OpenVMS
DCL ディクショナリ


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/LOG_FILE 修飾子を指定した場合には,システムは指定したファイルにログ情報を書き込みます。 /NOLOG_FILE を指定した場合には,ログ・ファイルは作成されません。どちらの修飾子も指定しない場合には,ログ情報は,省略時のディレクトリに含まれるファイルの中で,ジョブの中の最初のコマンド・ファイルと同じファイル名を持ち,ファイル・タイプが .LOG であるファイルに書き込まれます。省略時の設定は, /LOG_FILE 修飾子も /NOLOG_FILE 修飾子も指定されていない状態です。

/LOG_FILE 修飾子を使用すれば,ログ・ファイルを別の装置に書き込むように指定できます。ファイル指定に含まれる論理名は,ジョブをキューに登録する時に変換されます。バッチ・ジョブを実行しているプロセスは,ログ・ファイルが存在する装置に対してアクセスできなければなりません。

/LOG_FILE 修飾子を省略し /NAME 修飾子を指定する場合には,ログ・ファイルは,/NAME 修飾子によって指定されたものと同じファイル名を持ち,ファイル・タイプが .LOG であるファイルに書き込まれます。

/NAME=ジョブ名

ジョブ名,およびバッチ・ジョブ・ログ・ファイルとコマンド・ファイルのファイル名として使用される文字列を指定します。ジョブ名は,1 〜 39 文字までの英数字文字列であり,ファイル名として正しくなければなりません。省略時のログ・ファイル名は INPBATCH.LOG であり,省略時のコマンド・ファイル名は INPBATCH.COM です。

/NOTIFY

/NONOTIFY (省略時の設定)

ジョブが終了または強制終了したことを示すメッセージが,ログ・インしたターミナルに表示されるかどうかを制御します。

/PARAMETERS=(パラメータ[,...])

オプションとしてコマンド・プロシージャに渡すことのできる, 1 〜 8 個のパラメータを指定します。このパラメータは,バッチ・ジョブにおいて,P1 〜 P8 までのシンボル名に割り当てられる値を定義します。これらのシンボルは,指定コマンド・プロシージャに対してのみ有効です。

パラメータを 1 つしか指定しない場合には,括弧を省略できます。

各パラメータは,コンマ (,) で区切ります。スペースや特殊文字,区切り文字,小文字を含むパラメータを指定する場合には,パラメータ全体を二重引用符 (" ") で囲まなければなりません。各パラメータは,最大 255 文字の長さです。

/PRINTER=キュー名

/NOPRINTER

ジョブ終了時に,ジョブ・ログ・ファイルを印刷のために指定キューに登録するかどうかを制御します。ログ・ファイルの省略時のプリント・キューは,SYS$PRINT です。

/NOPRINTER 修飾子を指定する場合には, /KEEP 修飾子が指定されていると解釈されます。

/PRIORITY=n

優先順位の値をシステムパラメータ MAXQUEPRI の値より高くするには, OPER(オペレータ)または ALTPRI(優先順位変更)特権が必要です。

指定したジョブに対して,ジョブ・スケジューリング優先順位を指定します。優先順位の値は 0 〜 255 までの範囲です。 0 がもっとも低い優先順位であり, 255 が最高の優先順位です。

/PRIORITY 修飾子の省略時の値は,システムパラメータ DEFQUEPRI の値です。 MAXQUEPRI の値より低い優先順位を設定する場合には,特別な特権は必要ありません。

/PRIORITY 修飾子がプロセスの優先順位に影響を与えることはありません。プロセス優先順位は,キューで設定されます。

/QUEUE=キュー名[:]

ジョブが登録される,バッチ・キューの名前を指定します。 /QUEUE 修飾子を指定しない場合には,ジョブの省略時のシステム・バッチ・ジョブ・キューである SYS$BATCH に登録されます。

/RESTART

/NORESTART (省略時の設定)

システム障害が発生した後や STOP/QUEUE/REQUEUE コマンドが実行された後に,ジョブを再スタートするかどうかを指定します。

/TRAILING_BLANKS (省略時の設定)

