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ホチキス止め機能を使用している場合,DCPS から次のようなエラー・メッセージが通知される可能性があります。エラー・メッセージについての詳細は,『日本語 Compaq DECprint Supervisor for OpenVMS ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
STPNOSUP, Stapling feature not supported for product_name printer.
説明: プリンタがホチキス止め機能をサポートしていません。
対処法: オプションであるホチキス止め機能を装着した IPSiO NX800,NX810,NX900,NX910, Color 8000,MICROLINE 3020cV,Compaq Laser Printer LN32,LNM40,あるいは GENICOM LNM40,mL320,mL401 を使用してください。
STPOUTTRAY, Selected output tray does not support stapling.
説明: 指定した排紙トレイは,ホチキス止めには使用できません。
対処法: IPSiO NX800,NX810,NX900,NX910 の場合は,排紙トレイ LCOS を選択してください。 IPSiO Color 8000 の場合は,排紙トレイ LOWER を選択してください。 LN32,LNM40,mL320,mL401 の場合は,排紙トレイ BIN_1,BIN_2,BIN_3 のいずれかを選択してください。 MICROLINE 3020cV の場合は,排紙トレイ BIN_2 を選択してください。
STPPOSNOSUP, Stapling position not supported for orientation and feed direction.
説明: プリンタが要求した位置でのホチキス止めを行うことができません。
対処法: 用紙サイズがサポートされている場合は,用紙を異なる給紙方向に変更してください。あるいは,異なるページ方向を選択してください。
STPSIZENOSUP, Stapling not supported for sheet_size size paper and feed direction.
説明: 用紙サイズあるいは用紙の給紙方向あるいはその両方がホチキス止め機能でサポートされていないため,ホチキス止めを行うことができません。
対処法: 用紙サイズがサポートされている場合は,用紙を異なる給紙方向に変更してください。
この章では,DCPS V2.0 で行われた変更について説明します。いくつかの変更点については,本書の別の箇所でも詳細に説明しています。
7.1 DCPS バージョン 2.0 の変更点
7.1.1 DCPS ライセンスの廃止
DCPS V2.0 からは,DCPS-OPEN および DCPS-PLUS のライセンスは必要ありません。現在では,DCPS のすべての機能を使用する権利は, OpenVMS オペレーティング・システムのライセンスに含まれています。
7.1.2 新しいプリンタのサポート
DCPS V2.0 では,次のプリンタのサポートが追加されました。
HP Color LaserJet 4500
HP Color LaserJet 4550
HP LaserJet 2100
HP LaserJet 4050
HP LaserJet 8100
HP LaserJet 8150
Lexmark Optra C710
Lexmark Optra S 1250
Lexmark Optra S 1255
Lexmark Optra S 1650
Lexmark Optra S 2450
Lexmark Optra S 2455
Lexmark Optra Se 3455
Lexmark Optra T610
Lexmark Optra T612
Lexmark Optra T614
Lexmark Optra T616
Lexmark Optra W810
Tektronix Phaser 740
Tektronix Phaser 750
Tektronix Phaser 850
Xerox DocuPrint N2025
Xerox DocuPrint N2125
Xerox DocuPrint N2825
Xerox DocuPrint N3225
Xerox DocuPrint N4025
詳細については,本リリース・ノートの
第 5 章 を参照してください。
7.1.3 インストレーション・プロシージャの変更
DCPS の以前のバージョンがインストールされていないときに DCPS をインストールする場合,インストレーション・プロシージャはレイアップ・ファイルの場所について問い合わせます。以前のバージョンでは,省略時の場所を使用する場合,プロシージャはディレクトリが存在しないことを通知して,それを作成するかどうか問い合わせていました。問い合わせに対する応答にかかわらず,このディレクトリは必ず作成されるため,現在では,インストレーション・プロシージャはディレクトリが存在しないことを通知することも,それを作成するかどうかを問い合わせることもありません。ただし,省略時の場所が選択されなかった場合には,ディレクトリを作成するかどうかを問い合わせます。
