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この付録では,MONITORで使用するレコードの形式について説明します。
MONITORで記録要求を実行すると,バイナリ性能データがMONITOR記録ファイルに書き込まれます。 この書き込みは,各要求対象クラスの収集時間間隔ごとに行われます。 レコードの内容は,指定した性能クラスに対してあらかじめ指定したデータ集合です。
記録ファイルは,MONITOR要求を実行したときに作成され,要求が終了するとクローズされます。 このファイルを使用すれば,データをフォーマッティングしてターミナル上に表示したり, 要約ファイルを作成したり,別の特性を持たせた記録ファイルを新たに記録したりすることができます。
MONITOR記録ファイルは,可変長レコードで構成されるOpenVMS RMS順編成ファイルです。 ファイル内の最初のレコードは,1バイトのタイプ・フィールドです。 その他のフィールドの長さと形式は,レコードの種類によって異なります。 レコード・タイプには,次の3つがあります。
カスタマ制御レコードは,記録ファイルのどこにでも格納することができます。 このレコードは,MONITORで作成されることはないので,MONITORで記録ファイルを読み込んだときには無視されます。
カスタマ制御レコード以外で記録ファイルの最初に格納されるのは,コンパック制御レコードです。 現在,ファイル・ヘッダ・レコード,システム情報レコード, レコードRMSファイル名レコードの3種類のコンパック制御レコードがあります。 ノード遷移レコードも制御レコードですが,このレコードのファイル内における記憶位置は, 任意です。
コンパック制御レコードの後に,クラス・レコードが続きます。クラス・ レコードは,指定の性能クラスに関するデータを格納します。通常,レコード対象クラスの収集間隔ごとに書き込まれます。 ただし,1回の収集間隔で1 つのクラスのデータを取り出すためにいくつものクラス・レコードが必要である場合は, この限りではありません。こういった状況は, 最大レコード・サイズを超えるほど多数のプロセスが存在する場合のPROCESSES クラスで発生する可能性があります。
各レコード・タイプには,一意の番号が割り当てられています。レコード・ タイプ番号0〜127はクラス・レコード,128〜191はコンパック制御レコード,192 〜255はカスタマ制御レコードに予約されています。
MONITORが作成するレコード・タイプは,現在26個です。次の表は, MONITORレコード・タイプとその番号,対応するクラス・タイプの一覧です。MONITOR クラス・タイプについては,第H.4.1項を参照してください。
レコード・タイプ | タイプ番号 | クラス・タイプ |
---|---|---|
ファイル・ヘッダ | 128 | |
システム情報 | 129 | |
ノード遷移 | 130 | |
RMSファイル名 | 131 | |
PROCESSESクラス | 0 | コンポーネント |
STATES クラス | 1 | システム |
MODESクラス | 2 | コンポーネント |
PAGEクラス | 3 | システム |
IO クラス | 4 | システム |
FCPクラス | 5 | システム |
POOLクラス[1] | 6 | システム |
LOCKクラス | 7 | システム |
DECNETクラス | 8 | システム |
予約 | 9 | システム |
予約 | 10 | システム |
FILE_SYSTEM_ CACHEクラス | 11 | システム |
DISKクラス | 12 | コンポーネント |
予約 | 13 | コンポーネント |
DLOCKクラス | 14 | システム |
SCSクラス | 15 | コンポーネント |
予約 | 16 | システム |
SYSTEMクラス | 17 | システム |
予約 | 18 | システム |
CLUSTERクラス | 19 | システム |
RMSクラス | 20 | コンポーネント |
MSCP_ SERVERクラス | 21 | システム |
TRANSACTIONクラス | 22 | システム |
VECTORクラス | 23 | システム |
VBSクラス | 24 | システム |
[1] POOLクラスの情報は,バージョン6.0以前のMONITOR記録ファイルでのみ使用できる。 |
以降では,各レコード・タイプ内の各フィールドの内容について説明します。 レコード・タイプとレコード・サイズは,10進値で表します。システム時間は, システム時間形式による64ビット値です。
フィールド・オフセット名は,MONITORでは定義されません。ただし, MONITORの出力レコードを使用して作業する場合には,オフセット名を定義し使用するようにしてください。
次は,フィールド・オフセット名の命名規約です。
MNR_CCC$X_DDDDD
CCCは,レコード・タイプまたはクラス・ニーモニックです。
Xは,次のとおりにデータ項目のサイズを示す1文字コードです。
DDDDDは,データ項目を示す名前です。
以降の表では,レコード・フィールドについて説明しますが,フィールド内容の説明の後に, データ・サイズを括弧で囲んで示します。
コンパック制御レコードには,次の4つの種類があります。
それぞれのファイルには,そのファイルに格納されるすべてのクラスの性能データに該当する情報を示すヘッダ・ レコードが1つ含まれます。ヘッダ・ レコードは,カスタマ制御ファイルを除き,ファイルにおける最初のレコードでなくてはなりません。
1ファイル,1ノードに付き,システム情報レコードが1つ格納されます。 このレコードはヘッダ・レコードの次に位置し,監視対象システムに関する情報が格納されます。
ファイル・ヘッダ・レコードのレコード・タイプは128,サイズは259バイトです。 ファイル・ヘッダ・レコードの形式を次の図に示します。
ファイル・ヘッダ・レコードのフィールドの説明を次の表に示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Type | MNR_HDR$B_TYPE | レコード・タイプ識別子(1バイト) |
Flags | MNR_HDR$L_ FLAGS | 全部で32のフラグ・ビット。下位ビット=ビット0 。フラグはすべて,今後の使用のためコンパックで予約している。(1ロングワード) |
Beginning Time | MNR_HDR$Q_BEGINNING | 記録を開始するシステム時間(1 クォドワード) |
Ending Time | MNR_HDR$Q_ENDING | 記録を終了するシステム時間(1クォドワード) |
Interval | MNR_ HDR$L_INTERVAL | 秒単位による収集間隔。記録要求を実行するときにユーザが指定する。 連続する2つのタイムスタンプを減算することによって求められる時間間隔値とまったく同じであるとは限らない。(1 ロングワード) |
Revision Level 0 Classes | MNR_HDR$O_REV0CLSBITS | すべてのクラスを示す128 ビット文字列。1のビットは,更新レベルが0で,タイプ番号がビット番号と同じであるクラスがファイルに存在することを示す。 下位ビット=ビット0。(1オクタワード)。OpenVMS VAXバージョン3.0 のファイルとの互換性をとるため用意されている。 |
Record Count | MNR_HDR$L_RECCT | ファイル内のレコード総数(1ロングワード) |
Structure Level Identification | MNR_ HDR$T_IDENT | MONITOR記録ファイル構造レベルID (MON30050) (8バイト) |
Comment | MNR_HDR$T_COMMENT | ユーザが入力する記録ファイルの説明。 説明が終わった後には,ブランク文字が入る。(60バイト) |
Comment Length | MNR_ HDR$W_COMLEN | ユーザが指定する記録ファイルの説明の実際の長さ(1 ワード) |
Classes | MNR_HDR$O_CLASSBITS | すべてのクラスを示す128 ビット文字列。1のビットは,タイプ番号がビット番号と同じクラスがファイルに存在することを示す。 下位ビット=ビット0。(1オクタワード) |
Revision Levels | MNR_ HDR$T_REVLEVELS | 各クラスの1バイトのバイナリ更新レベル番号で構成される128 バイト文字列。初期状態のクラス更新レベルは,0 である。今後のリリースでレコード定義が変更された場合,更新レベルが1 高くなるが,必ずしも1に限定されない。 |
システム情報レコードのレコード・タイプは129,サイズは47バイトです。 システム情報レコードの形式を次の図に示します。
システム情報レコード・フィールドの説明を次の表に示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Type | MNR_SYI$B_TYPE | タイプ識別子(1バイト) |
