
/REQUIRE=ファイル指定 | 索引の1ページ目の見出しを変更する。 |
/RESERVE=n | 索引の1 ページ目の一番上にn行を確保する。 |
次の例では,長さが15行の索引ページを表示します。
$ RUNOFF/INDEX/LINES_PER_PAGE=15 FUN.MEX $ TYPE FUN.MEX
Page Index-1 INDEX Amadeus Britten, Benjamin, 4-3, 4-14 See Mozart, Wolfgang Amadeus Ceremony of Carols Bach, Carl Phillip Emanuel, 1-2 See Britten, Benjamin to 1-4, 4-9 Chopin, Frederic, 4-1 to 4-4, Bach, Johann Sebastian, 1-1, 3-2, 4-14 4-9, 4-12 Baroque composer Debussy, Claude, 3-3, 4-13 See Bach, Johann Sebastian Bartok, Bela, 2-1, 3-4, 4-10, French composer 4-13 See Debussy, Claude Page Index-2 Hindemith, Paul, 4-5 to 4-7, 4-15 Rite of Spring See Stravinsky, Igor Liszt, Franz, 3-2, 4-11 Satie, Erik, 2-2, 4-10 Stravinsky, Igor, 4-7, 4-15 Mozart, Wolfgang Amadeus, 3-5, Syrinx, 4-8, 4-17 4-14 Velvet Gentleman Prokofiev, Sergei, 4-5, 4-15 See Satie, Erik Rachmaninoff, Sergei, 3-3 to 3-5, Waltz 4-13 See Chopin, Frederic
これ以降の節では,特定の操作を行うために使用できるDSRコマンドの一覧を示します。
次の表は,ページ・サイズと柱文を変更するためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.AUTOSUBTITLE .NO AUTOSUBTITLE | .AST .NAST | 柱文のサブタイトルに見出しレベル(.HEADER LEVEL)のタイトルを使用したり使用禁止にする。 |
.DATE .NO DATE | .D .ND | 現在の日付を柱文に示すかどうかを制御する。.SUBTITLE コマンドを使用する必要がある。 |
.FIRST TITLE | .FT | 柱文の情報が章構成になっていない文書の1 ページ目に現れるようにする。 (.HEADERS ON,.LAYOUT, .TITLE,.SUBTITLE, .AUTOSUBTITLE.も参照。) |
.HEADERS ON .NO HEADERS | .HD .NHD | 柱文と呼ぶ1〜2行の情報をページ最上行に表示するかどうかを制御する。 柱文には,該当ページの内容とページ番号を示す。 |
.HEADERS UPPER .HEADERS LOWER .HEADERS MIXED | .HDUPPER .HD LOWER .HD MIXED | これらのコマンドはページ番号の前に置くワード"page" の大文字,小文字を指定する。3つのコマンドは,上からそれぞれ,PAGE ,page,Pageを生成する。索引の中では,これらのコマンドはページ番号の一部であるワード"index" ( たとえば,Page Index-3) にも影響する。通常は,次のページから有効。 |
.LAYOUT | .LO | ページ上の柱文と脚注の情報をレイアウトし直す。 |
.PAGE SIZE | .PS | 柱文にページ長(1ページの中に収めるテキストの最大行数) とページ幅を指定することによって,ページ・ フレームを設定する。 |
.SUBTITLE .NO SUBTITLE | .ST .NST | 柱文にサブタイトルを指定する(.HEADERS ON を参照)。 |
.TITLE | .T | 柱文にタイトルを指定する(.HEADERS ONを参照)。 このタイトルは,普通,.LEFT MARGINの設定値にかかわらず,1ページ目を除く各ページの一番上の行の左端( 文字位置0)に現れる。(.FIRST TITLE,.SUBTITLE,.LAYOUTも参照。) |
次の表は,ページングとページ番号を制御するDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.DISPLAY NUMBER | .DNM | ページ番号( 文字)を付けるときのフォームを指定する。 |
