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Compaq DECwindows Motif for OpenVMS V1.2--6 ソフトウェアでは,メイン・コンソールからすべての構成をブートすることができます。オペレータ・ウィンドウを表示するかしないかは Ctrl/F2で切り替えることができます。メイン・コンソールは常にワークステーションの画面です。
メイン・コンソール(ワークステーション画面)にログインしている場合, DECwindowsを起動する前にログアウトする必要があります。メイン・コンソールから次のコマンドを実行してください。
$ @SYS$MANAGER:DECW$STARTUP |
コマンド・プロシージャが完了したあと,メイン・コンソールからログアウトします。ログアウトしない場合は,サーバは起動せず,ログイン・ボックスは表示されません。
ターミナル・ポート経由でワークステーションに接続したターミナルを代替コンソールとして使用することができます。
メイン・コンソールからブートした場合, DECwindows Motifスタートアップ・コマンド・プロシージャを起動した際に代替コンソールに接続されます。
代替コンソールからシステムをブートする場合,コンソール・ウィンドウ・アプリケーションを起動することはできません。このアプリケーションについては,リリース・ノートに説明があります。
A.4.4 デスクトップの選択(Alphaのみ)
OpenVMS Alphaシステムの場合, Compaq DECwindows Motif for OpenVMS V1.2--6 には, 2種類のデスクトップのオプションがあります。 CDE (共通デスクトップ環境) から派生したNew Desktop および従来のDECwindowsウィンドウです。
インストレーション中に, New Desktop および従来のDECwindowsウィンドウの両方をインストールする選択をした場合,どちらを省略時の設定にするか問い合わせがあります。
省略時の設定としてもう一方のデスクトップを選択する場合は,次の手順を実行してください。
$ COPY SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.TEMPLATE - _$ SYS$COMMON:[SYSMGR]DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM |
$ DECW$START_NEW_DESKTOP == "TRUE" |
DECwindowsデスクトップを省略時の設定にしたい場合は,次のグローバル・シンボル定義を入力します。
$ DECW$START_NEW_DESKTOP == "FALSE" |
$ @SYS$MANAGER:DECW$STARTUP RESTART |
A.5 DECwindows Motif ソフトウェアの管理
この章では, Compaq DECwindows Motif for OpenVMS V1.2--6 ソフトウェアのパフォーマンス管理を説明します。テーラリング・ユーティリティを使用したシステム・ディスクへのDECwindows Motifの追加,あるいはシステム・ディスクからのDECwindows Motifの削除を行う方法についても説明します。システム管理についての詳細は,『日本語 DECwindows Motif for OpenVMS 環境設定の手引き』を参照してください。
この章の構成および内容は次のとおりです。
Compaq DECwindows Motif for OpenVMS V1.2--6 製品のインストレーション後にシステムをチューニングすることにより,パフォーマンスを向上させたり,システム・リソースの消費を減らすことができます。システムのチューニングについての詳細は,『日本語 DECwindows Motif for OpenVMS 環境設定の手引き』を参照してください。
A.5.1 DECwindows X11ディスプレイ・サーバのスタートアップ・プロシージャ
DECwindows X11ディスプレイ・サーバは,ディスプレイ,キーボード,マウスなどのワークステーションのグラフィックス装置を管理します。
DECwindows X11ディスプレイ・サーバは,ワークステーション・システム上でのみ起動してください。 |
スタートアップ・コマンド・プロシージャは, DECwindows X11ディスプレイ・サーバのほとんどの構成パラメータを自動的に決定します。ただし,次の項目を含めて,コマンド・プロシージャが決定できない項目がいくつかあります。
DECwindows X11ディスプレイ・サーバが適切に設定されるように,サーバ・スタートアップ・ファイルを次のように変更してください。
$ DECW$SERVER_DENSITY == "100" |
この行をモニタが100 dpi である各ワークステーションのセクションに追加します。または,すべてのワークステーションの共通セクションに追加します (すべてのワークステーションが100 dpiモニタの場合)。
$ DECW$SERVER_CONNECT_LOG == "TRUE" |
$ DECW$COLOR == "FALSE" |
$ DECW$DEFAULT_KEYMAP == "xxxxx" |
上記で,
xxxxxには該当するDECwindowsキーマップ名が入ります。 LK201またはLK401キーボードのモデル番号から該当する名前を確認することができます。キーボードを裏返しにして,モデル番号が書かれているラベルを確認してください。モデル番号は,LK201--xx または LK401--xxとなっています。モデル番号が,LK201またはLK401だけの場合があります。この場合,必要な xx はラベルの別の部分に記載されています。次のような数字が記載されているはずです。
nn-nnnnn-xx |
このxxを使用して, 表 A-7 から該当するキーマップ名を選択します。データ・プロセッシング・キーボードのレイアウトの場合は末尾がDPのキーマップを,タイプライタ・レイアウトの場合は末尾がTWのキーマップを選択してください。
表 A-7 は,各キーボードの設計特性に従って構成されています。
キーマップ名を選択したあと, DECwindows X11ディスプレイ・サーバ・スタートアップ・ファイルを変更します。たとえば,ドイツ語のタイプライタ・レイアウトに変更する場合は, DECwindowsX11ディスプレイ・サーバ・スタートアップ・ファイルに次の行を追加します。
$ DECW$DEFAULT_KEYBOARD_MAP == "DUTCH_LK201LH_TW" |
北米キーボード・レイアウトでない各ワークステーションに同じ行を追加します。または,すべてのワークステーションの共通部分 (すべてのワークステーションで同じキーボード・レイアウトを使用する場合)に,これと同じ行を追加します。
$ @SYS$MANAGER:DECW$STARTUP RESTART |
キーボード特性 | モデル | DECwindows キーマップ |