Flags | MNR_SYI$W_FLAGS | 全部で16のフラグ・ビット。下位ビット=ビット0。0のビットを1 に設定した場合,データの収集対象ノードは,VAXclusterのメンバである。 他のフラグは,今後の使用のためコンパックで予約している。(1ワード) |
Time Booted | MNR_ SYI$Q_BOOTTIME | システムをブートしたシステム時間。ブート時以降の秒数を負の値に変換し, 現在のシステム時間に加算して求める。(1 クォドワード) |
Max Process Cnt | MNR_SYI$W_MAXPRCCNT | システム・ パラメータMAXPROCESSCNTの値(1ワード) |
CPUs | MNR_SYI$B_MPCPUS | CPUの数(1 バイト) |
Node Name | MNR_ SYI$T_NODENAME | 監視対象ノードの名前(指定された長さのASCII 文字列。16バイト) |
Balance Set Memory (Bal Set Mem) | MNR_SYI$L_BALSETMEM | メモリを割り当てることができるプロセス・ ページ数(1ロングワード) |
MPW High Limit | MNR_SYI$L_MPWHILIM | システム・ パラメータMPW_HILIMITの値(1ロングワード) |
CPU Type | MNR_SYI$L_CPUTYPE | CPUタイプ・コード。$PRDEFマクロを指定する。(1ロングワード) |
Index | MNR_SYI$B_ INDEX | いくつかの内部データ構造におけるノード位置を示す。(1 バイト) |
CPU Config | MNR_SYI$L_CPUCONF | マルチプロセッサ内の各CPUの記憶位置を示すビット・ マスク(1ロングワード) |
VPCPUs | MNR_SYI$B_VPCPUS | 現在のシステム内のベクタ機能付きプロセッサの数(1 バイト) |
VP Config | MNR_SYI$L_VPCONF | ベクタ機能付きプロセッサを示すビット・マスク(1ロングワード) |
ノード遷移レコードのレコード・タイプは130,サイズは2バイトです。ノード遷移レコードの形式を次の図に示します。
ノード遷移レコード・フィールドの説明を次の表に示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Type | MNR_NTR$B_TYPE | レコード・タイプ識別子。 ノードの削除処理を示す。(1バイト) |
Index | MNR_NTR$B_INDEX | いくつかの内部データ構造におけるノードの位置を示す。(1 バイト) |
RMSファイル・レコードのレコード・タイプは131であり,サイズは,RMS ファイル数とファイル名文字列長によって異なります。RMSファイル・レコードの形式を次お図に示します。
RMSファイル・レコード内のフィールドを次に示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Type | MNR_FIL$B_TYPE | レコード・タイプ識別子(1バイト) |
Filename | MNR_FIL$T_ FILENAME | MONITOR RMS要求に使用するRMSファイルを示す, 指定された長さのASCII文字列(最大256バイト) |
MONITOR記録ファイルには,収集間隔ごとに,処理対象クラスそれぞれに対して1 つのクラス・レコードが格納されます。ただし, PROCESSESクラスは除きます。PROCESSESクラスの詳細については,第H.4.2.12項を参照してください。 たとえば,100 の収集間隔において,PROCESSES以外のクラスを5つ記録することをユーザが指定した場合, 記録ファイルには500個のクラス・レコードが格納されます。 クラス・レコードの順序は,収集間隔内のタイプ番号の昇順です。 ある収集間隔における最初のクラス・レコードは,直前の収集間隔における最後のクラス・ レコードの直後に格納されます。
基本クラス・タイプには,システム・クラスとコンポーネント・クラスの2 種類があります。通常,システム・クラスのクラス・レコードはシステム単位の動作数で構成されるのに対し( ページ・フォルトなど),コンポーネント・ クラスのクラス・レコードは測定対象動作の各要素の数で構成されます( システム内の各ディスクの入出力動作数など)。
システム・クラスのクラス・レコードは1つのクラス・ヘッダで始まり, 次にデータ・ブロックが1つ続きます。コンポーネント・クラスのクラス・ レコードは1つのクラス・ヘッダで始まり,クラス接頭辞1つと各要素に付き1 つのデータ・ブロックが続きます。
次の図にクラス・レコードの形式を示します。
クラス・ヘッダはあらゆるクラス・レコードの最初の部分です。形式はクラスのタイプから独立しています。 クラス・ヘッダの長さは13バイトです。
クラス・ヘッダの形式を次の図に示します。
次の表にクラス・ヘッダ・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Type | MNR_CLS$B_TYPE | レコード・タイプ識別子(1バイト) |
Flags | MNR_CLS$B_ FLAGS | 全部で8つのフラグ・ビット。下位ビット= 0。0 のビットを1に設定した場合,対象の時間間隔におけるデータが次のレコードに続くことを示す。PROCESSES クラス専用。他のフラグは,今後の使用のためコンパックで予約している。(1 バイト) |
Index | MNR_CLS$B_INDEX | いくつかの内部データ構造におけるノードの位置を示す。(1 バイト) |
Time | MNR_CLS$Q_STAMP | クラス・レコードを記録したシステム時間。ファイル内のどのクラス・ レコードについても,この時間値は減少しない。 |
Reserved | MNR_CLS$W_RESERVED | コンパックで予約している。(1ワード) |
コンポーネント・クラス・レコードのクラス・ヘッダの直後には,必ずクラス接頭辞が続きます。 クラス接頭辞は,現在の収集間隔におけるクラス・ レコードが表す要素(PROCESSESクラスの場合はプロセス,DISKクラスの場合はディスク) の数を示すデータです。システム・クラス・レコードでは1 つのレコードに付き1つのデータ・ブロックが格納されるのに対し, コンポーネント・クラスでは1つの要素に付き1つのデータ・ブロックが格納されます。
クラス接頭辞のデータ項目の一方は,クラス・レコードに含まれる要素の数すなわちデータ・ ブロック数を示します。他方のクラス接頭辞データ項目は,PROCESSES クラス専用であり,収集間隔に含まれるプロセスの数を示します。 以降の説明は,PROCESSESクラスだけに適用されます。
多数のプロセスを監視しているため,収集間隔に含まれるデータ・ブロックが最大サイズのレコードにも収まらなくなる可能性があります。 この場合, すべてのプロセスを扱うに足る数のPROCESSESクラス・レコードが作成されます。
ある収集間隔に含まれるPROCESSESクラス・レコードのクラス・ヘッダは, すべて同じです。ただし,MNR_CLS$W_FLAGSにビット0を設定した場合は除きます。 このビットは,すべてのレコードで1であり,最後のレコードだけが0 です。
クラス・レコードのクラス接頭辞は,次の表に示すとおり可変です。 MNR_CMP$L_ELTCTフィールドの内容は,レコードに格納されるデータ・ブロック数によって異なります。MNR_CMP$L_PCTINT フィールドの内容は,すべてのレコードで一定です。 最後のレコード以外のレコードには,最大サイズ・ レコード(32,000バイト)に収まるだけのデータ・ブロックが格納されます。 最後のレコードには,端数のデータ・ブロックが格納されます。
クラス接頭辞の形式を次の図に示します。クラス接頭辞の長さは,8バイトです。
次の表にクラス接頭辞フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Elements In Record | MNR_CMP$L_ELTCT | レコード内の要素( データ・ブロック)数(1ロングワード) |
Processes In Interval | MNR_CMP$L_PCTINT | 収集間隔に含まれるプロセス( データ・ブロック)数(1ロングワード)。PROCESSESクラス専用である。 他のコンポーネント・クラスの場合,今後の使用のためコンパックで予約している。 |
各データ・ブロックのサイズと形式,およびレコードあたりのブロック数は, クラスによって異なります。システム・クラスでは,1つのレコードに付き1 つのデータ・ブロックが格納され,コンポーネント・クラスでは,1 つの要素に付き1つのデータ・ブロックが格納されます。ブロック内のフィールドは, 性能データ項目です。
以降では,データ・ブロック内のデータ項目について,クラス別に説明します。 データ項目には,数の項目,レベル項目,情報項目の3種類があります。 数項目は,システムのブート時に収集間隔ごとに増える数量を示します。 レベル項目は,収集間隔ごとに増減する可能性がある数量を示します。 情報項目は,数項目やレベル項目のように数量ではなく,文章によるデータです。