.NO NUMBER .NUMBER PAGE | .NNM .NMPG | 通常のページ番号付けを一時停止してから再開する。.NUMBER PAGE コマンドは,.NO NUMBERコマンドが有効なときに番号付けを追跡するか, 次のページ番号指定することによって,新しい番号シーケンスの開始を指定する(.NUMBER RUNNING ,.DISPLAY NUMBER,.NO PAGING, .HEADERS ONも参照)。 |
.NUMBER RUNNING | .NMR | 連続ページ番号の新しいシーケンスの開始を指定する。 n1の値を3にして.LAYOUT コマンドを入力してある場合にしかページ番号に影響しない(.LAYOUT ,.HEADERS ON,.NO NUMBERを参照)。 |
.PAGING .NO PAGING | .PS .NPA | 柱文用のスペースを残しながら,文書を番号付きページに分割するページング機能を使用するかどうかを制御する。 このコマンドは, ヘルプ・ファイル(ファイル・タイプが.RNHのファイル)には影響しない。 |
次の表は,サブページングを使用するためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.DISPLAY SUBPAGE | .DSP | サブページ文字( 番号)を付けるときのフォームを指定する。 |
.NUMBER SUBPAGE | .NMSPSG | 1-16A,1-16B,1-16Cなどのサブページ番号の新しいシーケンスの始まりを指定する。 このコマンドは,.SUBPAGEコマンドによって通常の数値ページ番号に英字を追加している場合にだけ影響する。.NUMBER SUBPAGEは次のページから有効(.SUBPAGEと.DISPLAY SUBPAGEも参照) 。 |
.SUBPAGE .END SUBPAGE | .SPG .ES | 新しいページと新しい形式のページ番号付けを開始し, 終了する(.NUMBER SUBPAGE,.DISPLAY SUBPAGE,.HEADERS ON, .LAYOUT,.PAGEも参照)。 |
次の表は,マージンの設定をするためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.LEFT MARGIN | .LM | 左マージンを指定された位置に設定する。 |
.RIGHT MARGIN | .RM | 右マージンを指定された位置に設定する。 これは,テキスト行の通常の終了位置。.JUSTIFYが有効な場合には,.RIGHT MARGIN 値はテキストを行ぞろえする位置になる。.NO JUSTIFYが有効な場合には,.RIGHT MARGIN値は,テキスト行の最大文字数を指定する。 |
次の表は,テキストの行詰めと行ぞろえをするためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.AUTOJUSTIFY .NO AUTOJUSTIFY | .AJ .NAJ | .AUTOJUSTIFYコマンドは付録,章,節,注のコンテキストの中で, 自動的にテキストの行ぞろえと行詰めを行う。.NO AUTOJUSTIFYコマンドを実行すると,自動行ぞろえは行われない。.NO JUSTIFYコマンドと.NOFILLコマンドによって行ぞろえと行詰めが行われないようにしても,.[NO]FILL と.[NO]JUSTIFYの設定値は有効である。 |
.FILL .NO FILL | .F .NF | .FILLコマンドは右マージンいっぱいまで,行にワードを詰める。.NO FILL コマンドは,行詰めと行ぞろえの両方が行われないようにする。 |
.JUSTIFY .NO JUSTIFY | .J .NJ | .JUSTIFYコマンドはワード間にスペースを挿入して, 行の最終文字が右マージンにそろうようにする。.NO JUSTIFYコマンドを実行すると, 行ぞろえが行われない。 |
次の表は,垂直方向のスペーシングを制御するためのDSRコマンドです。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.BLANK | .B | 指定される数のブランク行を挿入する( たとえば,.B2や.B3)。 |
.BREAK | .BR | テキストの行ぞろえや行詰めをせず, 現在の行を終了する。 |
.KEEP .NO KEEP | .K .NK | .NO FILLが有効な場合に入力ファイルに存在するブランク行を出力ファイルに残すまたは残さない。 通常は,入力ファイルの多数のブランク行は無視される(.LITERAL も参照)。 |
.SKIP | .S | .SPACING コマンドで指定された数の倍数のブランク行を挿入する。 |
.SPACING | .SP | テキストの行間隔を変更する。 |
.PAGE | .PG | 新しいページを開始する。 |
.TEST PAGE | .TP | 指定された量のテキストを1 ページに収めるようにする。指定された量のテキストを収める余裕が現在のページにない場合,DSR は現在のページを終了して, テキスト全体を次のページに回す。 |
