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SYS$COMMON:[SYSHLP.EXAMPLES.DCPS]FONT_DOWNLOADER.COM コマンド・プロシージャを使用して,プリンタ上のオプションのハード・ドライブにあるフォントをリスト,ダウンロード,および削除することができます。このプロシージャは, DEClaser 5100およびLN17psプリンタで動作することが確認されており,他のプリンタでも動作する可能性があります。
このプロシージャを使用するには,それを起動し,表示されるプロンプトに従います。
この付録では, Compaq DECprint Supervisor for OpenVMS と DECprint プリンティング・サービスの相違点について説明し,共存できる機能についても説明します。"DCPS"は Compaq DECprint Supervisor for OpenVMS のことを示しており,"CPS"は DECprint プリンティング・サービスのことを示しています。
D.1 DCPS/CPSの共存
DCPSは,CPS V4.1をインストールしたシステムと同じシステムに共存できます。 DCPSをインスートルすることによって,CPSの構成要素が削除されたり,変更されることはありません。どちらの製品も同じシステムで使用でき,既存のキュー構造をCPSからDCPSに移行することもできます。
D.2 接頭語DCPS$
DCPSのファイル名,論理名,メッセージはすべて,DCPS$という接頭語から始まります。このため,今後もCPSを使用して一部のキューを駆動し,他のキューを駆動するためにDCPSを追加できます。省略時のOpenVMSフォームはDCPS$DEFAULTです。
しかし,特定のファイルはシステム・リソースであると解釈され, DCPSとCPS,および他の製品との間で共用されます。これらの共用リソースは次のとおりです。
2 次メッセージ (RMS などの別の機能によって生成され, DCPS 製品に渡されたメッセージ) には,メッセージの原因となった機能のコードが含まれています。
D.3 スタートアップ・ファイル・コンバータ
変換ツールであるCPS_TO_DCPS_STARTUP.COMは,CPSのスタートアップ・ファイルを変換し,DCPSと同じ名前を使用するようにします。このツールについては, 第 3.2 節 を参照してください。
次の表はCPSのファイル名と,それに対応するDCPSのファイル名の変換を示しています。
CPSのファイル名 | DCPSのファイル名 |
---|---|
CPS$STARTUP | DCPS$STARTUP |
CPS$EXECUTION_QUEUE | DCPS$EXECUTION_QUEUE |
CPS$REQUIRED | DCPS$REQUIRED |
CPS$GENERIC | DCPS$GENERIC |
CPS_LIB | DCPS_LIB |
CPS$DEVCTL | DCPS$DEVCTL |
LPS$ queuename_PARAMETER | DCPS$ queuename_PARAMETER |
CPS$ queuename_STALL_TIME | DCPS$ queuename_STALL_TIME |
LPS$LAYUP | DCPS$LAYUP |
DECprint Printing Services | DECprint Supervisor |
この変換ツールでは,キューの名前やキューの構造は変更されません。
D.4 ジェネリック・キューは不要
DCPSはデータ・タイプを自動的に検出できます。したがって,ジェネリック・キューの数を削減でき,まったく不要にすることもできます。自動的なデータ・タイプ検出についての詳しい説明は, 第 4 章 を参照してください。
D.5 ベージの拡大/縮小
DCPSでは,ジョブで次のパラメータを指定した場合,出力用紙におさまるように論理ページ・イメージを拡大/縮小できます。
PAGE_SIZE=p,SHEET_SIZE=s |
p と s は異なる値です。
ジョブはパラメータ NUMBER_UP=1 を想定しています。 CPSの場合には,ページの拡大/縮小機能を起動するために,NUMBER_UPパラメータも同様に指定しなければなりませんでした。
D.6 PostScript レベル2プリンタに対するレイアップとレイアップの修正
PostScript レベル2ソフトウェアを搭載しているプリンタに接続した場合, DCPSのレイアップ機能は PostScript レベル2オペレータをサポートします。また,複数のレベル1オペレータのサポートを修正したり,機能を拡張しています。
MacintoshおよびPCアプリケーションで作成されたレベル1の PostScript プログラムは一般に,CPSで印刷した場合より,DCPSで印刷した場合の方が印刷品質を向上できます。CorelDrawおよびMacintoshプログラムで発生していた問題は修正されています。
D.7 PRINTコマンド・ラインでのレイアップ・オプション
DCPSでは,LAYUP_DEFINITIONSパラメータにレイアップ・オプションを直接指定でき,また,これらのオプションを .LUPファイルに記録し,その名前をパラメータに指定することもできます。レイアップ・オプションをPRINTコマンドで指定すれば, Distributed Queuing Services製品を介して別のシステムで印刷されるジョブとの間で,これらのオプションを受け渡しすることができます。 CPS V4.1では.LUPファイル・オプションだけしか提供されていません。
レイアップ定義ファイルに記録したレイアップ・オプションの例と, PRINTパラメータとして指定したレイアップ・オプションの例については,『日本語 Compaq DECprint Supervisor for OpenVMS ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
