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Error Logユーティリティ(ERROR LOG)は,1つ以上のエラー・ログ・ファイルの内容を選択的にレポートするシステム管理ツールです。 次のイベントが発生すると, エラー・ログ・ファイルSYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYSの最新バージョンに, オペレーティング・システムが自動的にメッセージを書き込みます。
| イベント | 説明 |
|---|---|
| エラー | 装置エラー,装置タイムアウト,マシン・チェック, バス・エラー,メモリ・エラー(ハードまたはソフト・エラー訂正コード(ECC) エラー),非同期書き込みエラー,未定義割り込み,バグチェック |
| ボリューム変更 | ボリュームのマウントとディスマウント |
| システム・ イベント | コールド・スタートアップ,ホット・スタートアップ, システム障害(クラッシュ)スタートアップ,Send Message to Error Logger ($SNDERR)システムからのメッセージ |
ERROR LOGユーティリティは,アダプタ,ディスク,テープ,CPU,メモリなど,VMS サポート・ハードウェアではほとんど使用できますが,DEQNAなど, 通信装置の中には使用できないものもあります。同期通信装置では, 一部サポートされています。
ERROR LOGユーティリティを使用すれば,1つ以上のエラー・ログ・エントリを処理して1 つのレポートに出力できます。ERROR LOGユーティリティの出力形式には, 詳細(省略時),簡略,要約,装置エントリのレジスタ・ダンプ, 選択したエントリのバイナリ・コピー,拒否したエントリのバイナリ・ コピーの6種類があります。
エラー・ログ・ユーティリティ(ERROR LOG)は,選択したエラー・ログ・ ファイルの内容をレポートします。
ANALYZE/ERROR_LOG [/修飾子] [ファイル指定[,...]]
ファイル指定の詳細については,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』を参照してください。
ANALYZE/ERROR_LOG [/修飾子] [ファイル指定][,...]
ERROR LOGユーティリティでは,プロンプトが表示されません。ERROR LOGユーティリティを終了するには,Ctrl/Cを押します。ファイルの終端(EOF) が検出されたときにも,終了します。出力先を指定するには, /OUTPUT,/BINARY,/REJECTEDの修飾子をANALYZE/ERROR_LOGコマンドと併用します。
ERROR LOGユーティリティを実行するにはSYSPRV特権が必要です。しかし,ERRORLOG.SYS ファイルにアクセスする場合は読み込みアクセス権だけで充分です(ERROR LOG ユーティリティを使用する前にERRORLOG.SYSをERRORLOG.OLD という名前に変更する必要はありません)。/FULL,/BRIEF, /OUTPUT,/REGISTER_DUMPの各修飾子は,/BINARY修飾子と併用しないようにしてください。
ANALYZE/ERROR_LOGコマンドの修飾子について説明します。次の表は,修飾子の一覧です。
| 修飾子 | 説明 |
|---|---|
| /BEFORE | 指定した日時より前の日付のエントリだけをエラー・ レポート対象として選択することを指定する。 |
| /BINARY | バイナリ・エラー・ログ・レコードをASCII テキストに変換するか,または指定した出力ファイルにコピーするかを制御する。 |
| /BRIEF | 簡略レポートを作成する。 |
| /ENTRY | 指定した範囲のエントリを対象とするエラー・ログ・レポート, または指定したエントリ番号で始まるエラー・ログ・レポートを作成する。 |
| /EXCLUDE | 指定した装置クラス, 装置名,エラー・ログ・エントリ・タイプのいずれかが起因するエラーをエラー・ ログ・レポートから除外する。 |
| /FULL | エラー・ログ・エントリに関するすべての情報を示す詳細レポートを作成する( 省略時値)。 |
| /INCLUDE | 指定した装置クラス,装置名,エラー・ ログ・エントリ・タイプのいずれかが起因するエラーをエラー・ログ・ レポートに含める。 |
| /LOG | 各入力ファイルについて選択および拒否するエントリ数を指定する情報メッセージをSYS$OUTPUT に送るかどうかを制御する。 |
| /MODEL | 指定したCPUのイベント・ログ・ エントリで構成されるレポートを作成する(Alphaのみ)。 |
| /NODE | OpenVMS Clusterシステムの特定のノードに関するエラー・ ログ・エントリで構成されるレポートを作成する。 |
| /OUTPUT | エラー・ ログ・レポートの出力ファイルを指定する。 |
| /REGISTER_DUMP | /INCLUDE修飾子と併用した場合, 装置レジスタ情報で構成されるレポートを16進ロングワード形式で作成する。 |
| /REJECTED | 拒否するエントリのバイナリ・ レコードを格納するファイルの名前を指定できる。 |
| /SID_REGISTER | 指定したCPU で発生したエラー・ログ・エントリで構成されるレポートを作成する(VAX のみ)。 |
| /SINCE | 指定した日時より後の日付のエントリだけをレポート対象として選択することを指定する。 |
| /STATISTICS | 実行時の統計情報を作成する。 |
指定した日時より前の日付のエントリだけをエラー・レポートに含めることを指定します。
/BEFORE [=日時]
/BEFORE修飾子を省略した場合,すべてのエントリが処理されます。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/BEFORE=19-APR-1998:10:00 ERRLOG.OLD;51998年4月19日午前10時より前に記録されたエントリを,ERRLOG.OLD;5のエラー・ ログ・レポートに含めています。
バイナリ・エラー・ログ・レコードをASCIIテキストに変換するか,または指定した出力ファイルにコピーするかを制御します。
/BINARY [=ファイル指定]
/NOBINARY
/BINARY修飾子にファイル指定を指定すると,選択した出力ファイルには, バイナリ入力レコードのコピーが格納されます。レコードは,ASCII に変換されません。装置やディレクトリを指定しない場合,現在の装置と省略時のディレクトリが使用されます。 ファイル名を省略すると,入力ファイルの名前が使用されます。 ファイル・タイプを省略すると,省略時のファイル・ タイプ.DATが使用されます。
/BINARYは,/FULL,/BRIEF,/OUTPUT,/REGISTER_DUMPの各修飾子と併用しないようにしてください。 これらの修飾子はASCIIレポートを作成しますが,/BINARY はバイナリ・ファイルを作成するからです。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=DBA1 - _$ /BINARY=DBA1_ERR.DAT ERRLOG.OLD;5DBA1に適用するエントリのイメージ・コピーが,出力ファイルDBA1_ ERR.DATに格納されます。
簡略レポートを作成します。
/BRIEF
ERROR LOGユーティリティの出力例の項に,簡略エラー・ログ・レポートの例を記載してあります。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/BRIEF ERRLOG.OLD;97ERRLOG.OLD;97をもとに,最小限の情報を格納するエラー・ログ・レポートが作成されます。
指定した範囲のエントリを対象とするエラー・ログ・レポート,または指定したエントリ番号で始まるエラー・ ログ・レポートを作成します。
/ENTRY [=(START:10進値[,END:10進値])]
$ ANALYZE/ERROR_LOG/ENTRY=(START:1,END:18) ERRLOG.SYSERRLOG.SYSファイルをもとに作成したエラー・ログ・レポートのエントリ範囲を, エントリ番号1〜18に制限しています。
指定した装置クラス,装置名,エラー・ログ・エントリ・タイプのいずれかが起因するエラーを, エラー・ログ・レポートから除外します。
/EXCLUDE= (装置クラス|装置名|エントリ・タイプ[,...])
