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18 Show Clusterユーティリティ(SHOW CLUSTER)

18.1 SHOW CLUSTERについて

OpenVMSのShow Clusterユーティリティ(SHOW CLUSTER)は,OpenVMS Cluster内のノードを監視し,クラスタの動作と性能に関する情報を表示します。SHOW CLUSTER は,システム通信サービス(SCS)データベース,接続管理データベース, ポート・データベースから情報を収集します。SHOW CLUSTERが出力する情報は,表 18-1に示すクラスに分類されます。

表 18-1 SHOW CLUSTER情報のクラス

クラス 説明
CIRCUITS ローカル・ポート名,遠隔ポートのタイプと番号, サーキット上の接続数,サーキット状態など,システム上の仮想サーキットに関する情報
CLUSTER OpenVMS Clusterを作成した時間,最後にシステムがVMScluster に追加または削除された時間,OpenVMS Clusterクォーラムなど,一般的なOpenVMS Cluster情報
CONNECTIONS ローカル・プロセスと遠隔プロセスの名前, 接続の状態など,仮想サーキットを通して確立する接続の情報
COUNTERS アプリケーション・データグラム数,送受信したアプリケーション・ メッセージ数など,接続トラフィックの累積統計
CREDITS 各接続の送信クレジットと受信クレジット
ERRORS 各ポートで発生したエラー数と,これらのポートの再初期化関連情報
LOCAL_PORTS 各ポートの名前, 番号,状態,各ポートのキューのエントリ数など,OpenVMS Clusterに対するローカル・システム・インタフェース情報
MEMBERS 各ノードの識別番号,クォーラム状態, 接続状態などのノード固有情報
SYSTEMS ノード識別番号,ノード名,ハードウェア・ タイプ,ソフトウェア・バージョンなど,OpenVMS Cluster内のすべてのシステムに関する情報

各クラスは,複数のデータ・フィールドで構成されます。たとえば, CIRCUITSクラスのフィールドは11個,ERRORSクラスは3個,SYSTEMSクラスは10 個あります。ADD (フィールド)コマンドの項に,クラスごとのフィールドを一覧しています。

SHOW CLUSTERは,必要に合わせてクラスやフィールドを追加または削除し, 必要な情報を表示するようにカスタマイズできます。たとえば, CLUSTERクラスやLOCAL_PORTSクラスに属するフィールドを追加すると,そのクラスの情報を表示する欄が表示に追加されます。

省略時の設定では,SYSTEMSクラスのNODEフィールドとSOFTWAREフィールド,MEMBERS クラスのSTATUSフィールドが表示されます。図 18-1 は,HW_TYPE,VOTES,TRANSITION_ TIMEのフィールドを省略時の表示に追加した表示のカスタマイズ例です。

図 18-1 SHOW CLUSTERレポート

SHOW CLUSTERは,ほぼ100フィールドのデータを網羅しているので,画面に収まらなくなることがよくあります。 このため,表示を制御する,次のメカニズムが用意されています。

SHOW CLUSTERには多くの修飾子とコマンド,1つの定義可能キーパッドがあり, それらを利用して表示をカスタマイズすることができます。具体的には, ウィンドウの位置を変更したり,ウィンドウの内容をスクロールしたり, 表示を更新する間隔を変更したりできます。この章では, SHOW CLUSTERの修飾子とコマンドに関するリファレンス情報を記載します。 キーパッドの使用方法については,付録 I を参照してください。

SHOW CLUSTERコマンドに慣れてくると,自分にとって本当に必要なクラスやフィールドが分かってきます。 スタートアップ初期化ファイルを作成すれば, ユーザ独自の省略時のレポート・フォーマットを設定できます。また,SHOW CLUSTER を会話形式で使用する,コマンド・プロシージャの作成やキーパッドの指定もできます。

SHOW CLUSTERの出力をカスタマイズすると,インストレーションに関連するデータだけを表示できます。SHOW_CLUSTER$INIT:SHOW_CLUSTER.INI という初期化ファイルの作成については,『OpenVMSシステム管理者マニュアル(下巻)』を参照してください。

SHOW CLUSTERのキーパッドをカスタマイズすると,省略時のキーパッドの機能をサイト固有の機能に再定義できます。SHOW CLUSTER のキーパッド・ コマンドについては,本書の付録Bを参照してください。

18.2 SHOW CLUSTER使用法の要約

Show Clusterユーティリティ(SHOW CLUSTER)は,OpenVMS Clusterシステムの動作と性能を監視し, 省略時のターミナルまたは指定した装置またはファイルに情報を出力します。

形式

SHOW CLUSTER   [/修飾子[, . . . ]]

パラメータ

なし

使用法の要約

SHOW CLUSTERを起動するには,次のコマンドを入力します。
     $ SHOW CLUSTER

SHOW CLUSTERコマンドを修飾子を付けずに指定すると,1つのクラスタ・ レポートが表示され,制御はDCLレベルに戻ります。SHOW CLUSTERのレポートを連続して表示するには, 次のコマンドを入力します。

     $ SHOW CLUSTER/CONTINUOUS

連続表示モードでは,各種のSHOW CLUSTERコマンドでレポート出力を制御できます。/OUTPUT 修飾子を付けてSHOW CLUSTERコマンドを入力すれば, SYS$OUTPUTではなく,ファイルや装置に出力できます。

連続表示モードを終了してDCLレベルに戻るには,EXITコマンドを入力するか, またはCtrl/Zを押します。画面を消去せずにSHOW CLUSTERを終了するにはCtrl/C ,SHOW CLUSTERを中断するにはCtrl/Yを押します。

18.3 SHOW CLUSTERの修飾子

この節では,SHOW CLUSTER修飾子について,例を挙げて説明します。

次の表は,修飾子の一覧です。

修飾子 説明
/BEGINNING=時間 SHOW CLUSTERセッションを開始する時間を指定する。
/CONTINUOUS SHOW CLUSTERの表示を連続的に更新するかどうかを制御する。
/ENDING=時間 SHOW CLUSTERセッションを終了する時間を指定する。
/INTERVAL=秒数 画面上に情報が表示されてから, 更新されるまでの秒数を指定する。
/OUTPUT=ファイル指定 現在のSYS$OUTPUT装置ではなく, 指定したファイルにSHOW CLUSTERの出力を送信する。

/BEGINNING=時間

SHOW CLUSTERセッションを開始する時間を指定します。絶対時刻とデルタ時間のいずれも使用できます。 また,両方を組み合わせて指定することもできます。 『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』に記述された時間値構文規則に従ってください。

