[ 前のページ ] [ 次のページ ] [ 目次 ]


6 プリンタ固有の情報

この章では,特定のプリンタでDCPSを使用する場合の情報を提供します。

6.1 リコー製プリンタ

6.1.1 RICOH IPSiO NX910,NX900

6.1.1.1 制限事項

6.1.1.2 セパレータ・トレイの指定

1 標準の給紙トレイ(上段)
2 標準の給紙トレイ(下段)
3 1000枚給紙テーブル(上段),オプション
4 1000枚給紙テーブル( 下段),オプション
5 1500枚増設トレイ・ユニット,オプション

プリント・キューにジョブ・セパレータ・ページを対応付ける場合,次のコマンドを使用して次の論理名を定義してください。

     $ DEFINE/SYSTEM DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY n

このコマンドでは,実行キューの名前(queue-name)と給紙トレイ番号( n:通常は1)を指定しなければなりません。この論理名の定義がされていない場合, 印刷実行時にINPUT_TRAY=MANUAL_FEEDパラメータが指定された場合に次のようなエラーが発生し, 印刷できません。

     %DCPS-W-RANGECHK,rangecheck: Argument out of bounds - offending
     command is setpapertray
     %DCPS-E-FLUSHING,Rest of Job (to EOJ) will be ignored

6.1.2 RICOH IPSiO NX800

6.1.2.1 制限事項

6.1.2.2 セパレータ・トレイの指定

1 標準の給紙トレイ(上段)
2 標準の給紙トレイ(下段)
3 500枚増設トレイ,オプション
1000 枚給紙テーブル(上段),オプション
4 1000枚給紙テーブル(下段),オプション

プリント・キューにジョブ・セパレータ・ページを対応付ける場合,次のコマンドを使用して次の論理名を定義してください。

     $ DEFINE/SYSTEM DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY n

このコマンドでは,実行キューの名前(queue-name)と給紙トレイ番号( n:通常は1)を指定しなければなりません。この論理名の定義がされていない場合, 印刷実行時にINPUT_TRAY=MANUAL_FEEDパラメータが指定された場合に次のようなエラーが発生し, 印刷できません。

     %DCPS-W-RANGECHK,rangecheck: Argument out of bounds - offending
     command is setpapertray
     %DCPS-E-FLUSHING,Rest of Job (to EOJ) will be ignored

6.1.3 RICOH IPSiO NX710,NX700

6.1.3.1 制限事項

6.1.4 RICOH PC LASER NX-510,NX-500

6.1.4.1 制限事項

6.1.5 RICOH IPSiO NX1100,PC LASER NX-1000

6.1.5.1 制限事項

6.2 沖データ製プリンタ

6.2.1 OKI MICROLINE 1032PS

6.2.1.1 制限事項

6.2.1.2 セパレータ・トレイの指定

1 トレイ1
2 トレイ2
4 フロント・フィーダ
5 エンベロープ・フィーダ,オプション

プリント・キューにジョブ・セパレータ・ページを対応付ける場合,次のコマンドを使用して次の論理名を定義してください。

     $ DEFINE/SYSTEM DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY n

このコマンドでは,実行キューの名前(queue-name)と給紙トレイ番号( n:通常は1)を指定しなければなりません。この論理名の定義がされていない場合, 印刷実行時にINPUT_TRAY=MANUAL_FEEDパラメータが指定された場合に次のようなエラーが発生し, 印刷できません。

     %DCPS-W-RANGECHK,rangecheck: Argument out of bounds - offending
     command is setpapertray
     %DCPS-E-FLUSHING,Rest of Job (to EOJ) will be ignored

6.2.1.3 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用して,MICROLINE 1032PSのためのDCPSキューを作成する場合,9100 というポート番号を使用してください。

6.2.2 OKI MICROLINE 703N3,701N3

6.2.2.1 制限事項

6.2.2.2 セパレータ・トレイの指定

1 トレイ1
2 トレイ2
4 フロント・フィーダ
5 エンベロープ・フィーダ,オプション

プリント・キューにジョブ・セパレータ・ページを対応付ける場合,次のコマンドを使用して次の論理名を定義してください。

     $ DEFINE/SYSTEM DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY n

このコマンドでは,実行キューの名前(queue-name)と給紙トレイ番号( n:通常は1)を指定しなければなりません。この論理名の定義がされていない場合, 印刷実行時にINPUT_TRAY=MANUAL_FEEDパラメータが指定された場合に次のようなエラーが発生し, 印刷できません。

     %DCPS-W-RANGECHK,rangecheck: Argument out of bounds - offending
     command is setpapertray
     %DCPS-E-FLUSHING,Rest of Job (to EOJ) will be ignored

