OpenVMS
DCL ディクショナリ


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Alpha システムの場合はページレット単位 (1 ページレットは 512 バイト) で, VAX システムの場合はページ単位 (1 ページは 512 バイト) で, n の値を指定します。この値は,内部でページ単位に切り上げられるため (1 ページの大きさは, CPU によって異なることがあります),Alpha システムでは,実際に使用できる物理メモリの量は指定したものより大きくなることがあります。

0 または NONE を指定すると,UAF または SUBMIT コマンドで指定した値がワーキング・セットの省略時の設定になります(WSEXTENT値が含まれている場合)。

この修飾子は,出力実行キューにも指定できます。その場合,シンビオント・プロセスが作成されるときに, /WSEXTENT 修飾子は出力実行キューのシンビオント・プロセスに対するワーキング・セットの省略時の値を設定します。

ワーキング・セット超過値によるバッチ・ジョブへの影響についての詳細は, 表 DCLI-2 を参照してください。

/WSQUOTA=n

バッチ・ジョブに対して,ワーキング・セット制限値,つまりジョブに対して保証される物理メモリの量を定義します。

この修飾子を指定すると,UAF に指定された値は使用されず,修飾子の値が使用されます。

OpenVMS Alpha の場合はページレット単位 ( 1 ページレットは 512 バイト) で, OpenVMS VAX の場合はページ単位 ( 1 ページは 512 バイト ) で, n の値を指定します。この値は,内部でページ単位に切り上げられるため ( 1 ページの大きさは,CPU によって異なることがあります ), Alpha システムでは,実際に使用できる物理メモリ量は指定したものより大きくなる可能性があります。詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

0 または NONE を指定すると,UAF または SUBMIT コマンドで指定した値がワーキング・セットの省略時の設定の値になります (WSQUOTA値が含まれている場合)。

この修飾子は,出力実行キューにも指定できます。その場合,シンビオント・プロセスが作成されるときに, /WSQUOTA修飾子は出力実行キューのシンビオント・プロセスに対するワーキング・セットの省略時の値を設定します。

ワーキング・セットの省略時の設定の値,ワーキング・セット制限値,およびワーキング・セット超過値は,システム UAF の各ユーザ・レコードに含まれています。ワーキング・セット値は,与えられたキューの各ジョブまたはすべてのジョブに指定できます。ワーキング・セット値を含むさまざまな組み合わせの指定と,その処理を 表 DCLI-2 に示します。

表 DCLI-2 ワーキング・セット省略時の値,超過値,および制限値の決定
SUBMITコマンドによって値が指定されている キューに値が指定されている 処理
No No UAF値を使用します。
No Yes キューの値を使用します。
Yes Yes 2つの値のうち小さい方を使用します。
Yes No 指定した値とUAFを比較して,小さい方を使用します。


#1

$ INITIALIZE/QUEUE/BATCH/START -
_$ /AUTOSTART_ON=(DATA::, WARF::, DEANNA::) BATCH_1

この例で INITIALIZE/QUEUE コマンドは,バッチ・キュー BATCH_1 を作成し,それをノード DATA,WARF,または DEANNA で実行できる自動起動キューとして指定します。 /START 修飾子を指定すると,自動起動キューが有効になります。このキューは,ENABLE AUTOSTART/QUEUES コマンドが実行される最初のノード ( 指定されたノードのリストにある ) で実行を開始します。

BATCH_1 を実行しているノードが OpenVMS Cluster からはずれると,キューはそのノードで終了し,キュー・マネージャ SYS$QUEUE_MANAGER の自動起動が有効になっているノードのリスト中の,使用できる最初のノードにフェイルオーバします。

リストにあるノードの 1 つで自動起動が有効になっている限り,このキューを起動してバッチ・ジョブを実行できます。例にある 3 つのノードがすべてシャットダウンされている場合,または自動起動が無効な場合は,ノード・リストにある 3 つのノードの 1 つが,クラスタに参加して ENABLE AUTOSTART/QUEUES コマンドを実行するまで,キューは終了したままになります。