将来の時間を指定すると,その指定した時間までプロセスはハイバネート状態となります。 この修飾子に/OUTPUTと/ENDINGの修飾子を付けて指定すると, ユーザが直接起動することなくSHOW CLUSTERを実行できます。

形式

    /BEGINNING =時間

パラメータ

時間

[dd-mmm-yyyy[:]][hh:mm:ss.cc]の形式による絶対時刻,または[dddd-][hh:mm:ss.cc] の形式によるデルタ時間で時間を指定します。 絶対時刻とデルタ時間を組み合わせて指定することもできます。『OpenVMSユーザーズ・ マニュアル』に記述された時間値構文規則に従ってください。

  1. $ SHOW CLUSTER/BEGINNING=31-OCT-1998:20:30
    
    絶対時刻を指定しています。1998年10月31日20時30分に,単一表示モードで出力されます。

  2. $ SHOW CLUSTER/CONTINUOUS/BEGINNING=31-OCT-1998:21:30
    
    絶対時刻を指定しています。1998年10月31日21時30分に,連続表示モードで開始されます。

  3. $ SHOW CLUSTER/BEGINNING=7-:30
    
    デルタ時間を指定しています。今から7日と30分後に,単一表示モードで出力されます。

/CONTINUOUS

連続的にSHOW CLUSTER表示を更新するかどうかを制御します。この修飾子を省略した場合, 単一表示モードで出力されます。出力後,制御はDCLコマンド・ レベルに戻ります。

連続表示モードでSHOW CLUSTERを実行すれば,SHOW CLUSTERコマンドで表示を制御できます。

形式

    /CONTINUOUS

    $ SHOW CLUSTER/CONTINUOUS
    
    15秒ごとに更新される連続レポートの表示を開始しています。

/ENDING=時間

SHOW CLUSTERセッションを終了する時間を指定します。絶対時刻とデルタ時間のいずれも使用できます。 また,両方を組み合わせて指定することもできます。 『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』に記述された時間値構文規則に従ってください。

この修飾子に/BEGINNINGと/OUTPUTの修飾子を付けて指定すると,ユーザが直接起動することなくSHOW CLUSTER を実行できます。

形式

    /ENDING =時間

パラメータ

時間

絶対時刻とデルタ時間のいずれも使用できます。また,両方を組み合わせて指定することもできます。 『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』に記述された時間値構文規則に従ってください。

    $ SHOW CLUSTER/CONTINUOUS/ENDING=31-OCT-1998:15:30
    
    連続表示モードで今から出力を開始し,1998年10月31日15時30分に終了します。

/INTERVAL=秒数

画面上に情報を表示してから,更新するまでの秒数を指定します。省略時の設定では15 秒です。

形式

    /INTERVAL =秒数

パラメータ

秒数

秒単位による表示更新の間隔

    $ SHOW CLUSTER/INTERVAL=5
    
    5秒ごとに更新される連続レポートを表示しています。

/OUTPUT=ファイル指定

現在のSYS$OUTPUT装置ではなく,指定したファイルにSHOW CLUSTERの出力を送ります。

SHOW CLUSTERの出力は,ファイル・タイプや装置タイプにかかわりなく, 必ず印刷可能なファイル形式です。132個までの欄を出力できます。また, あらゆるファイル,ターミナル,印刷装置に送信できます。

WRITEコマンドでも,ファイルへの出力を指定できます。

形式

    /OUTPUT =ファイル指定

パラメータ

ファイル指定

SHOW CLUSTERの出力先とするファイルまたは装置の名前。省略時のファイル名は,SHOW_CLUSTER.LIS です。

SYS$OUTPUT以外の装置名を指定すれば,その装置に出力できます。

    $ SHOW CLUSTER/OUTPUT=[OMALLEY]CLUSTER
    
    レポートを作成し,OMALLEYというディレクトリのファイルCLUSTER.LIS;1 に出力しています。

18.4 SHOW CLUSTERのコマンド

連続表示モードでは,各種のSHOW CLUSTERのコマンドを使用してセッションを制御できます。 次の表は,SHOW CLUSTERのコマンドの一覧です。

コマンド名 説明
@ (実行プロシージャ) SHOW CLUSTERコマンドを格納しているコマンド・ プロシージャ・ファイルを実行する。
ADD CIRCUITS 現在許可されているすべてのCIRCUITS クラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加する。
ADD CLUSTER 現在許可されているすべてのCLUSTER クラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加する。
ADD CONNECTIONS 現在許可されているすべてのCONNECTIONSクラス・フィールドを, SHOW CLUSTER表示に追加する。状態別や名前別に追加することもできる。
ADD COUNTERS 現在許可されているすべてのCOUNTERS クラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加する。
ADD CREDITS 現在許可されているすべてのCREDITSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加する。
ADD ERRORS 現在許可されているすべてのERRORSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER 表示に追加する。
ADD (フィールド) SHOW CLUSTER情報の特定のフィールドの表示を許可する。
ADD LOCAL_PORTS 現在許可されているすべてのLOCAL_PORTSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER 表示に追加する。
ADD MEMBERS 現在許可されているすべてのMEMBERS クラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加する。
ADD SYSTEMS アクティブ・システムのすべてまたは一部について, 現在許可されているすべてのSYSTEMS クラス・フィールドをSHOW CLUSTER表示に追加する。
DEFINE/KEY 等価文字列と属性を, ターミナル・キーボードのキーに対応づける。
DESELECT 選択されているウィンドウを選択解除する。
EXIT SHOW CLUSTER 表示を終了し,制御をDCLコマンド・レベルに戻す。
HELP SHOW CLUSTERのコマンド,パラメータ, 修飾子に関するヘルプ情報を,オンラインで出力する。Ctrl/Zを入力すると, 終了する。
INITIALIZE フィールド名,クラス名,フィールド幅を,元の省略時の値に再設定する。 また,REMOVE SYSTEMSコマンドで表示から削除されていたシステムを復元する。
MOVE 選択したウィンドウを指定した位置に移動する。
PAN 表示の視点を移動する。
REFRESH 画面をクリアし,外字を削除し, すべてのフィールドを更新する。
REMOVE CIRCUITS SHOW CLUSTER表示からCIRCUITSクラス情報を削除する。
REMOVE CLUSTER SHOW CLUSTER表示からCLUSTERクラス情報を削除する。
REMOVE CONNECTIONS SHOW CLUSTER 表示からCONNECTIONSクラス情報を削除する。
REMOVE COUNTERS SHOW CLUSTER表示からCOUNTERS クラス情報を削除する。
REMOVE CREDITS SHOW CLUSTER表示からCREDITSクラス情報を削除する。
REMOVE ERRORS SHOW CLUSTER表示からERRORSクラス情報を削除する。
REMOVE (フィールド) SHOW CLUSTER情報の特定のフィールドの表示を削除する。
REMOVE LOCAL_ PORTS SHOW CLUSTER表示からLOCAL_PORTSクラス情報を削除する。
REMOVE MEMBERS SHOW CLUSTER表示からMEMBERSクラス情報を削除する。
REMOVE SYSTEMS SHOW CLUSTER表示からSYSTEMS クラス情報を削除する。
SAVE 現在の表示を作成するスタートアップ初期化ファイルまたはコマンド・ プロシージャを作成する。このスタートアップ初期化ファイルやコマンド・ プロシージャを使用すれば,同じ表示を復元できる。
SCROLL ウィンドウをスクロールする。
SELECT スクロールまたは移動の対象ウィンドウを指定する。
SET AUTO_POSTIONING ウィンドウの自動位置決定機能を許可する。
SET (フィールド) 特定のフィールドの特性を変更する。
SET FUNCTION SHOW CLUSTER機能EDIT, MOVE,PAN,SCROLLのいずれかを許可する。
SET INTERVAL 表示更新間隔を変更する。省略時の時間間隔は15 秒である。
SET SCREEN 最大511カラムで構成される表示をターミナルに設定する。
WRITE ハードコピー装置で印刷できるファイルに現在の表示を出力する。