/NOTRAILING_BLANKS

カード・デックの入力カードをカード・イメージ形式で読み込むのか,あるいは入力レコードを空白ではない最後の文字で切り捨てるのかを制御します。省略時には,システムはカード・リーダから読み取られたレコードから,後続の空白を削除しません。入力レコードから後続する空白を削除する場合には, /NOTRAILING_BLANKS 修飾子を使用します。

/WSDEFAULT=n

バッチ・ジョブのワーキング・セットの省略時の大きさの値を定義します。 /WSDEFAULT 修飾子は,利用者登録ファイル (UAF) に指定されているワーキング・セット・サイズに優先します。

n の値は,OpenVMS Alpha では 512 バイトのページ・レットの数で, OpenVMS VAX では 512 バイトのページの数で指定します。 OpenVMS Alpha は,この値を CPU 固有のページに最も近い数に切り上げ,実際に許可される物理メモリの量が指定量よりも大きくなるようにします。 n に対して指定できる値は,1 〜 65535 までの整数,0,またはキーワード NONE です。詳細は『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

この修飾子を使用すれば,システム管理者が設定したキューの基本値,あるいは利用者登録ファイル (UAF) に登録されている値よりも小さい値にすることができます。ワーキング・セットの値を,利用者登録ファイルに指定されている省略時の値や,キューに対して指定されている省略時の値に設定する場合には, 0 または NONE を指定します。省略時の値より大きな値は要求できません。

/WSEXTENT=n

バッチ・ジョブのワーキング・セットの超過値を定義します。 /WSEXTENT 修飾子は,利用者登録ファイル (UAF) に指定されているワーキング・セット超過値に優先します。

n の値は,OpenVMS Alpha では 512 バイトのページ・レットの数で, OpenVMS VAX では 512 バイトのページの数で指定します。 OpenVMS Alpha は,この値を CPU 固有のページに最も近い数に切り上げ,実際に許可される物理メモリの量が指定量よりも大きくなるようにします。 n に対して指定できる値は,1 〜 65535 までの整数,0,またはキーワードNONE です。詳細は『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

ワーキング・セット超過値を小さくするには,この修飾子を使用して,利用者登録ファイル (UAF) に指定されている値ではなく,システム管理者が設定したキューの基本値よりも小さい値にします。ワーキング・セット超過値を,利用者登録ファイルに指定されている値や,キューに対して指定されている値に設定する場合には,0 または NONE を指定します。省略時の値より大きな値は要求できません。

/WSQUOTA=n

バッチ・ジョブの最大のワーキング・セット・サイズ ( ワーキング・セット・クォータ ) を定義します。 /WSQUOTA 修飾子は,利用者登録ファイル (UAF) に指定されている値に優先します。

n の値は,OpenVMS Alpha では 512 バイトのページ・レットの数で, OpenVMS VAX では 512 バイトのページの数で指定します。 OpenVMS Alpha は,この値を CPU 固有のページに最も近い数に切り上げ,実際に許可される物理メモリの量が指定量よりも大きくなるようにします。 n に対して指定できる値は,1 〜 65535 までの整数,0,またはキーワード NONEです。詳細は『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

この修飾子を使用すれば,システム管理者が設定したキューの基本値,あるいは利用者登録ファイル (UAF) に登録されている値よりも小さい値にすることができます。ワーキング・セット・クォータの値を,利用者登録ファイルに指定されている省略時の値や,キューに対して指定されている省略時の値に設定する場合には, 0 または NONE を指定します。省略時の値より大きな値は要求できません。


#1



JOB および PASSWORD カードは,ユーザ HIGGINS がバッチ・ジョブを登録するのを識別し認可します。コマンド・ストリームは, Fortran コマンドとコンパイル前の Fortran ソース・ステートメントから構成されます。装置名 SYS$INPUT に続くファイル名 AVERAGE は,オブジェクト・ファイルとリスティング・ファイルのファイル名と持つコンパイラを提供します。出力ファイルは,ユーザ HIGGINGS の省略時のディレクトリに置かれます。

コンパイルが正常終了すると,LINK コマンドは実行可能イメージを作成し, RUN コマンドでそのイメージを実行します。コマンド・ストリームの RUN コマンドの次に,プログラムの入力を行います。ジョブの最後のコマンドは,プログラム・リスティングを印刷します。デックの最後のカードには,EOJ (end-of-job) コマンドが含まれています。

