Accountingユーティリティを起動します。 Accountingユーティリティは資源の使用に関するレポートを作成します。 Accountingユーティリティについての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』 あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ACCOUNTING [ファイル指定[,...]]
装置の割り当てを解除するまで,またはそのプロセスを終了するまで, 装置へ排他的にアクセスすることができます。 オプションで,装置に論理名をつけることができます。
読み込み(R),書き込み(W),または制御アクセス権が必要です。
ALLOCATE 装置名[:][,...] [論理名[:]]
/[NO]GENERIC修飾子は, ALLOCATEコマンドの装置名パラメータの前に指定します。 たとえばDCLプロンプト($)に対して次のコマンドを実行すると, RK07装置を占有できます。
$ ALLOCATE/GENERIC RK07 DISK
/GENERIC修飾子で指定できる装置型の一部を,次の表に示します。 どの装置が使用できるかは, 現在使用しているOpenVMSのバージョンに対応したSPDをご覧ください。
装置の種類 | ||||
---|---|---|---|---|
ディスク装置 | ||||
EF51 | EF52 | EF53 | EF54 | EF58 |
ESE20 | ESE25 | ESE52 | ESE56 | ESE58 |
EZ31 | EZ31L | EZ32 | EZ32L | EZ33 |
EZ33L | EZ34 | EZ35 | EZ51 | EZ52 |
EZ53 | EZ54 | EZ56R | EZ58 | HSZ10 |
HSZ15 | HSZ20 | HSZ40 | ML11 | RA60 |
RA70 | RA71 | RA72 | RA73 | RA80 |
RA81 | RA82 | RA90 | RA92 | RAH72 |
RB02 | RB80 | RC25 | RCF25 | RD26 |
RD31 | RD32 | RD33 | RD51 | RD52 |
RD53 | RD54 | RF30 | RF31 | RF31F |
RF32 | RF35 | RF36 | RF37 | RF70 |
RF71 | RF72 | RF73 | RF74 | RF75 |
RFF31 | RFH31 | RFH32 | RFH35 | RFH72 |
RFH73 | RK06 | RK07 | RL01 | RL02 |
RM03 | RM05 | RM80 | RP04 | RP05 |
RP06 | RP07 | RP07HT | RX01 | RX02 |
RX04 | RX18 | RX23 | RX23S | RX26 |
RX33 | RX33S | RX35 | RX50 | RZ01 |
RZ13 | RZ14 | RZ15 | RZ16 | RZ17 |
RZ18 | RZ22 | RZ23 | RZ23L | RZ24 |
RZ24L | RZ25 | RZ25L | RZ26 | RZ26B |
RZ26L | RZ26M | RZ27 | RZ27B | RZ27L |
RZ28 | RZ28B | RZ28L | RZ29 | RZ29B |
RZ31 | RZ34L | RZ35 | RZ35L | RZ36 |
RZ36L | RZ37 | RZ38 | RZ55 | RZ55L |
RZ56 | RZ56L | RZ57 | RZ57I | RZ57L |
RZ58 | RZ59 | RZ72 | RZ73 | RZ73B |
RZ74 | RZ74B | RZ75 | RZ75B | RZF01 |
コンパクト・ディスク装置 | ||||
RRD40 | RRD40S | RRD42 | RRD43 | RRD44 |
RRD50 | RV20 | RV60 | RV80 | RW504 |
RW510 | RW514 | RW516 | RWZ01 | RWZ21 |
RWZ31 | RWZ51 | RWZ52 | RWZ53 | RWZ54 |
テープ装置 | ||||
TA78 | TA79 | TA81 | TA85 | TA86 |
TA87 | TA90 | TA90E | TA91 | TAD85 |
TAPE9 | TD34 | TD44 | TE16 | TF30 |
TF70 | TF85 | TF86 | TK50 | TK50S |
TK60 | TK70 | TK70L | TKZ09 | TKZ60 |
TL810 | TL820 | TLZ04 | TLZ06 | TLZ07 |
TLZ6 | TLZ7 | TM32 | TS11 | TSZ05 |
TSZ07 | TSZ08 | TU45 | TU56 | TU58 |
TU77 | TU78 | TU80 | TU81 | TZ30 |
TZ30S | TZ85 | TZ857 | TZ86 | TZ865 |
TZ867 | TZ87 | TZ875 | TZ877 | TZ88 |
TZ885 | TZ887 | TZ89 | TZ895 | TZ897 |
TZK10 | TZK11 | TZX0 |
$ ALLOCATE DMB2: %DCL-I-ALLOC, _DMB2: allocatedこの例でALLOCATEコマンドは,コントローラBユニット2である, RK06/RK07ディスク・ドライブの占有を要求しています。 システムの応答は,装置の占有が成功したことを示しています。
$ ALLOCATE MT,MF: TAPE: %DCL-I-ALLOC, _MTB2: allocated . . . $ SHOW LOGICAL TAPE: TAPE: = _MTB2: (process) $ DEALLOCATE TAPE: $ DEASSIGN TAPE:この例のALLOCATEコマンドは, MTまたはMFで始まる名前のテープ装置の占有と, それに論理名TAPEを割り当てるよう要求しています。 ALLOCATEコマンドはMTで名前が始まる使用可能なテープ装置を探し, 占有した装置名とともに応答します。MTで名前が始まるテープ装置がない場合, ALLOCATEコマンドはMFで名前が始まるテープ装置を探します。 これ以降,ユーザのプログラムまたはコマンド文字列中の装置TAPEへの参照は, 装置名MTB2に変換されます。
このテープ装置が必要なくなったら,DEALLOCATEコマンドを使用して割り当てを解除し, DEASSIGNコマンドを使用して論理名を削除します。 ALLOCATEコマンドではコロンをつけて論理名TAPEを指定しましたが, 論理名テーブルのエントリにはコロンは含まれていません。
$ ALLOCATE/GENERIC RL02 WORK %DCL-I-ALLOC, _DLA1: allocated %DCL-I-SUPERSEDE, previous value of WORK has been supersededこの例のALLOCATEコマンドは,すべてのRL02ディスク装置の占有と, それに論理名WORKを割り当てるよう要求しています。終了メッセージは, 占有した装置を表示し,論理名WORKの割り当てが変更されたことを示します。
$ ALLOCATE $TAPE1 %DCL-I-ALLOC, _MUA0: allocatedこの例のALLOCATEコマンドは, 論理名$TAPE1に関連付けられているテープ装置MUA0を占有します。
$ ALLOCATE /GENERIC RX50 ACCOUNTSこの例のALLOCATEコマンドは, 最初の使用可能なフロッピィー・ディスク・ドライブを占有し, それにプロセス論理名ACCOUNTSを割り当てます。
Audit Analysisユーティリティを起動します。 このユーティリティは,機密保護監査ログ・ファイル, または機密保護アーカイブ・ファイルから,情報を選択的に抽出し表示します。
Audit Analysisユーティリティについての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』 あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/AUDIT [ファイル指定]
システム・ダンプ・アナライザ(SDA)・ユーティリティを起動します。 このユーティリティは,システム・ダンプ・ファイルを分析します。 /CRASH_DUMP修飾子は必須です。
Alphaシステムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は, 『OpenVMS Alpha System Dump Analyzer Utility Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。 VAXシステムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は, 『OpenVMS VAX System Dump Analyzer Utility Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/CRASH_DUMP ファイル指定
Analyze/Disk_Structureユーティリティを起動します。 このユーティリティは,次の操作を行います。
/DISK_STRUCTURE修飾子は必須です。
Analyze/Disk_Structureユーティリティについての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』 あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/DISK_STRUCTURE 装置名[:]
エラー・ログ・レポート・フォーマッタを起動します。 エラー・ログ・レポート・フォーマッタは, エラー・ログ・ファイルの内容を選択的に報告します。/ERROR_LOG修飾子は必須です。
エラー・ログ・ユーティリティについての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』 あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/ERROR_LOG [ファイル指定[,...]]