次の表は,水平方向のスペーシングを制御するためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.CENTER .CENTRE | .C | テキスト行を行の中のある文字を中心としてセンタリングする。 |
.INDENT | .I | テキストの最初の行が左マージンに相対して設定された位置で始まるようにする。 |
.NO PERIOD .PERIOD | .NPR .PR | ピリオド(.),コロン(:),疑問符(?),感嘆符(!) の後にスペースを挿入する機能を使用するかどうかを制御する。 |
.RIGHT | .R | 右マージンに相対してテキスト行の位置を決定する(.CENTER も参照)。 |
.TAB STOPS | .TS | タブ・ストップの現在の位置を変更する。入力ファイルの中のタブ文字は, 印刷キャリッジを右に進めて,次のタブ・ストップに移動する。 |
次の表は段落を整えるためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.AUTOPARAGRAPH .NO AUTOPARAGRAPH | .AP .NAP | 行の先頭にスペース,タブ,ブランク行がくるたびに新しい段落を開始したり, 開始しないようにする。.AUTOTABLEを取り消す。 |
.AUTOTABLE .NO AUTOTABLE | .AT .NAT | 行の先頭にスペースやタブがないときに新しい段落を開始したり, 開始しないようにする。.AUTOPARAGRAPHを取り消す。 |
.PARAGRAPH | .P | 段落の作成に関連するスペーシングとページ書式を制御する(.SET PARAGRAPH も参照)。 |
.SET PARAGRAPH | .SPR | .PARAGRAPH を入力しないでも.PARAGRAPHの値を設定できるようにする(たとえば,.AUTOPARAGRAPH を使用している場合)。 |
次の表は,テキストを強調するためのDSRコマンドです。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.ENABLE BAR .DISABLE BAR | .EBB .DBB | 変更バーを使用するおよび使用禁止にする。ドキュメントの前の版が発行された後で変更が加えられたテキストの部分に縦線(|) が付けられる。 |
.BEGIN BAR .END BAR | .BB .EB | 行の先頭に挿入する変更バーの始まりと終わりの位置を指定する。 |
.ENABLE BOLDING .DISABLE BOLDING | .EBO .DBO | .FLAGS BOLDフラグが使用可能な場合に,Boldフラグ(*) を使用したり使用禁止にして太字を指定する。 |
.ENABLE HYPHENATION .DISABLE HYPHENATION | .EHY .DHY | .FLAGS HYPHENATEフラグ(=)が使用可能な場合に,Hyphenate フラグを使用したり,使用禁止にしてハイフンを指定する。 |
.ENABLE OVERSTRIKING .DISABLE OVERSTRIKING | .EOV .DOV | Overstrikeフラグ(%)を使用して,ターミナルで使用できない特殊文字を作成する。 この場合には,印刷文字の上で別の文字を重ね打ちする。.FLAGS OVERSTRIKE フラグがあらかじめ設定されていなくてはならない。 |
.ENABLE UNDERLINING .DISABLE UNDERLINING | .EUN .DUL | .FLAGS UNDERLINEフラグ(&)が使用可能な場合に,Underline フラグを使用したり,使用禁止してテキストに下線を付ける。 |
次の表は,図の書式を整えるためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.FIGURE | .FG | 後で図を挿入できるように, ページ上に余裕を残しておく。現在のページに余裕がない場合には, そのページをその場所で終了して,次ページの冒頭にブランク行を置く。 |
.FIGURE DEFERRED | .FGD | 後で図を挿入できるように,ページ上に余裕を残しておく。 現在のページに余裕がない場合には,最初にテキストを追加して該当ページを終了してから, 次ページの冒頭にさらに必要な数のブランク行を置く。 |
.LITERAL .END LITERAL | .LT .EL | テキストを入力されたとおりの書式にする。DSR コマンドとフラグは認識されず,通常のテキストとして処理される。ただし,.LITERAL コマンドの前に設定されたタブ・ストップは有効(.TAB STOPSを参照)。 |