@ (実行プロシージャ)

SHOW CLUSTERコマンドを格納しているコマンド・プロシージャ・ファイルを実行します。

形式

    @   ファイル指定

パラメータ

ファイル指定

実行するコマンドを格納しているファイルの名前を指定します。ファイル・ タイプを省略した場合,省略時のファイル・タイプCOMが使用されます。 ワイルドカード文字は,ファイル指定に使用できません。

修飾子

なし

説明

実行プロシージャ(@)コマンドは,1つのファイルに格納されている複数のSHOW CLUSTER コマンドを実行します。たとえば,SHOW CLUSTER表示をカスタマイズするコマンド群を,1 つのコマンド・プロシージャ・ファイルにまとめて格納することができます。SHOW CLUSTER コマンドであれば, どれでもコマンド・プロシージャに含めることができます。

コマンド・プロシージャは,16レベルまでネストすることができます。

SHOW CLUSTERは,論理名SHOW_CLUSTER$INITが指すディレクトリでコマンド・ プロシージャを検索します。SHOW_CLUSTER$INITが定義されていない場合やディレクトリ指定を含んでいない場合, 現在の省略時のディレクトリにおいてコマンド・ プロシージャの検索が行われます。

    COMMAND> @MYFILE
    
    この例では,MYFILE.COMというコマンド・プロシージャを実行しています。 ファイル・タイプが指定されていないので,COMが使用されています。

ADD CIRCUITS

現在許可されているすべてのCIRCUITSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加します。CIRCUITSクラスには,クラスタ内のシステムの仮想サーキットに関する情報が含まれます。

形式

    ADD CIRCUITS   [/修飾子[, . . . ]]

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラスのすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。

/TYPE=ALL
形成サーキット,オープン・サーキット,クローズ・サーキットを含む, すべての種類のサーキットを表示に含めることを指定します。

/TYPE=OPEN
/TYPE=NOOPEN
オープン・サーキットまたは非オープン・サーキットを表示に追加するかどうかを制御します。

説明

ADD CIRCUITSコマンドは,CIRCUITSクラス情報をSHOW CLUSTER表示に追加します。 この情報には,現在許可されているすべてのCIRCUITSクラス・ フィールドのデータが含まれます。省略時の設定で許可されるフィールドは,RPORT_NUM ( 遠隔ポート番号),RP_TYPE (遠隔ポート・タイプ), CIR_STATE (サーキット状態)です。CIRCUITSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

ADD CIRCUITSコマンドとREMOVE CIRCUITSコマンドを使用することにより,CIRCUITS クラス情報を表示するかどうか指定できます。CIRCUITSクラスを表示からいったん削除した後, そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。 CIRCUITSクラスを削除して新しいCIRCUITSクラス・フィールドを追加すると, 削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され,新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD CIRCUITS
    
    このコマンドは,CIRCUITSクラス情報を表示に追加しています。この情報には, すべての種類のサーキットについて,許可されているCIRCUITSクラス・ フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> ADD CIRCUITS/TYPE=OPEN
    
    このコマンドは,すべてのオープン・サーキットをSHOW CLUSTER表示に追加しています。

  3. COMMAND> REMOVE CIRCUITS
    COMMAND> ADD RP_OWNER
    COMMAND> REMOVE CIRCUITS
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD CIRCUITS
    
    まず,REMOVE CIRCUITSコマンドがCIRCUITSクラスを表示から削除しています。 次に,ADD RP_OWNERコマンドがCIRCUITSクラス・フィールドRP_OWNER を表示に追加しています。この結果,他のCIRCUITSクラス・フィールドは, すべて禁止されます。再びCIRCUITSクラスを削除して追加したときに表示されるのは,RP_OWNER フィールドだけです。

ADD CLUSTER

現在許可されているすべてのCLUSTERクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加します。

形式

    ADD CLUSTER

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラス内のすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。

説明

ADD CLUSTERコマンドは,CLUSTERクラス情報をSHOW CLUSTER表示に追加します。 この情報には,現在許可されているすべてのCLUSTERクラス・ フィールドのデータが含まれます。省略時の設定で許可されるフィールドは,CL_EXPECTED_VOTES ( クラスタ・ボート予想数),CL_QUORUM (クラスタ・ クォーラム),CL_VOTES (クラスタ・ボート),QF_VOTE (クォーラム・ ディスクがボートを提供する),CL_MEMBERS (現在のクラスタ・メンバ) ,FORMED (クォーラムが形成された時間),LAST_TRANSITION (クラスタ・ メンバシップにおける最後の変更)です。CLUSTERクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

ADD CLUSTERコマンドとREMOVE CLUSTERコマンドを使用することにより, CLUSTERクラス情報を表示するかどうか指定できます。CLUSTERクラスを表示からいったん削除した後, そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。CLUSTER クラスを削除して新しいCLUSTERクラス・フィールドを追加すると,削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され, 新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD CLUSTER
    
