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8 DCPSバージョン1.7の情報

この節では,DCPS V1.7で変更された点について説明します。いくつかの変更点については, 本書の別の箇所でも詳細に説明しています。

8.1 DCPSバージョン1.7の変更点

8.1.1 OpenVMS V7.2およびExtended File Specifications のサポート

OpenVMS Alpha V7.2あるいはOpenVMS VAX V7.2が稼動しているシステムは,DCPS でサポートされています。DCPS V1.7は,ODS-5ボリュームおよび深いディレクトリ構造を含むExtended File Specifications を使用したシステムをサポートします。

ODS-5ボリューム上の任意のディレクトリ内の任意のファイルをプリンタに出力することができます。 ファイル名は,ファイル・セパレータ・ページおよびLIST トランスレータを使用した出力で切り捨てられる場合があります。 ファイル名が切り捨てられた場合は,省略記号(...)によって示されます。

8.1.2 新しいプリンタのサポート

詳細は,本リリース・ノートの第5章を参照してください。

8.1.3 BADPARAMSエラーによるTCP/IPジョブの終了

特定の状況下で,TCP/IP経由で出力されているジョブが終了して,そのキューが停止し, 次のようなメッセージがOPCOMに通知されていました。

         %%%%%%%%%%%  OPCOM  25-FEB-1998 17:09:53.38  %%%%%%%%%%%
         Message from user SYSTEM on HUMANE
         Queue LN32_LAB: %DCPS-F-BADPARAM, bad parameter value

いくつかの状況下でのこの問題を解決するための変更が,DCPS V1.6-1で行われました。DCPS V1.7 では,DCPSがプリンタとネットワーク接続しようとしている場合のこの問題を解決するための変更が追加されました。


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