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SYSTEM Micro/RSX SHUTDOWN COMPLETE - USE CONSOLE TO HALT SYSTEM
自動再ブートを要求した場合には,必要な制御が設定されている限り,システムは再ブートされます。
#1 |
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SYSMAN> SET ENVIRONMENT/CLUSTER SYSMAN> SHUTDOWN NODE/MINUTES_TO_SHUTDOWN=15/REBOOT_TIME="later"- _SYSMAN> /REASON="SOFTWARE UPGRADE"/REBOOT_CHECK/CLUSTER_SHUTDOWN |
この例の最初のコマンドは,クラス内のすべてのノードをシャットダウンするように設定します。2 番目のコマンドは,クラスタ全体のシャットダウンを要求し,オペレーティング・システム・ファイルが欠落しているかどうかの確認を,再ブート時に要求します。クラスタのユーザに対して次のメッセージが表示されます。
SHUTDOWN message on NODE21, from user SYSTEM at NODE21$0PA0: 12:00:00:20 NODE21 will shut down in 15 minutes; back up later. Please log off NODE21. SOFTWARE UPGRADE SHUTDOWN message on NODE22, from user SYSTEM at NODE22$0PA0: 12:00:00:22 NODE22 will shut down in 15 minutes; back up later. Please log off NODE22. SOFTWARE UPGRADE SHUTDOWN message on NODE23, from user SYSTEM at NODE23$0PA0: 12:00:00:24 NODE23 will shut down in 15 minutes; back up later. Please log off NODE23. SOFTWARE UPGRADE
#2 |
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SYSMAN> SET ENVIRONMENT/NODE=0 Password: SYSMAN> SHUTDOWN NODE/MINUTES=120 %SYSMAN-I-SHUTDOWN, SHUTDOWN request sent to node SYSMAN> EXIT $ LOGOUT |
この例では,2時間でシャットダウンされます。環境をローカル・ノードに設定している限り,SMISERVERシステム独立プロセスのサブプロセスによってシャットダウンが実行されるため,シャットダウン中にユーザがシステムにログインする必要はありません。環境をローカル・ノードに設定していない場合には,シャットダウンは現在のプロセスのサブプロセスを通じて実行されるため,シャットダウン・サイクルでログインしなければなりません。
現在のプロセスのサブプロセスを作成します。現在のプロセスのコンテキストが,サブプロセスでも使用されます。 SPAWN コマンドにより,SYSMAN から一時的に出て他の作業を行い ( ディレクトリ・リストの表示やファイルの印刷など),また SYSMAN に戻ることができます。SPAWN の動作対象は,ローカル・ノードだけです。 DCL コマンドやコマンド・プロシージャを環境全体で実行するには, DO コマンドを使用します。
ユーザ特権 TMPMBX または PRMMBX が必要です。ターミナル特性は管理しません。ターミナルにメールボックスがある場合,SPAWN コマンドと ATTACH コマンドは使用できません。
SPAWN [コマンド文字列]
コマンド文字列
作成したサブプロセスのコンテキストで実行する 132 文字未満のコマンド文字列を指定します。指定したコマンドが実行されると,サブプロセスは終了し,制御は親プロセスに戻ります。コマンド文字列と /INPUT 修飾子の両方を指定した場合,まずコマンド文字列が実行され,次に /INPUT から取り出したコマンドが実行されます。
/INPUT=ファイル指定
サブプロセスで実行させる DCL コマンド文字列を格納する入力ファイルを指定します。入力ファイル以外にコマンド文字列を指定した場合,このコマンド文字列がまず実行され,次に,入力ファイルに含まれているコマンドが実行されます。処理が終了すると,サブプロセスは終了します。/LOGICAL_NAMES (省略時の設定)
/NOLOGICAL_NAMES