Alpha,VAX,および変換されたVAXイメージの実行可能イメージ・ファイル, または共有可能イメージ・ファイルの内容を分析します。 また,イメージ・ファイル中のエラーをチェックします。/IMAGE修飾子は必須です。 イメージ・ファイルに関する一般的な情報については, 『OpenVMS Linker Utility Manual』のリンカの説明を参照してください。 オブジェクト・ファイルの内容を分析する場合は, ANALYZE/OBJECTコマンドを使用します。
- 注意
- OpenVMS VAX V6.1および6.2では,ANALYZE/IMAGEコマンドを使用して OpenVMS Alphaのイメージを分析することはできません。
ANALYZE/IMAGE ファイル指定[,...]
アスタリスク(*)およびパーセント記号(%)ワイルドカード文字を, ファイル指定で使用することはできません。
複数のエラーが検出された場合は,最も重大なレベルの最初のエラーが返されます。 たとえば警告(A)と2つのエラー(BおよびC)が検出された場合は, イメージ終了状態として最初のエラー(B)が返されます。 イメージ終了状態は,イメージ終了時にDCLシンボル$STATUSに置かれます。
拡張イメージ・ヘッダ(EIHD)を調べることによりANALYZE/IMAGEコマンドは, Alphaシステムのイメージ・ファイルと VAXシステムのイメージ・ファイルを区別することができます。
ANALYZE/IMAGEコマンドを実行すると,次に示す情報が分かります。
ANALYZE/IMAGEコマンドには,コマンド修飾子と位置修飾子があります。 省略時の設定では,位置修飾子(たとえば/GSTや/HEADER)を指定しないと, イメージ全体が分析されます。位置修飾子を指定すると, (いつも有効な) /HEADER修飾子を除いた他のすべての位置修飾子, およびユーザが明示的に要求したすべての修飾子を,分析から除外します。
イメージのフィックスアップ・セクション中のすべての情報を分析することを指定します。
ANALYZE/IMAGEコマンドの後に/FIXUP_SECTION修飾子を指定すると, パラメータ・リスト中の各イメージ・ファイルのフィックスアップ・セクションが分析されます。
ファイル指定の後に/FIX_SECTION修飾子を指定すると, そのイメージ・ファイルのフィックス・セクションのみが分析されます。
すべてのグローバル・テブル・レコードを分析することを指定します。 この修飾子は,共有可能イメージに対してのみ有効です。
ANALYZE/IMAGEコマンドの後に/GST修飾子を指定すると, パラメータ・リスト中の各イメージ・ファイルのグローバル・シンボル・テーブルが分析されます。
ファイル指定の後に/GST修飾子を指定すると, そのファイルのグローバル・シンボル・テーブルのみが分析されます。
すべてのヘッダ・アイテムおよびセクション記述子を分析することを指定します。
すべてのパッチ・テキスト・レコードを分析することを指定します。 ANALYZE/IMAGEコマンドの後に/PATCH_TEXT修飾子を指定すると, パラメータ・リスト中の各イメージ・ファイルのパッチ・テキスト・レコードが分析されます。
ファイル指定の後に/PATCH_TEXT修飾子を指定すると, そのファイルのパッチ・テキスト・レコードだけが分析されます。
$ ANALYZE/IMAGE LINEDTこの例のANALYZE/IMAGEコマンドは説明を作成し, イメージLINEDT.EXEのエラー分析を行います。 出力は,現在のSYS$OUTPUT装置に送られます。 省略時の設定では,イメージ全体が分析されます。
$ ANALYZE/IMAGE/OUTPUT=LIALPHEX/FIXUP_SECTION/PATCH_TEXT LINEDT, ALPRINこの例のANALYZE/IMAGEコマンドは説明を作成し,また, ファイルLIALPHEX.ANL内の LINEDT.EXE と ALPRIN.EXE のフィックスアップ・セクションおよびパッチ・レコード・テキストのエラー分析を作成します。 出力は,LIALPHEX.ANLファイルに送付されます。
Bad Block Locatorユーティリティを起動します。 このユーティリティはブロックでアドレス指定できる装置を分析し, データを格納できないブロック位置を記録します。
Bad Block Locatorユーティリティについての詳細は, 『OpenVMS Bad Block Locator Utility Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/MEDIA 装置
オブジェクト・ファイルの内容を分析し,エラーをチェックします。 イメージ・ファイルの内容を分析する場合は,ANALYZE/IMAGEコマンドを使用してください。
ANALYZE/OBJECT ファイル指定[,...]