以降の表のCは数項目,Lはレベル項目,Iは情報項目を示します。フィールド長の後の括弧内の文字が項目タイプです。 クラス・レコードは,アルファベット順です。
CLUSTERクラス・レコードは,クラスタ単位のCPU,メモリ,ロッキング動作を示すデータです。CLUSTER クラス・レコードのレコード・タイプは19 ,サイズは65バイトです。CLUSTERクラスを記録すると,明示的に指定していない場合でも,DISK クラスとMODESクラスもともに記録されます。
CLUSTERクラス・レコードの形式をつぎの図に示します。
次の表にCLUSTERクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
CPU Busy | MNR_CLU$L_CPU_BUSY | システム・ ブート以降のすべてのCPUモードで使用した10ミリ秒単位のクロック・ ティックの数(ロングワード,C) |
Free List Size | MNR_CLU$L_FRLIST | 空きリストに現在存在するページ数( ロングワード,L) |
Reserved | MNR_CLU$L_RESERVED | コンパックで予約している |
Total Locks | MNR_CLU$L_TOTAL_LOCKS | 着信, 発信,ローカルのENQ,DEQ,変換の総数(ロングワード, C) |
New ENQ Local | MNR_ CLU$L_ENQNEWLOC | ローカル・システムで指定し実行する新ロック要求の数( ロングワード,C) |
New ENQ Incoming | MNR_CLU$L_ENQNEWIN | 他のシステムで指定し,ローカル・システムで実行する新ロック要求の数( ロングワード,C) |
New ENQ Outgoing | MNR_CLU$L_ENQNEWOUT | ローカル・ システムで指定し他のシステムで実行する新ロック要求の数( ロングワード,C) |
ENQ Conversions Local | MNR_CLU$L_ENQCVTLOC | ローカル・ ロック変換要求の数(ロングワード,C) |
ENQ Conversions Incoming | MNR_CLU$L_ENQCVTIN | 着信ロック変換要求の数(ロングワード,C) |
ENQ Conversions Outgoing | MNR_CLU$L_ ENQCVTOUT | 発信ロック変換要求の数(ロングワード, C) |
DEQ Local | MNR_CLU$L_ DEQLOC | ローカル・アンロック要求の数(ロングワード,C) |
DEQ Incoming | MNR_ CLU$L_DEQIN | 着信アンロック要求の数(ロングワード, C) |
DEQ Outgoing | MNR_ CLU$L_DEQOUT | 発信アンロック要求の数(ロングワード, C) |
DECNETクラス・レコードは,OpenVMSサブシステムのDECnetの動作を示すデータです。DECNET クラス・レコードのレコード・タイプは8,サイズは33 バイトです。
次の図にDECNETクラス・レコードの形式を示します。
次の表にDECNETクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明をに示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Arriving Local Packets | MNR_NET$L_ARRLOCPK | 着信ローカル・ パケットの数(ロングワード,C) |
Departing Local Packets | MNR_NET$L_DEPLOCPK | 発信ローカル・ パケットの数(ロングワード,C) |
Arriving Transit Packets | MNR_NET$L_ARRTRAPK | 着信トランジット・ パケットの数(ロングワード,C) |
Transit Packets Lost | MNR_NET$L_TRCNGLOS | トランジットが輻輳していたため失われたパケットの数( ロングワード, C) |
Receiver Buffer Failures | MNR_NET$L_RCVBUFFL | レシーバ・ バッファ障害の数(ロングワード,C) |
DISKクラス・レコードは,システム内のすべてのディスク装置について示すデータです。DISK クラス・レコードのレコード・タイプは12であり,サイズは, 監視対象ディスク数によって異なります。バイト数で表されるサイズは, クラス・ヘッダ,クラス接頭辞,レコードに格納されるデータ・ ブロックを次の式で加算して求めます。
13 + 8 + (36 * MNR_CMP$L_ELTCT の値)
次の図にDISKクラス・レコードの形式を示します。
次の表にDISKクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Allocation Class | MNR_DSK$B_ALLOCLS | 割り当てクラス番号(バイト,I) |
Controller | MNR_DSK$T_CTRLR | 装置コントローラの名前( 指定された長さのASCII文字列) (4バイト, I) |
Unit Number | MNR_DSK$W_ UNITNO | ユニット番号(ワード,I) |
Flags | MNR_DSK$B_FLAGS | 8 フラグ・ビット。ロー・ビットが設定されている装置は,MSCPサーバによって処理される。( バイト,I) |
Node Name | MNR_DSK$T_NODENAME | 装置が常駐するクラスタ・ ノードの名前(指定された長さのASCII文字列)(8バイト, I) |
Volume Name | MNR_DSK$T_ VOLNAME | ディスクのボリューム名(ASCII)(12バイト, I) |
Operations | MNR_DSK$L_ OPCNT | 入出力動作の数(ロングワード,C) |
Queue Length | MNR_DSK$L_IOQUELN | 入出力要求キュー・サンプルの合計(ロングワード, C) |
DLOCKクラス・レコードは,分散ロック管理機能の動作を示すデータです。DLOCK クラス・レコードのレコード・タイプは14,サイズは73バイトです。
次の図にDLOCKクラス・レコードの形式を示します。
次の表にDLOCKクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明をに示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
New Locks -Local | MNR_DLO$L_ENQNEWLOC | ローカル・ システムで指定し実行する新ロック要求の数(ロングワード, C) |
New Locks -Incoming | MNR_DLO$L_ENQNEWIN | 別のシステムで指定しローカル・ システムで実行する新ロック要求の数(ロングワード,C) |
New Locks -Outgoing | MNR_DLO$L_ENQNEWOUT | ローカル・ システムで指定し別のシステムで実行する新ロック要求の数(ロングワード,C) |
Lock Conversions -Local | MNR_DLO$L_ENQCVTLOC | ローカル・ ロック変換要求の数(ロングワード,C) |
Lock Conversions -Incoming | MNR_DLO$L_ENQCVTIN | 着信ロック変換要求の数( ロングワード,C) |
Lock Conversions -Outgoing | MNR_DLO$L_ENQCVTOUT | 発信ロック変換要求の数( ロングワード,C) |
Unlocks-Local | MNR_DLO$L_DEQLOC | ローカル・アンロック要求の数(ロングワード,C) |
Unlocks-Incoming | MNR_DLO$L_DEQIN | 着信アンロック要求の数(ロングワード,C) |
Unlocks-Outgoing | MNR_DLO$L_DEQOUT | 発信アンロック要求の数(ロングワード,C) |
Blocking ASTs -Local | MNR_DLO$L_BLKLOC | ローカル・ ロック・マネージャ・ブロッキングASTの数(ロングワード, C) |
Blocking ASTs -Incoming | MNR_DLO$L_BLKIN | 着信ロック・ マネージャ・ブロッキングASTの数(ロングワード,C) |
Blocking ASTs -Outgoing | MNR_DLO$L_BLKOUT | 発信ロック・ マネージャ・ブロッキングASTの数(ロングワード,C) |
Directory Functions -Incoming | MNR_DLO$L_DIRIN | 着信ディレクトリ機能の数( ロングワード,C) |
Directory Functions -Outgoing | MNR_DLO$L_DIROUT | 発信ディレクトリ機能の数( ロングワード,C) |