親プロセスの論理名をサブプロセスで使用することを指定します。親プロセスの論理名をサブプロセスで使用しない場合には, /NOLOGICAL_NAMES 修飾子を指定します。/OUTPUT=ファイル指定
動作結果を書き込む出力ファイルを指定します。 /NOWAIT 修飾子を指定する場合は,SYS$OUTPUT 以外の出力を指定するようにしてください。こうすることにより,コマンドを指定しているときに出力が同時に表示されてしまうことを防止できます。/OUTPUT 修飾子を省略した場合,現在の SYS$OUTPUT 装置に出力されます。/PROCESS=サブプロセス名
作成するサブプロセスの名前を指定します。省略時のサブプロセス名の形式は,USERNAME_n です。/SYMBOLS (省略時の設定)
/NOSYMBOLS
DCL のグローバル・シンボルとローカル・シンボルをサブプロセスに渡すかどうかを指定します。/WAIT (省略時の設定)
/NOWAIT
サブプロセスが終了するまで他のコマンドを指定できないようにするかどうかを指定します。 /NOWAIT 修飾子を指定すると,サブプロセスが実行している間に他のコマンドを指定できます。/NOWAIT 修飾子は /OUTPUT 修飾子を付けて指定し,画面上ではなくファイルに出力させます。この結果,複数のプロセスが同時にターミナルを使用することを防止できます。
SPAWN コマンドは,現在のプロセスのサブプロセスを作成し,親プロセスの属性をサブプロセスに与えます。与えられるプロセス属性は,次のとおりです。
- $RESTART,$SEVERITY,$STATUS 以外のすべてのシンボル
- キー定義
- 現在のキーパッド状態
- 現在のプロンプト文字列
- すべてのプロセスの論理名と論理名テーブル。
明示的に CONFINE とマークされているもの,エグゼクティブ・モードやカーネル・モードで作成されたものは除きます。- 省略時のディスクとディレクトリ
- SET MESSAGE の現在の設定値
- 現在のプロセス特権
- 制御とチェックの状態
現在のコマンド・テーブルなど,サブプロセスで使用されない属性もあります。
親プロセスのプロセス永久オープン・ファイルをはじめ,イメージ・コンテキストやプロシージャ・コンテキストは,サブプロセスでは使用されません。サブプロセスは,コマンド・レベル 0 (現在のプロンプトを使用する DCL レベル) に設定されます。
/PROCESS 修飾子を指定しない場合,サブプロセス名は,親プロセスと同じ名前に一意番号を加えたものとなります。たとえば,親プロセス名が SMITH であれば,サブプロセス名は,SMITH_1,SMITH_2 ... となります。
コンテキストは別々にコピーされるので,親プロセスの LOGIN.COM ファイルはサブプロセスに対しては実行されません。この結果,サブプロセスを迅速に初期化できます。 /WAIT 修飾子を指定した場合,サブプロセスが終了するまで,または ATTACH コマンドで親プロセスに制御が戻るまでの間,親プロセスはハイバネート状態となります。
複数のプロセスが入力または出力ストリームを共用しているときに次のいずれかを行うと,これらのプロセスはストリームを同時に使用します。
- 現在アタッチされていないサブプロセスを終了する。
- 現在アタッチされているプロセスから作成したプロセスを終了する。
サブプロセスを終了して親プロセスに戻るには,LOGOUT コマンドを使用してください。ATTACH コマンドを実行すれば,サブプロセスの木構造 (親プロセスも含まれる) の中の別のプロセスにターミナルの制御を渡すこともできます。SHOW PROCESS/SUBPROCESSES コマンドを入力すると,サブプロセスの木構造に存在するプロセスが表示され,現在のプロセスが示されます。
注意
SPAWN コマンドは,複数のサブプロセスで構成される木構造を作成する可能性があるので,木構造内のプロセスを終了する場合は,充分に注意する必要があります。あるプロセスを終了すると,その下位のサブプロセスは,すべて自動的に終了されます。
SPAWN コマンドで使用する修飾子は,コマンド動詞の直後に入力してください。コマンド文字列のパラメータは,最後の修飾子の後からコマンド行の終わりまでです。
#1 |
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SYSMAN> SPAWN DIR SYS$MANAGER:SITE*.* Directory CLU$COMMON:[SYSMGR] SITE$STARTUP.COM;5 Total of 1 file. SYSMAN> |
このコマンドは,DCL の DIRECTORY コマンドを実行し,サイト別スタートアップ・ファイルがディレクトリに存在するかどうかを調べています。DIRECTORY コマンドが終了すると,制御は親プロセスに戻ります。
#2 |