拡張オブジェクト・モジュール・ヘッダ(EOMH)の形式を調べることにより ANALYZE/OBJECTコマンドは,Alphaシステムのイメージ・ファイルと VAXシステムのイメージ・ファイルを自動的に区別します。
ANALYZE/OBJECTコマンドは,コンパイラ,デバッガ, または(オペレーティング・システムのオブジェクト・モジュールを含め) 他のソフトウェアのプログラマ向けです。ANALYZE/OBJECTコマンドは, オブジェクト・モジュールにより生成されたオブジェクト言語レコードが, Linkerユーティリティからアクセスできるかチェックし, ファイル中のエラーを検出します。また, オブジェクト・ファイルまたはオブジェクト・モジュール・ライブラリ中のレコードの説明を提供します。 リンカ,およびAlphaとVAXのオブジェクト言語についての詳細は, 『OpenVMS Linker Utility Manual』を参照してください。
ANALYZE/OBJECTコマンドは,最初のレコードから最後のレコードまで, 順番にオブジェクト・モジュールを分析します。各レコードのフィールドは, 最初のフィールドから最後のフィールドまで,順番に分析されます。 オブジェクト・モジュールの分析が終わったら,各種レコードの内容と形式と, OpenVMS AlphaまたはOpenVMS VAXオブジェクト言語で記述される各種レコードの必須な内容と形式を比較します。 分析出力に診断メッセージが含まれている場合は, こうして比較することが特に重要です。
オブジェクト・モジュールのリンクは, オブジェクト・モジュールの分析とは異なります。 分析する時にはオブジェクト言語コマンドは実行されませんが, リンクする時には実行されます。その結果,分析した時にエラーがなくても, リンクした時にエラーが発生する可能性はあります。 分析する時には,次の項目をチェックしません。
そのため,分析時にはエラーがなかったオブジェクト・モジュールも, リンク時にチェックする必要があります。
エラーが検出された場合は,最も重大なレベルの最初のエラーが返されます。 たとえば警告(A)と2つのエラー(BおよびC)が検出された場合は, イメージ終了状態として最初のエラー(B)が返されます。 イメージ終了状態は,イメージ終了時にDCLシンボル$STATUSに置かれます。
ANALYZE/OBJECTコマンドは,位置修飾子を使用します。 位置修飾子とは,コマンド行で指定される位置により機能が異なる修飾子です。 コマンド行ですべての入力ファイルより前に位置修飾子を指定すると, その修飾子はすべての入力ファイルに影響を与えます。 たとえば次のコマンドは,ファイル A,B,および C のグローバル・シンボル・ディレクトリ・レコードを分析するように指定しています。
$ ANALYZE/OBJECT/GSD A,B,C
反対に, パラメータ・リスト中の1つのファイルに対して位置修飾子が指定された場合は, その修飾子はそのファイルにのみ影響を与えます。たとえば次のコマンドは, ファイルB (だけ)のグローバル・シンボル・ディレクトリ・レコードを分析するよう指定しています。
$ ANALYZE/OBJECT A,B/GSD,C
一般に,オブジェクト・モジュールのすべてのレコードが分析されます。 ただし,/DBG,/EOM,/GSD,/LNK,/MHD,/TBT,または /TIR修飾子が指定された場合は, 修飾子により識別されるレコード・タイプのみが分析されます。 その他のレコード・タイプはすべて無視されます。
省略時の設定では(適切な修飾子を使用して明示的に分析に制限を指定しない限り), すべてのレコード・タイプが分析されます。
- 注意
- どのような修飾子を指定しても, モジュールの終端(EOM)レコードとモジュール・ヘッダ(MHD)・レコードは分析されます。
すべてのデバッガ情報レコードを分析することを指定します。 パラメータ・リスト中のすべてのファイルのデバッガ情報を分析したい場合は, /OBJECT修飾子の直後に/DBG修飾子を指定します。 選択的にデバッガ情報を分析したい場合は, デバッガ情報を分析したいファイルを指定した直後に/DBG修飾子を指定します。
MHDレコード,EOMレコード, およびコマンドで明示的に指定したレコードだけを分析することを指定します。 パラメータ・リスト中のすべてのファイルにこれを適用させたい場合は, /OBJECT修飾子の直後に/EOM修飾子を指定します。
/EOM修飾子を選択的に指定したい場合は, 適用させたいファイルを指定した直後に/EOM修飾子を指定します。
- 注意
- モジュールの終端レコードは,EOMまたはEOMWレコードになることができます。 詳細は『OpenVMS Linker Utility Manual』を参照してください。
すべてのグローバル・シンボル・ディレクトリ(GSD)・レコードを分析することを指定します。
パラメータ・リスト中の各ファイルのGSDレコードを分析したい場合は, /OBJECT修飾子の直後に/GSD修飾子を指定します。
選択的にGSDレコードを分析したい場合は, GSDレコードを分析したいファイルを指定した直後に/GSD修飾子を指定します。
すべてのリンク・オプション指定(LNK)レコードを分析することを指定します。
パラメータ・リスト中の各ファイルのLNKレコードを分析したい場合は, /OBJECT修飾子の直後に/LNK修飾子を指定します。
選択的にLNKレコードを分析したい場合は, LNKレコードを分析したいファイルを指定した直後に/LNK修飾子を指定します。
MHDレコード,EOMレコード, およびコマンドで明示的に指定したレコードだけを分析することを指定します。 パラメータ・リスト中のすべてのファイルにこれを適用させたい場合は, /OBJECT修飾子の直後に/MHD修飾子を指定します。
/MHD修飾子を選択的に指定したい場合は, 適用させたいファイルを指定した直後に/MHD修飾子を指定します。
アスタリスク(*)やパーセント記号(%)ワイルドカード文字を, ファイル指定に使用することはできません。
すべてのモジュール・トレースバック(TBT)・レコードを分析することを指定します。
パラメータ・リスト中の各ファイルのTBTレコードを分析したい場合は, /OBJECT修飾子の直後に/TBT修飾子を指定します。
選択的にTBTレコードを分析したい場合は, TBTレコードを分析したいファイルを指定した直後に/TBT修飾子を指定します。
すべてのテキスト情報および再配置(TIR)レコードを分析することを指定します。
パラメータ・リスト中の各ファイルのTIRレコードを分析したい場合は, /OBJECT修飾子の直後に/TIR修飾子を指定します。
選択的にTIRレコードを分析したい場合は, TIRレコードを分析したいファイルを指定した直後に/TIR修飾子を指定します。
$ ANALYZE/OBJECT/INTERACTIVE LINEDTこの例でANALYZE/OBJECTコマンドは説明を作成し, オブジェクト・ファイルLINEDT.OBJを部分的にエラー分析します。 省略時の設定では,レコードのすべてのタイプが分析されます。 /INTERACTIVE修飾子が指定されているので,出力はターミナルに送られます。 各アイテムを分析するたびに結果は画面に表示され, 継続するかどうか質問が表示されます。
$ ANALYZE/OBJECT/OUTPUT=LIOBJ/DBG LINEDTこの例でANALYZE/OBJECTコマンドは, ファイルLINEDT.OBJのデバッガ情報レコードだけを分析します。 出力は,ファイルLIOBJ.ANLに書き込まれます。
OpenVMS Debuggerを起動して, イメージの実行に失敗した時に作成されたプロセス・ダンプ・ファイルを分析します。 ダンプ・ファイルを作成する場合は, RUNまたはSET PROCESSコマンドに/DUMP修飾子を指定します。
ANALYZE/PROCESS_DUMPコマンドを実行すると, AlphaまたはVAXのいずれかのイメージのプロセス・ダンプ・ファイルを表示できます。 (DEBUGコマンドに関する情報を含め)デバッガについての詳細は, 『OpenVMSデバッガ説明書』を参照してください。
ダンプ・ファイルに対して読み込み(R)アクセス権が必要です。
ANALYZE/PROCESS_DUMP ダンプ・ファイル
- 注意
- ダンプを作成したシステムで,プロセス・ダンプを分析してください。 異なるシステムにダンプ・ファイルを移動させると, 正しく分析できない可能性があります。
ダンプ・イメージをロードできても,構成が異なるために, ANALYZE/PROCESS_DUMPコマンドの実行に失敗することがあります。たとえば, オペレーティング・システムのバージョンが異なっていても分析はされますが, その結果は保証されません。