    このコマンドは,CLUSTERクラス情報を表示に追加しています。この情報には, 許可されているCLUSTERクラス・フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> REMOVE CLUSTER
    COMMAND> ADD CL_QUORUM
    COMMAND> REMOVE CLUSTER
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD CLUSTER
    
    まず,REMOVE CLUSTERコマンドがCLUSTERクラスを表示から削除しています。 次に,ADD CL_QUORUMコマンドがCLUSTERクラス・フィールドCL_ QUORUMを表示に追加しています。この結果,他のCLUSTERクラス・フィールドは, すべて禁止されます。再びCLUSTERクラスを削除して追加したときに表示されるのは,CL_QUORUM フィールドだけです。

ADD CONNECTIONS

現在許可されているすべてのCONNECTIONSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加します。特定の状態や名前の接続だけを追加することもできます。

形式

    ADD CONNECTIONS   [/修飾子[, . . . ]]

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラス内のすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。

/NAME=ALL
REMOVE CONNECTIONS/NAME=ローカル・プロセス名 を実行して表示から削除したプロセスを復元します。

/NAME=ローカル・プロセス名
指定したローカル・プロセス名に対応する接続を追加します。ローカル・ プロセス名は,CONNECTIONSクラスのLOC_PROC_NAMEフィールドに表示されます。

ローカル・プロセス名は16文字以内です。短縮名を使用した場合,その名前に一致するすべてのローカル・ プロセス名が追加されます。

/TYPE=ALL
各サーキット上のすべての種類の接続を表示することを指定します。 接続状態の種類については,ADD (フィールド)コマンドのCON_ STATEフィールドの説明を参照してください。修飾子を付けないでADD CONNECTIONSコマンドを実行すると,すべての種類の接続が表示されます。

/TYPE=OPEN
/TYPE=NOOPEN
オープン状態と非オープン状態のどちらの接続をSHOW CLUSTER表示に追加するかを制御します。

説明

ADD CONNECTIONSコマンドは,CONNECTIONSクラス情報をSHOW CONNECTIONS表示に追加します。この情報には,現在許可されているすべてのCONNECTIONS クラス・フィールドのデータが含まれます。省略時の設定で許可されるフィールドは,LOC_PROC_NAME ( ローカル・プロセス名) とCON_STATE (接続状態)です。CONNECTIONSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

ADD CONNECTIONSコマンドとREMOVE CONNECTIONSコマンドを使用することにより,CONNECTIONS クラス情報を表示するかどうか指定できます。 CONNECTIONSクラスを表示からいったん削除した後,そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。CONNECTIONS クラスを削除して新しいCONNECTIONSクラス・ フィールドを追加すると,削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され, 新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD CONNECTIONS
    
    このコマンドは,CONNECTIONSクラス情報を表示に追加しています。この情報には, 許可されているCONNECTIONSクラス・フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> ADD CONNECTIONS/NAME=(MSCP$DISK,VMS$VAXcluster)
    
    コノコマンドは,MSCP$DISKとVMS$VAXclusterの2つのプロセスに対応するすべての接続を,SHOW CLUSTER 表示に追加しています。

  3. COMMAND> ADD CONNECTIONS/TYPE=OPEN
    
    このコマンドは,すべてのオープン接続をSHOW CLUSTER表示に追加しています。

  4. COMMAND> REMOVE CONNECTIONS
    COMMAND> ADD SCS_STATE
    COMMAND> REMOVE CONNECTIONS
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD CONNECTIONS
    
    まず,REMOVE CONNECTIONSコマンドがCONNECTIONSクラスを表示から削除しています。 次に,ADD SCS_STATEコマンドがCONNECTIONSクラス・フィールドSCS_STATE を表示に追加しています。この結果,他のCONNECTIONS クラス・フィールドは,すべて禁止されます。再びCONNECTIONSクラスを削除して追加したときに表示されるのは,SCS_STATE フィールドだけです。

ADD COUNTERS

現在許可されているすべてのCOUNTERSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加します。

形式

    ADD COUNTERS

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラス内のすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。

説明

ADD COUNTERSコマンドは,COUNTERSクラス情報をSHOW COUNTERS表示に追加します。 この情報には,現在許可されているすべてのCOUNTERSクラス・ フィールドのデータが含まれます。省略時の設定で許可されるフィールドは,DGS_SENT ( 送信したデータグラム),DGS_RCVD (受信したデータグラム) ,MSGS_SENT (送信したメッセージ),MSGS_RCVD (受信したメッセージ) です。COUNTERSクラス・フィールドの種類については,ADD (フィールド) コマンドを参照してください。

ADD COUNTERSコマンドとREMOVE COUNTERSコマンドを使用することにより,COUNTERS クラス情報を表示するかどうか指定できます。COUNTERSクラスを表示からいったん削除した後, そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。 COUNTERSクラスを削除して新しいCOUNTERSクラス・フィールドを追加すると, 削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され,新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD COUNTERS
    
    このコマンドは,COUNTERSクラス情報を表示に追加しています。この情報には, 許可されているCOUNTERSクラス・フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> REMOVE COUNTERS
    COMMAND> ADD MSGS_SENT
    COMMAND> REMOVE COUNTERS
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD COUNTERS
    
    まず,REMOVE COUNTERSコマンドがCOUNTERSクラスを表示から削除しています。 次に,ADD MSGS_SENTコマンドがCOUNTERSクラス・フィールドMSGS_SENT を表示に追加しています。この結果,他のCOUNTERSクラス・フィールドは, すべて禁止されます。再びCOUNTERSクラスを削除して追加したときに表示されるのは,MSGS_SENT フィールドだけです。

ADD CREDITS

現在許可されているすべてのCREDITSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加します。

形式

    ADD CREDITS

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラス内のすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。 修飾子を付けないでADD CREDITSコマンドを実行すると,すべてのCREDITS クラス・フィールドが表示されます。

説明

ADD CREDITSコマンドは,CREDITSクラス情報をSHOW CREDITS表示に追加します。 この情報には,現在許可されているすべてのCREDITSクラス・ フィールドのデータが含まれます。省略時の設定では,すべてのCREDITS クラス・フィールドが許可されます。CREDITSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

ADD CREDITSコマンドとREMOVE CREDITSコマンドを使用することにより, CREDITSクラス情報を表示するかどうか指定できます。CREDITSクラスを表示からいったん削除した後, そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。CREDITS クラスを削除して新しいCREDITSクラス・フィールドを追加すると,削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され, 新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD CREDITS
    