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SYSMAN> SPAWN $ EDIT SITE$STARTUP.COM . . . $ LOGOUT Process SYSTEM_1 logged out at 28-JUN-2000 10:05:17.24 SYSMAN> |
この例は,SYSMAN から離れてファイルを編集しています。LOGOUT コマンドによって,SYSMAN に戻ります。
#3 |
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SYSMAN> SPAWN /NOLOGICAL_NAMES SET HOST _Node: NODE21 . . . $ LOGOUT %REM-S-END, control returned to node _NODE22:: SPAWN> |
この例は,SPAWN コマンドを使用してサブプロセスを作成し,このサブプロセスで SET HOST コマンドを実行しています。NODE21 から出るには,LOGOUT を実行します。 /NOLOGICAL_NAMES 修飾子が指定されているので,親プロセスの論理名はサブプロセスに使用されません。
スタートアップ・データベースに構成要素を追加します。スタートアップ・データベースに対する読み込みアクセス権 (R) と書き込みアクセス権 (W) が必要です。
STARTUP ADD FILE ファイル指定
FILE
スタートアップ・データベースに構成要素を追加します。省略時の設定では,STARTUP$STARTUP_LAYERED が変更されます。ファイル指定
スタートアップ・データベースに追加するファイルを指定します。スタートアップ・データベースの構成要素は, .COM または .EXE のファイル・タイプを持っており,かつ SYS$STARTUP に常駐している必要があります。
/CONFIRM
/NOCONFIRM (省略時の設定)
スタートアップ・データベースに追加する前に各ファイルのファイル指定を表示するかどうか,また,追加の確認を行うかどうかを制御します。 /CONFIRM を指定した場合,プロンプトに対して Y (Yes) または T (True) と入力して Return を押さなければ,ファイルは追加されません。 N や NO など,他の文字を入力した場合,指定ファイルは追加されません。/LOG
/NOLOG (省略時の設定)
指定ファイルを追加した後に,そのファイル指定を表示するかどうかを制御します。/MODE=モード
ファイルの実行モードを指定します。モードの種類は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』に記述された DIRECT,SPAWN,BATCH,ANY です。/NODE=(ノード1,ノード2,...,ノードn)
スタートアップ時にファイルを実行する,クラスタ内のノードを指定します。省略時の設定では,クラスタ内のすべてのノードでスタートアップ・ファイルが実行されます。/PARAMETER=(P1:引数1,P2:引数2,...,P8:引数8)
スタートアップ時にファイルに渡すパラメータを指定します。指定しなかったパラメータに対しては,システム・パラメータ STARTUP_Pn よって定義される省略時のパラメータが渡されます。STARTUP_Pnが空白の場合には,"FULL"がパラメータ1 (P1) として使用され,STARTUP.COMはこのパラメータを各スタートアップ・コンポーネント・ファイルに渡します。空白のP1パラメータを特定のコンポーネント・ファイルに渡す場合には,次のコマンドを使用してください。
SYSMAN> STARTUP MODIFY FILE component.com/PARAM=P1:""/PHASE=フェーズ名
ファイルを実行するときのスタートアップにおけるフェーズを指定します。LPBEGIN,LPMAIN,LPBETA,END のフェーズを指定できます。省略時の値は,LPMAIN です。
STARTUP ADD コマンドは,スタートアップ・データベースに構成要素を追加します。構成要素とは,実際にスタートアップを行うコマンド・プロシージャや実行可能ファイルです。オペレーティング・システム,サイト別プログラム,レイヤード製品を,これらのファイルが始動します。スタートアップ・データベース構成要素は, STARTUP$STARTUP_VMS と STARTUP$STARTUP_LAYERED に格納されています。通常,1 つのスタートアップ・データベースを 1 つのOpenVMS Clusterで使用するので,1 つのクラスタまたはクラスタ内の 1 つのノードとして SYSMAN 環境を定義することができます。
SYSMAN> STARTUP ADD FILE /MODE=DIRECT /PHASE=LPMAIN - _SYSMAN> DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM |
このコマンドは,DECset 環境マネージャ・ソフトウェアを起動するスタートアップ・データベースにレコードを追加します。
スタートアップ・データベースに格納されているファイルの実行を禁止します。スタートアップ・データベースへの読み込みアクセス権 (R) と書き込みアクセス権 (W) が必要です。
STARTUP DISABLE FILE ファイル指定
FILE
スタートアップ・データベースの構成要素を禁止します。省略時の設定では,SYSMAN が STARTUP$STARTUP_LAYERED を変更します。ファイル指定
スタートアップ・データベース構成要素の名前を指定します。スタートアップ・ファイルは,SYS$STARTUP に格納し,ファイル・タイプは .COM または .EXE とします。ワイルドカード文字のアスタリスク ( * ) とパーセント ( % ) を使用できます。
/CONFIRM
/NOCONFIRM (省略時の設定)
各ファイルを禁止する前にそのファイル指定を表示するかどうか,また禁止確認プロンプトを出力するかどうかを制御します。 /CONFIRM を指定した場合,Y (Yes) または T (True) を入力して Return を押さなければ,ファイルは禁止されません。 N や NO などの他の文字を入力した場合,ファイルは禁止されません。/LOG
/NOLOG (省略時の設定)
各ファイルを禁止した後,そのファイル指定を表示するかどうかを制御します。/NODE=(ノード1,ノード2,...,ノードn)
スタートアップ時にファイルを実行しない,クラスタ内のノードを指定します。省略時の設定では,クラスタ内のすべてのノードでスタートアップ・ファイルが禁止されます。/PHASE=フェーズ名
指定ファイルが実行されるときのシステム・スタートアップ・フェーズを指定します。 LPBEGIN,LPMAIN,LPBETA,END のフェーズを指定できます。省略時の値は LPMAIN です。
STARTUP DISABLE コマンドは,スタートアップ・データベースに格納されているファイルの実行を禁止します。スタート・データベース内のレコードを編集し,一時的にファイルを禁止します。
SYSMAN> STARTUP DISABLE FILE /NODE=NODE21 DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM |
このコマンドは,DECset 環境マネージャが NODE21 にインストールされないように,スタートアップ・データベースを変更します。
スタートアップ・データベースの中の禁止されていたファイルの実行を可能にします。スタートアップ・データベースへの読み込みアクセス権 (R) と書き込みアクセス権 (W) が必要です。
STARTUP ENABLE FILE ファイル指定
FILE
スタートアップ・データベースの構成要素を使用可能にします。省略時の設定では,SYSMAN が STARTUP$STARTUP_LAYERED を変更します。ファイル指定
使用可能にするスタートアップ・ファイルの名前を指定します。ワイルドカード文字を使用できます。
/CONFIRM
/NOCONFIRM (省略時の設定)
各ファイルを使用可能にする前にそのファイル指定を表示するかどうか,また使用可能にする確認プロンプトを出力するかどうかを制御します。 /CONFIRM を指定した場合,Y (Yes) または T (True) を入力して Return を押さなければ,ファイルは使用可能になりません。 N や NO などの他の文字を入力した場合,ファイルは許可されません。/LOG
/NOLOG (省略時の設定)
各ファイルを使用可能にした後,そのファイル指定を表示するかどうかを制御します。/NODE=(ノード1,ノード2,...,ノードn)
クラスタ内で,ファイルを使用可能にするノードを指定します。省略時の設定では,クラスタ内のすべてのノードでスタートアップ・ファイルが使用可能になります。/PHASE=フェーズ名
指定ファイルが実行されるときのシステム・スタートアップ・フェーズを指定します。 LPBEGIN,LPMAIN,LPBETA,END のフェーズを指定できます。省略時の値は LPMAIN です。
STARTUP ENABLE コマンドは,禁止されていたファイルをスタートアップ時に実行することを許可します。
SYSMAN> STARTUP ENABLE FILE /NODE=NODE22 DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM |
このコマンドはスタートアップ・データベースを変更します。 NODE22 には,スタートアップ時に DECSET 環境マネージャがインストールされます。
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