この他に,P1空間内の制御領域の構成,ダンプ時に実行中のプロセス,および ANALYZE/PROCESS_DUMPコマンドを実行するプロセスに関しての制限事項があります。 各プロセスのためのユーザ・スタックの基底位置は, 割り当てられた空間のサイズにより異なり, プロセスに互換性があるかどうかを決めます。 ダンプを分析するために割り当てられた空間のサイズは, ダンプを作成したプロセスに割り当てられた空間のサイズより小さくなければなりません。 オペレーティング・システムのバージョンは同じでも, 異なるシステムでダンプを分析する場合は, 割り当てられた空間のサイズに影響を与える 1つまたは複数のシステム・パラメータを変更して, 割り当てられた空間のサイズを小さくすることができます。
システム・パラメータIMGIOCNTは,動的に変更することができます。 その他のシステム・パラメータを適用させるためには,再ブートする必要があります。
Alphaシステムでは, OpenVMS Debuggerでダンプしたイメージを分析できないことがあります。 たとえばダンプしたイメージのPCが無効なアドレスに設定された場合, またはダンプしたイメージのスタックが不良プロセス記述子により破損した場合は, Delta Debugger (DELTA)を使用してダンプを分析しなければなりません。 デバッガとしてDELTAを使用するには,Installユーティリティを起動してイメージ SYS$LIBRARY:DELTAをインストールする必要があります。 Installユーティリティについての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』 を参照してください。
VAXシステムでは,省略時の設定により, ダンプ時に実行中だったイメージと同一名のイメージのシンボルが使用されます。
Alphaシステムでは,イメージ・ファイルが提供するのはシンボルだけではありません。 そのためユーザは, ダンプ・ファイルを作成するイメージを指定しなければなりません。 次のいずれかの方法で行います。
$ ANALYZE/PROCESS/FULL ZIPLIST R0 = 00018292 R1 = 8013DE20 R2 = 7FFE6A40 R3 = 7FFE6A98 R4 = 8013DE20 R5 = 00000000 R6 = 7FFE7B9A R7 = 0000F000 R8 = 00000000 R9 = 00000000 R10 = 00000000 R11 = 00000000 SP = 7FFAEF44 AP = 7FFAEF48 FP = 7FFAEF84 FREE_P0_VA 00001600 FREE_P1_VA 7FFAC600 Active ASTs 00 Enabled ASTs 0F Current Privileges FFFFFF80 1010C100 Event Flags 00000000 E0000000 Buffered I/O count/limit 6/6 Direct I/O count/limit 6/6 File count/limit 27/30 Process count/limit 0/0 Timer queue count/limit 10/10 AST count/limit 6/6 Enqueue count/limit 30/30 Buffered I/O total 7 Direct I/O total 18 Link Date 27-DEC-1998 15:02:00.48 Patch Date 17-NOV-1998 00:01:53.71 ECO Level 0030008C 00540040 00000000 34303230 Kernel stack 00000000 pages at 00000000 moved to 00000000 Exec stack 00000000 pages at 00000000 moved to 00000000 Vector page 00000001 page at 7FFEFE00 moved to 00001600 PIO (RMS) area 00000005 pages at 7FFE1200 moved to 00001800 Image activator context 00000001 page at 7FFE3400 moved to 00002200 User writable context 0000000A pages at 7FFE1C00 moved to 00002400 Creating a subprocess VAX DEBUG Version 5.4 DBG>この例は,VAXシステムで ANALYZE/PROCESSコマンドに/FILL修飾子を指定した場合の出力を示しています。 指定したファイルZIPLISTには, 回復不可能なエラーが検出されたプロセスのダンプが含まれています。 DBG>プロンプトは,デバッガがコマンドを受け入れる用意ができていることを示します。
$ ANALYZE/PROCESS/FULL ARITH.DMP R0 = 000000000000000F R1 = 0000000000000001 R2 = 0000000000010000 R3 = 000000007FF41E14 R4 = 000000007FFBF80C R5 = 000000007FFBF91C R6 = 000000007FFA0D34 R7 = 000000007FFA0D34 R8 = 000000007FFA05F8 R9 = 000000007FFA0800 R10 = 000000007FFA1380 R11 = 000000007FFBE3E0 R12 = 0000000000000004 R13 = FFFFFFFF84EF3730 R14 = 0000000000000000 R15 = 0000000000000000 R16 = 00000000002D4EC8 R17 = 0000000100000000 R18 = 00000000002D4EAE R19 = 0000000000000000 R20 = 0000000000000000 R21 = 0000000000000000 R22 = 002D559100000000 R23 = 00000000002D5591 R24 = 002D559100000000 R25 = 0000000000000003 R26 = 0000000000020040 R27 = 0000000000032AA0 R28 = 0000000000052DA0 AP = 000000007FE6F6F0 FP = 000000007FE6FA20 SP = 000000007FE6FA20 PC = 0000000000020048 FREE_P0_VA 002F6000 FREE_P1_VA 7FE68000 Active ASTs 00 Enabled ASTs 0F Current Privileges 00000000 00108000 Event Flags 00000000 E0000000 Buffered I/O count/limit 100/100 Direct I/O count/limit 100/100 File count/limit 98/100 Process count/limit 0/0 Timer queue count/limit 10/10 AST count/limit 98/100 Enqueue count/limit 600/600 Buffered I/O total 118 Direct I/O total 37 Link Date 14-DEC-1998 13:06:06.72 Kernel stack 00000000 pagelets at 00000000 moved to 00000000 Exec stack 00000000 pagelets at 00000000 moved to 00000000 Vector page 00000002 pagelet at 7FFF0000 moved to 002F6000 PIO (RMS) area 00000000 pagelets at 00000000 moved to 00000000 Image activator context 00000001 pagelet at 7FFD0E00 moved to 002F8000 User writeable context 00000008 pagelets at 7FFC0000 moved to 002FA000 Condition signalled to take dump: %SYSTEM-F-HPARITH, high performance arithmetic trap, Imask=00000000, -Fmask=00000001, summary=04, PC=00020048, PS=0000001B -SYSTEM-F-FLTDIV, arithmetic trap, floating/decimal divide by zero -at PC=00020048, PS=0000001B OpenVMS Alpha DEBUG Version T1.0-FT4 %DEBUG-I-NOLOCALS, image does not contain local symbols %DEBUG-I-NOGLOBALS, some or all global symbols not accessible %DEBUG-I-NOUNIVERSALS, shareable image contains no universal symbols %DEBUG-I-INITIAL, language is UNKNOWN, module set to SHARE$ARITH DBG>
