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Alpha システムにおいて,IOGEN コンフィギュレーション作成モジュール (ICBM) 名の作成に使用する接頭辞リストを設定します。
IO SET PREFIX = (ICBM 接頭辞)
ICBM 接頭辞
ICBM 接頭辞を指定します。 ICBM 接頭辞は,SYSMAN IO AUTOCONFIGURE コマンドが ICBM イメージ名を作成するときに使用します。
なし
SYSMAN IO SET PREFIX コマンドは,IOGEN コンフィギュレーション作成モジュール (ICBM) 名を作成するときに使用する接頭辞リストを設定します。
SYSMAN> IO SET PREFIX=(SYS$,PSI$,VME_) |
ICBM 名を作成するときに SYSMAN IO AUTOCONFIGURE が使用する接頭辞名を指定しています。 SYS$,PSI$,VME_ の接頭辞が指定されています。
Alphaシステムにおいて,システムのすべてのバス,ノード番号,バス名,TR番号, CSR基底アドレスを表示します。この情報表示はおもに,弊社の保守エンジニアが使用します。VAXシステムでは,SYSGENのSHOW/BUSコマンドを使用してください。
IO SHOW BUS
なし
なし
SYSMAN IO SHOW BUSコマンドはすべてのバス,ノード番号,バス名,TR番号,CSR基底アドレスを表示します。この情報が表示されるのはおもに,弊社社内のエンジニアリングをサポートするためです。 SYSMAN IO SHOW BUSコマンドを使用するには,CMKRNL特権が必要です。
SYSMAN> IO SHOW BUS _Bus__________Node_TR#__Name____________Base CSR__________ LSB 0 1 EV3 4MB FFFFFFFF86FA0000 LSB 6 1 MEM FFFFFFFF86FC4000 LSB 7 1 MEM FFFFFFFF86FCA000 LSB 8 1 IOP FFFFFFFF86FD0000 XZA XMI-SCSI 0 3 XZA-SCSI 0000008001880000 XZA XMI-SCSI 1 3 XZA-SCSI 0000008001880000 XZA XMI-SCSI 0 4 XZA-SCSI 0000008001900000 XZA XMI-SCSI 1 4 XZA-SCSI 0000008001900000 XMI 4 2 LAMB 0000008001A00000 DEMNA 0 5 Generic XMI 0000008001E80000 DEMNA 0 6 Generic XMI 0000008001F00000 |
この例はDEC 7000モデル600から抜粋したものです。それぞれの Alphaシステムで表示内容は異なります。
この表示で使用されている字下げレベルは,システムのアダプタ制御ブロックの階層を示しています。表示される各項目は次のとおりです。
項目のタイトル 意味 Bus バス識別 Node 対応するバス・アレイへの索引; バス・スロット TR# 指定したデバイスが接続されるアダプタのネクサス番号 Name デバイス名 Base CSR デバイスのCSR基底アドレス
Alpha システムでは,SDA の CLUE CONFIG コマンドを使用して,ハードウェア・アダプタと装置を含む追加情報を表示できます。このコマンドについては,『OpenVMS Alpha System Dump Analyzer Utility Manual』を参照してください。
デバイス・ドライバのロードと構成の詳細については,『Writing OpenVMS Alpha Device Drivers in C』を参照してください。
IO SHOW DEVICE (Alpha のみ)
Alpha システムにおいて,システムにロードされている装置ドライバ,ドライバに接続されている装置,ドライバの入出力データベースを表示します。アドレスはすべて,16 進仮想アドレスです。 VAX システムでは,SYSGEN ユーティリティの SHOW/DEVICEコマンドを使用してください。
IO SHOW DEVICE
なし
なし
SYSMAN IO SHOW DEVICE コマンドは,システムにロードされている装置ドライバ,ドライバに接続されている装置,ドライバの入出力データベースを表示します。SYSMAN IO SHOW DEVICE コマンドは,指定の装置ドライバについて次の情報を表示することを指定します。
Driver ドライバの名前 Dev ドライバに接続されている各装置の名前 DDB 装置の装置データ・ブロックのアドレス CRB 装置のチャネル要求ブロックのアドレス IDB 装置の割り込みディスパッチ・ブロックのアドレス Unit 装置上の各ユニットの番号 UCB 各ユニットのユニット制御ブロックのアドレス
アドレスはすべて,16 進の仮想アドレスです。
SYSMAN の詳細については,『A Comparison of System Management on OpenVMS AXP and OpenVMS VAX』 (このマニュアルは,アーカイブ扱いにされていますが, OpenVMS Documentation CD-ROM に含まれています) と『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。
SYSMAN> IO SHOW DEVICE |
次は,SYSMAN IO SHOW DEVICE コマンドで出力される表示例です。