Deadlock Message Rate | MNR_DLO$L_DLCKMSG | デッドロックの検出に要する発着信ロック・ マネージャ・メッセージの数(ロングワード,C) |
FCPクラス・レコードは,ファイル・システムACPの動作を示すデータです。FCP クラス・レコードのレコード・タイプは5,サイズは61バイトです。
次の図にFCPクラス・レコードの形式を示します。
次の表にFCPクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
FCP Calls | MNR_FCP$L_FCPCALLS | ファイル・ システムが受信したQIO要求の数(ロングワード,C) |
Disk Allocations | MNR_FCP$L_ALLOC | ディスク空間の割り当てを発生させたQIO要求の数( ロングワード,C) |
New Files | MNR_FCP$L_FCPCREATE | 作成した新ファイルの数( ロングワード,C) |
Read I/Os | MNR_FCP$L_FCPREAD | ファイル・システムがディスクに対して行った読み込み動作の数( ロングワード,C) |
Write I/Os | MNR_FCP$L_FCPWRITE | ファイル・システムがディスクに対して行った書き込み動作の数( ロングワード,C) |
Volume Lock Waits | MNR_FCP$L_VOLWAIT | ボリューム・ ロックが争奪状態にあるため,XQPが待ち状態となった回数(ロングワード,C) |
CPU Time | MNR_ FCP$L_FCPCPU | ファイル・システムが使用したCPU時間の10 ミリ秒単位によるクロック・ティック数(ロングワード,C) |
FCP Page Faults | MNR_FCP$L_FCPFAULT | ファイル・システムのページ・フォルト数(ロングワード,C) |
Window Turns | MNR_ FCP$L_FCPTURN | ファイル・マップ・ウィンドウのエラー数( ロングワード,C) |
Access | MNR_FCP$L_ACCESS | ファイル・ディレクトリにおけるファイル名検索動作の数( ロングワード,C) |
Files Opened | MNR_FCP$L_OPENS | オープンしたファイルの数( ロングワード,C) |
Erase I/O Operations | MNR_FCP$L_ERASE | 実行した消去動作の数( ロングワード,C) |
FILE_SYSTEM_CACHEクラス・レコードは,ファイルシステムACP,XQPのキャッシュ動作を示すデータです。FILE_SYSTEM_CACHE クラス・レコードのレコード・ タイプは11,サイズは69バイトです。
次の図にFILE_SYSTEM_CACHEクラス・レコードの形式を示します。
次の表にFILE_SYSTEM_CACHEクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Directory FCB Cache Hits | MNR_FIL$L_DIRFCB_HIT | ディレクトリFCBキャッシュにおけるヒット数(ロングワード, C) |
Directory FCB Cache Attempts | MNR_FIL$L_DIRFCB_TRIES | ディレクトリFCBキャッシュにおける試み数(ロングワード, C) |
Directory Data Cache Hits | MNR_FIL$L_DIRDATA_HIT | ディレクトリ・ データ・キャッシュにおけるヒット数(ロングワード, C) |
Directory Data Cache Attempts | MNR_FIL$L_DIRDATA_TRIES | ディレクトリ・データ・キャッシュにおける試み数(ロングワード, C) |
File Header Cache Hits | MNR_FIL$L_FILHDR_HIT | ファイル・ヘッダ・キャッシュにおけるヒット数(ロングワード, C) |
File Header Cache Attempts | MNR_FIL$L_FILHDR_TRIES | ファイル・ヘッダ・キャッシュにおける試み数(ロングワード, C) |
File ID Cache Hits | MNR_FIL$L_FIDHIT | ファイルID キャッシュにおけるヒット数(ロングワード,C) |
File ID Cache Attempts | MNR_FIL$L_FID_TRIES | ファイルIDキャッシュにおける試み数(ロングワード,C) |
Extent Cache Hits | MNR_FIL$L_EXTHIT | 拡張キャッシュにおけるヒット数( ロングワード,C) |
Extent Cache Attempts | MNR_FIL$L_EXT_TRIES | 拡張キャッシュにおける試み数( ロングワード,C) |
Quota Cache Hits | MNR_FIL$L_QUOHIT | クォータ・キャッシュにおけるヒット数( ロングワード,C) |
Quota Cache Attempts | MNR_FIL$L_QUO_TRIES | クォータ・ キャッシュにおける試み数(ロングワード,C) |
Storage Bitmap Cache Hits | MNR_FIL$L_STORAGMAP_HIT | 記憶ビットマップ・キャッシュにおけるヒット数(ロングワード, C) |
Storage Bitmap Cache Attempts | MNR_FIL$L_STORAGMAP_TRIES | 記憶ビットマップ・キャッシュにおける試み数(ロングワード,C) |
入出力クラス・レコードは,入出力サブシステムの動作を示すデータです。 入出力クラス・レコードのレコード・タイプは4,サイズは69バイトです。
次の図に入出力クラス・レコードの形式を示します。
次の表に入出力クラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Direct I/Os | MNR_IO$L_DIRIO | 直接入出力動作の数( ロングワード,C) |
Buffered I/Os | MNR_IO$L_BUFIO | バッファード入出力動作の数( ロングワード,C) |
Mailbox Writes | MNR_IO$L_MBWRITES | メールボックスへの書き込み要求の数( ロングワード,C) |
Split Transfers | MNR_IO$L_SPLTTRNS | 分割転送の数(ロングワード,C) |
Logical Name Translations | MNR_IO$L_LOGNAM | 論理名変換の数( ロングワード,C) |
Files Opened | MNR_IO$L_OPENS | オープンしたファイルの数( ロングワード,C) |
Page Faults | MNR_IO$L_FAULTS | すべてのワーキング・ セットのページ・フォルトの数(ロングワード, C) |
Page Reads | MNR_IO$L_ PREADS | ページ・フォルトの結果ディスクから読み込んだページ数( ロングワード,C) |
Page Read I/Os | MNR_IO$L_PREADIO | ページ・ フォルトの結果ディスクに対して行われた読み込み動作の数(ロングワード,C) |
Page Writes | MNR_IO$L_PWRITES | ページ・ファイルに書き込んだページ数( ロングワード,C) |
Page Write I/Os | MNR_IO$L_PWRITIO | ページ・ファイルに対する書き込み動作の数( ロングワード,C) |
Inswaps | MNR_IO$L_ISWPCNT | スワップ・ファイルからメモリに読み込んだワーキング・セットの数( ロングワード,C) |
Free Page Count | MNR_IO$L_FREECNT | 現在空きページ・ リストに存在するページ数(ロングワード,L) |
Modified Page Count | MNR_IO$L_MFYCNT | 現在変更対象ページ・ リストに存在するページ数(ロングワード,L) |
LOCKクラス・レコードは,ローカル管理サブシステムの動作を示すデータです。LOCK クラス・レコードのレコード・タイプは7,サイズは53バイトです。
次の図にLOCKクラス・レコードの形式を示します。
次の表にLOCKクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
New ENQs | MNR_LCK$L_ENQNEW | 新ENQ (ロック) 要求の数(ロングワード,C) |
Converted ENQs | MNR_LCK$L_ENQCVT | 変換したENQ ( ロック)要求の数(ロングワード,C) |
DEQs | MNR_LCK$L_DEQ | DEQ (アンロック) 要求の数(ロングワード,C) |
Blocking ASTs | MNR_LCK$L_BLKAST | キューに登録されたブロッキングAST の数(ロングワード,C) |
ENQ Waits | MNR_LCK$L_ENQWAIT | ロックが直ちにに許可されず, 待ち状態となった回数(ロングワード, C) |