/NAME_OF_MANAGER 修飾子が指定されていないために, ENABLE AUTOSTART/QUEUES コマンドと INITIALIZE/QUEUE コマンドは,省略時の設定のキュー・マネージャ SYS$QUEUE_MANAGER が管理するキューにだけ作用します。

#2

$ INITIALIZE/QUEUE/START/BATCH/JOB_LIMIT=3 SYS$BATCH
$ INITIALIZE/QUEUE/START/BATCH/JOB_LIMIT=1/WSEXTENT=2000 BIG_BATCH
 

この例で最初の INITIALIZE/QUEUE コマンドは,すべてのバッチ・ジョブに使用できる SYS$BATCH というバッチ・キューを作成します。 /JOB_LIMIT 修飾子を使用して, 3 つのジョブを同時に実行できるよう指定します。 2 番目の INITIALIZE/QUEUE コマンドは,大きなジョブに使用する BIG_BATCH という 2 番目のバッチ・キューを作成します。一度に 1 つのジョブだけを実行できます。ワーキング・セット超過値は, OpenVMS Alpha ( 8KB ページを備えたシステム ) では 125 ページまで, OpenVMS VAX では 2000ページまでになることがあります。

#3

$ INITIALIZE/QUEUE/START/DEFAULT=(FLAG,TRAILER=ONE)-
_$ /ON=LPA0: LPA0_PRINT
$ INITIALIZE/QUEUE/START/DEFAULT=(FLAG,TRAILER=ONE)-
_$ /BLOCK_LIMIT=(1000,"")/ON=LPB0: LPB0_PRINT
$ INITIALIZE/QUEUE/START/GENERIC=(LPA0_PRINT,LPB0_PRINT) SYS$PRINT
$ INITIALIZE/QUEUE/START/FORM_MOUNTED=LETTER-
_$ /BLOCK_LIMIT=50/ON=TXA5: LQP
 

この例で最初の 3 つの INITIALIZE/QUEUE コマンドは,プリント・キューを設定します。キュー LPA0_PRINT と LPB0_PRINT は,ジョブ内の各ファイルの前にフラグ・ページを,ジョブの最後のページの後にトレーラ・ページを配置するように設定されています。さらに,LPB0_PRINT には最小ブロック・サイズの 1000 が指定されています。したがって,そのキューでは,1000 ブロック以上のプリント・ジョブだけを実行できます。 SYS$PRINT は,LPA0_PRINT または LPB0_PRINT のいずれかにジョブを転送できる汎用キューとして設定されます。小さすぎて LPB0_PRINT で実行できないジョブは, SYS$PRINT から LPA0_PRINT に登録されます。

最後の INITIALIZE/QUEUE コマンドは,TXA5で端末キューを設定します。プリント形式 LETTER のストック・タイプ以外のストック・タイプのプリント形式でキューに登録されたジョブは,同じストック・タイプの形式がキューにマウントされるか,または,エントリがキューから削除されるか,別のキューに移動されるまで,キューで待ち状態となります。 LETTER は,専用のレターヘッド紙を示すよう,このサイトで設定されています。ブロック・サイズの上限は 50 で,このキューが 51ブロックより小さいジョブのために用意されることを示します。

#4

$ INITIALIZE/QUEUE/ON=QUEBID::/BATCH/RAD=0   BATCHQ1
 
$ SHOW QUEUE/FULL BATCHQ1
Batch queue BATCHQ1, stopped, QUEBID::
 /BASE_PRIORITY=4 /JOB_LIMIT=1 /OWNER=[SYSTEM]
 /PROTECTION=(S:M,O:D,G:R,W:S) /RAD=0
 

この例は,ノード QUEBID 上で実行されるバッチ・キュー BATCHQ1 を作成または再初期化します。このキューに割り当てられたジョブはすべて,RAD 0 上で実行されます。


INQUIRE

値を SYS$COMMAND ( 通常は,会話型モードのターミナル,または主コマンド・プロシージャの次の行 ) から読み込んで,シンボルに割り当てます。

形式

INQUIRE シンボル名 [プロンプト文字列]