#2



JOB カードの /NAME 修飾子は,バッチ・ジョブ名を指定します。ジョブが終了すると,印刷されたログ・ファイルは BATCH1.LOG として識別されます。 JOB コマンドは,継続文字 (-) がある 2 番目のカードまで続きます。 /PARAMETERS 修飾子は,P1 を A,P2 を TEST と定義します。デックの最後のカードには,EOJ (end-of-job) コマンドが含まれています。


レキシカル関数

文字列および現在のプロセスに関する属性の情報を戻す関数です。

説明

コマンド言語は,レキシカル関数と呼ばれる機能を含んでいます。レキシカル関数は,現在のプロセスや算術式および文字列に関する情報を返します。コマンド・インタプリタがコマンド処理の入力文字列の解析処理 (レキシカル処理) フェーズを実行する間に関数を評価するため,これらの関数はレキシカル関数と呼ばれます。

通常,シンボルまたは式を使用するコンテキストであれば,任意コンテキストでレキシカル関数を使用できます。コマンド・プロシージャでは,レキシカル関数を使用して論理名の変換,文字列操作の実行,およびプロシージャを処理しているノードの判別を行うことができます。

次に標準的な形式を示します。


F$function-name([args,...]) 

F$ レキシカル関数が後に続くことを示します。
function-name 関数を評価することを指定するキーワード。一意に認識できれば,関数名は省略できます。
() 必要であれば,引数を囲みます。引数をとらない関数を含め,すべての関数で括弧は必要です。
args,... 必要であれば,整数または文字列式を使用して引数を指定します。

式の指定についての詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。

表 DCLI-3 では,レキシカル関数とそれぞれが戻す情報について簡単に説明しています。これ以降のページで,各関数ごとに例を挙げて詳しく説明します。

表 DCLI-3 レキシカル関数の要約
関数 説明
F$CONTEXT F$PID 関数とともに使用し,その選択基準を指定します。
F$CSID OpenVMS Cluster識別番号を戻します。また,コンテキスト・シンボルが,システムのノード・リストの中で,現在の位置を示すように変更します。
F$CVSI 文字列データからビット・フィールドを取り出し,その結果を符号付き値として整数に変換します。
F$CVTIME 絶対時刻,デルタ時間またはそれらの組み合せの文字列に関する情報を戻します。
F$CVUI 文字データからビット・フィールドを取り出し,その結果を符号なし値として整数に変換します。
F$DELTA_TIME 指定した開始時刻と終了時刻の差を返します。
F$DEVICE 選択基準に合う装置名をすべて返します。
F$DIRECTORY 現在の省略時のディレクトリ名文字列を戻します。
F$EDIT 編集リストに指定された編集をもとに,文字列式を編集します。
F$ELEMENT 指定した区切り文字で区切られた要素で構成される文字列から, 1 つの要素を取り出します。
F$ENVIRONMENT DCL コマンド環境に関する情報を戻します。
F$EXTRACT 文字列式から部分文字列を取り出します。
F$FAO $FAO システム・サービスを呼び出し,指定された制御文字列を ASCII 形式の出力文字列に変換します。
F$FILE_ATTRIBUTES 指定されたファイルの属性に関する情報を戻します。
F$GETDVI $GETDVI システム・サービスを呼び出し,指定された装置に関する指定された情報を戻します。
F$GETJPI $GETJPI システム・サービスを呼び出し,指定されたプロセスに関する会計情報,状態情報,および識別情報を戻します。
F$GETQUI $GETQUI システム・サービスを呼び出し,キューに関する情報を戻します。この情報には,バッチ・キュー,プリント・キューに登録されるジョブ,ファーム定義やシステム・バッチ・キュー・ファイルに定義された属性などが含まれます。

