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本書は,OpenVMSオペレーティング・システムのすべてのユーザを対象に書かれています。
システム管理者は,効率的なシステム環境を構築または維持するための管理作業を行います。 システム管理者,あるいはシステム管理の概念や手順を理解されたい方は, 『OpenVMSシステム管理者マニュアル』をお読みください。
本書は,19の章と4つの付録,および用語集から構成されています。随所に, コンピュータによる作業を実行するための概念と手順が説明されています。 どの章も基本的な事柄の説明に始まり,より複雑な概念や手順へと続いていきます。
以下の章はOpenVMSオペレーティング・システムをはじめて使用する際に役立つ情報を説明しています。
本書の導入部であり,OpenVMSオペレーティング・システムとその構成要素についての基本概念を説明します。
システムへのログイン,システムからのログアウト,パスワードの変更, およびヘルプの使用の各方法について説明します。
DIGITALコマンド言語(DCL)について説明します。章末には,DCLコマンドを入力および編集する時に使用するキーパッドのキーの組み合わせの要約を示します。
情報を格納する場所であるファイルについて説明します。ファイルの作成, コピー,名前変更,表示,削除,保護,そして印刷について例を挙げながら説明します。
ファイルを編成または管理するディレクトリについて説明します。
以下の章では,他のユーザとの通信について説明しています。
Mailユーティリティ(MAIL)について説明します。Mailは,使用しているシステム上, またはDECnet for OpenVMSネットワークで接続されているシステム上の他のユーザと通信を行うためのユーティリティです。 この章では,メール・メッセージの例を挙げ,メール・メッセージの受信, 送信,返信,転送,そして編成の方法を手順を追って説明します。 章末には,Mailコマンドの要約を示します。
Phoneユーティリティ(PHONE)について説明します。Phoneは,使用しているシステム上, またはDECnet for OpenVMSネットワークで接続されているシステム上の他のユーザと通信を行うためのユーティリティです。
以下の章では,テキストの処理とレコードのソートについて説明しています。
会話型テキスト・エディタEVEについて説明します。EVEは,OpenVMSオペレーティング・ システムの標準テキスト・エディタです。この章では,EVE を使用して,新しいファイルを作成し編集する方法,および既存のファイルを編集する方法について説明します。 章末には,EVEのコマンド要約を示します。
会話型テキスト・エディタEDTについて説明します。EDTはEVEが開発されるまで使用されていたテキスト・ エディタですが,現在でもVMSオペレーティング・ システムに標準装備されています。この章では,EDTの開始と終了,EDT のコマンドの入力,およびEDTでのヘルプの使用方法について説明します。 章末には,EDTのコマンド要約を示します。
テキスト整形ツールDIGITAL Standard Runoff (DSR)について説明します。 章末には,DSRのコマンド要約を示します。
Sort/Mergeユーティリティについて説明します。Sort/Mergeは,1つまたは複数の入力ファイルの内容をソートしたり, ソートしたファイルをマージするユーティリティです。 章末には,Sort/Mergeの修飾子の要約を示します。
以下の章では,デバイスについて説明しています。
テープやディスクを個人(プライベート)用に予約する方法について説明します。 グループで共用されているデバイスと異なり,プライベート・ デバイスは,システム管理者が設定や管理を行うことはできません。
以下の章では,論理名とシンボルの使用方法について説明しています。
ファイル,ディレクトリ,そしてデバイスを表す論理名の作成と使用方法について説明します。 システムが作成する論理名の要約も示します。
コマンド,文字列,そして数値データを表すシンボルの使用方法について説明します。 また,シンボルが表す値を算出する方法についても説明します。
以下の章では,プログラムの作成とプログラミング用関数の使用方法について説明しています。
コマンド・プロシージャの作成と使用方法についての導入の章です。 DCLコマンドとデータ行からなるファイルである,基礎的なコマンド・ プロシージャについて説明します。
複雑なコマンド・プロシージャの作成と使用方法について説明します。
レキシカル関数について説明します。レキシカル関数は,コマンド・ プロシージャの中で使用され,ユーザのプロセスやシステム環境についての情報を提供します。
以下の章では,プロセスの管理について説明しています。
プロセスについて説明します。プロセスとは,OpenVMSオペレーティング・ システムによって作成される環境のことで,ユーザとシステムの会話はプロセスを介して行われます。 この章では,サブプロセス,プログラム, そしてバッチ・ジョブを使用する場面とその方法について説明します。