パラメータ

シンボル名

値を割り当てる,1 〜 255 文字までの英数字シンボルを指定します。

プロンプト文字列

INQUIRE コマンドを実行するときに表示されるプロンプトを指定します。文字列は,自動的に大文字に変換されます。また,先行スペースと先行タブおよび後続のスペースと後続のタブは削除され,文字の間の複数のスペースおよびタブは1 つのスペースに圧縮されます。

プロンプトに,小文字や句読点,複数のスペースとタブ,アット・マーク(@) が含まれる場合には,文字列を二重引用符 (" ") で囲みます。プロンプト文字列に二重引用符を使用する場合には,文字列全体を二重引用符で囲み,文字列の中で二重引用符が存在する場所に連続する 2 つの二重引用符 ("")を指定します。

システムがプロンプト文字列をターミナルに表示する場合,通常は文字列の最後にコロン (:) とスペースを表示します ( /PUNCTUATION 修飾子を参照してください )。

プロンプト文字列を指定しない場合には,コマンド・インタプリタは,値を要求するプロンプトとしてシンボル名を使用します。


説明

INQUIRE コマンドは,プロセスの作成時に確立された入力ストリームにプロンプト・メッセージを表示し,入力ストリームからの応答を読み取ります。つまり,INQUIRE コマンドは,会話型で実行されているコマンド・プロシージャで実行される場合,コマンド・プロシージャのネスト・レベルにかかわらず,プロンプト・メッセージは常に端末に表示されます。コマンド・プロシージャの INQUIRE コマンドの入力は,RECALL バッファに入ることに注意してください。

プロンプト文字列に対する応答を入力した場合,その値は,指定されたシンボルに文字列として割り当てられます。小文字は自動的に大文字に変換され,先行および後続のスペースとタブが削除され,文字の間の複数のスペースとタブが単一のスペースに圧縮されます。大文字への変換を禁止し,スペースとタブをそのまま残す場合は,文字列を二重引用符で囲みます。

プロンプト文字列に対する応答を入力する場合,シンボルまたはレキシカル関数を使用するためには,単一引用符 (` ') を使用してシンボルの置換を要求します。

端末から会話型でデータを取得するには,READ コマンドも使用できることに注意してください。READ コマンドは,ユーザが入力したとおりにデータを受け付けます。文字は,自動的には大文字に変換されず,スペースは圧縮されません。ただし,一重引用符を使用してシンボルの置換を要求しても,シンボルとレキシカル関数は変換されません。

バッチ・ジョブに INQUIRE コマンドを入力すると,コマンドは,コマンド・プロシージャの次の行から応答を読み取ります。プロシージャがネストしている場合,第 1 レベルのコマンド・プロシージャから応答が読み取られます。バッチ・ジョブのコマンド・プロシージャの次の行がドル記号 ($) で始まる場合,その行は INQUIRE に対する応答でなく,コマンドとして解釈されます。次に INQUIRE コマンドは,指定されたシンボルに空文字列を割り当て,バッチ・ジョブは INQUIRE コマンドの次の行のコマンドから処理を続けます。


修飾子

/GLOBAL

シンボルが,グローバル・シンボル・テーブルに登録されることを指定します。 /GLOBAL 修飾子を指定しない場合には,シンボルはローカル・シンボル・テーブルに登録されます。

/LOCAL (省略時の設定)

シンボルが,現在のコマンド・プロシージャのローカル・シンボル・テーブルに登録されることを指定します。

/PUNCTUATION (省略時の設定)

/NOPUNCTUATION

ターミナルにプロンプトが表示されるときに,そのプロンプトのあとにコロン(:) とスペースが出力されるかどうかを制御します。コロンとスペースを出力しない場合には,/NOPUNCTUATION を指定します。

#1

$ INQUIRE CHECK "Enter Y[ES] to continue" 
$ IF .NOT. CHECK THEN EXIT 

この INQUIRE コマンドは,ターミナルに次のプロンプト・メッセージを表示します。


Enter Y[ES] to continue: 