| DB | 装置グループ |
| DBA1 | 特定の装置またはユニット番号 |
| (DBA1,HSC1$DUA1,DYA0) | 装置リスト |
| (DB,DR,XF) | 装置グループ・ リスト |
| ATTENTIONS | 装置アテンション・ エントリをレポートから除外する。 |
| BUGCHECKS | すべてのタイプのバグチェック・ エントリをレポートから除外する。 |
| CONFIGURATION | システム構成エントリをレポートから除外する。 |
| CONTROL_ENTRIES | 制御エントリをレポートから除外する。制御エントリには,次の種類がある。
|
| CPU_ENTRIES | CPU関連エントリをレポートから除外する。CPU
エントリには,次の種類がある。
|
| DEVICE_ERRORS | 装置エラー・ エントリをレポートから除外する。 |
| ENVIRONMENTAL_ENTRIES | 環境エントリをレポートから除外する。 |
| MACHINE_CHECKS | マシン・チェック・エントリをレポートから除外する。 |
| MEMORY | メモリ・エラーをレポートから除外する。 |
| SNAPSHOT_ENTRIES | スナップショット・ エントリをレポートから除外する。 |
| SYNDROME | 弊社サポート要員が問題を調べる際に使用する症状を記述するコンソール出力エントリを除外する。 |
| TIMEOUTS | 装置タイムアウト・エントリをレポートから除外する。 |
| UNKNOWN_ENTRIES | エントリ・タイプが未知であるか,または装置タイプや装置クラスが未知であるエントリを除外する。 |
| UNSOLICITED_ MSCP | 非要求MSCPエントリを出力レポートから除外する。 |
| VOLUME_CHANGES | ボリューム・ マウント・エントリとボリューム・ディスマウント・エントリをレポートから除外する。 |
UNKNOWN_ENTRIESキーワードを指定することによって,サポートしていない( 未知の)装置からのエントリをレポートから除外しないかぎり,未知の装置はレポート対象となります。
エントリに関する既知の情報は変換され,その他の情報は16進ロングワードで出力されます。
/INCLUDEと/EXCLUDEの両方で装置クラス・キーワードまたは装置名の構成を指定した場合,/INCLUDE 修飾子が優先されます。
BUSESキーワードは,BIバスのエラー・ログ・エントリを除外します。 DEVICE_ERRORSキーワードは,BIアダプタのエントリを除外します。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/EXCLUDE=MTA0装置MTA0のエラー・ログ・エントリを,ERRLOG.SYSファイルのエラー・ログ・ レポートから除外しています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/EXCLUDE=(MTA0,DRA5) ERRLOG.OLD装置MTA0とDRA5を,ERRLOG.OLDのエラー・ログ・レポートから除外しています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/EXCLUDE=(DISKS,BUGCHECKS)すべてのディスク装置とすべてのバグチェック・エントリを,ERRLOG.SYS ファイルのエラー・ログ・レポートから除外しています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/EXCLUDE=TAPES/INCLUDE=MTA0装置MTA0を,ERRLOG.SYSファイルのエラー・ログ・レポートに含めています。 他の磁気テープ装置はすべて,レポートから除外されます。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/EXCLUDE=(DISK,VOLUME_CHANGES)ディスク・ボリューム情報のエントリを,ERRLOG.SYSファイルのエラー・ ログ・レポートから除外しています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/EXCLUDE=(DISK,VOLUME_CHANGES,DEVICE_ERROR)ディスクに関するボリュームと装置のエラー情報のエントリを, ERRLOG.SYSファイルのエラー・ログ・レポートから除外しています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/EXCLUDE= - _$ (DISK,VOLUME_CHANGES,DEVICE_ERROR,BUGCHECK)ディスクに関するボリュームと装置のエラー情報のエントリとバグチェック・ エラーを,ERRLOG.SYSファイルのエラー・ログ・レポートから除外しています。
エラー・ログ・エントリに関するすべての情報を示す詳細レポートを作成します。 これは省略時のレポート形式です。
/[NO]FULL
$ ANALYZE/ERROR_LOG/FULL ERRLOG.OLD;72詳細レポートを出力しています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG ERRLOG.OLD;72詳細レポートを出力しています。/FULLは,省略時のレポート形式であるため, コマンド行で指定する必要はありません。
指定した装置クラス,装置名,エラー・ログ・エントリ・タイプのいずれかに起因するエラーを, エラー・ログ・レポートに含めます。
/INCLUDE= (装置クラス|装置名|/エントリ・タイプ[,...])