以下の章では,セキュリティについて説明しています。
保護されたオブジェクトへのアクセスの制御やリモート・システムのデータへのアクセスなど, セキュリティに関する一般的な問題について説明します。
EVE編集環境をカスタマイズする方法について説明します。
DECの各国語対応文字セットとDCL文字セットについて説明します。
ターミナルの各種キーや制御文字とOpenVMSオペレーティング・システムの機能との対応表です。LK201 キーボート(VT200シリーズ以降のターミナルとワークステーションに採用) の場合とVT100シリーズのターミナルの場合について示します。
本書で使用される用語を解説します。
さらに詳しい情報については,以下のマニュアルを参照してください。
OpenVMS製品およびサービスの詳細についてお知りになりたい場合は,弊社のOpenVMS World Wide Web サイトにアクセスしてください。次のURLを使用します。
http://www.openvms.digital.com
VMSclusterシステムは,OpenVMS Clusterシステムを指します。特に指定のない限り, 本書ではOpenVMS Clusterまたはクラスタは, VMS cluster と同義語です。
本書では,DECwindowsおよびDECwindows Motifは,DECwindows Motif for OpenVMSソフトウェアのことを指します。
本書では次の表記法を使用しています。
表記法 | 意味 |
---|---|
Ctrl /x | Ctrl/xという表記は,Ctrlキーを押しながら別のキーまたはポインティング・ デバイス・ボタンを押すことを示します。 |
PF1 x | PF1 xという表記は,PF1に定義されたキーを押してから, 別のキーまたはポインティング・デバイス・ボタンを押すことを示します。 |
[Return] | 例の中で,
キー名が四角で囲まれている場合には,キーボード上でそのキーを押すことを示します。
テキストの中では,キー名は四角で囲まれていません。
HTML形式のドキュメントでは,キー名は四角ではなく,括弧で囲まれています。 |
. . . | 例の中の水平方向の反復記号は,
次のいずれかを示します。
|
. . . | 垂直方向の反復記号は,コードの例やコマンド形式の中の項目が省略されていることを示します。 このように項目が省略されるのは, その項目が説明している内容にとって重要ではないからです。 |
( ) | コマンドの形式の説明において, 括弧は,複数のオプションを選択した場合に, 選択したオプションを括弧で囲まなければならないことを示しています。 |
[ ] | コマンドの形式の説明において, 大括弧で囲まれた要素は任意のオプションです。オプションをすべて選択しても, いずれか1つを選択しても,あるいは1つも選択しなくても構いません。 ただし,OpenVMSファイル指定のディレクトリ名の構文や, 割り当て文の部分文字列指定の構文の中では,大括弧に囲まれた要素は省略できません。 |
[|] | コマンドの形式の説明において,大括弧内で縦線で区切られた要素は任意のオプションです。 オプションのいずれか1つまたは複数を選択するか, あるいは何も選択しないことを意味します。 |
{ } | コマンドの形式の説明において, 中括弧で囲まれた要素は必須オプションです。いずれか1のオプションを指定しなければなりません。 |
太字 | 太字のテキストは,新しい用語,引数,属性, 条件を示しています。 |
italic text | イタリック体のテキストは,重要な情報を示します。 また,システム・メッセージ(たとえば内部エラーnumber),コマンド・ ライン(たとえば/PRODUCER=name),コマンド・パラメータ( たとえばdevice-name)などの変数を示す場合にも使用されます。 |
UPPERCASE TEXT | 英大文字のテキストは, コマンド,ルーチン名,ファイル名,ファイル保護コード名, システム特権の短縮形を示します。 |
Monospace type | モノスペース・タイプの文字は,コード例および会話型の画面表示を示します。
Cプログラミング言語では,テキスト中のモノスペース・タイプの文字は, キーワード,別々にコンパイルされた外部関数およびファイルの名前, 構文の要約,または例に示される変数または識別子への参照などを示します。 |
- | コマンド形式の記述の最後, コマンド・ライン,コード・ラインにおいて,ハイフンは, 要求に対する引数がその後の行に継くことを示します。 |
数字 | 特に明記しない限り,本文中の数字はすべて10 進数です。10進数以外(2進数,8進数,16進数)は,その旨を明記してあります。 |
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