    このコマンドは,CREDITSクラス情報を表示に追加しています。この情報には, 許可されているCREDITSクラス・フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> REMOVE CREDITS
    COMMAND> ADD MIN_REC
    COMMAND> REMOVE CREDITS
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD CREDITS
    
    まず,REMOVE CREDITSコマンドがCREDITSクラスを表示から削除しています。 次に,ADD MIN_RECコマンドがCREDITSクラス・フィールドMIN_RECを表示に追加しています。 この結果,他のCREDITSクラス・フィールドは, すべて禁止されます。再びCREDITSクラスを削除して追加したときに表示されるのは,MIN_REC フィールドだけです。

ADD ERRORS

現在許可されているすべてのERRORSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER 表示に追加します。

形式

    ADD ERRORS

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラス内のすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。 修飾子を付けないでADD ERRORSコマンドを実行すると,すべてのERRORSクラス・ フィールドが表示されます。

説明

ADD ERRORSコマンドは,ERRORSクラス情報をSHOW ERRORS表示に追加します。 この情報には,現在許可されているすべてのERRORSクラス・フィールドのデータが含まれます。 省略時の設定では,すべてのERRORSクラス・ フィールドが許可されます。ERRORSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

ADD ERRORSコマンドとREMOVE ERRORSコマンドを使用することにより, ERRORSクラス情報を表示するかどうか指定できます。ERRORSクラスを表示からいったん削除した後, そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。ERRORSクラスを削除して新しいERRORS クラス・フィールドを追加すると,削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され, 新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD ERRORS
    
    このコマンドは,ERRORSクラス情報を表示に追加しています。この情報には, 許可されているERRORSクラス・フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> REMOVE ERRORS
    COMMAND> ADD ERT_MAX
    COMMAND> REMOVE ERRORS
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD ERRORS
    
    まず,REMOVE ERRORSコマンドがERRORSクラスを表示から削除しています。 次に,ADD ERT_MAXコマンドがERRORSクラス・フィールドERT_MAXを表示に追加しています。 この結果,他のERRORSクラス・フィールドは,すべて禁止されます。 再びERRORSクラスを削除して追加したときに表示されるのは,ERT_MAX フィールドだけです。

ADD (フィールド)

SHOW CLUSTER情報の特定のフィールドの表示を許可します。

形式

    ADD   フィールド名[, . . . ]

パラメータ

フィールド名

次の情報フィールドの1つ以上を,特定のクラスの表示に追加することを指定します。

CIRCUITSクラス

CIRCUITSクラスには,ローカル・ポート名,遠隔ポートのタイプと番号, サーキット上の接続数,サーキット状態など,システム上の仮想サーキットに関する情報が含まれます。

フィールド名 説明
CABLE_STATUS サーキット・パスAとBの状態。入れ替わったケーブルも表示される。 このフィールドは,CIだけに適用される。 次のように表示される。

- パスAとBが不良である。
A- パスAが正常である。
-B パスBが正常である。
A-B パスAとBが正常である。
CROSSED ケーブルが入れ替わっている。

CIR_STATE 仮想サーキットの状態。次のように表示される。

CLOSED サーキットがクローズしている。
OPEN サーキットがオープンしている。
ST_REC サーキットが通信開始信号を受信した。
ST_ SENT サーキットが通信開始信号を送信した。
VC_FAIL 仮想サーキットに障害が発生している。

LPORT_NAME サーキットに対応するローカル・ポートのVMS 装置名(PAA0, PAB0, PEA0)
NUM_ CONNECTIONS ローカル・システムと遠隔システムとの間のサーキット上の接続数
REM_STATE 遠隔ポートの状態。次のように表示される。

DISAB 遠隔ポートが禁止されている。
ENAB 遠隔ポート許可されている。
M_DISAB 遠隔ポートが保守モードにあり,禁止されている。
M_ENAB 遠隔ポートが保守モードにあり, 許可されている。
M_UNINIT 遠隔ポートが保守モードにあり,初期化されていない。
UNINIT 遠隔ポートが初期化されていない。

RP_ FUNCTIONS 遠隔ポートの機能マスク
RPORT_NUM サーキットに対応する遠隔ポートのポート番号。 このフィールドは,CIだけに適用される。
RP_OWNER 遠隔ポート所有者のポート番号
RP_REVISION 遠隔ポートのハードウェアまたはマイクロコード・ リビジョン番号
RP_TYPE サーキットに対応する遠隔ポートのタイプ。 例としては,CIMNA,KFMSA,SHAC,SII,BVPSSP (BVP Storage Systems Port),CI780,CI750,CIBCA-AとCIBCA-B,RF装置とTF装置(RF73,TF85など) ,イーサネット,PASSTH (ポートがパススルー・モードにある)などがある。
SCS_WAITERS 仮想サーキット上でSCS 制御メッセージを送信するため,待ち状態にある接続の数

CLUSTERクラス

CLUSTERクラスには,クラスタを形成した時間,最後にシステムがクラスタに追加または削除された時間, クラスタ・クォーラムなど,一般的クラスタ情報が含まれます。

フィールド名 説明
CL_EXPECTED_VOTES クラスタが遭遇したボート数。 または,接続マネージャが決定する遭遇ボート予想数。CL_ EXPECTED_VOTESの最大値,各ノードで指定するEXPECTED_VOTES値,クラスタ・ ボートの合計値CL_VOTESをもとに決定される。CL_QUORUMは, CL_EXPECTED_VOTESをもとに求める。
CL_ MEMBERS クラスタに関与しているVAXプロセッサの数
CL_QDVOTES クォーラム・ ディスクが提供するボートの数
CL_ QUORUM クラスタが正常に機能し,ユーザがクラスタを利用できるために, クラスタに存在していなければならないボートの数。CL_QUORUM は,(CLEXPECTED_VOTES + 2)を2で割った値に等しい。
CL_VOTES クラスタのすべてのメンバが同時に提供するボートの総数
FORMED クラスタが形成された時間。形式は,dd- mmm-yy hh:mm
LAST_TRANSITION 最後のシステムがクラスタに追加または削除された時間。形式は, dd-mmm-yy hh:mm
MEMSEQ ノードがクラスタに追加または削除されるたびに変わるメンバシップ状態シーケンス番号
QD_NAME クォーラム・ディスクのフル装置名
QF_ VOTE クォーラム・ディスクがクラスタ・クォーラムに対してボートを提供しているかどうかを示す。