7.1.4 トレイ名の追加
GENICOM LN28 プリンタの前面給紙トレイは,FRONT という名前の他に MULTIPURPOSE という名前でも選択できるようになりました。
HP LaserJet 4000 および 4050 プリンタの給紙トレイ 1 は, TRAY_1 という名前の他に MULTIPURPOSE という名前でも選択できるようになりました。
7.2 DCPS バージョン 2.0 で解決された問題
DCPS V2.0 では,次の問題が解決されています。
7.2.1 排紙トレイが選択できない
DCPS V1.8 では,Lexmark Optra S 1855 および Tektronix Phaser 780 プリンタの排紙トレイが選択できませんでした。
7.2.2 PCL トランスレータ文字が誤っている
スェーデン語/フィンランド語文字セットを使用している場合, DCPS PCL トランスレータは文字 'å' を間違って 'á'と印刷していました。
7.2.3 不完全なヘルプ・ファイル
DCPS V1.8 では,Lexmark プリンタに関するオンライン・ヘルプの一部がヘルプ・ファイルから抜けていました。
7.2.4 ODS-5 拡張ファイルの解析で IVP が異常終了する
インストレーション・プロシージャが ODS-5 ファイルの解析を実行している (SET PROCESS=EXTENDED) 場合,DCPS IVP が異常終了することがありました。
この章では,日本語 DCPS V1.8A で変更された点について説明します。いくつかの変更点については,本書の別の箇所でも詳細に説明しています。
日本語 DCPS V1.8A は英語版 DCPS V1.8 をもとに作成されています。日本語 DCPS V1.6 以降に変更された英語版の情報については,
第 10 章 , 第 12 章 , 第 13 章 ,
第 14 章 を参照してください。
8.1 日本語 DCPS バージョン 1.8A の変更点
この節では,日本語 DCPS V1.8A で変更された点について説明します。いくつかの変更点については,本書の別の箇所でも詳細に説明しています。
8.1.1 サポートされる OpenVMS システム
現在,日本語 Compaq DECprint Supervisor for OpenVMS は,日本語 OpenVMS Alpha V6.2,V7.1,V7.2,V7.2-1 が稼動しているシステム,および日本語 OpenVMS VAX V5.5-2,V6.2,V7.1,V7.2 が稼動しているシステムでサポートされます。
8.1.2 新しいプリンタのサポート
日本語 DCPS V1.8A では,次のプリンタのサポートが追加されました。
RICOH IPSiO NX720N
RICOH IPSiO NX810
RICOH IPSiO Color 4100
OKI MICROLINE 2020N
OKI MICROLINE 2030N
OKI MICROLINE 3010c
OKI MICROLINE 3020c
詳細については,本リリース・ノートの 第 5 章 を参照してください。
この章では,日本語 DCPS V1.8 で変更された点について説明します。いくつかの変更点については,本書の別の箇所でも詳細に説明しています。
日本語 DCPS V1.8 は英語版 DCPS V1.8 をもとに作成されています。日本語 DCPS V1.6 以降に変更された英語版の情報については,
第 10 章 , 第 12 章 , 第 13 章 ,
第 14 章 を参照してください。
9.1 日本語 DCPS バージョン 1.8 の変更点
この節では,日本語 DCPS V1.8 で変更された点について説明します。いくつかの変更点については,本書の別の箇所でも詳細に説明しています。
9.1.1 サポートされる OpenVMS システム
現在,日本語 Compaq DECprint Supervisor for OpenVMS は,日本語 OpenVMS Alpha V6.2,V7.1,V7.2,V7.2-1 が稼動しているシステム,および日本語 OpenVMS VAX V5.5-2,V6.2,V7.1,V7.2 が稼動しているシステムでサポートされます。
9.1.2 新しいプリンタのサポート
日本語 DCPS V1.8 では,次のプリンタのサポートが追加されました。
RICOH IPSiO NX710
RICOH IPSiO NX800
RICOH IPSiO NX910
FUJI XEROX DocuPrint C1250
FUJI XEROX DocuPrint 201PS
SEIKO EPSON InterLaser LP-9600SPD
OKI MICROLINE 1032PS
詳細については,本リリース・ノートの
第 5 章 を参照してください。
9.1.3 RICOH IPSiO NX800,NX910 でのホチキス止めのサポート