D.8 ページ・サイズ
CPS V4.1では,次のページ・サイズは存在しないか,または正しく解釈されていませんでした。DCPSでは,これらのページ・サイズが定義され,正しく解釈されるようになりました。
A6
C
D
7x9
7_envelope
10x14
11x14
PostCard
DCPSを使用して代替トレイからジョブ・セパレータ・ページを選択するには,次のシステム論理名を定義します。
$ DEFINE /EXECUTIVE_MODE /SYSTEM DCPS$queuename_SEPARATOR_TRAY number |
ただし,number はそのキューによってサービスされるプリンタの正しいトレイ番号であり,プリンタ固有の値です。正しい値については,プリンタのマニュアルを参照してください。
弊社のプリンタの値は次のとおりです。
プリンタ | トレイ | トレイ 番号 |
省略時の設定 | オプション |
---|---|---|---|---|
Compaq Laser Printer LN16 | ||||
上段トレイ | 0 | <> | ||
下段トレイ | 1 | <> | ||
マルチパーパス・トレイ | 3 | <> | ||
Compaq Laser Printer LN32 および LNM40 | ||||
マルチパーパス・トレイ | 0 | |||
トレイ 1 | 1 | <> | ||
トレイ 2 | 2 | |||
トレイ 3 | 3 | <> | ||
トレイ 4 | 4 | <> | ||
トレイ 5 | 5 | <> | ||
エンベロープ・フィーダ | 6 | <> | ||
DEClaser 1150 および 1152 | ||||
マルチパーパス・トレイ | 0 | <> | ||
給紙カセット 1 | 1 | <> | ||
DEClaser 2150 および 2250 | ||||
手差し | 0 | |||
下段トレイ | 1 | <> | ||
上段トレイ 2 | 2 | <> | ||
エンベロープ・フィーダ | 3 | <> | ||
DEClaser 3250 | ||||
マルチパーパス・トレイ | 0 | |||
上段トレイ | 1 | <> | ||
下段トレイ | 2 | |||
大容量トレイ 3 | 3 | |||
DEClaser 3500 | ||||
上段トレイ | 0 | <> | ||
下段トレイ | 2 | <> | ||
マルチパーパス・トレイ | 3 | |||
DEClaser 5100 | ||||
マルチパーパス・トレイ | 0 | |||
上段トレイ | 1 | <> | ||
下段トレイ | 2 | <> | ||
DIGITAL Colorwriter 1000 | ||||
上段トレイ | 0 | <> | ||
下段トレイ | 1 | <> | ||
DIGITAL Colorwriter LSR 2000 および 2000+ | ||||
上段トレイ | 1 | <> | ||
下段トレイ | 2 | <> | ||
DIGITAL Laser Printer LN15 および LN15+ | ||||
上段トレイ | 0 | <> | ||
下段トレイ | 1 | <> | ||
マルチパーパス・トレイ | 3 | <> | ||
DIGITAL LN17ps および Laser Printer LN17+ps | ||||
メイン・トレイ | 0 | <> | ||
マルチパーパス・トレイ | 1 | |||
下段トレイ 1 | 2 | <> | ||
下段トレイ 2 | 3 | <> | ||
エンベロープ・フィーダ | 4 | <> | ||
DIGITAL Laser Printer LN20 | ||||
マルチパーパス・トレイ | 1 | |||
上段トレイ | 2 | <> | ||
下段トレイ | 5 | <> | ||
DIGITAL Laser Printer LN40 | ||||
上段トレイ | 1 | <> | ||
中段トレイ | 2 | |||
下段トレイ | 3 | |||
LCIT | 5 | <> | ||
DIGITAL Laser Printer LNC02 | ||||
上段トレイ | 1 | <> | ||
下段トレイ | 5 | <> | ||
DIGITAL PrintServer 17 および 17/600 | ||||
上段トレイ | 1 | |||
下段トレイ | 2 | |||
DIGITAL PrintServer 20, 32, 32plus および 40 | ||||
上段トレイ | 1 | |||
下段トレイ | 2 | |||
LCIT | 3 | <> | ||
GENICOM microLaser 170 | ||||
Compaq Laser Printer LN16 を参照 | ||||
GENICOM microLaser 210 および LN21 | ||||
マルチパーパス・トレイ | 0 | |||
トレイ 1 | 1 | <> | ||
トレイ 2 | 2 | <> | ||
トレイ 3 | 3 | <> | ||
エンベロープ・フィーダ | 6 | <> | ||
GENICOM microLaser 280 および LN28 | ||||
マルチパーパス・トレイ | 0 | |||
トレイ 1 | 1 | <> | ||
トレイ 2 | 2 | <> | ||
トレイ 3 | 3 | <> | ||
GENICOM microLaser 320 および 401 | ||||
Compaq Laser Printer LN32 を参照 |
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