__Driver________Dev_DDB______CRB______IDB______Unit_UCB_____ SYS$FTDRIVER FTA 802CE930 802D1250 802D04C0 0 801C3710 SYS$EUDRIVER EUA 802D0D80 802D1330 802D0D10 0 801E35A0 SYS$DKDRIVER DKI 802D0FB0 802D0F40 802D0E60 0 801E2520 SYS$PKADRIVER PKI 802D1100 802D13A0 802D1090 0 801E1210 SYS$TTDRIVER OPERATOR NLDRIVER
SYS$TTDRIVER,OPERATOR,NLDRIVER に対応する装置はありません。
Alpha システムでは,装置の自動構成で使用するパーマネント除外リストを表示します。
IO SHOW EXCLUDE
なし
なし
SYSMAN IO SHOW EXCLUDE コマンドは,コンソールにパーマネント除外リストを表示します。このリストは装置の自動構成で使用されます。
SYSMAN> IO SHOW EXCLUDE %SYSMAN-I-IOEXCLUDE, the current permanent exclusion list is: DKC500,DKD* |
このコマンドは,装置の自動構成の際に使用されるパーマネント除外リストを表示します。現在のリストは,DKC500 と,すべての DKD 装置を含んでいます。
Alpha システムにおいて,IOGEN コンフィギュレーション作成モジュール (ICBM) 名の作成に使用している現在の接頭辞リストを表示します。
IO SHOW PREFIX
なし
なし
SYSMAN IO SHOW PREFIX コマンドは,現在の接頭辞リストをコンソール上に表示します。このリストは,SYSMAN IO AUTOCONFIGURE コマンドが ICBM 名を作成するときに使用します。
SYSMAN> IO SHOW PREFIX %SYSMAN-I-IOPREFIX, the current prefix list is: SYS$,PSI$,VME_ |
この例は, ICBM 名を作成するときに SYSMAN IO AUTOCONFIGURE が使用する接頭辞を表示しています。
LICENSE データベースに登録されているライセンスを有効にします。CMKRNL,SYSNAM,SYSPRV の特権が必要です。
注意
戻される状態メッセージの数を除き,次のコマンドは機能的には同じです。
SYSMAN> LICENSE LOAD $ LICENSE LOAD
DCL コマンドに対して遠隔ノードですべての状態メッセージを表示するには,次の SYSMAN コマンドを使用します。
SYSMAN> DO LICENSE LOAD
LICENSE LOAD 製品
製品
有効にするライセンスを持つ製品の名前を指定します。
/DATABASE=ファイル指定
LICENSE データベースの格納場所を指定します。省略時のファイルは SYS$COMMON:[SYSEXE]LMF$LICENSE.LDB です。省略時の LICENSE データベース名と格納場所を使用するときは,/DATABASE 修飾子を指定する必要はありません。/PRODUCER=文字列
ライセンスの対象製品を所有している会社名を指定します。この修飾子を使用するのは,製品が弊社以外から提供される場合だけです。
LICENSE LOAD コマンドを使用すれば,システム管理環境内に存在する複数のシステムとローカル以外のシステムに対し,ライセンスを有効にすることができます。 SYSMAN の LICENSE コマンド群は,ライセンス管理機能 (LMF) コマンド群の一部です。LMF の詳細については,『OpenVMS License Management Utility Manual』を参照してください。
SYSMAN> LICENSE LOAD FORTRAN |
この例は,HP Fortran for OpenVMS のライセンスを有効にしています。弊社製品のライセンスであるため,/PRODUCER 修飾子は指定されていません。
LICENSE データベースに登録されているライセンスを無効にします。CMKRNL,SYSNAM,SYSPRV の特権が必要です。
LICENSE UNLOAD [製品]
製品
ライセンスを無効にする製品の名前を指定します。製品名を指定せずに LICENSE UNLOAD コマンドを入力すると,システムは登録されているすべてのライセンスを無効にします。
/PRODUCER=文字列
登録ライセンスを持つ製品を提供している企業の名前を指定します。この修飾子は,弊社以外の企業が提供している製品に対してだけ使用します。
LICENSE UNLOAD コマンドを使用すれば,システム管理環境内に存在する複数のシステムとローカル以外のシステムに対し,ライセンスを無効にすることができます。 SYSMAN の LICENSE コマンド群は,ライセンス管理機能 (LMF) コマンド群の一部です。LMF の詳細については,『OpenVMS License Management Utility Manual』を参照してください。
SYSMAN> LICENSE UNLOAD FORTRAN |
HP Fortran for OpenVMS のライセンスを無効にしています。弊社製品のライセンスであるため,/PRODUCER 修飾子は指定されていません。
パラメータ値のチェックを行わないようにします。パラメータ・チェックは,パラメータ値が,PARAMETERS SET コマンドで指定した最小値以上,最大値以下であることを確認します。