| DB | 装置グループ |
| DBA1 | 特定の装置またはユニット番号 |
| (DBA1,HSC1$DUA1,DYA0) | 装置リスト |
| (DB,DR,XF) | 装置グループ・ リスト |
| ATTENTIONS | 装置アテンション・エントリをレポートに含める。 |
| BUGCHECKS | すべてのタイプのバグチェック・エラーをレポートに含める。 |
| CONFIGURATION | システム構成エントリをレポートに含める。 |
| CONTROL_ENTRIES | 制御エントリをレポートに含める。
制御エントリには,次の種類がある。
|
| CPU_ENTRIES | CPU関連エントリをレポートに含める。CPU
エントリには,次の種類がある。
|
| DEVICE_ERRORS | 装置エラーをレポートに含める。 |
| ENVIRONMENTAL_ENTRIES | 環境エントリをレポートに含める。 |
| MACHINE_CHECKS | マシン・チェック・エラーをレポートに含める。 |
| MEMORY | メモリ・エラーをレポートに含める。 |
| SNAPSHOT_ENTRIES | スナップショット・エントリをレポートに含める。 |
| SYNDROME | 弊社サポート要員が問題を調べる際に使用する症状を記述するコンソール出力エントリを含める。 |
| TIMEOUTS | 装置タイムアウト・ エラーをレポートに含める。 |
| UNKNOWN_ ENTRIES | エントリ・タイプが未知であるか,または装置タイプや装置クラスが未知であるエントリを含める。 |
| UNSOLICITED_MSCP | 非請求MSCPエントリを出力レポートに含める。 |
| VOLUME_CHANGES | ボリューム・ マウント・エントリとボリューム・ディスマウント・エントリをレポートに含める。 |
サポートしていない装置が記録した装置レジスタの内容を含んでいるレポートを出力するには,UNKNOWN_ENTRIES キーワードを指定します。
エントリに関する既知の情報は変換され,その他の情報は16進ロングワードで出力されます。
/INCLUDEと/EXCLUDEの両方で装置クラス・キーワードまたは装置名の構成を指定した場合,/INCLUDE 修飾子が優先されます。
BUSESキーワードは,BIバスのエラー・ログ・エントリを含めます。 DEVICE_ERRORSキーワードは,BIアダプタのエントリを含めます。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=MTA0装置MTA0のエラー・ログ・エントリがレポートに含まれます。これらのエントリは, 省略時のエラー・ログ・ファイルERRLOG.SYSに格納されています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=MTA0/EXCLUDE=TAPESERRLOG.SYSファイルのエラー・ログ・レポートに,装置MTA0が含まれます。 他の磁気テープ装置は,すべてレポートから除外されます。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=(MTA0,VOL)MTA0のエラー・ログ・エントリとボリューム・マウントとディスマウント・ エントリが,レポートに含まれます。これらのエントリは,省略時のエラー・ ログ・ファイルERRLOG.SYSに格納されています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=(DISK,VOLUME_CHANGES)ディスク・ボリューム情報のエラー・ログ・エントリが,レポートに含まれます。 これらのエントリは,省略時のエラー・ログ・ファイルERRLOG.SYS に格納されています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=(DISK,VOLUME_CHANGES,DEVICE_ERROR)ディスクのボリュームと装置エラー情報のエラー・ログ・エントリが,レポートに含まれます。 これらのエントリは,省略時のエラー・ログ・ファイルERRLOG.SYS に格納されています。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=(DISK,VOLUME_CHANGES,DEVICE_ERROR,BUGCHECK)ディスクのボリュームと装置エラー情報のエラー・ログ・エントリとバグチェック・ エラーが,レポートに含まれます。これらのエントリは,省略時のエラー・ ログ・ファイルERRLOG.SYSに格納されています。
各入力ファイルについて選択するエントリと拒否するエントリの数を指定する情報メッセージをSYS$OUTPUT に送るかどうかを制御します。省略時の設定では, このメッセージは表示されません。
/[NO]LOG
$ ANALYZE/ERROR_LOG/LOG ERRLOG.OLD;5ERRLOG.OLD;5に関する情報メッセージが,SYS$OUTPUTに送られます。
Alphaシステムにおいて,指定したCPUで発生したイベント・ログ・エントリで構成されるレポートを作成します。
/MODEL= (16進値[,...])
OpenVMS cluster環境では,各メンバに16進値を指定できます。複数の16 進値を指定する場合,それぞれの値をコンマで区切り,リスト全体を括弧で囲んでください。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/MODEL=415 ERRLOG.SYS出力の内容は,モデル・タイプが00000415 (16進値)であるシステムについて記録されたエントリだけとなります。
OpenVMS Clusterシステムの特定のノードに関するエラー・ログ・エントリで構成されるレポートを作成します。
/NODE= (ノード名[,...])
$ ANALYZE/ERROR_LOG/NODE=(ORANGE,NASSAU) - _$ SYS$SYSROOT:[SYS*.SYSERR]ERRLOG.SYSOpenVMS Clusterシステムを,BROOME,NASSAU,ORANGE,PUTNAMのメンバで構成しています。NASSAU とORANGEについて記録されたエントリだけが, 出力に含まれます。
エラー・ログ・レポートの出力ファイルを指定します。
/OUTPUT [=ファイル指定]
/OUTPUTは,/BINARY修飾子と併用しないようにしてください。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/OUTPUT=ERROR_LOG.LIS ERRLOG.OLD;72ERRLOG.OLD;72から作成されたエントリを,出力ファイルERROR_LOG.LISに格納しています。
/INCLUDE修飾子と併用し,装置レジスタ情報で構成されるレポートを16進ロングワード形式で作成します。
/REGISTER_DUMP
/REGISTER_DUMPは,メモリ,装置エラー,装置タイムアウトのエントリのレジスタ内容をレポートします。 装置レジスタ情報は,変換されません。
/REGISTER_DUMPは,/BINARY修飾子と併用しないようにしてください。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=DB/REGISTER_DUMP ERRLOG.OLD;72DB装置だけに適用するエントリを含むREGISTER_DUMPレポートの形式で出力されます。
拒否するエントリのバイナリ・レコードを格納させるファイルの名前を指定できます。
/REJECTED [=ファイル指定]
拒否するエントリは,次のいずれかに該当するため変換されないエントリです。
/REJECTED修飾子にファイル指定を指定すると,拒否するレコードのイメージ・ コピーが出力ファイルに格納されます。装置やディレクトリを指定しない場合, 現在の装置と省略時のディレクトリが使用されます。ファイル名を省略すると, 入力ファイルのファイル名が使用されます。ファイル・ タイプを省略すると,省略時のファイル・タイプREJが使用されます。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/INCLUDE=MTA0 - _$ /REJECTED=REAL_ERRS.DAT ERRLOG.OLD;5MTA0装置に適用するエントリは除き,ERRLOG.OLD;5のすべてのエントリのイメージ・ コピーが,出力ファイルREAL_ERRS.DATに格納されます。
VAXシステムにおいて,指定したCPUで発生したエラー・ログ・エントリで構成されるレポートを作成します。
/SID_REGISTER= (16進値[,...])
