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5 プリンタ固有の情報

この章では,特定のプリンタでDCPSを使用する場合の情報を提供します。

5.1 リコー製プリンタ

5.1.1 RICOH IPSiO NX900

5.1.1.1 制限事項

5.1.1.2 セパレータ・トレイの指定

1 標準の給紙トレイ(上段)
2 標準の給紙トレイ(下段)
3 1000枚給紙テーブル(上段),オプション
4 1000枚給紙テーブル( 下段),オプション
5 1500枚増設トレイ・ユニット,オプション

プリント・キューにジョブ・セパレータ・ページを対応付ける場合,次のコマンドを使用して次の論理名を定義してください。

     $ DEFINE/SYSTEM DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY n

このコマンドでは,実行キューの名前(queue-name)と給紙トレイ番号( n:通常は1)を指定しなければなりません。この論理名の定義がされていない場合, 印刷実行時にINPUT_TRAY=MANUAL_FEEDパラメータが指定された場合に次のようなエラーが発生し, 印刷できません。

     %DCPS-W-RANGECHK,rangecheck: Argument out of bounds - offending
     command is setpapertray
     %DCPS-E-FLUSHING,Rest of Job (to EOJ) will be ignored

5.1.2 RICOH PC LASER NX-510/500

5.1.2.1 制限事項

5.1.3 RICOH IPSiO NX700

5.1.3.1 制限事項

5.1.4 RICOH IPSiO NX1100/PC LASER NX-1000

5.1.4.1 制限事項

5.2 沖データ製プリンタ

5.2.1 OKI MICROLINE 703N3,701N3

5.2.1.1 制限事項

5.2.1.2 セパレータ・トレイの指定

1 トレイ1
2 トレイ2
4 フロント・フィーダ
5 エンベロープ・フィーダ,オプション

プリント・キューにジョブ・セパレータ・ページを対応付ける場合,次のコマンドを使用して次の論理名を定義してください。

     $ DEFINE/SYSTEM DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY n

このコマンドでは,実行キューの名前(queue-name)と給紙トレイ番号( n:通常は1)を指定しなければなりません。この論理名の定義がされていない場合, 印刷実行時にINPUT_TRAY=MANUAL_FEEDパラメータが指定された場合に次のようなエラーが発生し, 印刷できません。

     %DCPS-W-RANGECHK,rangecheck: Argument out of bounds - offending
     command is setpapertray
     %DCPS-E-FLUSHING,Rest of Job (to EOJ) will be ignored

5.2.2 OKI MICROLINE 900PSIII LT,903PSIII

5.2.2.1 制限事項

5.2.3 OKI MICROLINE 801PSIIV-LT,802PSIIV, 803PSIIV

5.2.3.1 制限事項

5.2.4 OKI MICROLINEシリーズすべて

OKI MICROLINE 703N3,701N3以外のOKI MICROLINEシリーズのすべてのプリンタについて,Executive 用紙サイズがサポートされなくなりました。

5.3 セイコーエプソン製プリンタ

5.3.1 ESPER-LASER LP-9200PS3

5.3.1.1 制限事項

5.3.1.2 セパレータ・トレイの指定

0 標準トレイ
1 カセット1
2 カセット2,オプション
3 カセット3,オプション

5.3.2 ESPER-LASER LP-8400PS3

5.3.2.1 制限事項

5.3.2.2 セパレータ・トレイの指定

0 標準トレイ
1 上カセット
2 下カセット(オプション)

5.3.3 ESPER-LASER LP-9200PS2

5.3.3.1 制限事項


+ DCPS V1.3で新たに追加されたA3NOBI用紙サイズはLP- 9200PS2ではA3Wに相当します。

5.4 富士ゼロックス製プリンタ

5.4.1 FUJI XEROX Laser Press 4410

5.4.1.1 制限事項

5.4.1.2 セパレータ・トレイの指定

0 トレイ1
1 トレイ2 (オプション)
2 トレイ3/大容量給紙トレイ3 (オプション)
3 トレイ4/大容量給紙トレイ4 (オプション)

5.5 Compaq Laser Printer LN16

5.5.1 プリンタの構成

DCPSでは,LN16のPERSONALITYがPOSTSCRIPTに設定されていることが必要です。PERSONALITY がAUTOあるいはPCLに設定されている場合,DCPSジョブは"Starting" 状態のままとなって出力しません。この設定は,プリンタ・ コンソールのCONFIGメニューで行います。