次の表は,リストの書式を整えるためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.DISPLAY ELEMENTS | .DLE | リストの中の項目に番号(文字)を付けるときのフォームを指定する。 |
.LIST .END LIST | .LS .ELS | .LISTコマンドはリストの開始を指定する。この場合,
左マージンをさらに右に再設定し,リストの中の各項目の前で.SKIP
コマンド値が有効になるように設定してから,.TEST PAGEコマンドを実行する。
.END LISTコマンドは,リストを終了して,直前の.LISTコマンドの前に有効であった行詰め, 行ぞろえ,大文字,小文字の区別,マージン, スペーシングの設定値を復元する。 |
.LIST ELEMENT | .LE | リスト内の各項目の開始を指定する。 |
.NUMBER LIST | .NMLS | リスト内の項目シーケンスの開始番号をリストのどこでも指定できるようにする。 このコマンドは,対象にする.LIST ELEMENT コマンドの直前に入力する。これ以降,リスト要素には, 前の.LIST ELEMENTコマンドで指定された番号より1だけ大きい番号が付けられる( 番号付けのフォームを指定する.DISPLAY ELEMENTSも参照) 。 |
次の表は,注と脚注を作成するためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.FOOTNOTE .END FOOTNOTE | .FN .EFN | .FOOTNOTEコマンドは現在ページの一番下にテキストを置く。
現在のページに脚注全体を収める余裕がない場合には,次のページの一番下に脚注を置く。
.END FOOTNOTEコマンドは脚注を終了し,脚注の中で変更した大文字, 小文字,行詰め,行ぞろえ,スペーシング,マージンの設定値を元に戻す。 |
.NOTE .END NOTE | .NT .EN | .NOTEコマンドは両端マージンの設定値を狭くし,
ページの中央にテキストをセンタリングし,テキストの上にセンタリングしたタイトルを付ける。
.END NOTEコマンドは,.NOTEの入力前に有効だった行詰め,行ぞろえ, 大文字,小文字,マージン,スペーシングの設定値に戻す。 |
次の表は,章と付録の書式を整えるためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.APPENDIX | .AX | 付録の開始を指定し, 付録を表す識別文字を割り当て,タイトルを指定できるようにする。 |
.CHAPTER | .CH | 章の開始を指定し,識別番号を割り当て,タイトルを指定できるようにする。 |
.DISPLAY APPENDIX | .DAX | 付録に文字(番号) を付けるときのフォームを指定する。指定したフォームは,付録全体のタイトル, ページ番号,見出しレベル番号の最初の文字として使用される。 |
.DISPLAY CHAPTER | .DCH | 章番号(文字)を付けるときのフォームを指定する。 指定したフォームは,章全体のタイトル,ページ番号,見出しレベル番号の最初の文字として使用される。 |
.NUMBER APPENDIX | .NMAX | 一連の付録に付ける識別文字の最初の英字を指定する。 次の.APPENDIXコマンドで, このシーケンスが開始され,それ以降.APPENDIXコマンドが現れるたびに, 付録にアルファベット順に従った識別文字を付ける(.DISPLAY APPENDIX も参照)。 |
.NUMBER CHAPTER | .NMCH | 一連の章番号の開始番号を指定する。 次の.CHAPTERコマンドで,このシーケンスが開始され, それ以降.CHAPTERコマンドが現れるたびに,それぞれの章に前の章より1 大きい番号を付ける。.DISPLAY CHAPTERも参照。 |
次の表は,節の書式を整えるためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.DISPLAY LEVELS | .DHL | 節の見出しに番号( 文字)を付けるときのフォームを指定する。 |
.HEADER LEVEL | .HL | 節の番号と節のタイトルの両方を指定する。同じ値の.HEADER LEVELコマンドを連続して出すと(たとえば,すべてが.HEADER LEVEL 1コマンド),節番号が順に大きくなる。 |
.NUMBER LEVEL | .NMLV | 見出しシーケンスの開始番号を指定する(.STYLE HEADERS と.DISPLAY LEVELSも参照) 。 |
.SET LEVEL | .SL | .HEADER LEVELコマンドを使用せずに,次の節の見出しレベルを事前に設定する(.HEADER LEVEL を参照)。 |
.STYLE HEADERS | .STHL | 節の見出しレベルのスタイル(.HEADER LEVEL n) を変更する。 |