OpenVMS Cluster環境では,各メンバに16進値を指定できます。複数の16 進値を指定する場合,それぞれの値をコンマで区切り,リスト全体を括弧で囲んでください。
$ ANALYZE/ERROR_LOG/SID_REGISTER=02006148 ERRLOG.OLD;72出力の内容は,識別子が02006148 (16進値)であるシステムについて記録されたエントリだけとなります。
指定した日時より後の日付のエントリだけをレポート対象として指定します。
/SINCE [=日時]
$ ANALYZE/ERROR_LOG/SINCE=19-APR-1998:15:00 ERRLOG.OLD;56ERRLOG.OLD;56から作成されるエラー・ログ・レポートには,1998年4月19 日15時以降に記録されたエントリが格納されます。
実行時の統計情報を出力します。
/STATISTICS
$ ANALYZE/ERROR_LOG/STATISTICS ERRLOG.OLD;4ERRLOG.OLD;4のすべてのエントリとコマンド実行についての実行時の統計情報が, 詳細レポートで出力されます。
エラー・ログ・レポート・エントリは,識別部分と装置依存データ部分2 つの部分から構成されます。識別部分は,1から4行目までで,すべてのレポートに対して作成されます。 識別部分に続く装置依存データ部分には, 選択したエラー・ログ・エントリの情報が格納されます。
識別部分の1行目は,エラー・エントリ番号です。この番号により,エラー・ ログ・ファイルの特定のエラー・ログ・エントリを指定できます。2 行目は,エラー・シーケンス番号とシステム識別値です。エラー・シーケンス番号は, エラー・ログ・エントリが消失したかどうかを判定することを目的としてオペレーティング・ システムが設定する値です。このシーケンス番号は, システムを再ブートしたときに0に再設定されます。3,4行目は, レポート対象のエラー・ログ・エントリのタイプ,エントリを入力した日時, プロセッサ・タイプと改訂レベル,システム・シリアル番号です。
装置依存データ部分の1行目は,エラーが発生した装置またはサブシステムを示します。 その他の部分は,装置レジスタの内容を示すハードウェア情報と, エラー発生時の入出力データベースの内容を示すソフトウェア情報です。
エラー・ログ・エントリを始めとするエラー・ログ・レポートの詳細については, 『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参照してください。 それぞれのエントリに適した処理が説明されています。
次のレポートは,システム上のディスクの装置エラー,装置アテンション, 装置タイムアウト別の出力例です。
Error Log Report Generator Version 7.1
******************************* ENTRY 904. *******************************
ERROR SEQUENCE 709. LOGGED ON: CPU_TYPE 00000002
DATE/TIME 20-AUG-1998 15:21:10.79 SYS_TYPE 00000003
SYSTEM UPTIME: 1 DAYS 01:35:47
SCS NODE: LSR3 VAX/VMS V7.1
DEVICE ERROR SYS_TYPE = 03
RZ57 SUB-SYSTEM, UNIT _LSR3$DKA0:
HW REVISION 30303035
HW REVISION = 5000
ERROR TYPE 03
COMMAND TRANSMISSION FAILURE
SCSI ID 00
SCSI ID = 0.
SCSI LUN 00
SCSI LUN = 0.
SCSI SUBLUN 00
SCSI SUBLUN = 0.
PORT STATUS 00000054
%SYSTEM-F-CTRLERR, FATAL CONTROLLER
ERROR
SCSI CMD 00000000
0000
TEST UNIT RDY
SCSI STATUS FF
NO STATUS RECEIVED
UCB$B_ERTCNT 0F
15. RETRIES REMAINING
UCB$B_ERTMAX 00
0. RETRIES ALLOWABLE
ORB$L_OWNER 00000000
OWNER UIC [000,000]
UCB$L_CHAR 1CC54008
DIRECTORY STRUCTURED
FILE ORIENTED
SHARABLE
AVAILABLE
ERROR LOGGING
ALLOCATED
CAPABLE OF INPUT
CAPABLE OF OUTPUT
RANDOM ACCESS
UCB$L_STS 56544552
INTERRUPT EXPECTED
ONLINE
TIMED OUT
BUSY
DEALLOCATE AT DISMOUNT
"MOUNT VERIFICATION" IN-PROGRESS
UCB$L_OPCNT 00000000
0. QIO'S THIS UNIT
UCB$W_ERRCNT 0001
1. ERRORS THIS UNIT
Error Log Report Generator Version 7.1
IRP$L_BCNT 00000000
TRANSFER SIZE 0. BYTE(S)
IRP$L_BOFF 00000000
TRANSFER PAGE ALIGNED
IRP$L_PID 00010042
REQUESTOR "PID"
IRP$Q_IOSB 0000014E
430A0002 IOSB, 0. BYTE(S) TRANSFERRED
タイムスタンプ,ボリューム・マウント,ボリューム・ ディスマウント・エントリ例
システム・タイムスタンプ,ボリューム・マウント,ボリューム・ディスマウントのエントリ例を次に示します。 タイムスタンプ・エントリは,10 分間隔でオペレーティング・システムが記録する識別部分だけで構成されます。10 分以内に新たなエラー・ログ・エントリが記録されない場合,以前のタイムスタンプは, 現在のタイムスタンプで上書きされます。
マウント・ボリューム・エントリは,識別部分と装置依存データ部分で構成されます。 装置依存データ部分は,ボリュームがマウントされている装置の名前, ボリュームにラベルがある場合そのラベル,装置の入出力処理とエラー回数を示します。
ディスマウント・ボリューム・エントリは,ボリューム・マウント・エントリのデータに加えて, ボリュームがマウントされていた装置の入出力処理とエラー回数を示します。
**************************** ENTRY 93. ****************************
ERROR SEQUENCE 421. LOGGED ON SID 01380101
TIME STAMP, 4-MAR-96 11:10:08.79
KA780 REV# 7. SERIAL# 7.