ENQs Not Queued | MNR_ LCK$L_ENQNOTQD | ロックが直ちにに許可されず,待ち状態ではなくエラー状態となった回数( ロングワード,C) |
Deadlock Searches | MNR_LCK$L_DLCKSRCH | デッドロック検索を行った回数(ロングワード, C) |
Deadlocks Found | MNR_ LCK$L_DLCKFND | デッドロックが検出された回数(ロングワード,C) |
Current Locks | MNR_LCK$L_NUMLOCKS | 現在システムに存在するロック数( ロングワード,L) |
Current Resources | MNR_LCK$L_NUMRES | 現在システムに存在する資源の数( ロングワード,L) |
MODESクラス・レコードは,各プロセッサ・モードで使用した時間を示すデータです。MODES クラス・レコードのレコード・タイプは2であり,サイズは監視対象システム上のアクティブCPU の数によって異なります。バイト単位で表されるサイズは, レコードに格納されるクラス・ヘッダ,クラス接頭辞, データ・ブロックのサイズを次の式で加算して求めます。この式では, すべてのCPUがアクティブであると仮定しています。
13 + 8 (33 * MNR_SYI$B_MPCPUS)
次の図にMODESクラス・レコードの形式を示します。
次の表にMODESクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
CPU ID | MNR_MOD$B_CPUID | CPU ID (バイト,I) |
Interrupt Stack | MNR_MOD$L_ INTER | システムをブートしてから割り込みスタックに使用した10 ミリ秒単位によるクロック・ティックの数(ロングワード,C) |
MP Synchronization | MNR_MOD$L_MPSYNC | システムをブートしてから複数のCPU の同期をとるのに使用したクロック・ティックの数 |
Kernel | MNR_MOD$L_KERNEL | システムをブートしてからカーネル・モードで使用したクロック・ ティックの数。割り込みスタック時間を除く。(ロングワード, C) |
Executive | MNR_ MOD$L_EXEC | システムをブートしてからエグゼクティブ・ モードで使用したクロック・ティックの数(ロングワード, C) |
Supervisor | MNR_MOD$L_ SUPER | システムをブートしてからスーパバイザ・モードで使用したクロック・ ティックの数(ロングワード,C) |
User | MNR_MOD$L_USER | システムをブートしてからユーザ・ モードで使用したクロック・ティックの数。 互換モード時間を除く。(ロングワード,C) |
Compatibility | MNR_MOD$L_COMPAT | システムをブートしてから互換モードで使用したクロック・ティックの数( ロングワード,C) |
Idle | MNR_MOD$L_IDLE | システムをブートしてからNULL プロセスの実行に使用したクロック・ティックの数(ロングワード, C) |
MSCP_SERVERクラス・レコードは,MSCPサーバの動作を示すデータです。 MSCP_SERVERクラス・レコードのレコード・タイプは21,サイズは65バイトです。
次の図にMSCP_SERVERクラス・レコードの形式を示します。
次の表にMSCP_SERVERクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Requests | MNR_MSC$L_REQUEST | 遠隔プロセッサによる入出力転送要求の数( ロングワード,C) |
Reads | MNR_MSC$L_READ | 遠隔プロセッサによる読み込み転送要求の数(ロングワード, C) |
Writes | MNR_MSC$L_WRITE | 遠隔プロセッサによる書き込み転送要求の数(ロングワード,C) |
Fragments | MNR_ MSC$L_FRAGMENT | サーバが出力する追加フラグメントの数( ロングワード,C) |
Splits | MNR_MSC$L_SPLIT | サーバが出力したフラグメンテーションされた要求の数( ロングワード,C) |
Buffer Waits | MNR_MSC$L_BUFWAIT | MSCPバッファ・メモリの使用を待たなければならなかった要求の数( ロングワード,C) |
1 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE1 | 1ブロックの長さの入出力要求の数( ロングワード,C) |
2- 3 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE2 | 2 〜3ブロックの長さの入出力要求の数(ロングワード,C) |
4-7 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE3 | 4〜7ブロックの長さの入出力要求の数(ロングワード,C) |
8-15 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE4 | 8〜15ブロックの長さの入出力要求の数( ロングワード,C) |
16-31 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE5 | 16 〜31ブロックの長さの入出力要求の数(ロングワード,C) |
32-63 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE6 | 32〜63ブロックの長さの入出力要求の数(ロングワード,C) |
64+ Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE7 | 64ブロック以上の長さの入出力要求の数( ロングワード,C) |
PAGEクラス・レコードは,ページ管理サブシステムの動作を示すデータです。PAGE クラス・レコードのレコード・タイプは3,サイズは65バイトです。
次の図にPAGEクラス・レコードの形式を示します。
次の表にPAGEクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明をに示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Page Faults | MNR_PAG$L_FAULTS | すべてのワーキング・ セットのページ・フォルトの数(ロングワード,C) |
Reads | MNR_PAG$L_PREADS | ページ・フォルトの結果ディスクから読み込んだページ数(ロングワード,C) |
Read I/Os | MNR_ PAG$L_PREADIO | ディスク・ページ・フォルトの結果行われた読み込み動作の数( ロングワード,C) |
Writes | MNR_PAG$L_PWRITES | ページ・ ファイルに書き込んだページ数(ロングワード,C) |
Write I/Os | MNR_PAG$L_PWRITIO | ページ・ファイルへの書き込み動作数(ロングワード,C) |
Free Page List Faults | MNR_PAG$L_FREFLTS | ページ・ フォルトの結果空きリストから読み込んだページ数(ロングワード, C) |
Modified Page List Faults | MNR_PAG$L_MFYFLTS | ページ・ フォルトの結果変更済みリストから読み込んだページ数(ロングワード,C) |
Demand-zero Faults | MNR_PAG$L_DZROFLTS | フォルトの結果設定された0 だけのページ数(ロングワード,C) |
Global Valid Faults | MNR_PAG$L_GVALID | システム・ グローバル・ページ・テーブル内の正しい参照ページが対応するページ・ フォルトの数(ロングワード,C) |
Write in Progress Faults | MNR_PAG$L_WRTINPROG | フォルト発生時にディスクに書き込み中であったプロセスに存在していた読み込み済みページ数( ロングワード,C) |
System Faults | MNR_PAG$L_SYSFAULTS | システム空間に存在する参照ページが対応するページ・ フォルトの数(ロングワード,C) |
Free Page Count | MNR_PAG$L_FREECNT | 現在空きページ・リストに存在するページ数( ロングワード,L) |
Modified Page Count | MNR_PAG$L_MFYCNT | 現在変更済みページ・ リストに存在するページ数(ロングワード,L) |
PROCESSESクラス・レコードは,システム内のすべてのプロセスを示すデータです。PROCESSES クラス・レコードのレコード・タイプは0であり,サイズは監視対象プロセス数によって異なります。 バイト単位によるサイズは, レコードに格納されるクラス・ヘッダ,クラス接頭辞,データ・ブロックのサイズを次の式で加算して求めます。