PERSONALITYをPOSTSCRIPTに設定することにより,Windows PCから送信されたPCL ジョブも継続して正しく出力されます。

5.5.2 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用して,LN16のためのDCPSキューを作成する場合,9100 というポート番号を使用してください。

5.5.3 LATおよびAppleTalkの構成

DCPSキューで使用されるLAT装置を作成するには,LATCP修飾子に次のいずれかの値の組み合わせを使用することができます。

ここで,nodenameはプリンタのNICノード名であり, serviceはプリンタの有効なサービス名です。これらの値は, プリンタのNICステータス・ページ,あるいはTelnetあるいはLATを経由してNIC にログインすることにより得られます。たとえば,次のコマンドはプリンタのNIC ノード名が PRQ_00001Fであることを示しています。

         Local_4> show server
            NET16 Version V1.0/1(990126)           Uptime:                 23:17:07
            Hardware Addr: 00-50-27-00-00-1f       Name/Nodenum:      PRQ_00001F/ 0
            Ident String: NET16

AppleTalkを使用してDCPSキューを作成する場合は,サービス名を使用しなければなりません。 省略時のサービス名のいずれかを使用することもできますし, 省略時のサービス名を修正することもできます。また, ユーザ独自のサービス名を作成することもできます。次は,LATおよびAppleTalk の両方で使用することができるLN16サービスの例です。この例では,DCPS_LN16 がAppleTalk名です。

         Local_4> list service dcps_ln16

         Service:  DCPS_LN16         Ident:  DCPS Compaq Laser Printer LN16
           Rating: N/A               Ports:  1
           Characteristics:          Queueing  Binary  Rtel  Connections  AppleTalk
                                     Lat
           SOJ: <none>     EOJ: <none>
           Enabled Groups: 0

AppleTalkサービス名は注意して作成してください。同一サービス名を複数のプリンタに作成すると, ネットワーク上に同一AppleTalk名を使用した複数のプリンタが存在することになるからです。

プリンタ・サービスの設定についての詳細は,プリンタの『Ethernet Network Interface Card (NIC) Reference Manual』を参照してください。

5.6 Compaq Laser Printer LN32およびLNM40

5.6.1 プリンタの構成

LN32あるいはLNM40プリンタがPostScriptモードあるいは自動言語検出モードである場合は,DCPS はこれらのプリンタに出力することができます。 INTERPRETERおよびFORMATが表 5-1 に示す値に設定されていることを確認してください。 これらの値は,プリンタ・ コンソールのINTERFACEメニューで設定することができます。

表 5-1 有効なLN32およびLNM40の言語検出構成

プリンタの設定
プリンタのモード INTERPRETER FORMAT
PostScript/PCL検出 Auto Switch Raw
PostScript PostScript Normal

5.6.2 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用して,LN32あるいはLNM40のためのDCPSキューを作成する場合,9100 というポート番号を使用してください。

5.6.3 LATおよびAppleTalkの構成

LATおよびAppleTalkキューの構成についての情報は,第5.5.3項を参照してください。

5.6.4 TCPware使用時のキューの中断

LN32あるいはLNM40プリンタとともにTCPwareを使用している場合,画面上に非常に多くのユーザ・ データ・メッセージが表示されることがあり,次のようなOPCOM メッセージを表示してキューが異常終了することがあります。

       %%%%%%%%%%%  OPCOM  21-APR-1999 15:09:53.22  %%%%%%%%%%%
       Message from user SYSTEM on ZIPPY
       Queue LN32_RAW: %DCPS-F-EXQUOTA,process quota exceeded

この問題は,プリンタのファームウェアが990323で,TCPware V5.3-3を稼動している場合に発生します。 この問題を回避するには,システム管理者が次の手順を実行しなければなりません。

5.7 Compaq Laser Printer LNC02 (DIGITAL Laser Printer LNC02)

5.7.1 最小のファームウェア・バージョン

DCPSのraw TCP/IPプロトコルでDIGITAL Laser Printer LNC02 を使用する場合は,プリンタがファームウエア・バージョン System Release 1.1.1,Revision 3.11以上を使用している必要があります。 このファームウェアのバージョン番号は,プリンタのスタートアップ・ ページに表示されます。