**************************** ENTRY 94. ****************************
ERROR SEQUENCE 422. LOGGED ON SID 01380101
MOUNT VOLUME, 4-MAR-98 11:14:12.51
KA780 REV# 7. SERIAL# 7.
UNIT _DMA0:, VOLUME LABEL "TEST"
656. QIO OPERATIONS THIS UNIT, 1. ERRORS THIS UNIT
**************************** ENTRY 95. ****************************
ERROR SEQUENCE 423. LOGGED ON SID 01380101
DISMOUNT VOLUME, 4-MAR-98 11:14:41.30
KA780 REV# 7. SERIAL# 7.
UNIT _DMA0:, VOLUME LABEL "TEST"
697. QIO OPERATIONS THIS UNIT, 1. ERRORS THIS UNIT
41. QIO OPERATIONS THIS VOLUME, 0. ERRORS THIS VOLUME
マシン・チェック・エラーのレポート例を次に示します。このレポートは, 識別部分,プログラム・カウンタと要約コード部分,エラー依存部分で構成されます。
プログラム・カウンタと要約コード部分は,プログラム・カウンタ,プロセッサ状態ロングワード, 要約コードの内容を示します。プロセッサ状態ロングワードと要約コードの内容は, レポートの右側にテキストで記述されます。
エラー依存部分は,マシン・チェックの結果記録されたCPU依存情報を示します。
******************************* ENTRY 2. *******************************
ERROR SEQUENCE 2. LOGGED ON: CPU_TYPE 00000002
DATE/TIME 4-SEP-1998 09:39:51.19 SYS_TYPE 00000002
SYSTEM UPTIME: 90 DAYS 00:01:25
SCS NODE: COBRA6 VAX/VMS V7.1
MACHINE CHECK SYS_TYPE = 02
KERNEL EVENT HEADER
FRAME REVISION 0000
SCB VECTOR 0670
1ST MOST PRB FRU 00
FIELD NOT VALID
2ND MOST PRB FRU 00
FIELD NOT VALID
SEVERITY 0000
FIELD NOT VALID
CPU ID 0000
ERROR COUNT 0001
THRESHOLD 0000
FAIL CODE 0000
ERR FIELD LOW 00000005
00000008
CPU_0 BUS COMMAND NO-ACK
CPU_O BUS READ PARITY ERROR
CPU CYCLE ABORTED WITH HARD ERROR
ERR FIELD HIGH 00000000
00000000
RETRY/BYTE CNT 00000250
00000000
BYTE COUNT = 00000250(X)
CAN'T RETRY
PALTEMP0 00000001
00000000
PALTEMP1 000000BE
00000000
PALTEMP2 00000004
001FC0F8
PALTEMP3 00000000
00000000
PALTEMP4 805C3FC0
FFFFFFFF
PALTEMP5 00000000
00000000
PALTEMP6 84FDE000
FFFFFFFF
PALTEMP7 00004200
00000000
PALTEMP8 00000400
00000000
PALTEMP9 00000003
00000000
PALTEMP10 29CB0233
00000003
PALTEMP11 00000000
00000000
PALTEMP12 00000001
Error Log Report Generator Version 7.1
00000000
PALTEMP13 8042F4C0
FFFFFFFF
PALTEMP14 00000000
00000000
PALTEMP15 00000000
00000000
PALTEMP16 0000C000
00000000
PALTEMP17 00000000
00000000
PALTEMP18 BEBC2000
00000000
PALTEMP19 7FFBF924
00000000
PALTEMP20 00002041
00000000
PALTEMP21 40000000
00000002
PALTEMP22 00000000
00000000
PALTEMP23 00000000
00000000
PALTEMP24 805C0000
FFFFFFFF
PALTEMP25 00000000
00000000
PALTEMP26 7FF96000
00000000
PALTEMP27 00000000
00000000
PALTEMP28 00D7C000
00000000
PALTEMP29 00000000
00000002
PALTEMP30 002F6000
00000000
PALTEMP31 00D62080
00000000
EXCP ADDR REG 0000815E
00000000
Not PALmode instruction
EXCEPTION PC = 0000000000002057(X)
EXCP SUM REG 00000000
00000000
EXCP MASK REG 00000000
00000000
ICCS REG 00000004
001FC0F8
PAL BASE 00008000
00000000
PAL BASE PA = 000008000(X)
HW INTR EN REG FFFFDCF0
00000001
CRD ERROR INT. ENABLE
HARDWARE INT. ENABLED ON PIN 3
Error Log Report Generator Version 7.1
HARDWARE INT. ENABLED ON PIN 4
HARDWARE INT. ENABLED ON PIN 5
PC1 INT. DISABLED
PC0 INT. DISABLED
HARDWARE INT. ENABLED ON PIN 0
HARDWARE INT. ENABLED ON PIN 1
HARDWARE INT. ENABLED ON PIN 2
SLU INT. DISABLE
SOFTWARE INT. LEVEL 1 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 2 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 3 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 4 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 5 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 6 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 7 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 8 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 9 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 10 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 11 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 12 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 13 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 14 ENABLED
SOFTWARE INT. LEVEL 15 ENABLED
KERNAL MODE AST INT. ENABLED
EXEC. MODE AST INT. ENABLED
SUPER. MODE AST INT. ENABLED
USER MODE AST INT. ENABLED
HW INTR REQ REG 00000702
00000000
HW INTR. REQ
PC1 INTR REQ.