PARAMETERS DISABLE CHECKS
なし
なし
PARAMETERS DISABLE CHECKS コマンドは,システム・パラメータに設定した最小値と最大値を無効にします。SYSMAN では,省略時の設定ではパラメータ・チェックを行います。チェックが許可されているときに制限値を超える値をパラメータに設定すると,エラー・メッセージが出力されます。チェックを禁止すれば,上限と下限にかかわりなく,パラメータを設定できます。
注意
最小値以上,最大値以下でシステムを動作させることが望ましいので,範囲チェックは省略時の設定では許可されます。制限値を超える値を設定すると,システムに障害が発生したり,システムが停止したりする恐れがあります。
SYSMAN> SET ENVIRONMENT/CLUSTER SYSMAN> SET PROFILE/DEFAULT=SYS$SYSTEM/PRIVILEGES=CMEXEC SYSMAN> PARAMETERS SET MAXPROCESSCNT 10 %SMI-E-OUTRANGE, parameter is out of range SYSMAN> PARAMETERS DISABLE CHECKS SYSMAN> PARAMETERS SET MAXPROCESSCNT 10 |
範囲チェックが許可されている状態では,最小値未満の MAXPROCESSCNT が設定できず,範囲チェックを禁止した後に設定が成功しています。
すべてのパラメータ値をチェックし,最小値以上,最大値以下であることを確認します。範囲チェックは省略時の設定では許可されるので, PARAMETERS DISABLE CHECKS コマンドを実行した後に, PARAMETERS ENABLE CHECKS コマンドを実行してください。
PARAMETERS ENABLE CHECKS
なし
なし
SYSMAN> PARAMETERS DISABLE CHECKS SYSMAN> PARAMETERS SET WSMAX 20 SYSMAN> PARAMETERS ENABLE CHECKS SYSMAN> PARAMETERS SET WSMAX 30 %SMI-E-OUTRANGE, parameter is out of range SYSMAN> PARAMETERS SHOW WSMAX Parameter Name Current Default Minimum Maximum Unit Dynamic WSMAX 2000 1024 60 6400 pages |
範囲チェックを禁止したため,ワーキング・セット値 (WSMAX) 20 をシステムが受け付けています。範囲チェックが許可された後では,最小値の 60 より小さい WSMAX を受け付けていません。
ワーク・エリアに格納されているパラメータの値を変更します。PARAMETERS SET コマンドは,パラメータ・ファイル,ディスク上の現在のシステム・パラメータ・ファイル,アクティブ・システムは変更しません。変更方法の詳細については,PARAMETERS WRITE コマンドを参照してください。
PARAMETERS SET パラメータ名 [値]
/STARTUP ファイル指定
パラメータ名
変更するパラメータの名前を指定します。パラメータ名ではなく,ピリオド (.) を指定すると,最後に表示されたパラメータまたは最後に変更したパラメータの値を変更することができます。パラメータ名の代わりにピリオドを使用する例については,PARAMETERS SHOW コマンドを参照してください。システム・パラメータの種類と詳細は,HELP PARAMETERS コマンドを実行すると表示されます。
値
パラメータの新しい値を指定します。 ASCII パラメータの値に空白文字などの特殊文字を含める場合,二重引用符で囲みます。通常,整数またはキーワード DEFAULT を値として指定します。キーワード DEFAULT は,パラメータを省略時の値に設定します。 PARAMETERS SHOW コマンドを実行すると,パラメータについて定義されている最小値,最大値,省略時の値が表示されます。最小値,最大値,省略時の値は,PARAMETERS DISABLE CHECKS コマンドで範囲チェックを禁止しないかぎり必須です。
/STARTUP ファイル指定
汎用スタートアップ・プロシージャの名前を,31 文字以内で指定します。スタートアップ・コマンド・プロシージャの初期名は,SYS$SYSTEM:STARTUP.COM です。
#1 |
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SYSMAN> PARAMETERS SET PFCDEFAULT 20 |
このコマンドは,PFCDEFAULT パラメータに 20 という値を割り当てます。
#2 |
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SYSMAN> PARAMETERS SET GBLSECTIONS DEFAULT |
このコマンドは,GBLSECTIONS パラメータに省略時の値 (40) を割り当てます。
#3 |
---|
SYSMAN> PARAMETERS SET/STARTUP SYS$SYSTEM:XSTARTUP.COM |
このコマンドは,現在のサイトから独立したスタートアップ・コマンド・プロシージャとして,SYS$SYSTEM:XSTARTUP.COM を割り当てます。
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