INQUIRE コマンドは,上記のようなプロンプトを表示し, CHECK というシンボルに割り当てられる値を要求します。 IF コマンドは,シンボル CHECK に割り当てられた値を評価します。 CHECK に割り当てられた値が真 ( つまり,奇数の数値,T,t,Y,y から始まる文字列,あるいは奇数の数字列 ) の場合には,プロシージャは実行を継続します。

CHECK に割り当てられた値が偽 ( つまり,偶数の数値,T,t,Y,y 以外の文字から始まる文字列,あるいは偶数の数字列 ) の場合には,プロシージャの実行は終了します。

#2

$ INQUIRE COUNT 
$ IF COUNT .GT. 10 THEN GOTO SKIP 
  . 
  . 
  . 
$ SKIP: 

この INQUIRE コマンドは,次のメッセージを表示し, COUNT に割り当てられる値を要求します。


COUNT: 

このあと,このコマンド・プロシージャは, COUNT というシンボルに割り当てられた値を評価し,次に続くコマンドを実行するのか,あるいは制御を SKIPというラベルの行に渡すのかを判断します。

#3

$ IF P1 .EQS. "" THEN INQUIRE P1 "FILE NAME" 
$ FORTRAN 'P1' 

この IF コマンドは,P1 というシンボルが空文字列であるかどうかを調べることで,パラメータがコマンド・プロシージャに渡されたかどうかを調べます。このシンボルの値が空文字列の場合には,パラメータが指定されていないので, INQUIRE コマンドを実行してパラメータを要求します。 P1 が指定されていた場合には,INQUIRE コマンドは実行されず, Fortran コマンドがパラメータに指定された名前のファイルをコンパイルします。


INSTALL

Install ユーティリティを起動します。 Install ユーティリティは選択した実行可能イメージや共有可能イメージをシステムに知らせ,適切な属性を割り当てることにより,それらのイメージの性能を向上させます。

Install ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』またはオンライン・ヘルプを参照してください。


形式

INSTALL [サブコマンド] [ファイル指定]


JAVA

JAVA コマンドは,Javatm アプリケーションを起動します。これは,JAVAC などの Java コンパイラで作成された Java クラス・ファイルを実行します。

JAVA コマンドは,Java Software Development Kit (SDK) または Run-Time Environment (RTE) が OpenVMS システムにインストールされている場合に限って使用可能です。

Java SDK インストール・キットは,OpenVMS メディア・キットの OpenVMS e-Business Infrastructure CD-ROM に含まれています。また,次の Web サイトからダウンロードすることもできます。


http://www.hp.com/software/java/alpha 

Java SDK または RTE をインストールした後,次のコマンドを入力することによって,オンライン・ヘルプにアクセスすることができます。


$ JAVA -help 

OpenVMS システムに JDK ドキュメントがインストールされている場合は,ブラウザで次の場所を参照することによって JDK ツール (コマンド) についてのドキュメントおよびその他 Java 参照情報を表示することができます。たとえば,Java SDK v 1.4.0 の場合には,ブラウザで次の位置に移動します。


SYS$COMMON:[JAVA$140.DOCS]INDEX.HTML 


JOB

カード・リーダからキューに登録されたバッチ・ジョブの先頭を示します。システム・カード・リーダから登録されるバッチ・ジョブの先頭には,必ず JOB カードを付けなければなりません。

JOB コマンドを短縮形にすることはできません。


形式

JOB ユーザ名


パラメータ

ユーザ名

ジョブが実行される時のユーザ名を指定します。ログインの時に入力する名前と同じユーザ名を指定します。

説明

JOB カードは,ジョブを登録するユーザを識別し,その後にパスワードを与える PASSWORD カードが続きます。 PASSWORD カードは必須ですが,アカウントのパスワードが空の場合,カードでパスワードを使用する必要はありません。

ユーザ名とパスワードは,ログイン・プロシージャと同じ方法で,システム登録ファイルによって確認されます。バッチ・ジョブを実行するプロセスに,省略時のディスクとディレクトリ,およびユーザ・アカウントに付属する特権が割り当てられます。指定されたユーザ名の LOGIN.COM ファイルが存在すると,ジョブの最初に実行されます。