PC0 INTR REQ.
CPU INTR REQ. on pin 0
MEM MGMT ER/DTB 00005110
00000000
Integer Reg. used is R = 11(X)
OP code = 28(X)
D-CACHE STA REG 000002E0
00000000
D-CACHE ADD REG FFFFFFFF
00000007
ABOX CTL REG 0000040E
00000000
MCHECK ENABLED for UNCOR. ERR
CRD INTR. ENABLE
ICACHE STREAM BUFFER ENABLED
DCACHE ENABLED
BIU STATUS REG 00002041
00000000
Hard Error
Dcache fill error
READ_BLOCK
BIU ADD REG 40000000
00000002
BIU CTL REG 30006337
0000000C
Error Log Report Generator Version 7.1
External Cache Enable
ECC Checking
Output Enable of Cache RAMs
BCache Read Speed in cycles = 4(X)
BCache Write Speed in cycles = 4(X)
ECC SYNDROMES 00000000
00000000
FILL ADDR REG 00006120
00000000
MACHINE CHK VA 00006190
00000000
B-CACHE TAG REG 12491412
14480005
TAG Control P
TAG Control V
B-Cache TAG = 48A0(X)
CSR0 400001C1
400001C1
BCC 400001C1
CSR1 00000000
BCCE 00000000
CSR2 00000000
BCCEA 00000000
CSR3 00000900
BCUE 00000900
CSR4 00D40A2D
BCUEA 00D40A2D
CSR5 0011D4B4
DTER 0011D4B4
CSR6 00007F28
CBCTL 00007F28
98004082
CSR7 98004082
CBE 9C001042
CSR8 90000003
CBEAL 90000003
CSR9 FF200083
CBEAH FF200083
CSR10 00000000
PMBX 00000000
CSR11 00000000
IPIR 00000000
CSR12 00000004
SIC 00000001
CSR13 000C1388
ADLK 000C1388
CSR14 00104B7B
MADRL 00104B6B
Error Log Report Generator Version 7.1
**************************** ENTRY 6. ****************************
ERROR SEQUENCE 3. LOGGED ON SID 03003700
MACHINE CHECK, 6-MAR-1998 10:11:34.70
KA730 REV# 0. MIC# 55.
EXCEPTION PC 80038DC0
ERROR PSL 01C00000
INTERRUPT PRIORITY LEVEL = 00.
PREVIOUS MODE = USER
CURRENT MODE = EXECUTIVE
SUMMARY CODE 00000007
UNCORRECTABLE ECC ERROR
1ST PARAMETER 00166200
PAGE #2865. IN ERROR
**************************** ENTRY 60. ****************************
ERROR SEQUENCE 4872. LOGGED ON SID 02006148
MACHINE CHECK, 6-MAR-1998 03:50:08.28
KA750 REV# 72. MIC# 97.
EXCEPTION PC 80006173
ERROR PSL 00C80009
C-BIT
N-BIT
INTERRUPT PRIORITY LEVEL = 08.
PREVIOUS MODE = USER
CURRENT MODE = KERNEL
SUMMARY CODE 00000002
TRANSLATION BUFFER OR BUS ERROR
VA LAST REF 800A079E
PC AT ERROR 80006178
MDR 8009F38C
SMR 00000008
CPU MODE = KERNEL
VIRTUAL
READ
RLTO 00000000
TBER 00000007
TB G0 DATA ERROR
TB G1 DATA ERROR
TB G0 TAG ERROR
CAER 00000000
BER 00000000
MCESR 00000004
OPERAND REFERENCE
TB PARITY ERROR
**************************** ENTRY 84. ****************************
ERROR SEQUENCE 4949. LOGGED ON SID 01388525
MACHINE CHECK, 6-MAR-1998 15:09:11.31
KA780 REV# 7. SERIAL# 1317.
EXCEPTION PC 00004890
ERROR PSL 03C00000
INTERRUPT PRIORITY LEVEL = 00.
PREVIOUS MODE = USER
CURRENT MODE = USER
SUMMARY CODE 00000000
CP READ TIMEOUT
- OR ERROR CONFIRMATION FAULT
CES 00010084
SUPERVISOR AST PENDING
ALU C31
NESTED ERROR
MICRO PC 00000200
VA/VIBA 7FF735D4
D REGISTER FFFFC284
TBER0 0000DC81
ENABLE MEMORY MANAGEMENT
TB HIT GROUP 1
MICRO CODE "MCT" FIELD = 07
MICRO CODE "ADS"
MICRO CODE "FS"
TBER1 00000040
LAST TB WRITE PULSE TO GROUP 1
SBITA E00B83F5
TIMEOUT CONSOLE ADDR = 002E0FD4
PROTECTION CHECKED REFERENCE
TIMEOUT REFERENCE IN USER MODE
CACHE PE REG 00004000
CP ERROR
SBIER 00001802
SBI NOT BUSY
WAITING FOR READ DATA TIMEOUT
CPU TIMEOUT
**************************** ENTRY 82. ****************************
ERROR SEQUENCE 1077. LOGGED ON SID 04FFFFFF
MACHINE CHECK 30-MAR-1998 20:55:17.41
KA86 REV# 255. SERIAL# 4095. MFG PLANT 7.
EHMSTS 40000802
VMS ERROR CODE = EBOX
MICRO TRAP VECTOR = 08 (X)
EHM ENTERED
EVMQSAV 00000004
VIRTUAL ADDRESS FOR EBOX PORT
_ REQUESTS
EBCS 00000800
ECS PARITY ERROR
EDPSR 00000000
CSLINT 04183D1F
C BUS ADDRESS = 1F (X)
C BUS DATA = 3D (X)
INTERRUPT PRIORITY REQUEST = 8.
INTERNAL SOURCE
I/O ADAPTER = 0.