次の表は,索引の書式を整えるためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.ENABLE INDEXING .DISABLE INDEXING | .EIX .DIX | 索引付けコマンド(.INDEXと.ENTRY)操作とIndex フラグ(>)を使用するかどうかを制御する。 |
.ENTRY | .Y | ページ番号を付けない索引項目を作成する。 通常は, . . . を参照または . . . も参照 の形式で索引項目が作成される。 |
.FLAGS INDEX .NO FLAGS INDEX | .FL INDEX .NFL INDEX | Indexフラグ文字(>)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS SUBINDEX .NO FLAGS SUBINDEX | .FL SUBINDEX .NFL SUBINDEX | Subindexフラグ(>)の認識機能を使用するかどうかを制御 する。.FLAGS SUBINDEXコマンドを使用すると,Subindex フラグを別の文字に変更できる。.NO FLAGS SUBINDEX を使用すると,サブインデックスを作成しないでも,右山括弧(>)を索引テキストの 一部分として指定できる。 |
.INDEX | .X | ページ番号を付けた索引項目を作成する。 |
.XLOWER .XUPPER | .XL .XU | .INDEXと.ENTRYコマンドまたはIndexフラグ(>)によって指定された 索引項目の大文字,小文字を区別するかどうかを決定する。.XLOWER コマンドを指定すると,索引項目の大文字,小文字は作成するときに入力した大文字, 小文字と同じになる。.XUPPERコマンドを指定すると, すべての索引項目の頭文字だけが大文字になり,他の部分は小文字になる。 |
次の表は,目次の書式を整えるためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.ENABLE TOC .DISABLE TOC | .ETC .DTC | DSRによって収集された情報を使用して目次を作成する機能を使用するかどうかを制御する。 |
.SEND TOC | .STC | DSRコマンド,DSR フラグ,テキストを挿入することによって,目次(.RNT)ファイルの体裁を制御する。 |
次の表は,フラグ認識のためのDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.FLAGS ACCEPT .NO FLAGS ACCEPT | .FL ACCEPT .NFL ACCEPT | Acceptフラグ(_)の認識機能を制御する。 |
.FLAGS ALL .NO FLAGS ALL | .FL .NFL | .FLAGS COMMENT,.NO FLAGS COMMENT,.FLAGS
CONTROL,.NO FLAGS CONTROLコマンドを除き,他のすべてのフラグ(.FLAG
と.NO FLAG)設定値のマスタ・スイッチとして動作する。
.FLAGS ALLおよび.NO FLAGS ALLコマンドは,他のフラグ・コマンド設定値に影響を及ぼさずに, すべてのフラグの認識機能をオンまたはオフにする。( これは,1つの建物の配電盤のマスタ・スイッチをオン・オフするのと同じである。 スイッチがON位置にあれば建物内の全電灯が点灯し,スイッチがOFF 位置にあるときは点灯しない。) .ENABLEBOLDING,.DISABLE BOLDING,.HYPHENATION, .INDEXING,.OVERSTRIKING, .UNDERLININGコマンドも参照。 |
.FLAGS BOLD .NO FLAGS BOLD | .FL BOLD .NFL BOLD | Boldフラグ文字(*)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS BREAK .NO FLAGS BREAK | .FL BREAK .NFL BREAK | 新しいページを開始する場所を指定するBreak フラグ文字(|)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS CAPITALIZE .NO FLAGS CAPITALIZE | .FL CAPITALIZE .NFL CAPITALIZE | Capitalizeフラグ文字(<)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS COMMENT .NO FLAGS COMMENT | .FL COMMENT .NFL COMMENT | Commentフラグ文字(!)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS CONTROL .NO FLAGS CONTROL | .FL CONTROL .NFL CONTROL | Controlフラグ文字 (DSRコマンドの先頭のピリオド) の認識機能を制御する。.FLAGS CONTROLコマンドは,コマンドの先頭に置く文字をピリオドからユーザが選択した文字に変更する。.NO FLAGS CONTROL コマンドは,Controlフラグ文字の認識機能を無効にする。 |