13 + 8 + (63 * MNR_CMP$L_ELTCT の値)
次の図にPROCESSESクラス・レコードの形式を示します。
次の表にPROCESSESクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Internal Process ID | MNR_PRO$L_IPID | 内部プロセスID ( ロングワード,I) |
UIC | MNR_PRO$L_UIC | ユーザ識別コード。Groupは上位ワード,Member は下位ワード。(ロングワード,I) |
State | MNR_PRO$W_STATE | 現在のスケジューリング状態コード( ワード,I) |
Priority | MNR_PRO$B_PRI | 現在のソフトウェア優先順位(31 の補数)(バイト,I) |
Name | MNR_PRO$T_LNAME | プロセス名( 指定された長さのASCII文字列)(16バイト,I) |
Global Page Count | MNR_PRO$L_ GPGCNT | 現在のグローバル・ページ数(ロングワード,L) |
Process Page Count | MNR_PRO$L_PPGCNT | 現在のプロセス・ページ数(ロングワード,L) |
Status Flags | MNR_PRO$L_STS | ソフトウェア・プロセス状態フラグ。PCB$V_RES ビットがクリアされている場合は,スワップ・アウトされたことを示す。( ロングワード,I) |
Direct I/Os | MNR_PRO$L_DIOCNT | 直接入出力数。 スワップ・アウトされている場合は0。(ロングワード, C) |
Page Faults | MNR_PRO$L_ PAGEFLTS | ページ・フォルト数。スワップ・アウトされている場合は0 。(ロングワード,C) |
CPU Time | MNR_PRO$L_CPUTIM | 10ミリ秒ティック単位による累積CPU 時間。スワップ・アウトされている場合は0。(ロングワード,C) |
Buffered I/Os | MNR_PRO$L_BIOCNT | バッファード入出力数。スワップ・ アウトされている場合は0。(ロングワード,C) |
Extended Process ID | MNR_PRO$L_EPID | 拡張プロセスID (ロングワード,I) |
Event Flg Weight Mask | MNR_PRO$L_EFWM | イベント・フラグ待ちマスク。MWAITに使用。(ロングワード,I) |
RBS Transitions | MNR_PRO$L_RBSTRAN | 実バランス・スロット遷移(ロングワード,C) |
RMSクラス・レコードは,指定のファイルに対するレコード管理サービスを示すデータです。RMS クラス・レコードのレコード・タイプは20です。 レコード・サイズは,レコードに格納されるクラス・ヘッダ,クラス接頭辞, データ・ブロックのサイズを,次の式で加算して求めます。
13 + 8 + (273 * MNR_CMP$L_ELTCT)
次の図にRMSクラス・レコードの形式を示します。
次の表にRMSクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明をに示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
File Number (Num) | MNR_RMS$B_FILNUM | ファイルの通し番号(バイト,I) |
File Organization | MNR_RMS$L_ORG | ファイルの編成(ロングワード,I) |
Reserved | MNR_RMS$L_RESERVED1 | 予約されている( ロングワード) |
Sequential GETs | MNR_RMS$L_SEQGETS | ファイルに対する順次$GET の数(ロングワード,C) |
Key GETs | MNR_RMS$L_KEYGETS | ファイルに対する, キーによる$GETの数(ロングワード,C) |
RFA GETs | MNR_RMS$L_RFAGETS | ファイルに対するレコード・ファイル・アドレスによる,$GETの数( ロングワード,C) |
GET Bytes | MNR_RMS$Q_GETBYTES | すべての$GETに要したバイト総数( クォドワード,C) |
Sequential PUTs | MNR_RMS$L_SEQPUTS | ファイルに対する順次$PUT の数 (ロングワード,C) |
Key PUTs | MNR_RMS$L_KEYPUTS | ファイルに対する, キーによる$PUTの数(ロングワード,C) |
PUT Bytes | MNR_RMS$Q_PUTBYTES | すべての$PUTに要したバイト総数(クォドワード, C) |
UPDATEs | MNR_RMS$L_ UPDATES | ファイルに対する$UPDATEの数(ロングワード,C) |
UPDATE Bytes | MNR_ RMS$Q_UPDATEBYTES | すべての$UPDATEのバイト総数(クォドワード,C) |
DELETEs | MNR_ RMS$L_DELETES | ファイルに対する$DELETEの数(ロングワード,C) |
TRUNCATEs | MNR_ RMS$L_TRUNCATES | ファイルに対する$TRUNCATEの数(ロングワード,C) |
TRUNCATE Blocks | MNR_RMS$L_TRUNCBLKS | すべての$TRUNCATEに要したブロック総数( ロングワード,C) |
Sequential FINDs | MNR_RMS$L_SEQFINDS | ファイルに対する順次$FIND の数(ロングワード,C) |
Key FINDs | MNR_RMS$L_KEYFINDS | ファイルに対する, キーによる$FINDの数(ロングワード,C) |
RFA FINDs | MNR_RMS$L_RFAFINDS | ファイルに対する,レコード・ファイル・アドレスによる$FINDの数( ロングワード,C) |
READs | MNR_RMS$L_READS | ファイルに対する$READの数(ロングワード,C) |
READ Bytes | MNR_RMS$Q_READBYTES | ファイルに対するすべての$READ に要したバイト総数(クォドワード,C) |
CONNECTs | MNR_RMS$L_CONNECTS | ファイルに対する$CONNECTの数(ロングワード,C) |
DISCONNECTs | MNR_RMS$L_DISCONNECTS | ファイルに対する$DISCONNECTの数(ロングワード, C) |
EXTENDs | MNR_RMS$L_ EXTENDS | ファイルに対する$EXTENDの数(ロングワード,C) |
EXTEND Blocks | MNR_RMS$L_EXTBLOCKS | ファイルに対するすべての$EXTEND に要したブロック総数(ロングワード,C) |
FLUSHes | MNR_RMS$L_FLUSHES | ファイルに対する$FLUSHの数(ロングワード,C) |
REWINDs | MNR_RMS$L_REWINDS | ファイルに対する$REWINDの数(ロングワード,C) |
WRITES | MNR_RMS$L_WRITES | ファイルに対する$WRITE の数(ロングワード,C) |
WRITE Bytes | MNR_RMS$Q_WRITEBYTES | すべての$WRITEに要したバイト総数(クォドワード,C) |
File Lock ENQs | MNR_RMS$L_FLCKENQ | ファイルに対するファイル・ロックENQの数(ロングワード,C) |
File Lock DEQs | MNR_RMS$L_FLCKDEQ | ファイルに対するファイル・ ロックDEQの数(ロングワード,C) |
File Lock Conversions | MNR_RMS$L_FLCKCONVS | ファイルに対するファイル・ロック変換の数(ロングワード, C) |
Local Buffer ENQs | MNR_ RMS$L_LBLCKENQS | ファイルに対するローカル・バッファENQ の数(ロングワード,C) |
Local Buffer DEQs | MNR_RMS$L_LBLCKDEQS | ファイルに対するローカル・ バッファDEQの数(ロングワード,C) |
Local Buffer Conversions | MNR_RMS$L_ LBLCKCNVS | ファイルに対するローカル・バッファ変換の数( ロングワード,C) |
Global Buffer ENQs | MNR_RMS$L_GBLCKENQS | ファイルに対するグローバル・ バッファENQの数(ロングワード,C) |
Global Buffer DEQs | MNR_RMS$L_ GBLCKDEQS | ファイルに対するグローバル・バッファDEQ の数(ロングワード,C) |