LNC02がこれより古いバージョンのファームウェアを使用している場合は, 弊社の次のプリンタ関連Webサイトから新しいバージョンをダウンロードしてください。

http://www.digital.com/printers/sofwar/prt_sofwar.html

LNC02についてのWebページからオンライン・ヘルプを使用して,ファームウェアのアップデート版のある場所に移動することもできます。

5.7.2 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用して,LNC20のためのDCPSキューを作成する場合,6869 というポート番号を使用してください。この双方向のポートは, プリンタ・コンソールによって構成される単方向のポートとは異なります。

5.7.3 不正な用紙枚数

ジョブ・トレーラ・ページおよびOpenVMSアカウント情報ファイルに通知される用紙枚数は,LNC20 プリンタの制限により不正な値です。対処方法は報告されていません。 ただし,LNC20は,プリンタの使用状況を見るために使用可能なアカウント機能を持っています。

5.8 DIGITAL Laser Printer LN15およびLN15+

DIGITAL Laser Printer LN15+は,DIGITAL Laser Printer LN15のアップグレード機種です。DCPS ドキュメントのDIGITAL Laser Printer LN15についての記述は,DIGITAL Laser Printer LN15+ についても適用されます。

5.8.1 raw TCP/IPポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用してLN15用のDCPSキューを作成する場合は, ポート番号3001を指定してください。

5.8.2 プリンタ構成の設定

DCPSでは,LN15属性を特定の値に設定する必要があります。表 5-2 に示す値に設定されていない場合,DPCS のジョブは"Starting"状態のままとなり,印刷されません。

表 5-2 LN15の構成の設定

設定 設定箇所 ドキュメント
PERSONALITY PS プリンタ・コンソールのCONFIGメニュー 『LN15 User Manual』
NPAP MODE OFF プリンタ・ コンソールのPARALLELメニュー 『LN15 User Manual』
PORT 1 BITRONICS ENABLED Ethernetカード管理 『RapidPrint 600 Print Server Installation Guide』

5.9 DIGITAL Laser Printer LN20

5.9.1 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用するLN20用のDCPSキューを作成する場合は, ポート番号に6869を指定してください。この双方向ポートは,プリンタ・ コンソールで構成される単方向ポートとは異なるものです。

5.9.2 不正な用紙枚数

ジョブのトレーラ・ページおよびOpenVMSアカウント情報ファイルに通知される用紙枚数は,LN20 プリンタの制限により不正な値です。対処方法は報告されていません。 ただし,LN20プリンタは,プリンタの使用状況を見るために使用可能なアカウント機能を持っています。

5.10 DIGITAL Laser Printer LN40

5.10.1 raw TCP/IPポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用するLN40用のDCPSキューを作成する場合は, ポート番号に6869を指定してください。この双方向ポートは,プリンタ・ コンソールで構成される単方向ポートとは異なるものです。

5.10.2 不正な用紙枚数

ジョブのトレーラ・ページおよびOpenVMSアカウント情報ファイルに通知される用紙枚数は,LN40 プリンタの制限により不正な値です。対処方法は報告されていません。 ただし,LN40プリンタは,プリンタの使用状況を見るために使用可能なアカウント機能を持っています。

5.10.3 最初のジョブがシフト排紙される可能性

プリンタの電源投入後のLN40に対する最初のDCPSジョブは,不正にシフト排紙される可能性があります。LN40 のOFFSET STACKINGがON,COLLATIONがOFF に設定されている場合にかぎり,この問題が発生します。

5.11 Hewlett-Packard LaserJet 4000および5000シリーズ

5.11.1 最小のファームウェア・バージョン

DCPSからHewlett-Packard LaserJet 4000あるいは5000シリーズ・ プリンタを使用するには,プリンタがファームウエア・バージョン 19980714 MB3.68以上を使用している必要があります。このファームウェアのバージョン番号は, プリンタの構成ページにFirmware Datecodeとして表示されます。

プリンタのファームウェア・バージョンがこれよりも古い場合は, Hewlett-Packard社に連絡して適切なバージョンを要求してください。新しいファームウェアはSIMM として送付され,プリンタに装着するようになっています。

5.11.2 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用して,HP LaserJet 4000あるいは5000のためのDCPS キューを作成する場合,9100というポート番号を使用してください。

5.12 Lexmark Optra S

5.12.1 raw TCP/IPのポート番号

raw TCP/IPプロトコルを使用して,Lexmark Optra SプリンタのためのDCPS キューを作成する場合,9100というポート番号を使用してください。


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