この例は,Alphaシステムで ANALYZE/PROCESSコマンドに/FULL修飾子を指定した場合の出力を示しています。
$ INSTALL INSTALL> ADD SYS$LIBRARY:DELTA INSTALL> EXIT $ DEFINE LIB$DEBUG DELTA $ ANALYZE/PROCESS/FULL PCFS_SERVER.DMP R0 = 004558452E524556 R1 = 00000000004F1080 R2 = 000000000000048C R3 = 0000000000000000 R4 = 0000000000000000 R5 = 0000000000000001 R6 = 0000000000F380C0 R7 = 00000000000000E9 R8 = 00000000002D3F70 R9 = 0000000000342FB8 R10 = 00000000002CE330 R11 = 0000000000000047 R12 = 00000000005107C0 R13 = 0000000000F38140 R14 = 0000000000D5D5C8 R15 = 00000000000000F0 R16 = 000000000003793C R17 = 00000000004F108C R18 = 0000000000000000 R19 = 00000000004F1C00 R20 = 00000000004F1C00 R21 = FFFFFFFF8052C4B6 R22 = 0000000000000001 R23 = FFFFFFFF80042E90 R24 = 0000000000000001 R25 = 0000000000000000 R26 = 0000000000002000 R27 = 00000000000184A0 R28 = 0000000000000001 AP = 0000000000F37E10 FP = 0000000000DE0ED8 SP = 0000000000F38110 PC = 0000000000002000 FREE_P0_VA 00F50000 FREE_P1_VA 7FE6A000 Active ASTs 00 Enabled ASTs 0F Current Privileges FFFFFFFF FFF7FFFF Event Flags 80000000 E0000000 Buffered I/O count/limit 32758/32767 Direct I/O count/limit 32767/32767 File count/limit 32720/32767 Process count/limit 0/0 Timer queue count/limit 32763/32767 AST count/limit 32754/32767 Enqueue count/limit 32760/32767 Buffered I/O total 17353137 Direct I/O total 333631 Link Date 8-SEP-1998 16:42:37.94 Kernel stack 00000020 pagelets at 7FF92000 moved to 00F50000 Exec stack 00000020 pagelets at 7FF96000 moved to 00F54000 Vector page 00000002 pagelet at 7FFF0000 moved to 00F58000 PIO (RMS) area 00000007 pagelets at 7FFD0000 moved to 00F5A000 Image activator context 00000001 pagelet at 7FFD0E00 moved to 00F5C000 User writeable context 00000008 pagelets at 7FFC0000 moved to 00F5E000 Condition signalled to take dump: %SYSTEM-F-ACCVIO, access violation, reason mask=00, virtual address=00002000, PC=00002000, PS=0000001B AlphaVMS DELTA Version 1.5 Exception - Signal reason = 0000000C 00002000!この例では,Installユーティリティを起動してAlphaシステムにイメージ SYS$LIBRARY:DELTAをインストールしています。次に, Delta Debugger (DELTA)を使用するため,論理名LIB$DEBUGにDELTAを定義しています。 ANALYZE/PROCESS_DUMPコマンドは例外情報を表示し,その後プロンプトを表示します。 ダンプにより提供されたスタックまたは他の情報を分析することができます。
Analyze/RMS_Fileユーティリティを起動します。このユーティリティを使用すると, OpenVMS RMSファイルの内部構造を検査し分析することができます。
Analyze/RMS_Fileユーティリティについての詳細は, 『OpenVMS Record Management Utilities Reference Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/RMS_FILE ファイル指定[,...]
システム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティを起動します。 このユーティリティは,実行中のシステムを分析します。/SYSTEM修飾子は必須です。
Alphaシステムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は, 『OpenVMS Alpha System Dump Analyzer Utility Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。 VAXシステムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は, 『OpenVMS VAX System Dump Analyzer Utility Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/SYSTEM
指定された出力ファイルに,1つまたは複数の指定された入力ファイルの内容を追加します。
APPEND 入力ファイル[,...] 出力ファイル
入力ファイルには,ワイルドカード文字(*と%)を使用することができます。
少なくとも1つの出力ファイルを指定しなければなりません。 装置やディレクトリを指定しなかった場合には,APPENDコマンドは, 現在の省略時の装置およびディレクトリを使用します。 省略したファイル指定要素に対しては,APPENDコマンドは, 入力ファイルの対応する要素を使用します。
出力ファイルの指定時にアスタリスク・ワイルドカード文字(*)を使用すると, APPENDコマンドは,指定した入力ファイルの対応する要素を使用します。 複数の入力ファイルを追加している場合には, 最初の入力ファイルの対応する要素を使用します。
DECwindows複合ドキュメントにAPPENDコマンドを使用する場合には, 特に注意してください。 詳細は『Guide to OpenVMS File Applications』を参照してください。
占有サイズは,/NEW_VERSION修飾子が指定され, 新しいファイルが実際に作成される場合にだけ適用されます。
時刻指定の詳細は,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』, またはオンライン・ヘルプの SPECIFY Date_timeを参照してください。