---|---|---|
Austrian/German | LK201-(AG,LG,BG,MG) | AUSTRIAN_GERMAN_LK201LG_DP |
AUSTRIAN_GERMAN_LK201LG_TW | ||
LK201-(NG,PG) | AUSTRIAN_GERMAN_LK201NG_DP | |
AUSTRIAN_GERMAN_LK201NG_TW | ||
LK401-(AG) | AUSTRIAN_GERMAN_LK401AG_TW | |
Belgian/French | LK201-(AP,LP,BP,MP) | BELGIAN_FRENCH_LK201LP_DP |
BELGIAN_FRENCH_LK201LP_TW | ||
Belgian/French | LK401-(AP) | BELGIAN_FRENCH_LK401AP_DP |
BELGIAN_FRENCH_LK401AP_TW | ||
British | LK201-(AE,LE,BE,ME) | BRITISH_LK201LE_DP |
BRITISH_LK201LE_TW | ||
British | LK401-(AA,PA) | BRITISH_LK401AA_DP |
BRITISH_LK401AA_TW | ||
Canadian/French | LK201-(AC,LC,BC,MC) | CANADIAN_FRENCH_LK201LC_DP |
CANADIAN_FRENCH_LK201LC_TW | ||
Canadian/French | LK401-(AC,LC,BC,MC) | CANADIAN_FRENCH_LK401AC_DP |
CANADIAN_FRENCH_LK401AC_TW | ||
Danish | LK201-(AD,LD,BD,MD) | DANISH_LK201LD_DP |
DANISH_LK201LD_TW | ||
LK201-(ED,RD,FD) | DANISH_LK201RD_DP | |
DANISH_LK201RD_TW | ||
Danish | LK401-(AD,LD,BD,MD) | DANISH_LK401AD_DP |
DANISH_LK401AD_TW | ||
Dutch | LK201-(AH,LH,BH,MH) | DUTCH_LK201LH_DP |
DUTCH_LK201LH_TW | ||
LK201-(NH,PH) | DUTCH_LK201NH | |
LK401-(NH,PH) | DUTCH_LK401AH | |
Finnish | LK201-(AF,LF,BF,MF) | FINNISH_LK201LF_DP |
FINNISH_LK201LF_TW | ||
LK201-(NX,PX) | FINNISH_LK201NX_DP | |
FINNISH_LK201NX_TW | ||
Finnish | LK401-(AF,LF,BF,MF) | FINNISH_LK401AF_DP |
FINNISH_LK401AF_TW | ||
Flemish | LK201-(AB,LB,BB,MB) | FLEMISH_LK201LB_DP |
FLEMISH_LK201LB_TW | ||
Flemish | LK401-(AB,LB,BB,MB) | FLEMISH_LK401AB_DP |
FLEMISH_LK401AB_TW | ||
Icelandic | LK201-(AU,LU,BU,MU) | ICELANDIC_LK201LU_DP |
ICELANDIC_LK201LU_TW | ||
Italian | LK201-(AI,LI,BI,MI) | ITALIAN_LK201LI_DP |
ITALIAN_LK201LI_TW | ||
Italian | LK401-(AI,LI,BI,MI) | ITALIAN_LK401AI_DP |
ITALIAN_LK401AI_TW | ||
North American | LK201-(AA,LA,BA,MA) | NORTH_AMERICAN_LK201LA |
North American | LK401-(AA,LA,BA,MA) | NORTH_AMERICAN_LK401AA |
Norwegian | LK201-(AN,LN,BN,MN) | NORWEGIAN_LK201LN_DP |
NORWEGIAN_LK201LN_TW | ||
LK201-(EN,RN,FN) | NORWEGIAN_LK201RN_DP | |
NORWEGIAN_LK201RN_TW | ||
Norwegian | LK401-(AN,LN,BN,MN) | NORWEGIAN_LK401AN_DP |
NORWEGIAN_LK401AN_TW | ||
Portuguese | LK201-(AV,LV,BV,MV) | PORTUGUESE_LK201LV |
Portuguese | LK401-(AV,LV,BV,MV) | PORTUGUESE_LK401AV |
Spanish | LK201-(AS,LS,BS,MS) | SPANISH_LK201LS_DP |
SPANISH_LK201LS_TW | ||
Spanish | LK401-(AS,LS,BS,MS) | SPANISH_LK401AS_DP |
SPANISH_LK401AS_TW | ||
Swedish | LK201-(AM,LM,BM,MM) | SWEDISH_LK201LM_DP |
SWEDISH_LK201LM_TW | ||
LK201-(NM,PM) | SWEDISH_LK201NM_DP | |
SWEDISH_LK201NM_TW | ||
Swedish | LK401-(AM,LM,BM,MM) | SWEDISH_LK401AM_DP |
SWEDISH_LK401AM_TW | ||
Swiss/French | LK201-(AK,LK,BK,MK) | SWISS_FRENCH_LK201LK_DP |
SWISS_FRENCH_LK201LK_TW | ||
Swiss/French | LK401-(AK,LK,BK,MK) | SWISS_FRENCH_LK401AK_DP |
SWISS_FRENCH_LK401AK_TW | ||
Swiss/German | LK201-(AL,LL,BL,ML) | SWISS_GERMAN_LK201LL_DP |
SWISS_GERMAN_LK201LL_TW | ||
Swiss/German | LK401-(AL,LL,BL,ML) | SWISS_GERMAN_LK401AL_DP |
SWISS_GERMAN_LK401AL_TW | ||
Combined US/UK | LK201-(EE,RE,PE) | UK_LK201RE |
US_LK201RE | ||
Combined US/UK | LK401-(EE,RE,PE) | UK_LK401AA |
US_LK401AA |
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