INTERVAL TIMER
IBESR 00004000
UOP SEL = IBOX REGISTER SELECT
UTPR <2:0> = EBOX PORT
ENABLE ETRAP
EBXWD1 00000004
TOP OF "SP STACK"
_ CONTENT IS ONE OF THE LAST
_ LONGWORDS WRITTEN TO MBOX
EBXWD2 7FF593D0
TOP OF "SP STACK" MINUS ONE
_ CONTENT IS ONE OF THE LAST
_ LONGWORDS WRITTEN TO MBOX
VASAV 7FF593F8
VIRTUAL ADDRESS FOR OP FETCH
_ PORT REQUEST ADDRESS
_ CALCULATION FOR OPERAND
_ PRE-FETCH AND RESULT DELIVERY
VIBASAV 0000E7FF
VIRTUAL ADDRESS OF NEXT IBUF
_ PORT REQUEST TO FILL IBUFFER
ESASAV 0000E7F2
PC OF INSTRUCTION DURING EBOX
_ EXECUTION AND RESULT STORAGE
ISASAV 0000E7F2
PC OF INSTRUCTION WHICH VA
_ CALCULATION UNIT IS DOING ADDRESS
_ CALCULATION OR OPERAND PRE-FETCH
_ OR IS PASSING OPERAND DATA
CPC 0000E7F4
PC OF INSTRUCTION IN
_ DECODE UNIT
MSTAT1 84006004
C0 TAG MISS
BLOCK HIT
ABUS ADAPTER = 0.
WORD COUNT = 0.
CYCLE TYPE = READ REGISTER
DEST CP = EBOX
MSTAT2 00004F00
DIAGNOSTIC STATUS FROM SBIA
_ RD COM/MSK <3:0> = F (X)
_ RD DAT L/S <1:0> = 0 (X)
_ ABUS BAD DATA CODE
PAMM DATA = ARRAY #0.,SLOT #1.
MDECC 00066200
(* DATA NOT VALID *)
MERG 04000100
MEMORY MANAGEMENT ENABLE
CSHCTL 00000003
CACHE 0 ENABLE
CACHE 1 ENABLE
MEAR 0000007C
PHYSICAL ADDRESS IN PA LATCH
AT TIME OF ERROR = 0000007C
MEDR 0000001F
DATA WORD USED DURING ERROR
FBXERR FFFFFFFF
(* DATA NOT VALID *)
CSES 1BD73E01
CS CODE = EBOX CONTROL STORE PARITY ERROR
CS SYNDROME = 3E (X)
CS ADDRESS = 1BD7 (X)
ERROR PC 0000E7F2
ERROR PSL 03C00004
Z-BIT
INTERRUPT PRIORITY LEVEL = 00.
PREVIOUS MODE = USER
CURRENT MODE = USER
IOA ES 00000000
(* DATA NOT VALID *)
AN/ER/INC=MACH ERR:ERRLOG.SYS_31MAR1998/ENT=S=82/OUT=DP.
メモリ・エラー・ログ・エントリには,回復不可能エラーと回復可能エラーの2 種類があります。回復可能メモリ・エラーは,メモリ記憶位置内の不正ビットが1 つだけであり,ECC (エラー訂正コード)がこのエラーを補正しデータを修正できたエラーです。 回復不可能エラーは,不正ビットが複数あり,ECC がデータを修正できなかったエラーです。
回復不可能メモリ・エントリと回復可能メモリ・エントリの形式は同じです。 メモリ・エラー・ログ・レポートは,2つの部分の論理情報に分割できます。 第1の部分は,識別情報です。第2の部分は,メモリ・コントローラ固有情報です。 このデータは,メモリ・エラー発生時にメモリ・コントローラ・ レジスタに格納されていた情報です。レジスタの内容はビットからテキストに変換され, レポートの右側に表示されます。
ERROR SEQUENCE 4. LOGGED ON SID 03003700
MEMORY ERROR, 6-MAR-1998 10:11:34.70
KA730 REV# 0. MIC# 55.
CSR0 00166200
ERROR SYNDROME = 7F
CORRECTED ERROR, BIT #31.
ARRAY #1. IN ERROR
CSR1 18000000
MEMORY MAPPING ENABLE
ENABLE "CRD" REPORTING
CSR2 8100000F
MEMORY SIZE = 2048.K
64K RAMS PRESENT
**************************** ENTRY 91. ****************************
ERROR SEQUENCE 342. LOGGED ON SID 0138207A
FATAL MEMORY ERROR, 4-MAR-98 08:16:45.20
KA780 REV# 7. SERIAL# 122.
CONTROLLER AT TR #5.
PRTCFNG 00000040
ADAPTER IS MULTI-PORT MEMORY
PORT NUMBER = 0.
PRTCR 00000003
MASTER INTERRUPT ENABLE
PORT INTERFACE INTERRUPT ENABLE
RAM COUNT 0.
PCSR 07870003
ERROR INTERRUPT ENABLE
IVDTCR 01870001
INVALIDATE CACHE DEVICE ID = 0.
8. ARRAY BOARD(S) PRESENT
MEMORY BASE ADDRESS = 6144.K
AER 16A70005
ERROR SYNDROME = 05
RDS ERROR
ARRAY #6. IN ERROR
ARRAY BANK #1. IN ERROR
ERROR LOG REQUEST
CSR0 0000C2C8
MEMORY CONTAINS VALID DATA
PORT #2. POWERED DOWN
PORT #3. POWERED DOWN
ERROR INTERRUPT FROM PORT #1.