+VAX システムでは,キュー・マネージャについての情報も戻します。

F$GETSYI $GETSYI システム・サービスを呼び出し,利用者のシステムに関する状態情報と識別情報を戻します (システムが,VMScluster の一部に含まれている場合には,ローカルなノードに関する状態情報と識別情報を戻します)。
F$IDENTIFIER 指定した形式の識別子を,それに相当する整数に変換します。あるいは,その逆の操作を実行します。
F$INTEGER 指定した式の結果を,整数で戻します。
F$LENGTH 指定した文字列の長さを戻します。
F$LOCATE 文字列に含まれる 1 文字または部分文字列を探し,文字列中でのそのオフセットを戻します。
F$MESSAGE 指定したシステム状態コードに対応するメッセージ文を戻します。
F$MODE プロセスが実行されているモードを示す文字列を戻します。
F$PARSE $PARSE RMS サービスを起動してファイル指定を解析し,指定した特定のファイル指定,または拡張されたファイル指定を戻します。
F$PID 起動するたびに,次のプロセス識別番号を戻します。
F$PRIVILEGE 現在のプロセス特権が,引数に指定されている特権と一致するかどうかに応じて, TRUE または FALSE という値を戻します。
F$PROCESS 現在のプロセス名を文字列で戻します。
F$SEARCH $SEARCH RMS サービスを呼び出し,ディレクトリ・ファイルを検索し,指定したファイルの完全な形のファイル指定を戻します。
F$SETPRV 指定された特権をセットし,変更される前の特権の状態を示しているキーワード・リストを戻します。
F$STRING 指定した式の結果に相当する文字列を戻します。
F$TIME 現在の日付/時刻を示す文字列を戻します。形式は dd-mmm-yyyy hh:mm:ss.cc です。
F$TRNLNM 論理名を変換し,等価名文字列,または要求されている論理名の属性を戻します。
F$TYPE シンボルのデータ・タイプを判断します。
F$UNIQUE ファイル名として適切で,クラスタ全体で一意な文字列を生成します。
F$USER 現在の利用者識別コード(UIC)を戻します。
F$VERIFY プロシージャ・チェックの設定がオンの場合には整数の 1 ,プロシージャ・チェックの設定がオフの場合には整数の 0 が戻されます。また,新しいチェック状態をセットすることもできます。


+VAX のみ

F$CONTEXT

F$PID 関数とともに使用し,その選択基準を指定します。 F$CONTEXT 関数を使用すると,F$PID 関数は OpenVMS Cluster 内の任意のノードからプロセス情報を取得できるようになります。

形式

F$CONTEXT (コンテキスト・タイプ,コンテキスト・シンボル,選択項目,選択値,値修飾子)

戻り値


空文字列 ("")。

引数

コンテキスト・タイプ

コンテキスト・タイプを指定します。

現在使用できるコンテキスト・タイプは PROCESS だけです。これは,F$PID に対する選択基準を決めるために使用します。同一 UIC のプロセスを見る場合は,特権は必要ありません。同一 UIC グループ内の別の UIC のプロセスを見る場合は, GROUP 特権が必要です。システム全体の UIC のプロセスを見る場合は, WORLD 特権が必要です。

コンテキスト・シンボル

F$CONTEXT で作成されたコンテキスト・メモリを参照するために, DCL が使用するシンボル名を指定します。 F$PID は,このコンテキスト・シンボルを使用して PID リストを処理します。

シンボルを使用してコンテキスト・シンボルを指定してください。コマンド・プロシージャ内で最初に F$CONTEXT を使用するときには,未定義または空文字列が割り当てられたシンボルを指定してください。シンボルは "PROCESS_CONTEXT" タイプでローカル・シンボルをして作成されます。コンテキストが無効になった場合 (つまり F$PID ですべての PID を検索したか,または,その実行時にエラーが発生した場合) は,シンボルのタイプは "PROCESS_CONTEXT" ではなくなっています。コンテキストをキャンセルする場合は,コマンド・プロシージャ内で F$TYPE 関数を使用して検索できます。

選択基準を設定した後で F$PID を呼び出す場合は,このコンテキスト・シンボルを使用します。

選択項目

選択項目は,F$CONTEXT が使用する選択基準を指定するキーワードです。一度の呼出しに対して 1 つのキーワードしか指定できません。

注意

項目のリストを使用する場合は, NEQ 選択値を使用しないでください。これは,結果として得られる状態値は,つねに "真" だからです。

次に例を示します。


$ EXAMPLE=f$context("PROCESS",CTX,"USERNAME","A*,B*","NEQ") 