CONNECTIONSクラス

CONNECTIONSクラスには,ローカル・プロセスと遠隔プロセスの名前,接続の状態など, 仮想サーキットを通して確立する接続の情報が含まれます。

フィールド名 説明
CON_STATE 接続の状態。次のように表示される。

ACCP_SENT 受諾要求が送信された。
CLOSED 接続が切れている。
CON_ACK 接続要求が送信され, 肯定応答された。
CON_ REC 接続要求が受信された。
CON_SENT 接続要求が送信された。
DISC_ACK 切断要求が肯定応答された。
DISC_MTCH 切断要求が一致している。
DISC_REC 切断要求が受信された。
DISC_ SENT 切断要求が送信された。
LISTEN 接続が待ち状態にある。
OPEN 接続されている。
REJ_SENT 拒否応答が送信された。
VC_FAIL 仮想サーキットに障害が発生した。

LOC_ CONID 接続のローカル・サイドの識別番号
LOC_PROC_NAME 接続に対応するローカル・ プロセスの名前
REM_CONID 接続の遠隔サイドの識別番号。 この情報は,待ち状態の接続には適用しない。
REM_PROC_NAME 接続に対応する遠隔プロセスの名前。 この情報は,待ち状態の接続には適用しない。
SCS_STATE SCS送信ブロック状態。 接続が,SCS制御ブロック・メッセージを送信するため待ち状態にある場合, 送信対象メッセージの種類を示す。次のように表示される。

ACCP_PEND 受諾要求を送信しようとしている。
CLEAR ブロック状態にない。
CON_PEND 接続要求を送信しようとしている。
CR_ PEND クレジットを送信しようとしている。
DCR_PEND 接続準備のため,クレジットを送信しようとしている。
DISC_PEND 切断要求を送信しようとしている。
REJ_ PEND 拒否要求を送信しようとしている。

COUNTERSクラス

COUNTERSクラスには,アプリケーション・データグラム数,送信または受信したアプリケーション・ メッセージ数など,接続トラフィックの統計が含まれます。

フィールド名 説明
BDT_WAITS 接続がバッファ記述子を待たなければならなかった回数
BLKS_REQ 遠隔システムからローカル・システムに対し,転送データをブロックするデータ・ ブロック要求コマンドを実行した回数
BLKS_SENT ローカル・システムから遠隔システムに対し, 転送データをブロックするデータ・ブロック送信コマンドを実行した回数
CR_WAITS 接続が送信クレジットを待たなければならなかった回数
DGS_DSCRD ポート・ドライバが破棄したアプリケーション・ データグラムの数
DGS_ RCVD 接続を通してローカル・システムが受信し,SYSAP に入力された,遠隔システムからのアプリケーション・データグラムの数
DGS_SENT 接続を通して送信したアプリケーション・ データグラムの数
KB_MAPPED ブロック転送でマップしたデータのKB 数
KB_RCVD データ要求コマンドによってローカル・ システムが受信した遠隔システムからのデータのKB 数
KB_SENT データ送信コマンドによって遠隔システムに送信したローカル・ システムからのデータのKB 数
MSGS_RCVD 接続を通して受信したアプリケーション・ データグラム・メッセージの数
MSGS_SENT 接続を通して送信したアプリケーション・ データグラム・メッセージの数

CREDITSクラス

CREDITSクラスには,各接続の送信クレジット数と受信クレジット数が含まれます。

フィールド名 説明
INIT_REC 接続が確立したときに,遠隔システムに与えた初期受信クレジット
MIN_REC 最小受信クレジット(遠隔システムが必要とした最小送信クレジット)
MIN_ SEND 最小送信クレジット
PEND_REC 遠隔システムにまだ与えていない受信クレジット
RECEIVE 受信クレジット( 遠隔システムが保持する送信クレジット)
SEND 現在の送信クレジット

ERRORSクラス

ERRORSクラスには,各ポートで発生したエラー数と,これらのポートの再初期化に関する情報が含まれます。

フィールド名 説明
ERT_COUNT ポートの初期化を試みた回数
ERT_MAX すべての仮想サーキットと接続をシャットダウンし, ポートを再初期化することによって,回復不能なポート・ エラーの回復を試みることができる回数
NUM_ERRORS システムをブートしてからポートに記録されたエラー数。 初期化時のエラーをはじめ,仮想サーキットの障害などの回復可能エラーが含まれる。DCL のSHOW DEVICEコマンドで表示されるエラー数と同じである。

LOCAL_PORTSクラス

LOCAL_PORTSクラスには,各ポートの名前,番号,状態,各ポートのキューのエントリ数など, クラスタに対するローカル・システム・インタフェース情報が含まれます。

フィールド名 説明
BUFF_DESCR 使用中のバッファ記述子の数
CMDS_QUEUED ポートが送信キューに登録した, あらゆる優先順位のメッセージ,データグラム, ポート・コマンドの合計数
COUNTER_ OWNER 現在ポート・トラフィック・カウンタを使用しているプロセスの名前
DGI_MAP 4桁の16進値で表示される16ビットのビット・マップ。各ビットは, データグラムの受信を禁止しているポートを表す
DG_OVRHD_SIZE データグラム内のポート・ヘッダ, SCSヘッダ,DECnetヘッダのバイト数
DGS_ FREE 受信コマンドについて,現在キューに登録されている空きデータグラム・ バッファの数
FORM_ CIRCS ポートからの形成サーキット(オープンされつつあるサーキット) の数
FREE_BUFF 使用できるCIバッファ記述子の数
LB_ STATUS ポートとスター・カプラをつなぐ各ケーブルのループバック状態。 このフィールドは,CIだけに適用される。次のように表示される。

A-B パスAとパスBがループバック・ テストに合格した。
A- パスAがループバック・テストに合格した。
-B パスBがループバック・テストに合格した。
- パスAとパスBがループバック・ テストに合格しなかった。
N /A ループバック・テストが実施されていない。