PORT #2. OFFLINE
PORT #3. OFFLINE
CSR1 0000380A
PORT #0. CONNECTED TO AN SBI
PORT #1. CONNECTED TO AN SBI
PORT #2. NOT PRESENT
PORT #3. NOT PRESENT
INVALIDATION MAP PRESENT
PORT #0. INVALIDATION ACK RECEIVED
PORT #1. INVALIDATION ACK RECEIVED
MAT 0000C000
回復不可能なバグチェック例を次に示します。回復可能なユーザ・バグチェック・ レポートも,形式は同じです。識別部分,バグチェックの理由とプロセスの情報, システム・レジスタ情報の3つの部分で構成されます。
Error Log Report Generator Version 7.1
******************************* ENTRY 25. *******************************
ERROR SEQUENCE 15. LOGGED ON: CPU_TYPE 00000002
DATE/TIME 22-JUL-1998 13:43:48.96 SYS_TYPE 00000003
SYSTEM UPTIME: 90 DAYS 00:07:26
SCS NODE: LSR3 VMS T1.0-FT3
FATAL BUGCHECK SYS_TYPE = 03
OPERATOR, Operator requested system shutdown
PROCESS NAME Aut
PROCESS ID 00010004
ERROR PC 00000000 000304A0
Process Status = 08000000 00001F03, SW = 03, Previous Mode = USER
System State = 00, Current Mode = KERNEL
VMM = 00 IPL = 31, SP Alignment = 8
STACK POINTERS
KSP 00000000 7FF95F08 ESP 00000000 7FF9A000 SSP 00000000 7FFA04C0
USP 00000000 7FE63B80
GENERAL REGISTERS
R0 00000000 00000001 R1 00000000 00000000 R2 FFFFFFFF 805ED100
R3 00000000 00000001 R4 00000000 00000001 R5 00000000 00000001
R6 00000000 00000000 R7 00000000 00000000 R8 00000000 7FFA05F8
R9 00000000 7FFA0800 R10 00000000 00000000 R11 00000000 7FFBE3E0
R12 00000000 00000004 R13 00000000 00010100 R14 00000000 02080061
R15 FFFFFFFF 80403C30 R16 00000000 00000474 R17 00000000 00004000
R18 00000000 00000000 R19 00000000 00000000 R20 FFFFFFFF 805C04B6
R21 00000000 00800000 R22 FFFFFFFF 804308E8 R23 88000000 E4000003
R24 00000000 00000000 R25 00000000 00000001 R26 00000000 00000002
R27 00000000 00000002 R28 00000000 00030440 FP 00000000 7FF95F10
SP 00000000 7FF95F08 PC 00000000 000304A0 PS 08000000 00001F03
SYSTEM REGISTERS
PTBR 00000000 000005D3
Page Table Base Register
PCBB 00000000 00B98080
Privileged Context Block Base
PRBR FFFFFFFF 805C0000
Processor Base Register
SCBB 00000002 00000000
System Control Block Base
SISR 00000000 0000017B
Software Interrupt Summary Register
ASN 00000000 00000000
Address Space Number
ASTSR_ASTEN 00000000 0000003F
AST Summary/AST Enable
AT 00000000 0000000F
Absolute Time
未知のエラー・ログ・エントリのレポート例を次に示します。このレポートは, 識別部分とエラー・ログ・レコード部分で構成されます。エラー・ ログ・レコード部分に格納されるレコードには,解釈可能レコードと解釈不可能レコードの2 種類があります。レコードのフィールドをERROR LOGユーティリティが解釈できる場合, フィールドの名前とその内容を示し,そのフィールドを解釈します。 解釈できないフィールドがレコードにある場合, フィールドとその内容のロングワード値を16進で示します。
**************************** ENTRY 95. ****************************
ERROR SEQUENCE 2. LOGGED ON SID 03003600
"UNKNOWN DEVICE" ENTRY, 4-MAR-98 10:12:12.44
KA730 REV# 0. MIC# 54.
ERROR LOG RECORD
ERF$L_SID 03003600
SYSTEM ID REGISTER
ERL$W_ENTRY 0062
ERROR ENTRY TYPE
EXE$GQ_SYSTIME C9764980
008C2F30 64 BIT TIME WHEN ERROR LOGGED
ERL$GL_SEQUENCE 0002
UNIQUE ERROR SEQUENCE = 2.
UCB$W_STS 0110
DEVICE STATUS
UCB$B_DEVCLASS 42
DEVICE CLASS = 66.
UCB$B_DEVTYPE 42
DEVICE TYPE = 66.
UCB$W_UNIT 0000
PHYSICAL UNIT NUMBER = 0.
UCB$W_ERRCNT 0001
UNIT ERROR COUNT = 1.
UCB$L_OPCNT 00000001
UNIT OPERATION COUNT = 1.
ORB$L_OWNER 00010004
OWNER UIC = [001,004]
UCB$L_DEVCHAR 0C440007
DEVICE CHARACTERISTICS
UCB$B_SLAVE 00
DEVICE SLAVE CONTROLLER = 0.
DDB$T_NAME 41515403
00000000
00000000
00000000
/.TQA............/
LONGWORD 1. 00000008
LONGWORD 2. 00000007
LONGWORD 3. 00000502
LONGWORD 4. 04000000
LONGWORD 5. 00010000
LONGWORD 6. 00000000
LONGWORD 7. 00000080
LONGWORD 8. 00000000
LONGWORD 9. 00000000
**************************** ENTRY 161. ****************************
ERROR SEQUENCE 213. LOGGED ON SID 070001FF
"UNKNOWN ENTRY", 4-MAR-98 11:35:15.73
UVAX1 REV# 255. MIC# 1.
ERROR LOG RECORD
ERF$L_SID 070001FF
SYSTEM ID REGISTER
ERL$W_ENTRY 0008
ERROR ENTRY TYPE
EXE$GQ_SYSTIME 89953F20
008C3E2A 64 BIT TIME WHEN ERROR LOGGED
ERL$GL_SEQUENCE 00D5
UNIQUE ERROR SEQUENCE = 213.
LONGWORD 1. 00000001
/..../
LONGWORD 2. 00410001
/..A./
/BRIEF修飾子で作成したレポート例を次に示します。
Error Log Report Generator Version 7.1
**************************** ENTRY 1. ****************************
ERROR SEQUENCE 11. LOGGED ON: SID 08000000
DATA/TIME 18-JUL-1998 22:53:41.57 SYS_TYPE 00000000
DEVICE ERROR KA630
RD32 SUB-SYSTEM, UNIT _RICHIE$DUA0:
DMA ADDRESS 000000
DSECT CHEAD DHEAD CCYL DCYL SCNT
06 14 14 9C 9C 01
RTCNT CSTAT MODE DSTAT TERM ISTAT
F0 08 C0 B2 BD 28
CMD
56
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