6.2.3 OKI MICROLINE 900PSIII LT,903PSIII

6.2.3.1 制限事項

6.2.4 OKI MICROLINE 801PSIIV-LT,802PSIIV, 803PSIIV

6.2.4.1 制限事項

6.2.5 OKI MICROLINEシリーズすべて

OKI MICROLINE 703N3,701N3,1032PS以外のOKI MICROLINEシリーズのすべてのプリンタについて,Executive 用紙サイズがサポートされなくなりました。

6.3 セイコーエプソン製プリンタ

6.3.1 InterLaser LP-9600SPD

6.3.1.1 制限事項

6.3.1.2 セパレータ・トレイの指定

1 カセット1
2 カセット2
3 カセット3,オプション
4 カセット4,オプション
5 カセット5,オプション

6.3.2 ESPER-LASER LP-9200PS3

6.3.2.1 制限事項

6.3.2.2 セパレータ・トレイの指定

0 標準トレイ
1 カセット1
2 カセット2,オプション
3 カセット3,オプション

6.3.3 ESPER-LASER LP-8400PS3

6.3.3.1 制限事項

6.3.3.2 セパレータ・トレイの指定

0 標準トレイ
1 上カセット
2 下カセット(オプション)

6.3.4 ESPER-LASER LP-9200PS2

6.3.4.1 制限事項


+ DCPS V1.3で新たに追加されたA3NOBI用紙サイズはLP- 9200PS2ではA3Wに相当します。

6.4 富士ゼロックス製プリンタ

6.4.1 FUJI XEROX DocuPrint 201PS

6.4.1.1 制限事項

6.4.2 FUJI XEROX DocuPrint C1250

6.4.2.1 制限事項

6.4.3.2 セパレータ・トレイの指定

0 トレイ1
1 トレイ2
2 トレイ3
3 トレイ4

6.4.3 FUJI XEROX Laser Press 4410

6.4.3.1 制限事項

6.4.3.2 セパレータ・トレイの指定

0 トレイ1
1 トレイ2 (オプション)
2 トレイ3/大容量給紙トレイ3 (オプション)
3 トレイ4/大容量給紙トレイ4 (オプション)

6.5 Compaq Laser Printer LN16およびGENICOM microLaser 170

6.5.1 プリンタの構成

DCPSでは,プリンタのPERSONALITYがPOSTSCRIPTに設定されていることが必要です。PERSONALITY がAUTOあるいはPCLに設定されている場合,DCPSジョブは"Starting" 状態のままとなって出力しません。この設定は,プリンタ・ コンソールのCONFIGメニューで行います。

PERSONALITYをPOSTSCRIPTに設定することにより,Windows PCから送信されたPCL ジョブも継続して正しく出力されます。

6.5.2 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用して,LN16またはmL170のためのDCPSキューを作成する場合,9100 というポート番号を使用してください。

6.5.3 LATおよびAppleTalkの構成

DCPSキューで使用されるLAT装置を作成するには,LATCP修飾子に次のいずれかの値の組み合わせを使用することができます。

ここで,nodenameはプリンタのNICノード名であり, serviceはプリンタの有効なサービス名です。これらの値は, プリンタのNICステータス・ページ,あるいはTelnetあるいはLATを経由してNIC にログインすることにより得られます。たとえば,次のコマンドはプリンタのNIC ノード名が PRQ_00001Fであることを示しています。

         Local_4> show server
            NET16 Version V1.0/1(990126)           Uptime:                 23:17:07
            Hardware Addr: 00-50-27-00-00-1f       Name/Nodenum:      PRQ_00001F/ 0
            Ident String: NET16

AppleTalkを使用してDCPSキューを作成する場合は,サービス名を使用しなければなりません。 省略時のサービス名のいずれかを使用することもできますし, 省略時のサービス名を修正することもできます。また, ユーザ独自のサービス名を作成することもできます。次は,LATおよびAppleTalk の両方で使用することができるサービスの例です。この例では,DCPS_LN16 がAppleTalk名です。

         Local_4> list service dcps_ln16

         Service:  DCPS_LN16         Ident:  DCPS Compaq Laser Printer LN16
           Rating: N/A               Ports:  1
           Characteristics:          Queueing  Binary  Rtel  Connections  AppleTalk
                                     Lat
           SOJ: <none>     EOJ: <none>
           Enabled Groups: 0

AppleTalkサービス名は注意して作成してください。同一サービス名を複数のプリンタに作成すると, ネットワーク上に同一AppleTalk名を使用した複数のプリンタが存在することになるからです。

プリンタ・サービスの設定についての詳細は,プリンタの『Ethernet Network Interface Card (NIC) Reference Manual』を参照してください。

6.6 Compaq Laser Printer LN32,LNM40およびGENICOM製プリンタ

この節では,Compaq Laser Printer LN32,LNM40およびGENICOM LN21, LN28,LNM40ならびにGENICOM microLaser 210,280,320,401について説明します。