.FLAGS HYPHENATE .NO FLAGS HYPHENATE | .FL HYPHENATE .NFL HYPHENATE | Hyphenateフラグ文字(=)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS LOWERCASE .NO FLAGS LOWERCASE | .FL LOWERCASE .NFL LOWERCASE | Lowercaseフラグ文字(\)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS OVERSTRIKE .NO FLAGS OVERSTRIKE | .FL OVERSTRIKE .NFL OVERSTRIKE | Overstrikeフラグ文字(%)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS PERIOD .NO FLAGS PERIOD | .FL PERIOD .NFL PERIOD | Periodフラグ文字(+)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS SPACE .NO FLAGS SPACE | .FL SPACE .NFL SPACE | Spaceフラグ文字(#)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS SUBSTITUTE .NO FLAGS SUBSTITUTE | .FL SUBSTITUTE .NFL SUBSTITUTE | Substituteフラグ文字($)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 置換を行うには,Substituteフラグ文字をペアで使用しなければならない。 |
.FLAGS UNDERLINE .NO FLAGS UNDERLINE | .FL UNDERLINE .NFL UNDERLINE | Underlineフラグ文字(&)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
.FLAGS UPPERCASE .NO FLAGS UPPERCASE | .FL UPPERCASE .NFL UPPERCASE | Uppercaseフラグ文字(^)の認識機能を使用するかどうかを制御する。 |
次の表は,その他のいろいろなDSRコマンドの一覧です。
コマンド | 説明 | |
---|---|---|
.CONTROL CHARACTERS .NO CONTROL CHARACTERS | .CC .NCC | 制御文字を入力ファイルの通常のテキストとして使用したり, 使用禁止にしたりする。 |
.IF .IFNOT .ELSE .ENDIF | - - .EI .IN | DSRファイル内の条件節を処理させる(または処理させない) 。 |
.NO SPACE | .NSP | テキストだけからなる行の行末にスペースを挿入せずに, 行末の文字と次の行の先頭文字を隣接させる。 |
.REPEAT | .RPT | 最大150個の文字を指定された回数だけ水平方向または垂直方向に印刷するように指定する。 |
.REQUIRE | .REQ | 複数のDSRファイルを同時に処理して,それを出力ファイルにマージする。 |
.SAVE .RESTORE | .SA .RE | DSRの省略時の値,コマンド,フラグなどを含め, ドキュメントの現在のRUNOFFフォーマッティング・コンテキストを保持する。 |
.SET DATE .SET TIME | .SDT .STM | Substituteフラグ・ペア$$と一緒に該当する日付または時刻パラメータを使用するときに, ファイルに挿入する日付と時刻を指定する。.SET DATE コマンドも.DATEコマンドの日付を設定するが, この場合は,日付は柱文に現れる。 |
.VARIABLE | .VR | .IF (または.IFNOT) ブロックの中でコマンドとテキストに割り当てた名前に対応する文字を指定する。/DEBUG または/DEBUG=CONDITIONALSコマンド行修飾子でファイルを処理する場合, この識別文字は左マージンに置かれる。 |
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