UICを指定する場合には,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』 に説明されている標準的なUIC形式を使用します。
YES | NO | QUIT |
TRUE | FALSE | [Ctrl/Z] |
1 | 0 | ALL |
[Return] |
応答には,大文字と小文字を任意に組み合わせて使用することができます。 単語による応答は,1文字以上(たとえば,TRUEの場合はT,TR,またはTRU) に短縮することができます。 肯定応答は,YES,TRUE,1です。否定応答は,NO,FALSE,0, <RET>です。 QUITと[CTRL/Z]は,その時点でコマンドの処理を停止する時に使用します。 ALLを応答すると,コマンドは処理を継続しますが,プロンプトは表示されなくなります。 上記に示されていない応答を入力すると,DCLはエラー・メッセージを出力し, 同じプロンプトがもう一度表示されます。
入力ファイルが連続している場合には, 連続した領域に出力ファイルを作成しようとしますが, 連続した出力ファイルを作成するための十分な領域がない場合でもエラーは報告しません。 属性の異なる複数の入力ファイルを追加する場合には,出力ファイルは, 連続したファイルになることも非連続のファイルになることもあります。 確実に連続した領域に出力ファイルを作成したい場合は, /CONTIGUOUS修飾子を使用する必要があります。
拡張サイズは,新しいファイルが実際に作成される場合にだけ使用されます。
出力ファイルが存在する場合には, 省略時の保護属性(指定されていない保護属性を含む)は, そのファイルの現在の保護設定から適用され, 新しい出力ファイルが作成される場合には,現在の省略時の保護設定が使用されます。 この修飾子は,/NEW_VERSION修飾子と同時に指定します。
保護コード指定についての詳細は,『OpenVMS Guide to System Security』 を参照してください。
時刻の指定方法についての詳細は,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』, またはオンライン・ヘルプのSPECIFY Date_Timeを参照してください。
$ APPEND TEST3.DAT TESTALL.DATこのAPPENDコマンドは, 省略時のディスクおよびディレクトリにあるTEST3.DATというファイルの内容を, 同様に省略時のディスクおよびディレクトリにある TESTALL.DATというファイルに追加します。
$ APPEND/NEW_VERSION/LOG *.TXT MEM.SUM %APPEND-I-CREATED, USE$:[MAL]MEM.SUM;1 created %APPEND-S-COPIED, USE$:[MAL]A.TXT;2 copied to USE$:[MAL]MEM.SUM;1 (1 block) %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]B.TXT;3 appended to USE$:[MAL]MEM.SUM;1 (3 records) %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]G.TXT;7 appended to USE$:[MAL]MEM.SUM;1 (51 records)APPENDコマンドは,.TXTファイル・タイプのすべてのファイルを, MEM.SUMという名前のファイルに追加します。 /LOG修飾子は,追加された各入力ファイルの指定の表示を要求します。 MEM.SUMファイルが存在しない場合は, APPENDコマンドは出力されるとおりに作成します。 出力に示されるブロックまたはレコード数は,ターゲット・ファイルの合計ではなく, ソース・ファイルを参照します。
$ APPEND/LOG A.DAT, B.MEM C.* %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]A.DAT;4 appended to USE$:[MAL]C.DAT;4 (2 records) %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]B.MEM;5 appended to USE$:[MAL]C.DAT;4 (29 records)APPENDコマンドは,ファイルA.DATおよびB.MEMを, すでに存在している C.DATファイルに追加します。
$ APPEND/LOG A.* B.* %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]A.DAT;5 appended to USE$:[MAL]B.DAT;1 (5 records) %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]A.DOC;2 appended to USE$:[MAL]B.DAT;1 (1 record)入力ファイル指定と出力ファイル指定は, ともにファイル・タイプ・フィールドにワイルドカードが使用されています。 APPENDコマンドは,ファイル名Aの各ファイルを, ファイル名として既存のファイルに追加します。 最初の入力ファイルのファイル・タイプによって,出力ファイル・タイプが決まります。
$ APPEND BOSTON"BRIAN_MACKRILL YANKEE"::DEMO1.DAT, DEMO2.DAT $ _To: DALLAS::DISK1:[MODEL.TEST]TEST.DATこのAPPENDコマンドは,遠隔ノードBOSTON上のファイルDEMO1.DATとDEMO2.DATを, 遠隔ノードDALLAS上のファイルTEST.DATに追加します。
論理名を作成し,指定された論理名に1つまたは複数の等価文字列を割り当てます。 既に定義されている論理名を指定した場合には, 古い等価名は新しい等価名で置き換えられます。
ASSIGN 等価名[,...] 論理名[:]
ファイル指定として使用される等価名を指定する場合には, 等価名がファイル指定としてそのまま使用されるときに必要となる句読点(コロン(:), かぎ括弧([]),ピリオド (.))を含む必要があります。 したがって,装置名を等価名として指定する場合には, 装置名の最後にコロンを指定しなければなりません。
ASSIGNコマンドを使用すると,同じ論理名を複数の等価名に与えることができます。 1つの論理名に対して複数の等価名を指定する場合には,サーチ・リストが生成されます。 サーチ・リストについての詳細は,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』 を参照してください。
論理名に大文字の英数字,ドル記号, アンダースコア以外の文字が含まれている場合には, 論理名を二重引用符で囲まなければなりません。 論理名に二重引用符が含まれる場合には,論理名全体を二重引用符で囲み, 二重引用符が必要な位置に連続した2つの二重引用符を指定します。 論理名の最後にコロンを指定した場合,その名前を論理名テーブルに登録する前に, システムがコロンを削除します。(この点はDEFINEコマンドと異なります。 DEFINEコマンドでは,コロンはそのまま保存されます。) プロセス・ディレクトリ論理名テーブル(LNM$PROCESS_DIRECTORY) またはシステム・ディレクトリ論理名テーブル(LNM$SYSTEM_DIRECTORY) に登録される論理名は,1文字から31文字の長さでなければなりません。 この長さには,ドル記号やアンダースコア文字も含みます。 省略時の設定では,論理名はプロセス論理名テーブルに登録されます。
論理名に英数字,ドル記号およびアンダースコア文字以外の文字を含める場合には, 名前を二重引用符で囲みます。論理名に二重引用符を含める場合には, 名前を二重引用符で囲み, 二重引用符の必要な部分に2つの連続した二重引用符を置きます。 論理名を二重引用符で囲むと,英字の大文字と小文字の区別は保持されます。
論理名を格納したい論理名テーブルを指定するには,/PROCESS,/JOB,/GROUP, /SYSTEM,または/TABLE修飾子を使用します。複数の修飾子を指定した場合は, 最後に指定した修飾子だけが有効です。テーブルを指定しない場合は, 省略時の設定により/TABLE=LNM$PROCESS (または/PROCESS)に格納されます。