Global Buffer Conversions | MNR_RMS$L_GBLCKCNVS | ファイルに対するグローバル・バッファ変換の数(ロングワード, C) |
Global Section ENQs | MNR_RMS$L_GSLCKENQS | ファイルに対するグローバル・ セクションENQの数(ロングワード,C) |
Global Section DEQs | MNR_RMS$L_GSLCKDEQS | ファイルに対するグローバル・セクションDEQの数( ロングワード,C) |
Global Section Conversions | MNR_RMS$L_GSLCKCNVS | ファイルに対するグローバル・ セクション変換の数(ロングワード, C) |
Record Lock ENQs | MNR_ RMS$L_RLCKENQS | ファイルに対するレコード・ロックENQ の数(ロングワード,C) |
Record Lock DEQs | MNR_RMS$L_RLCKDEQS | ファイルに対するレコード・ ロックDEQの数(ロングワード,C) |
Record Lock Conversions | MNR_RMS$L_RLCKCNVS | ファイルに対するレコード・ロック変換の数(ロングワード,C) |
Append Lock ENQs | MNR_RMS$L_APPLCKENQS | ファイルに対する追加ロックENQ の数(ロングワード,C) |
Append Lock DEQs | MNR_RMS$L_APPLCKDEQS | ファイルに対する追加ロックDEQ の数(ロングワード,C) |
Append Lock Conversions | MNR_RMS$L_ APPLCKCNVS | ファイルに対する追加ロック変換の数( ロングワード,C) |
File Lock Blocking ASTs | MNR_RMS$L_FLBLKASTS | ファイルに対するファイル・ ロック・ブロッキングASTの数(ロングワード, C) |
Local Buffer Blocking ASTs | MNR_RMS$L_LBLBLKASTS | ファイルに対するローカル・ バッファ・ブロッキングASTの数(ロングワード,C) |
Global Buffer Blocking ASTs | MNR_ RMS$L_GBLBLKASTS | ファイルに対するグローバル・バッファ・ ブロッキングASTの数(ロングワード,C) |
Append Lock Blocking ASTs | MNR_RMS$L_ APPBLKASTS | ファイルに対する追加ロック・ブロッキングAST の数(ロングワード,C) |
Local Cache Hits | MNR_RMS$L_LCACHEHITS | ファイルに対するローカル・ キャッシュ・ヒットの数(ロングワード, C) |
Local Cache Attempts | MNR_RMS$L_LCACHEATT | ファイルに対するローカル・ キャッシュの試みの数(ロングワード,C) |
Global Cache Hits | MNR_RMS$L_GCACHEHITS | ファイルに対するグローバル・キャッシュ・ヒットの数( ロングワード,C) |
Global Cache Attempts | MNR_RMS$L_GCACHEATT | グローバル・ キャッシュの試みの数(ロングワード,C) |
Global Buffer Read I/Os | MNR_RMS$L_GBRDIRIOS | ファイルに対するグローバル・バッファ読み込み動作の数( ロングワード,C) |
Global Buffer Write I/Os | MNR_RMS$L_GBWDIRIOS | ファイルに対するグローバル・ バッファ書き込み動作の数(ロングワード, C) |
Local Buffer Read I/Os | MNR_RMS$L_LBRDIRIOS | ファイルに対するローカル・ バッファ読み込み動作の数(ロングワード,C) |
Local Buffer Write I/Os | MNR_RMS$L_ LBWDIRIOS | ファイルに対するローカル・バッファ書き込み動作の数( ロングワード,C) |
Bucket Splits | MNR_RMS$L_BKTSPLT | ファイルに対するバケット分割の数( ロングワード,C) |
Multibucket Splits | MNR_RMS$L_MBKTSPLT | ファイルに対するマルチバケット分割の数(ロングワード,C) |
Opens | MNR_ RMS$L_OPENS | ファイルをオープンした回数(ロングワード,C) |
Closes | MNR_ RMS$L_CLOSES | ファイルをクローズした回数(ロングワード,C) |
Reserved | MNR_RMS$L_RESERVED2 | 予約されている(ロングワード) |
Reserved | MNR_RMS$L_ RESERVED3 | 予約されている(ロングワード) |
SCSクラス・レコードは,システム内のすべてのSCS (システム通信サービス) について,ノード別にSCS動作を示すデータです。SCSクラス・レコードのレコード・ タイプは15であり,サイズは監視対象ノード数によって異なります。 バイト単位によるサイズは,レコードに格納されるクラス・ヘッダ, クラス接頭辞,データ・ブロックのサイズを次の式で加算して求めます。
13 + 8 + (56 * MNR_CMP$L_ELTCT の値)
次の図にSCSクラス・レコードの形式を示します。
次の表にSCSクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Node Name | MNR_SCS$T_NODENAME | 遠隔クラスタ・ ノードの名前(指定された長さのASCII文字列) (8バイト, I) |
Datagrams Sent | MNR_ SCS$L_DGSENT | 遠隔ノードに送信したデータグラムの数( ロングワード,C) |
Datagrams Received | MNR_SCS$L_DGRCVD | 遠隔ノードから受信したデータグラムの数( ロングワード,C) |
Datagrams Discarded | MNR_SCS$L_ DGDISCARD | CIポート・ドライバが破棄したデータグラムの数( ロングワード,C) |
Sequenced Messages Sent | MNR_SCS$L_MSGSENT | 遠隔ノードに送信したシーケンス・ メッセージの数(ロングワード,C) |
Seqenced Messages Received | MNR_ SCS$L_MSGRCVD | 遠隔ノードから受信したシーケンス・メッセージの数( ロングワード,C) |
Block Transfer Send-data commands | MNR_SCS$L_SNDATS | 遠隔ノードを送信先としてローカル・ノードで指定されたブロック転送データ送信の回数( ロングワード,C) |
Kilobytes Sent by Send-data commands | MNR_SCS$L_KBYTSENT | データ送信の結果送信したKB数(ロングワード, C) |
Block Transfer Request-data commands | MNR_SCS$L_REQDATS | 遠隔ノードを要求先としてローカル・ノードで指定されたブロック転送データ要求の回数( ロングワード,C) |
Kilobytes Received by Request-data commands | MNR_SCS$L_KBYTREQD | データ要求の結果受信したKB数(ロングワード, C) |
Block Transfer Kilobytes Mapped | MNR_SCS$L_KBYTMAPD | ブロック転送にマップされたKB数(ロングワード,C) |
Connections Queued For Send Credit | MNR_SCS$L_QCRCNT | 送信クレジットのキューに接続が登録された回数( ロングワード,C) |
Connections Queued For Buffer Descriptor | MNR_SCS$L_QBDTCNT | バッファ記述子のキューに接続が登録された回数(ロングワード, C) |
STATESクラス・レコードは,各スケジューラ状態にあるプロセスの数を示すデータです。STATES クラス・レコードのレコード・タイプは1,サイズは69 バイトです。
次の図にSTATESクラス・レコードの形式を示します。
次の表にSTATESクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Collided Page Wait | MNR_STA$L_COLPG | 競合ページ待ち状態にあるプロセスの数( ロングワード,L) |
Misc Resource Wait | MNR_STA$L_MWAIT | その他の資源待ち状態にあるプロセスの数( ロングワード,L) |
Common Event Flag Wait | MNR_STA$L_CEF | 共通イベント・ フラグ待ち状態にあるプロセスの数(ロングワード,L) |