LOG_MAP 4 桁の16進値で表示される16ビットのビット・マップ。各ビットは,エラーが記録されたポートを表す。 ローカル・システム上の構成データベースのデータと遠隔システムのデータとの間に矛盾がある場合, エラーが記録される。 矛盾が検出され,エラーが記録されると,遠隔システムをつなぐ仮想サーキットは, 存続し得ない。
LP_ STATUS ローカル・ポートの状態。オンラインまたはオフラインである。
LP_TYPE ポートの装置タイプ(CI780,CI750)
MAX_ PORT 仮想サーキットの接続先ポートの最大ポート番号
MSGS_FREE 受信コマンドについて, 現在キューに登録されている空きメッセージ・バッファの数
MSG_HDR_SIZE メッセージ内のポート・ ヘッダとSCSヘッダのバイト数
NAME ローカル・ポートのVMS装置名
OPEN_CIRCS 接続元ポートの仮想サーキット数
POOL_WAITERS メッセージ・ バッファの非ページング・プール資源を待っているプロセスの数
PORT_NUM ポートに設定されているポート番号
PRT_MAP 3桁の16進値で表示されるビット・ マップ。各ビットは,ホスト・システムが認識しているポートを表す。
RSPS_QUEUED ポートが受信しているが, まだ処理されていない,あらゆる種類の資源の合計数

MEMBERSクラス

MEMBERSクラスには,各ノードの識別番号やメンバシップ状態など,アクティブ・ システムに関する情報が含まれます。

フィールド名 説明
ACK_LM 遠隔システムが,肯定応答を送信する前に受信できるOpenVMS Cluster メッセージの最大数
ACKR_SQ クラスタ接続を通して最後に受信した肯定応答のシーケンス番号
CNX_ STATE クラスタ接続の状態。次のように表示される。

ACCEPT 初期接続が受諾された。
CLOSED 接続が切れている。
CONNECT 初期接続が受諾処理中である。
DEAD 接続できない。
DISCONNECT 切断処理中である。
NEW 接続の試みが,まだ行われていない。
OPEN 接続されている。
REACCEPT 接続が,再接続要求を受諾処理中である。
RECONNECT 接続が,再接続しようとしている。
WAIT タイムアウトしている。

CSID クラスタ・システム識別番号。この番号は,クラスタの運用期間全体で一意である。SYS_ID とは異なり,システムを再ブートするときに変更できる。
DIR_WT ロック・マネージャ分散ディレクトリ・ウェイト
EXPECTED_VOTES 個々のノードが遭遇する最大ボート数。CL_EXPECTED_VOTES の計算に使用する。クラスタ管理者が,SYSGENのEXPECTED_VOTES パラメータを使用して設定する。

このフィールドでEXPECTED_VOTESパラメータ設定よりも小さな数値が表示される可能性もある。 そのようなことは,クラスタ・メンバをシャットダウンするために REMOVE_NODE オプションが使用された場合,または, このノードが最後に再ブートされてからSET CLUSTER/EXPECTED_ VOTES DCLコマンドが使用された場合に起こりうる。クラスタ全体で使用されるEXPECTED_VOTES の動的な値は CL_EXPECTED_VOTESフィールドであり, このフィールドは,ADD (フィールド)のCLUSTERクラス・カテゴリで説明されている。

PROTOCOL 接続管理ソフトウェアのECOレベルとプロトコル・バージョン番号
QDVOTES 遠隔システムによって指示される, クォーラム・ディスクが提供するボート数。 通常,クラスタ管理者がSYSGENのQDSKVOTESシステム・パラメータを使用して設定する。
QF_ACTIVE 遠隔システムのクォーラム・ファイルがアクセス可能であるかどうかを示す。
QF_SAME クォーラム・ ディスクとするディスクが,ローカル・システムと遠隔システムとで同じであるかどうかを示す。
QF_ WATCHER 遠隔システムがクォーラム・ディスクと接続されており, クォーラム・ディスクに直接アクセスできないメンバに代わって遠隔システムが接続状況をチェックできる。
QUORUM EXPECTED_VOTESをもとに,接続マネージャが計算する。 ノードが機能するために要する最小ボート数の初期値である。 動的なQUORUM値はCL_QUORUMフィールドであり,このフィールドは,ADD (フィールド)のCLUSTERクラス・カテゴリで説明されている。
RCVD_SQ OpenVMS Cluster接続を通して最後に受信したメッセージのシーケンス番号
RECNXINTERVAL 接続マネージャが接続をタイムアウトするまでの時間を秒単位で表示する。 ローカル・ノード上SYSGEN のRECNXINTERVALシステム・パラメータの最大値であり,接続が破壊されたことを遠隔ノード上の接続マネージャが検出するのに要する時間である。
SEND_SQ OpenVMS Cluster接続を通して送信する次のメッセージのシーケンス番号
STATUS クラスタ内のノードの状態。 次のように表示される。

blank システムがクラスタ・メンバとみなされていない。
BRK_MEM クラスタのメンバではあるが,接続マネージャはこのシステムと通信できない。
BRK_NEW システムはブートされたが, まだクラスタのメンバではなく,接続マネージャはこのシステムと通信できない。
BRK_NON 接続マネージャがシステムと通信できず,システムはクラスタのメンバでなくなっている。
BRK_REM 接続マネージャがシステムと通信できず,システムはクラスタから削除された。
MEMBER システムがクラスタのメンバである。
NEW システムはブートされたが,まだクラスタのメンバでない。システムがクラスタのメンバであるはずの状況でこのフィールドにNEW が表示されていれば, このフィールドは最終的に MEMBERに変わる。
NON システムがクラスタのメンバでない。
REMOVED システムがクラスタから削除された。

SW_VERS ノードで使用しているソフトウェアのバージョン
TRANSITION_TIME システムのメンバシップ状態が最後に変更された時間。STATUS フィールドを参照
UNACKED 遠隔システムが受信し, 肯定応答されていないOpenVMS Clusterメッセージ数
VOTES クォーラムに対して遠隔ノードが提供するボート数。 通常,クラスタ管理者がSYSGENのVOTESシステム・パラメータを使用して設定する。
WARMCDRPS CDRP空きキューに存在するCDRP数