バッチジョブの最後は,EOJ コマンド,EOF カード (12-11-0-1-6-7-8-9overpunch),または別のジョブ・カードで示されます。


修飾子

/AFTER=時刻

指定された時刻まで,ジョブを実行しないことを要求します。指定された時刻がすでに過ぎている場合には,ジョブは直ちに処理するために,キューに登録されます。

時刻は,絶対時刻または絶対時刻とデルタ時間の組み合わせとして指定できます。時刻の指定方法についての詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』またはオンライン・ヘルプの DCL_Tips トピック (Date_Time サブトピック) を参照してください。

/CHARACTERISTICS=(属性[,...])

ジョブの実行のために必要な,1つ以上の属性を指定します。属性を1つしか指定しない場合には,括弧を省略できます。属性のコードはシステムごとのインストレーション時に定義されます。システムでどの属性を使用できるかを調べるには, SHOW QUEUE/CHARACTERISTICS コマンドを使用します。

ユーザが /CHARACTERISTICS 修飾子を指定する場合には,その修飾子に対して指定する属性はすべて,ジョブを実行するキューに対しても指定されていなければなりません。この修飾子に指定された属性がキューに対して指定されていない場合には,キュー属性が変更されるまで,または DELETE/ENTRY コマンドを使用してエントリが削除されるまで,そのジョブはキューの中で待ち状態となり実行されません。キューに対してすでに指定されている属性を指定する場合には, JOB カードにすべての属性を指定する必要はありません。属性が全く指定されていない場合も,ジョブは実行されます。

/CLI=ファイル名

この修飾子を使用すると,ジョブを処理するときに,他のコマンド言語インタプリタ (CLI) を使用するように要求できます。ファイル名を入力するとコマンド言語インタプリタ (CLI) は SYS$SYSTEM:ファイル名.EXE となります。省略時には,ジョブは利用者登録ファイル (UAF) に指定されている CLI を使って実行されます。

/CPUTIME=n

バッチ・ジョブが使用できる CPU 時間の上限を定義します。 n に対して指定できる値は,デルタ時間,0 という値, NONE あるいは INFINITE というキーワードです ( 時刻値の指定については,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』またはオンライン・ヘルプの DCL_Tips トピック ( Date_Time サブトピック ) を参照してください)。

許可されている CPU 時間より小さな値を指定する場合には, /CPUTIME 修飾子を使用して,システム管理者が設定したキューの基本値,あるいは利用者登録ファイルに登録されている値を変更します。無限の時間を要求する場合には,0 または INFINITE を指定します。 CPU 時間を,利用者登録ファイルの値に設定する場合や,キューに対して指定されている上限に設定する場合には,NONE を指定します。基本のキューの上限,あるいは利用者登録ファイル (UAF) に指定されている値より大きな値は要求できません。

/DELETE (省略時の設定)

/NODELETE

ジョブが処理されたあと,バッチ入力ファイルが保存されるかどうかを制御します。 /NODELETE 修飾子を指定する場合には,ファイルは, INPBATCH.COM という省略時の名前を使用して,ユーザの省略時のディレクトリに保存されます。 /NAME 修飾子を使用すると,バッチ入力ファイルのファイル名は, /NAME 修飾子に指定したジョブ名と同じになります。

/HOLD

/NOHOLD (省略時の設定)

ジョブを直ちに処理するかどうかを制御します。

/HOLD 修飾子を指定する場合には,SET QUEUE/ENTRY コマンドに /NOHOLD 修飾子または /RELEASE 修飾子を使用して明確に解放するまで,ジョブは処理のために解放されることはありません。

/KEEP

/NOKEEP (省略時の設定)

印刷後にログ・ファイルを削除するかどうかを制御します。 /NOPRINTER 修飾子が省略されている場合には, /NOKEEP 修飾子が省略時の設定として使用されます。

/LOG_FILE=ファイル指定

/NOLOG_FILE

指定した名前のログ・ファイルがジョブ実行の際に作成されるかどうか,またはログ・ファイルが作成されるかどうかを制御します。


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