6.6.1 プリンタおよびネットワークのファームウェア・ バージョン

ファームウェア・バージョンは,印刷されたサマリ・シートおよびプリンタのWeb ページに掲載されています。プリンタのファームウェアは Product Versionとして,ネットワーク・ファームウェアは Network Versionとして記述されています。

6.6.2 プリンタの構成

6.6.2.1 言語検出モード

LN32あるいはLNM40プリンタがPostScriptモードあるいは自動言語検出モードである場合は,DCPS はこれらのプリンタに出力することができます。 INTERPRETERおよびFORMATが表 6-1 に示す値に設定されていることを確認してください。 これらの値は,プリンタ・ コンソールのINTERFACEメニューで設定することができます。

表 6-1 有効なLN21,LN28,LN32,LNM40, mL210,mL280,mL320,mL401の言語検出構成

プリンタの設定
プリンタのモード INTERPRETER FORMAT
PostScript/PCL検出 Auto Switch Raw
PostScript PostScript Normal

6.6.2.2 プリンタ設定によりキューが"Stalled"状態となる可能性

プリンタのDelayed Output Closeの工場出荷時の省略時の設定値により, DCPSキューが"Stalled"状態となる可能性があります。省略時の設定値はOFF であり,これはプリンタが1つのジョブを終了して別のジョブを素早く起動できるよう制御することにより, 性能の向上を意図したものです。 しかし,DCPS以外の環境から出力した場合,この値によりDCPSキューが"Stalled" 状態となる可能性があります。したがって,異なる環境から出力する場合は, この値をONに設定してください。DCPSからのみ出力する場合は,Delayed Output Close の値をOFFのままとしておくことができます。

Delayed Output Closeの設定値は,プリンタ・コンソールのINTERFACE メニューのNETWORKセクションのDELAY OUT CLOSEで確認できます。 [*]


[*]この設定値は,バージョン3.03より前のファームウェアを持つLN32 およびLNM40プリンタでは表示されません。

6.6.3 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用して,LN32あるいはLNM40のためのDCPSキューを作成する場合,9100 というポート番号を使用してください。

6.6.4 LATおよびAppleTalkの構成

LATおよびAppleTalkキューの構成についての情報は,第6.5.3項を参照してください。

6.6.5 TCPware使用時のキューの中断

LN32あるいはLNM40プリンタとともにTCPwareを使用している場合,画面上に非常に多くのユーザ・ データ・メッセージが表示されることがあり,次のようなOPCOM メッセージを表示してキューが異常終了することがあります。

       %%%%%%%%%%%  OPCOM  21-APR-1999 15:09:53.22  %%%%%%%%%%%
       Message from user SYSTEM on ZIPPY
       Queue LN32_RAW: %DCPS-F-EXQUOTA,process quota exceeded

この問題は,プリンタのファームウェアが990323で,TCPware V5.3-3を稼動している場合に発生します。 この問題を回避するには,システム管理者が次の手順を実行しなければなりません。

6.7 Hewlett-Packard LaserJet 8000シリーズ

6.7.1 オプションのメールボックス

Hewlett-Packard LaserJet 8000プリンタのオプション設定に応じて, DCPSはこのプリンタのオプション・メールボックス・ビンに対して1-5, 1-7,1-8のいずれかの番号を付けます。これは,ビンの側面のプラスチックに刻印された数字に一致します。 これに対し,プリンタ・コンソールでは, これらのビンに2から9の番号を付けて参照します。番号付けおよび異なるオプションと構成によるトレイの目的についての詳細は, 『HP LaserJet 8000, 8000 N, 8000 DN, and HP Mopier 240 Printers User Guide』を参照してください。

6.7.2 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IP接続を使用して,HP LaserJet 8000用のDCPSキューを作成する場合は, ポート番号9100を指定してください。

6.7.3 最小のファームウェア・バージョン

DCPSからHewlett-Packard LaserJet 8000シリーズ・プリンタを使用するには, プリンタがファームウエア・バージョン19980610MB4.28以上を使用している必要があります。 このファームウェアのバージョン番号は, プリンタの構成ページにFirmware Datecodeとして表示されます。

プリンタのファームウェア・バージョンがこれよりも古い場合は, Hewlett-Packard社に連絡して適切なバージョンを要求してください。新しいファームウェアはSIMM として送付され,プリンタに装着するようになっています。

6.8 Tektronix Phaser 780

6.8.1 プリンタ構成の設定

DCPSを使用してPhaser 780を使用する場合は,次のAppSocketの設定を変更しなければなりません。

表 6-2 Tektronix Phaser 780構成設定

AppSocket設定
Interpreter PostScript
Filtering Interpreter-Based

6.8.2 raw TCP/IPポート

raw TCP/IP接続を使用して,Tektronix Phaser 780用のDCPSキューを作成する場合は, ポート番号9100を指定してください。


[ 前のページ ] [ 次のページ ] [ 目次 ]