日本語 DCPS V1.8 では,RICOH IPSiO NX800,NX910 のオプション機能であるホチキス止めのサポートが追加されました。 DCPS からホチキス止めのオプション機能を使用することについての詳細は, 第 6 章 を参照してください。
この節では,DCPS V1.8 で変更された点について説明します。いくつかの変更点については,本書の別の箇所でも詳細に説明しています。
10.1 DCPS バージョン 1.8 の変更点
10.1.1 新しいプリンタのサポート
DCPS V1.8 では,次のプリンタのサポートが追加されました。
GENICOM LN21
GENICOM LN28
GENICOM LNM40
GENICOM microLaser 170
GENICOM microLaser 210
GENICOM microLaser 280
GENICOM microLaser 320
GENICOM microLaser 401
HP LaserJet 8000
Lexmark Optra S 1625
Lexmark Optra S 1855
Tektronix Phaser 780
詳細については,本リリース・ノートの
第 5 章 を参照してください。
10.1.2 ホチキス止め機能の制限の一部解除
DCPS は,LN32,LNM40,mL320,mL401 のオプション機能であるホチキス止めをサポートします。
DCPS V1.7-1 では,複数のファイルを含むジョブを自動的にホチキス止めすることができませんでした。 DCPS V1.8 より,ホチキス止めが要求された場合は,複数のファイルを含むジョブが自動的にホチキス止めされるようになります。
DCPS V1.7-1 では,PCL ジョブを自動的にホチキス止めすることができませんでした。 DCPS V1.8 より,ホチキス止めが要求された場合は, PCL ジョブが自動的にホチキス止めされるようになります。ホチキス止めが要求された場合, PCL ファイルはプリンタのネイティブな PCL インタプリタにより変換されるのではなく,DCPS PCL4 トランスレータを使用して PostScript に変換されます。 PCL ファイルに PCL4 以降に導入された PCL エスケープ・シーケンスが含まれる場合は,そのシーケンスは無視されます。
DCPS からホチキス止めのオプション機能を使用することについての詳細は, 第 6 章 を参照してください。
10.2 DCPS バージョン 1.8 で解決された問題
DCPS V1.8 では,次の問題が解決されました。
10.2.1 IP 名を指定した場合のシンビオントの中断
Alpha システムで DIGITAL TCP/IP Services for OpenVMS V5.0 とともに DCPS V1.7-1 またはそれ以前のバージョンを使用した場合,プリンタの TCP/IP ホスト名が DNS サーバによりアドレスに変換される際に, DCPS プリント・シンビオントが中断する可能性がありました。この問題は,VAX システムで TCP/IP Services V5.0 を使用した場合,あるいは TCP/IP Services V4.2 以前のバージョンを使用した場合は発生しませんでした。この問題は Compaq TCP/IP Services for OpenVMS, V5.1 でも解決されています。
次のような OPCOM メッセージが表示されました。
%%%%%%%%%%% OPCOM 3-MAR-1999 15:38:25.08 %%%%%%%%%%% Message from user SYSTEM on FUNYET Process SYMBIONT_407: %SYSTEM-F-STKOVF, stack overflow, PC=00000000003237A4, PS=0000001B %%%%%%%%%%% OPCOM 3-MAR-1999 15:38:25.14 %%%%%%%%%%% Message from user SYSTEM on FUNYET %QMAN-E-SYMDEL, unexpected symbiont process termination %%%%%%%%%%% OPCOM 3-MAR-1999 15:38:25.17 %%%%%%%%%%% Message from user SYSTEM on FUNYET -SYSTEM-F-STKOVF, stack overflow, PC=0000000000000000, PS=00000000 %SYSTEM-F-STKOVF, stack overflow, PC=0000000000032F1C, PS=0000001B Improperly handled condition, image exit forced. Signal arguments: Number = 0000000000000003 Name = 0000000000000554 0000000000032F1C 100000000000001B Register dump: R0 = 0000000000000000 R1 = 0000000000000554 R2 = 0000000000010220 R3 = 0000000000020018 R4 = 0000000000000000 R5 = 0000000000011588 R6 = 0000000000000000 R7 = 000000000000000B R8 = 000000007AF2EFD8 R9 = 0000000000FB132C R10 = 000000007AF2F169 R11 = 000000007AF2F5E0 R12 = 00000000000230D8 R13 = 000000007B022330 R14 = FFFFFFFF8101A7C0 R15 = 0000000000000554 R16 = 0000000000000554 R17 = 0000000000000000 R18 = 000000000000000C R19 = 0000000000000001 R20 = FFFFFFFF83BB0000 R21 = FFFFFFFDFF7FE000 R22 = FFFFFFFF800D5160 R23 = 000000007FFA1FC0 R24 = 000000007AF2EFD8 R25 = 0000000000000001 R26 = 0000000000032F1C R27 = 000000007B562E00 R28 = 100000000000001B R29 = 000000007AF2EFA0 SP = 000000007AF2EF90 PC = 0000000000032F1C PS = 100000000000001B |
10.2.2 raw TCP/IP プリント・ジョブでの遅延およびエラー
LN32,LNM40,mL320,mL401 などを含むいくつかのプリンタで raw TCP/IP 接続を使用していた場合, DCPS がジョブの間で 5 秒から 10 秒程度停止することがありました。遅延が発生する前に,次のようなエラー・メッセージがたびたび表示されました。
%DCPS-W-NOT_READY, Printer is not ready |
LN32,LN40,LNC02 などを含むいくつかのプリンタでは,プリンタが省エネルギー・モードの際にジョブを起動した場合, DCPS が次のようなメッセージを表示しました。
%DCPS-W-OFFLINE, Print Engine has gone off line |
10.2.3 ANSI GSS シーケンスによるシンビオントのクラッシュの可能性
パラメータ 0 で ANSI GSS エスケープ・シーケンスを使用した場合, ANSI トランスレータがクラッシュし,プリンタ・キューが停止しました。たとえば,次のシーケンスを使用した場合, DCPS がクラッシュし,次のようなエラー・メッセージが表示されました。
<CSI><SP>C |
%%%%%%%%%%% OPCOM 3-DEC-1999 11:48:09.85 %%%%%%%%%%% Message from user SYSTEM on RT495 Process SYMBIONT_49: %SYSTEM-F-INTDIV, arithmetic trap, integer divide by zero at PC=FFFFFFFF808A0AE8, PS=0000001B %%%%%%%%%%% OPCOM 3-DEC-1999 11:48:09.89 %%%%%%%%%%% Message from user QUEUE_MANAGE on RT495 %QMAN-E-SYMDEL, unexpected symbiont process termination %%%%%%%%%%% OPCOM 3-DEC-1999 11:48:09.89 %%%%%%%%%%% Message from user QUEUE_MANAGE on RT495 -SYSTEM-F-INTDIV, arithmetic trap, integer divide by zero at PC=0000000000000000, PS=00000000 |
10.2.4 不正にコーディングされたフォントによるフォント一覧の異常終了
LN32,LNM40 を含むいくつかのプリンタのフォント一覧を要求した場合,一覧が表示されないか PostScript エラーが表示されて出力が異常終了しました。これは,プリンタが最後に電源が投入されて以降 DCPS ANSI プリント・ジョブがそのプリンタに出力された場合に発生していました。 DCPS で作成される ANSI フォントの問題は解決され,プリンタのコンソールを使用して作成されたフォントを含む, あるいはフォント情報を必要とするユーザ作成の PostScript プログラムを使用して作成されたフォントを含むフォント一覧は,現在では正常に出力されます。
10.2.5 レイアップの使用およびプリンタ・エラーによるメモリ・リーク
レイアップ・ファイルを使用した場合, DCPS シンビオント・プロセスが徐々にメモリを消費することがありました。これはまた,特定のプリンタ・エラー・メッセージに対してもまれに発生していました。
OpenVMS Alpha V7.1-2 でのメモリ・リークについては, 第 4 章 を参照してください。
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