Page Fault Wait | MNR_STA$L_PFW | ページ・フォルト待ち状態にあるプロセスの数( ロングワード,L) |
Local Event Flag, Inswapped | MNR_STA$L_LEF | ローカル・ イベント・フラグ待ち状態にある,スワップ・インされたプロセスの数( ロングワード,L) |
Local Event Flag, Outswapped | MNR_STA$L_LEFO | ローカル・ イベント・フラグ待ち状態にある,スワップ・アウトされたプロセスの数( ロングワード,L) |
Hibernate Inswapped | MNR_STA$L_HIB | ハイバネート待ち状態にある, スワップ・インされたプロセスの数(ロングワード, L) |
Hibernate Outswapped | MNR_STA$L_HIBO | ハイバネート待ち状態にある, スワップ・アウトされたプロセスの数(ロングワード,L) |
Suspended Inswapped | MNR_STA$L_SUSP | 中断待ち状態にある, スワップ・インされたプロセスの数(ロングワード, L) |
Suspended Outswapped | MNR_STA$L_SUSPO | 中断待ち状態にある, スワップ・アウトされたプロセスの数(ロングワード, L) |
Free Page Wait | MNR_STA$L_FPG | 解放待ち状態にあるプロセスの数( ロングワード,L) |
Compute State Inswapped | MNR_STA$L_COM | 演算状態にある, スワップ・インされたプロセスの数(ロングワード,L) |
Compute State Outswapped | MNR_STA$L_COMO | 演算状態にある, スワップ・アウトされたプロセスの数(ロングワード, L) |
Current | MNR_STA$L_ CUR | 現在のプロセスの数(ロングワード,L) |
SYSTEMクラス・レコードは,システムの主要構成要素であるCPU,メモリ, 入出力機構の全体的動作を示すデータです。SYSTEMクラス・レコードのレコード・ タイプは17,サイズは49バイトです。SYSTEMクラスを記録すると, 明示的に指定していない場合でも,PROCESSES,STATES,MODESの各クラスもともに記録されます。
次の図にSYSTEMクラス・レコードの形式を示します。
次の表にSYSTEMクラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
CPU Busy | MNR_SYS$L_BUSY | システムをブートしてからすべてのCPU モードで使用した10ミリ秒単位によるクロック・ ティック数(ロングワード,C) |
Other States | MNR_SYS$L_OTHSTAT | LEF,LEFO,HIB,HIBO,COM,COMO,PFW,MWAIT以外の状態にあるプロセスの数( ロングワード,L) |
Process Count | MNR_SYS$L_PROCS | システム内のプロセスの数( ロングワード,L) |
Page Faults | MNR_SYS$L_FAULTS | すべてのワーキング・ セットのページ・フォルト数(ロングワード,C) |
Read I/Os | MNR_SYS$L_PREADIO | ディスク・ページ・フォルトの結果行われた読み込み動作の数( ロングワード,C) |
Free Page Count | MNR_SYS$L_FREECNT | 現在空きページリストにあるページ数( ロングワード,L) |
Modified Page Count | MNR_SYS$L_MFYCNT | 現在変更済みページ・リストにあるページ数(ロングワード,L) |
Direct I/Os | MNR_SYS$L_DIRIO | 直接入出力動作の数(ロングワード,C) |
Buffered I/Os | MNR_ SYS$L_BUFIO | バッファード入出力動作の数(ロングワード,C) |
TRANSACTIONクラス・レコードは,DECdtmトランザクション・マネージャの動作を示すデータです。TRANSACTION クラス・レコードのレコード・タイプは22 ,サイズは69バイトです。
次の図にTRANSACTIONクラス・レコードの形式を示します。
次の表にTRANSACTIONクラス・レコード・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Starts | MNR_TRA$L_STARTS | 始動したトランザクション動作の数。 システム・サービス$START_TRANSが正常終了した回数(ロングワード,C) |
Prepares | MNR_TRA$L_PREPARES | 作成されたトランザクションの数( ロングワード,C) |
One Phase Commits | MNR_TRA$L_ONE_PHASE | 1フェーズのコミット・ イベントを呼び出した回数(ロングワード,C) |
Commits | MNR_TRA$L_COMMITS | コミットしたトランザクションの数。1フェーズ・コミットと2フェーズ・ コミットの合計(ロングワード,C) |
Aborts | MNR_TRA$L_ABORTS | アボートしたトランザクションの数。 計画アボートと非計画アボートの合計(ロングワード,C) |
Ends | MNR_ TRA$L_ENDS | 終了したトランザクションの数。$END_ TRANSが正常終了した回数(ロングワード,C) |
Branches | MNR_TRA$L_BRANCHS | 遠隔の親に対する遠隔始動ブランチ動作の数( ロングワード,C) |
Adds | MNR_TRA$L_ADDS | 遠隔の下位の親に対する遠隔追加ブランチ動作の数(ロングワード, C) |
0-1 Transactions | MNR_ TRA$L_BUCKETS1 | 1秒未満のトランザクションの数(ロングワード,C) |
1-2 Transactions | MNR_TRA$L_BUCKETS2 | 1〜2 (1.99)秒のトランザクションの数( ロングワード,C) |
2-3 Transactions | MNR_TRA$L_BUCKETS3 | 2〜3 秒のトランザクションの数(ロングワード,C) |
3-4 Transactions | MNR_TRA$L_BUCKETS4 | 3〜4秒のトランザクションの数(ロングワード,C) |
4-5 Transactions | MNR_TRA$L_ BUCKETS5 | 4〜5秒のトランザクションの数(ロングワード,C) |
5+ Transactions | MNR_TRA$L_BUCKETS6 | 5秒を超えるトランザクションの数( ロングワード,C) |
VAXシステムにおいて,VBSクラス・レコードには仮想バランス・スロット(VBS) 機構の操作に関する統計情報が格納されます。VBSクラス・レコードは, レコード・タイプが24で,サイズは21バイトです。
次の図はVBSクラス・レコードの形式を示しています。
次の表はVBSクラス・レコードのデータ・ブロックのフィールドを示しています。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
VBS Faults | MNR_VBS$L_VRBS_TRAN | 仮想バランス・ スロットから実バランス・スロットへのフォルトの数(ロングワード,C) |
VBS Clock Ticks | MNR_VBS$L_VCPUTICKS | 仮想バランス・スロット・クロック・ ティックの数(10ミリ秒単位) (ロングワード,C) |
VECTORクラス・レコードは,ベクタ機能付きプロセッサにベクタ使用プロセスがスケジューリングされた時間を示すデータです。VECTOR クラス・レコードのレコード・ タイプは23であり,サイズは,システム内のアクティブ・ プロセッサの数によって異なります。すべてのプロセッサがアクティブであると仮定した場合, レコードに格納されるクラス・ヘッダ,クラス接頭辞およびデータ・ ブロックを次の式で加算してサイズを求めます。
13 + (5 * MNR_SYI$B_VPCPUS)
次の図にVECTORクラス・レコードの形式を示しています。
次の表にVECTORクラス・レコード・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
CPU ID | MNR_VEC$B_CPUID | データの収集元であるプロセッサのID (1 バイト) |
Ticks | MNR_ VEC$L_TICKS | ベクタ使用プロセスがプロセッサにスケジューリングされた10 ミリ秒単位のクロック・ティック数(1ロングワード) |
VECTORクラスをサポートするため,システム情報レコードのMNR_SYI$B_ VPCPUSとMNR_SYI$L_VPCONFが使用されます。これらの項目の詳細については, 第H.3.2項の表を参照してください。
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