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20 DCLディクショナリ - U -


UNLOCK

正常にクローズされなかったファイルをアクセスできるようにします。

フォーマット

     UNLOCK  ファイル指定[,...] 

パラメータ

ファイル指定[,...]

ロックを解除するファイル名を指定します。 アスタリスク(*)およびパーセント記号(%)ワイルドカード文字を使用できます。 複数のファイルを指定する場合は, 各ファイル指定をコンマ(,)またはプラス記号(+)で区切ります。

修飾子

/CONFIRM
/NOCONFIRM (省略時の設定)

ロックを解除するかどうか確認するよう要求されます。 ロックを解除するためには,Y(YES)またはT(TRUE)を入力します。 これ以外の応答をすると,ロック解除操作は強制終了します。

/LOG
/NOLOG (省略時の設定)

ロックを解除するファイル指定を表示するかどうかを制御します。

  1. $ TYPE TST.OUT
    %TYPE-E-OPENIN, error opening  DISK1:[BOB]TST.OUT;3 as input
    -SYSTEM-W-FILELOCKED, file is deaccess locked
    $ UNLOCK TST.OUT
    $ TYPE TST.OUT
    
    この例では,出力ファイルTST.OUTをタイプするよう要求していますが, そのファイルがロックされているというエラー・メッセージが表示されました。 UNLOCKコマンドを使用して,ロックを解除します。 その後で再度TYPEコマンドを入力して,TST.OUTを表示します。

  2. $ UNLOCK NODE3::DISK0:[LISTS]MAILLIST3.LIS
    $ COPY NODE3::DISK0:[LISTS]MAILLIST3.LIS *.*
    
    遠隔ノードNODE3でロックされているファイルMAILLIST3.LIS のコピーが必要だと仮定します。この場合は, まずUNLOCKコマンドでファイルのロックを解除します。 その後,MAILLIST3.LISをユーザの現在のディレクトリにコピーします。


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