作成する論理名のアクセス・モードを指定するには,/USER_MODE, /SUPERVISOR_MODE,または/EXECUTIVE_MODE修飾子を使用します。 複数の修飾子を指定した場合は,最後に指定した修飾子だけが有効です。 アクセス・モードを指定しない場合は,スーパバイザ・モード名が作成されます。 論理名は, その論理名を格納しているテーブルと同じモードかまたは外側のモードで作成できます (ユーザ・モードが一番外側のモードで, エグゼクティブ・モードが一番内側のモードです)。
名前ごとにアクセス・モードが異なっていれば, 同じ論理名テーブルに同じ名前を持つ複数の論理名を格納することができます (ただし,テーブル内の既存の論理名が NO_ALIAS属性を持つ場合は, このテーブルで同じ名前を使用して外側のモードの論理名を作成できません)。
既存の論理名と同じテーブルで同じモードの同じ名前を持つ論理名を作成すると, 新しい論理名で既存の論理名が置き換えられます。
DEFINEコマンドを使用して,論理名を作成することもできます。 テーブルから論理名を削除するには,DEASSIGNコマンドを使用します。
- 注意
- SYS$SYSTEM:内の実行可能イメージのファイル名と同じ論理名は割り当てないでください。 このような論理名を使用すると,そのイメージを起動できなくなります。
論理名の作成と使用の方法については,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』 を参照してください。
指定されたテーブルにエグゼクティブ・モードの論理名を作成します。 /EXECUTIVE_MODE修飾子を指定してもSYSNAM特権が与えられていない場合には, ASSIGNコマンドはその修飾子を無視して,スーパバイザ・モードの論理名を作成します。 論理名のモードは,登録する論理名テーブルのモードと同じか, またはより低いモードでなければなりません。
論理名をグループ論理名テーブルに登録します。 UIC(利用者識別コード)のグループ番号が等しい他のユーザは, その論理名をアクセスすることができます。 /GROUP修飾子は/TABLE=LNM$GROUPの同意語です。
CONFINE | SPAWNコマンドでサブプロセスを作成した時, 論理がサブプロセスにコピーされないことを指定します。このキーワードは, 利用者固有のテーブルに論理名を作成する場合にだけ,意味をもちます。 |
NO_ALIAS | より低い特権の(外側の)アクセス・モードでは, このテーブルに同じ名前の論理名を作成できないことを指定します。 同じ名前を持つ他の論理名が, このテーブルより低い特権のアクセス・モードで既に存在する場合には, その論理名は削除されます。 |
キーワードを1つだけしか指定しない場合には,括弧を省略することができます。 指定した属性だけが設定されます。
論理名をシステム論理名テーブルに登録します。 システムのすべてのユーザが,その論理名をアクセスすることができます。 /SYSTEM修飾子は/TABLE=LNM$SYSTEMの同意語です。
論理名が登録される論理名テーブルの名前を指定します。 /TABLE修飾子を使用すれば,ユーザが定義した論理名テーブル (CREATE/NAME_TABLEコマンドによって作成されるテーブル)や, プロセス論理名テーブル,ジョブ論理名テーブル,グループ論理名テーブル, システム論理名テーブルのいずれも指定することができ, あるいはプロセス論理名ディレクトリ・テーブルまたはシステム論理名ディレクトリ・テーブルを指定することもできます。
複数の等価名を持つ論理名を使ってテーブル名を指定すると, その論理名は最初に検出されたテーブルに登録されます。 たとえば,ASSIGN /TABLE=LNM$FILE_DEVを指定した時, LNM$FILE_DEVはLNM$PROCESSとLNM$JOB,LNM$GROUP, LNM$SYSTEMに等しいと定義されているので, この場合には,論理名がLNM$PROCESSに登録されます。
/TABLE修飾子を明示的に指定しなかった場合には,省略時の設定として, /TABLE=LNM$PROCESSが使用されます。
論理名を等価文字列に変換する際の,1つまたは複数の属性を指定します。 変換属性に対しては,次のキーワードを指定できます。
CONCEALED | 等価文字列が隠し装置名であることを指定します。
隠し装置名が定義されると,装置を参照するメッセージの中で, 等価文字列ではなく論理名が表示されます。 CONCEALED属性を指定した場合,等価文字列は物理装置名でなければなりません。 |
TERMINAL | 等価文字列の反復変換を行わないことを指定します。 したがって,論理名変換は現在の等価文字列で終了します。 |
キーワードを1つだけしか指定しない場合には,括弧を省略することができます。 指定した属性だけが設定されます。
同じ論理名に対して複数の異なる等価文字列を指定する場合は, 各等価文字列に対して異なる変換属性を指定できます。
プロセス論理名テーブルに作成されたユーザ・モード論理名は, ただ1つのイメージ実行においてだけ使用されます。 すなわち,プロセスの中でのイメージの実行の終了時に (つまり,イメージまたはユーザ・プログラムを実行するDCLコマンドが終了した後で), ユーザ・モード・エントリは,論理名テーブルから削除されます。また, ユーザ・モード論理名は,コマンド・プロシージャを起動および実行している時に, 自動的に削除されます。
$ ASSIGN $DISK1:[ACCOUNTS.MEMOS] MEMOSDこのASSIGNコマンドは, ファイル指定の一部分$DISK1:[ACCOUNTS.MEMOS]を論理名MEMOSDに割り当てます。
$ ASSIGN/USER_MODE $DISK1:[ACCOUNTS.MEMOS]WATER.TXT TM1このASSIGNコマンドは,論理名TM1にファイル指定を割り当てています。 イメージの実行後に,この論理名は自動的に削除されます。
$ ASSIGN XXX1:[CHARLES] CHARLIE $ PRINT CHARLIE:TEST.DAT Job 274 entered on queue SYS$PRINTこのASSIGNコマンドは,CHARLIEという論理名を, XXX1というディスクの[CHARLES]というディレクトリ名に割り当てます。 このあと,CHARLIEという論理名を参照すると, この論理名が指定されたディスクおよびディレクトリとして使用されます。 PRINTコマンドは,XXX1:[CHARLES]TEST.DATというファイルを印刷するジョブを, システム・プリンタのキューに登録します。
$ ASSIGN YYY2: TEMP: $ SHOW LOGICAL TEMP "TEMP" = "YYY2:" (LNM$PROCESS_TABLE) $ DEASSIGN TEMPこのASSIGNコマンドは,TEMPという論理名をYYY2という装置に割り当てます。 TEMPは,スーパバイザ・モードで作成され,プロセス論理名テーブルに登録されます。 SHOW LOGICALコマンドは,論理名の割り当てが実行されたかどうかを確認します。 このASSIGNコマンドでは,TEMPという論理名の最後にコロンが指定されていますが, コマンド・インタプリタは論理名テーブルにその論理名を登録する前に, コロンを削除します。したがって,このあとのDEASSIGNコマンドでは, TEMPだけを指定し,コロンは省略することができます。SHOW LOGICALコマンドでは, コロンを省略(たとえば,SHOW LOGICAL TEMP)しなければなりません。
$ MOUNT TTT1: MASTER TAPE $ ASSIGN TAPE:NAMES.DAT PAYROLL $ RUN PAYROLL . . .この例では,装置TTT1:にマウントされたボリューム(ラベル名MASTER) に論理名TAPEをMOUNTコマンドで割り当てています。ASSIGNコマンドで, 論理装置TAPE上のファイルNAMES.DATに論理名PAYROLLを割り当てています。 したがって,プログラムが論理名PAYROOLで参照するOPEN要求を出すと, ボリューム・ラベル名MASTERというテープ上のファイルNAMES.DATがオープンされます。
$ CREATE/NAME_TABLE TABLE1 $ ASSIGN/TABLE=LNM$PROCESS_DIRECTORY TABLE1,- _$ LNM$PROCESS,LNM$JOB,LNM$GROUP,LNM$SYSTEM LNM$FILE_DEV $ ASSIGN/TABLE=TABLE1 - _$ /TRANSLATION_ATTRIBUTES=CONCEALED DBA1: WORK_DISKCREATE/NAME_TABLEコマンドは, TABLE1というプロセス固有の論理名テーブルを作成します。
