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I SHOW CLUSTERキーパッド・コマンド

SHOW CLUSTERには,コマンドの入力に利用できるキーパッドが用意されています。 ウィンドウの追加,削除,位置変更,スクロールのほか,表示の更新間隔の変更を行えます。 さらに,個々のキーの省略時の機能を再定義することにより, キーパッドをカスタマイズすることができます。

I.1 キーパッドの使用方法

省略時のキーパッドは,図 I-1 のように定義されます。

図 I-1 SHOW CLUSTERの省略時のキーパッド

陰が付いているキーパッド・コマンドは,GOLDキーを押してからキーパッド・ キーを押します。

次の表は,Show Clusterユーティリティ(SHOW CLUSTER)で使用できるキーパッド・ コマンドの一覧です。KPnは,番号nが付いたキーパッド・ キーを指します。たとえば,KP2は,2の番号が付いたキーパッド・ キーです。キーパッド・コマンドについては,第18章のコマンドの解説でも説明しています。

コマンド キーまたはキー・ シーケンス 説明
ADD KP4 ADDコマンドで指定したフィールドまたはクラスを現在の表示に含めることによって, 現在の表示を変更する。
DESELECT GOLD- ピリオド ウィンドウの選択を解除する。
GOLD PF1 続けて押すキーパッド・ キーの代替機能(キーパッド図で下側に示されている機能) を指定する。
HELP PF2 編集キーパッドの使用方法に関する情報を表示する。
INIT PF4 フィールド名,クラス名,フィールド幅に元の省略時の値を使用して表示を再設定する。
REFRESH PF3 画面表示をリフレッシュする。 画面をクリアして再描画し,SHOW CLUSTER表示の一部ではない, 外部からの文字やメッセージを削除する。Ctrl /Wと同じ機能。
REMOVE KP5 REMOVEコマンドで指定したフィールドまたはクラスを削除することによって, 現在の表示を変更する。
SAVE KP2 現在の表示をスタートアップ初期化ファイルまたはコマンド・ プロシージャにセーブする。 このファイルやプロシージャを実行すれば,同じ表示を復元できる。
SELECT ピリオド スクロール対象または移動対象のウィンドウを指定する。
SET KP1 表示するカラム数,秒単位による更新間隔,矢印キーの機能,ウィンドウの自動位置決定, フィールドの特性などのオプションを変更する。
SET AUTO_POS OFF KP6 画面上におけるウィンドウの自動位置決定を禁止する。
SET AUTO_POS ON GOLD-KP6 画面上におけるウィンドウの自動位置決定を許可する。 省略時の設定値。
SET FUNCTION EDIT ハイフン 矢印キーを再定義して行モード編集を復元する。
SET FUNCTION MOVE KP9 矢印キーを再定義して,ウィンドウを画面上の指定位置に移動できるようにする。 たとえば,^ をMOVE UP 1,v をMOVE DOWN 1,- > をMOVE RIGHT 1,< - をMOVE LEFT 1に再定義する。
SET FUNCTION PAN KP7 矢印キーを再定義して,表示を視点移動できるようにする。 たとえば,^ をPAN UP 1,v をPAN DOWN 1,- > をPAN RIGHT 1,< - をPAN LEFT 1に再定義する。
SET FUNCTION SCROLL KP8 矢印キーを再定義して, 画面表示をスクロールできるようにする。たとえば,^ をSCROLL UP 1,v をSCROLL DOWN 1,- > をSCROLL RIGHT 1,< - をSCROLL LEFT 1に再定義する。
WRITE KP3 指定したファイル名または省略時の出力ファイル名SHOW_CLUSTER.LIS に,現在の表示を出力する。

I.2 キーパッド・キーの再定義

キーの定義を変更するには,DEFINE/KEYコマンドを実行します。詳細については, 第18章のDEFINE/KEYコマンドの説明を参照してください。

I.3 矢印キーの再定義

省略時のSHOW CLUSTERの矢印キーには,EDIT機能が設定されています。 つまり,DCLの行モード編集と同じように,コマンド・プロンプトに対してコマンド行編集を行うことができます。 たとえば,左向き矢印キーはカーソルを左に移動し, 上向き矢印キーは直前に実行したコマンドを再呼します。DCL 行モード編集については,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』を参照してください。

キーパッドの2列目のSET FUNCTIONキーは,指定した機能を実行するように, 矢印キーを再定義します。SET FUNCTIONコマンドを使用すると,矢印キーをEDIT からPAN,SCROLL,MOVEのいずれかに再設定できます。たとえば,SET FUNCTION SCROLL キーを押すと,上向き矢印キーはSCROLL UP 1 に,下向き矢印キーはSCROLL DOWN 1に,右向き矢印キーはSCROLL RIGHT 1に,左向き矢印キーはSCROLL LEFT 1にそれぞれ再定義されます(各コマンドの詳細については, 第18章のコマンドの部分を参照してください) 。


注意
PAN,SCROLL,MOVEのいずれかに設定した矢印キーは,DCL の行モード編集キーとしては定義されていない状態となります。 一度に設定できる機能は1つだけです。他の機能に変更した後で行モード編集を復元するには,SET FUNCTION EDIT コマンドを入力します。


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