この式は,"ユーザ名が A* に等しくない または ユーザ名が B* に等しくない場合は,その規則に合致するユーザのプロセスを返します" と解釈されます。このオペランドは論理和であるので,状態値は常に "真" になります (たとえば ALFRED は B* に等しくないとか, BOB は A* に等しくないというように,どんなユーザ名でも A* あるいは B* に等しくない値となります)。

コンテキスト・タイプ PROCESS に対して使用できる選択項目キーワードを次の表に示します。

選択項目 選択値 値修飾子 説明
ACCOUNT 文字列 EQL,NEQ 有効なアカウント名 ( またはそのリスト )。アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) ワイルドカード文字を使用できる。
AUTHPRI 整数値 GEQ,GTR,LEQ,LSS,EQL,NEQ 許可されたベース優先度。Alpha では (0-63)。VAX では (0-31) をとる。
CANCEL     該当コンテキストに対する選択基準を取り消す。
CURPRIV キーワード ALL,ANY,EQL,NEQ 有効な特権名キーワード ( またはそのリスト )。詳細は『OpenVMS Guide to System Security』参照。
GRP 整数 GEQ,GTR,LEQ,LSS,EQL,NEQ UIC グループ番号。
HW_MODEL 整数 EQL,NEQ 有効なハードウェア型番号
HW_NAME 文字列 EQL,NEQ 有効なハードウェア名またはキーワードのリスト。アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) ワイルドカード文字を使用できる。
JOBPRCCNT 整数 GEQ,GTR,LEQ,LSS,EQL,NEQ ジョブのサブプロセス数
JOBTYPE キーワード EQL,NEQ 有効なジョブ・タイプ・キーワード
(DETACHED, NETWORK, BATCH, LOCAL, DIALUP, REMOTE)。詳細は『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』参照。
MASTER_PID 文字列 EQL,NEQ 主プロセス ID
MEM 整数 GEQ,GTR,LEQ,LSS,EQL,NEQ UIC メンバ番号
MODE キーワード EQL,NEQ プロセス・モード・キーワード
(OTHER,NETWORK,BATCH,および INTERACTIVE)。詳細は『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』参照
NODE_CSID 整数 EQL,NEQ ノードのクラスタ ID 番号
NODENAME 文字列 EQL,NEQ ノード名 ( またはそのリスト )。アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) ワイルドカードを使用できる。省略時の設定はユーザのローカル・ノード。すべてのノードを指定する場合は,値 "*" を使用する。
OWNER 文字列 EQL,NEQ 直親 PID
PRCCNT 整数 GEQ,GTR,LEQ,LSS,EQL,NEQ プロセスのサブプロセス数
PRCNAM 文字列 EQL,NEQ プロセス名 ( またはそのリスト )。アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) ワイルドカード文字を使用できる。
PRI 整数 GEQ,GTR,LEQ,LSS,EQL,NEQ プロセス優先度。 Alpha では (0--63),VAX では (0--31) をとる。
PRIB 整数 GEQ,GTR,LEQ,LSS,EQL,NEQ ベース・プロセス優先度。 Alpha では (0--63),VAX では (0--31) をとる。
STATE キーワード EQL,NEQ 有効なプロセス状態キーワード。詳細は,『OpenVMS System Services Reference Manual』の $GETJPI サービスに関する説明を参照。
STS キーワード EQL,NEQ 有効なプロセス状態キーワード。詳細は,『OpenVMS System Services Reference Manual』の $GETJPI サービスに関する説明を参照。
TERMINAL 文字列 EQL,NEQ 端末名 ( またはそのリスト )。アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) ワイルドカード文字を使用できる。
UIC 文字列 EQL,NEQ ユーザ識別子(UIC)。 "[group,member]"の形式。
USERNAME 文字列 EQL, NEQ ユーザ名 ( またはそのリスト )。アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) ワイルドカード文字を使用できる。

選択値

選択基準の値を指定します。たとえば次の例に示すように,ノード MYVAX 上の全プロセスを処理するには, "NODENAME" キーワードに対して "MYVAX" を指定します。


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