最初のASSIGNコマンドにより,ファイル指定または装置名の論理名変換で, TABLE1が最初に検索されます。これは, TABLE1が,LNM$FILE_DEVという論理名に対する等価文字列の最初の項目であるためです。 論理名LNM$FILE_DEVは,装置またはファイル指定の変換時に, 論理名テーブルの省略時の検索順序を決定します。
2番目のASSIGNコマンドは,WORK_DISKという論理名を DBA1という物理装置に割り当て, その論理名をTABLE1に登録します。この論理名は,隠し属性を持っています。 したがって,システム・メッセージには,WORK_DISKという論理名が表示されます。
$ ASSIGN/TABLE=LNM$PROCESS/TABLE=LNM$GROUP DBA0: SYSFILES $ SHOW LOGICAL SYSFILES "SYSFILES" = "DBA0:" (LNM$GROUP_000240)このASSIGNコマンドには,矛盾する修飾子が含まれています。 このような場合には,最後に指定された修飾子を使用します。 したがって,SHOW LOGICALコマンドからの応答は, 論理名がグループ論理名テーブルに登録されたことを示しています。
$ ASSIGN/TABLE=LNM$GROUP 'F$TRNLNM("SYS$COMMAND")' TERMINAL %DCL-I-SUPERSEDE, previous value of TERMINAL has been supersededこの例では,レキシカル関数F$TRNLNMで論理名SYS$COMMANDを変換し, その結果を使用して等価名TERMINALを定義しています。 ASSIGNコマンドのメッセージは, 論理名TERMINALが既にグループ論理名テーブルに定義済みであったので, 以前のエントリを上書きしたことを示しています。
このコマンドをLOGIN.COMファイルで使用すれば, 各ターミナル・セッション開始時に論理名TERMINALが再定義されます。 現在のプロセスやそのサブプロセスでは, 論理名TERMINALを使用して現在の端末にメッセージを出力できます。
$ ASSIGN DALLAS::DMA1: DATA論理名DATAに遠隔ノードDALLAS上の装置DMA1を割り当てています。 これ以降の論理名DATAの参照は,遠隔ノード上のディスクに対するものとなります。
$ CREATE AVERAGE.COM $ ASSIGN/USER_MODE SYS$COMMAND: SYS$INPUT $ EDIT/EDT AVERAGE.FOR $ FORTRAN AVERAGE $ LINK AVERAGE $ RUN AVERAGE 87 80 90 9999 $ EXIT [Ctrl/Z] $ @AVERAGE.COMCREATEコマンドでコマンド・プロシージャAVERAGE.COMを作成しています。
コマンド・プロシージャ内のASSIGNコマンドは, /USER_MODE修飾子で一時的にSYS$INPUTの値を変更しています。 EDTエディタが起動されると,ターミナルから入力を受け取ります。 このようにして,プログラムAVRAGE.FORを会話形式で作成または変更できます。
EDTを終了すると,ユーザ・モードのSYS$INPUTは削除され, 元の定義に戻ります(入力ストリームはコマンド・プロシージャで与えられます)。 したがって, プログラムAVERAGEへの入力は,コマンド・プロシージャ内から入力されます。
1つのキューからすべてのジョブを削除し, そのジョブを他の既存のキューに登録します。 実行中のジョブに対しては影響しません。
両方のキューに対する管理(M)権が必要です。
ASSIGN/MERGE ターゲット・キュー[:] ソース・キュー[:]
ASSIGN/MERGEコマンドは,特にライン・プリンタの動作が不調な場合に便利です。 ASSIGN/MERGEコマンドを入力すると,既存のジョブを別の印刷装置に変更できます。 ジョブの損失または中断なしにマージ操作を実行するには, STOP/QUEUE/NEXTコマンドでソース・キューを停止させます。 次に,STOP/QUEUE/REQUEUEコマンドを入力して, ソース・キューに入っている現在のジョブをターゲット・キューに移動します (STOP/QUEUE/REQUEUEコマンドでジョブを移動できなかった場合は, STOP/QUEUE/RESETコマンドを使用してキューの制御を回復してください)。 STOPコマンドを入力してから,ASSIGN/MERGEコマンドを入力してください。
$ STOP/QUEUE/NEXT LPB0 $ STOP/QUEUE/REQUEUE=LPA0 LPB0 $ ASSIGN/MERGE LPA0 LPB0STOP/QUEUE/NEXTコマンドは, LPB0というキューにおいて他のジョブが実行されないようにします。 STOP/QUEUE/REQUEUEコマンドは,LPB0で現在実行されているジョブを LPA0というキューに再登録します。 ASSIGN/MERGEコマンドは,ジョブをLPB0というプリント・キューから削除し, LPA0プリント・キューに移動します。
論理キューを1つの実行キューに割り当てます。ASSIGN/QUEUEコマンドは, プリント・キューまたはターミナル・キューに対してだけ使用できます。
両方のキューに対する管理(M)権が必要です。
ASSIGN/QUEUE キュー名[:] 論理キュー名[:]
ASSIGN/QUEUEコマンドを入力すると,論理キューは実行できません。
論理キューを初期化したら, ASSIGN/QUEUEコマンドを使用して論理キューを既存の実行キューと対応付けてください。 論理キューを設定するには,次の手順に従ってください。
論理キューに対してSTART/QUEUEコマンドを入力すると, ジョブを処理するために論理キューに送ることができます。
$ INITIALIZE/QUEUE/DEFAULT=FLAG=ONE/START LPA0 $ INITIALIZE/QUEUE TEST_QUEUE $ ASSIGN/QUEUE LPA0 TEST_QUEUE $ START/QUEUE TEST_QUEUEこの例では,まず,LPA0というプリント・キューが初期化され開始されます。 LPA0キューは,フラグ・ページが各ジョブの前に印刷されるように設定されています。 2番目のINITIALIZE/QUEUEコマンドは,TEST_QUEUEという論理キューを作成します。 ASSIGN/QUEUEコマンドは, LPA0というプリント・キューにTEST_QUEUEという論理キューを割り当てます。 START/QUEUEコマンドは,論理キューを開始します。
$ INITIALIZE/QUEUE/START LPB0この例では,論理キューが初期化されていないので, ASSIGN/QUEUEコマンドは必要ありません。プリント・キューが初期化されています。 つまり,LPB0が,ライン・プリンタの名前です。 このように,INITIALIZE/QUEUE /STARTコマンドを入力したあと, LPB0にジョブを登録することができます。
現在処理中のプロセスから, 指定したプロセスへ制御を移します(元のプロセスは,この後ハイバネートします)。
使用している端末にメールボックスが対応づけられている場合は, ATTACHおよびSPAWNコマンドは使用できません。
ATTACH [プロセス名]
プロセス名は,1から15文字の英数字で指定します。 指定したプロセスに接続できない場合は,エラー・メッセージが表示されます。
プロセス名パラメータは, /IDENTIFICATION修飾子と同時に指定できません。
ATTACHコマンドを入力すると,親プロセス, または"アタッチ元"プロセスはハイバネート状態になり, 入力ストリームは指定した"アタッチ先"プロセスに接続されます。 ATTACHコマンドを使用すると,同一ジョブ内のサブプロセス (SPAWN/WAITまたは別の ATTACHコマンドによりハイバネート状態になっている)に, 制御を移すことができます。 現在処理中のプロセス,現在処理中のジョブの一部ではないプロセス, 存在しないプロセスに制御を移すことはできません。 これらのプロセスに制御を移そうとすると,エラー・メッセージが表示されます。
またSPAWN/WAITコマンドとATTACHコマンドを使用すると, 作成したサブプロセスを終了しなくても親プロセスに制御を戻すことができます。 詳細は,SPAWNコマンドの説明を参照してください。
/IDENTIFICATION修飾子を省略した場合は,プロセス名を指定しなければなりません。
$ ATTACH JONES_2この例でATTACHコマンドは,端末制御をサブプロセスJONES_2に移しています。
$ ATTACH/IDENTIFICATION=30019この例でATTACHコマンドは,現在処理中のプロセスから, PIDが30019であるプロセスに制御を移します。 /IDENTIFICATION修飾子が指定されているので,プロセス名は省略されています。