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現在のターミナル・セッションまたはバッチ・ジョブに対して,プロセスが所有しているファイルと装置に関する属性を,定義または変更します。
SET オプション
SETコマンドのオプションについては,本書に個別に説明されています。 表 DCLII-15 に,一般にシステム・オペレータやマネージャの使用に予約されているものも含めて, SET コマンドのすべてのオプションをリストします。
表 DCLII-15 SETコマンドのオプション オプション 機能 ACCOUNTING 現在の会計情報ファイルを制御する。 AUDIT 機密保護監査システムとの管理インタフェースを提供する。 BROADCAST SYS$OUTPUT へブロードキャストするメッセージを決定する。 CACHE/RESET 拡張ファイル・キャッシュ (XFC) に対して,システム・ワイド I/O キャッシング統計を再設定する。 CARD_READER カード・リーダの省略時の ASCII 変換モードを定義する。 CLUSTER/EXPECTED_VOTES OpenVMS Cluster の合計予想ボート ( 投票数 ) を,指定された値に設定する。値が指定されていないと,システムが決定する値に設定される。 COMMAND コマンド記述ファイルに定義されたコマンドを,プロセス・コマンド・セットまたはコマンド・テーブル・ファイルに追加する。 CONTROL Ctrl/T または Ctrl/Y による割り込みを許可または禁止する。 CPU 指定した CPU に関連するユーザ機能を変更する。 DAY 利用者登録ファイル (UAF) に指定されている省略時の曜日タイプを上書きする。 DEFAULT 現在の省略時の設定として,ファイル指定の装置およびディレクトリを設定する。 DEVICE 装置の特性を定義する。 DEVICE/SERVED ローカル・ノードのディスクを, OpenVMS Cluster のすべてのノードで使用できるようにする。 DIRECTORY 1 つまたは複数のディレクトリの特性を変更する。 DISPLAY DECwindows アプリケーションの出力をリダイレクトする。 ENTRY キューで現在実行されていないジョブの現在の状態または属性を変更する。 FILE 1 つまたは複数のファイルの特性を変更する。 HOST 端末を ( 現在のホスト・プロセッサを経由して ) 遠隔プロセッサと呼ばれる他のプロセッサに接続する。 HOST/DTE 発信端末の回線経由で,遠隔システムにこちら側のシステムを接続する。 HOST/DUP 記憶域コントローラの適切なバス経由で,そのコントローラに端末を接続する。 HOST/HSC コンピュータ相互接続 (CI) バス経由で,遠隔の HSC50 ディスクおよびテープ・コントローラに端末を接続する。 HOST/LAT ローカル・エリア・ネットワークで利用できる指定サービスに端末を接続し,端末とそのサービス間の通信用に 1 つのセッションを確立する。 HOST/RLOGIN TCP/IP 接続経由で遠隔ホストにログインし,RLOGIN アプリケーションにアクセスして会話型ターミナル・セッションを開始できるようにする。 HOST/TELNET Telnet アプリケーションを起動して,TCP/IP 接続経由で遠隔ホストに接続する。 HOST/TN3270 TCP/IP 接続経由で遠隔のIBMホストに接続し,TN3270ターミナル・エミュレータを起動して,ローカル・キーボードで IBM 3279 クラスの端末のキーボードをエミュレートする。 KEY 現在のキーパッド状態の設定を変更する。 LOGINS 利用者のシステムへのログインを許可または禁止する。 MAGTAPE 磁気テープ装置の特性を定義する。 MESSAGE システム・メッセージを上書き,または補足する。 NETWORK ネットワーク・サービスの属性を登録する。 ON コマンド・プロシージャのコマンドの実行後に,コマンド・インタプリタでエラー条件をチェックするかどうかを制御する。 OUTPUT_RATE バッチジョブのログ・ファイルにログを書き込む速度を設定する。 PASSWORD 利用者のパスワード変更を許可する。システム・マネージャはシステム・パスワードを変更する。 PREFIX SET VERIFY によって表示されるコマンド行に対して,各行の前に表示される文字列を設定する。 PRINTER プリンタ・デバイスの属性を定義する。 PROCESS 現在のプロセスの実行特性を定義する。 PROMPT DCLプロンプトを定義する。 PROTECTION/DEFAULT 以後作成されるすべてのファイルに適用される,省略時の保護を設定する。 QUEUE 指定されたキューの現在の状態または属性を変更する。 RESTART_VALUE バッチ・ジョブがリスタートした際にテストされる値を設定する。 RIGHTS_LIST 利用者のプロセス・ライト・リスト変更する。特権ユーザはシステム・ライト・リストを変更する。 RMS_DEFAULT RMSがファイル操作に使用するマルチブロックとマルチバッファの省略時のカウント数を設定する。 SECURITY オブジェクトの機密保護プロファイルを変更する。 SERVER 機密保護サーバの始動,停止,および再始動を制御する。機密保護サーバは,システム不法侵入ログインデータベースと代理データベースに記録された情報を維持する。 SYMBOL コマンド・プロシージャのローカル・シンボルとグローバル・シンボルへのアクセスを制御する。 TERMINAL ターミナル属性を定義する。 TIME システム・クロックを指定された値に再設定する。 VERIFY コマンド・プロシージャの実行中に,コマンド・インタプリタで実行中の行を表示するかどうかを制御する。 VOLUME 1つまたは複数のFiles-11ボリュームの特性を変更する。 WORKING_SET 現在のワーキング・セットの上限または制限値を変更する。
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