この節では,日本語DCPS V1.7で変更された点について説明します。いくつかの変更点については, 本書の別の箇所でも詳細に説明しています。
日本語DCPS V1.7は英語版DCPS V1.7-1をもとに作成されています。 日本語DCPS V1.6以降に変更された英語版の情報については,第9章, 第10章,第11章を参照してください。
この節では,日本語DCPS V1.7で変更された点について説明します。いくつかの変更点については, 本書の別の箇所でも詳細に説明しています。
現在,日本語DECprint Supervisor for OpenVMSは,日本語OpenVMS Alpha V6.2,V7.1,V7.2,V7.2-1が稼動しているシステム, および日本語OpenVMS VAX V5.5-2,V6.2,V7.1, V7.2が稼動しているシステムでサポートされます。
日本語DCPS V1.7では,次のプリンタのサポートが追加されました。
詳細については,本リリース・ノートの第6章を参照してください。
日本語DCPS V1.7では,RICOH IPSiO NX900のオプション機能であるホチキス止めのサポートが追加されました。DCPS からホチキス止めのオプション機能を使用することについての詳細は, 第7章を参照してください。
Compaq Laser Printer LN32にシフト排紙が設定されていた場合,メールボックスを出力トレイに選択すると次のようなエラーが発生して, プリント・ ジョブが異常終了していました。
%DCPS-E-OUTTRAYNOTAVL, No MAILBOX_n tray is installed on printer_name
ここで,nは選択されたメールボックス・トレイの番号であり, printer_nameはプリンタ名です。
現在,プリンタのシフト排紙設定に関わらず,DCPSジョブは任意のメールボックスに送ることができます。
DCPS V1.6から,用紙サイズFOLIOを選択すると次のようなエラー・メッセージのいずれかが表示されてジョブが異常終了していました。
%DCPS-E-PARSYNERR, Syntax error in the /PARAMETERS qualifier at or near PAGE_SIZE=FOLIO %DCPS-E-PARSYNERR, Syntax error in the /PARAMETERS qualifier at or near SHEET_SIZE=FOLIO
現在,この問題は解決されています。
特定の状況下で,特にビジー状態あるいは遅いネットワーク上で,TCP/IP 経由で印刷されているジョブが終了して,そのキューが停止し,次のようなメッセージがOPCOM に通知されていました。
%%%%%%%%%%% OPCOM 25-FEB-1998 17:09:53.38 %%%%%%%%%%% Message from user SYSTEM on HUMANE Queue LN32_LAB: %DCPS-F-BADPARAM, bad parameter value
DCPS V1.6から,VFCファイルを印刷している場合に,次のようなOPCOMメッセージを表示して,DCPS プリント・シンビオントが異常終了することがありました。
%%%%%%%%%%% OPCOM 7-JAN-1999 14:47:04.60 %%%%%%%%%%% Message from user SYSTEM on FUNYET Process SYMBIONT_90: Message number 0800800C Message number 20000000 -TSU -NONAME -TSU %%%%%%%%%%% OPCOM 7-JAN-1999 14:47:05.46 %%%%%%%%%%% Message from user QUEUE_MANAGE on FUNYET %QMAN-E-SYMDEL, unexpected symbiont process termination %%%%%%%%%%% OPCOM 7-JAN-1999 14:47:05.47 %%%%%%%%%%% Message from user QUEUE_MANAGE on FUNYET -NONAME-F-NOMSG, Message number 0800800C