SYSTEMSクラス

SYSTEMSクラスには,識別番号,ノード名,ハードウェア・タイプ,ソフトウェア・ バージョンなど,クラスタ内のすべてのシステムに関する情報が含まれます。

フィールド名 説明
DG_SIZE サーキットを通して送信されたデータグラムのアプリケーション・ データの最大バイト数
HW_TYPE システム・ハードウェア・タイプ(たとえば,VAXstation 3100 またはHS70)。(システム・タイプは二重引用符で囲みます。)
HW_VERS 遠隔システムのハードウェアの構成レベルとリビジョン・ レベル
INCARNATION システムのブート時に設定する一意の16 ビット16進番号
INCN_ TIME 時間で表されるインカーネーション番号。形式は, dd-mmm-yy
MSG_SIZE サーキットを通して送信されたメッセージのアプリケーション・ データの最大バイト数
NODE 遠隔システムのノード名。 通常,クラスタ管理者がSYSGENのSCSNODEシステム・パラメータを使用して設定する。 この名前は,DECnetノード名と同じとする。
NUM_CIRCUITS ローカル・ システムと遠隔システムとの間の仮想サーキット数
SOFTWARE 遠隔システムで現在使用しているオペレーティング・ システムの名前とバージョン
SYS_ID 遠隔システムの識別番号。クラスタ管理者が,SYSGEN のSCSSYSTEMIDとSCSSYSTEMIDHのシステム・パラメータを使用して設定する。 この番号は,DECnetノード番号と同じとする。

修飾子

なし

説明

ADD (フィールド)コマンドは,特定の情報フィールドを許可し, SHOW CLUSTER表示に追加します。現在表示されていないクラスのフィールドを追加すると, そのフィールドのクラス・ヘッダが表示に追加されます。 他のADD (クラス)コマンドに/ALL修飾子を付けて実行すると,そのクラスのすべてのフィールドが表示に追加されます。

SHOW CLUSTER表示からフィールドを削除するには,REMOVE (フィールド) コマンドを実行します。

  1. COMMAND> ADD SEND
    
    このコマンドは,CREDITSクラスのSENDフィールドを許可し,SHOW CLUSTER表示に追加しています。

  2. COMMAND> ADD REM_STATE,REM_CONID,LOC_CONID
    
    コノコマンドは,CIRCUITSクラスのREM_STATEフィールドとCONNECTIONSクラスのREM_CONID ,LOC_CONIDのフィールドを許可し,SHOW CLUSTER表示に追加しています。

ADD LOCAL_PORTS

現在許可されているすべてのLOCAL_PORTSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加します。

形式

    ADD LOCAL_PORTS

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラス内のすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。

説明

ADD LOCAL_PORTSコマンドは,LOCAL_PORTSクラス情報をSHOW LOCAL_PORTS表示に追加します。この情報には,現在許可されているすべてのLOCAL_PORTS クラス・フィールドのデータが含まれます。省略時の設定で許可されるフィールドは,NAME ,LP_STATUS (ポート状態), PORT_NUM (ポート番号),DGS_FREE (キューに登録された空きデータグラム) ,MSGS_FREE (キューに登録された空きメッセージ),OPEN_CIRCS (オープン・ サーキット),FORM_CIRCS (形成サーキット)です。LOCAL_PORTS クラス・フィールドの種類については,ADD (フィールド)コマンドを参照してください。

ADD LOCAL_PORTSコマンドとREMOVE LOCAL_PORTSコマンドを使用することにより,LOCAL_PORTS クラス情報を表示するかどうか指定できます。 LOCAL_PORTSクラスを表示からいったん削除した後,そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。LOCAL_PORTS クラスを削除して新しいLOCAL_PORTSクラス・ フィールドを追加すると,削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され, 新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD LOCAL_PORTS
    
    このコマンドは,LOCAL_PORTSクラス情報を表示に追加しています。この情報には, 許可されているLOCAL_PORTSクラス・フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> REMOVE LOCAL_PORTS
    COMMAND> ADD LB_STATUS
    COMMAND> REMOVE LOCAL_PORTS
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD LOCAL_PORTS
    
    まず,REMOVE LOCAL_PORTSコマンドがLOCAL_PORTSクラスを表示から削除しています。 次に,ADD LB_STATUSコマンドがLOCAL_PORTSクラス・フィールドLB_STATUS を表示に追加しています。この結果,他のLOCAL_PORTS クラス・フィールドは,すべて禁止されます。再びLOCAL_PORTSクラスを削除して追加したときに表示されるのは,LB_STATUS フィールドだけです。

ADD MEMBERS

現在許可されているすべてのMEMBERSクラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加します。

形式

    ADD MEMBERS

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラス内のすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。

説明

ADD MEMBERSコマンドは,MEMBERSクラス情報をSHOW MEMBERS表示に追加します。 この情報には,現在許可されているすべてのMEMBERSクラス・ フィールドのデータが含まれます。省略時の設定で許可されるフィールドは,STATUS です。MEMBERSクラス・フィールドの種類については,ADD (フィールド)コマンドを参照してください。

ADD MEMBERSコマンドとREMOVE MEMBERSコマンドを使用することにより, MEMBERSクラス情報を表示するかどうか指定できます。MEMBERSクラスを表示からいったん削除した後, そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。MEMBERS クラスを削除して新しいMEMBERSクラス・フィールドを追加すると,削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され, 新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD MEMBERS
    
    このコマンドは,MEMBERSクラス情報を表示に追加しています。この情報には, 許可されているMEMBERSクラス・フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> REMOVE MEMBERS
    COMMAND> ADD VOTES
    COMMAND> REMOVE MEMBERS
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD MEMBERS
    
    まず,REMOVE MEMBERSコマンドがMEMBERSクラスを表示から削除しています。 次に,ADD VOTESコマンドがMEMBERSクラス・フィールドVOTESを表示に追加しています。 この結果,他のMEMBERSクラス・フィールドは,すべて禁止されます。 再びMEMBERSクラスを削除して追加したときに表示されるのは,VOTES フィールドだけです。

ADD SYSTEMS

アクティブなシステムのすべてまたは一部について,現在許可されているすべてのSYSTEMS クラス・フィールドを,SHOW CLUSTER表示に追加します。

形式

    ADD SYSTEMS   [/修飾子[, . . . ]]

パラメータ

なし

修飾子

/ALL
クラス内のすべてのフィールドを表示に追加することを指定します。

/ID=ALL
IDで選択したシステムを削除した後,表示を復元します。

/ID=システム識別子
SHOW CLUSTER表示に追加するシステムを,システム識別番号で指定します。SYSTEMS クラスのSYS_IDに表示されるシステム識別子を指定します。16 進値を使用する場合は,番号の前に%Xを付けます。

/ID修飾子は,SYSTEMSクラスだけではなく,指定したシステムのすべての情報に適用されます。

/NODE=ALL
ノード名で選択したシステムを削除した後,表示を復元します。

/NODE=ノード名
SHOW CLUSTER表示に追加するシステムを,ノード名で指定します。 SYSTEMSクラスのNODEフィールドに表示されるノード名を指定します。 二重引用符で囲んで指定することができます。/NODE修飾子は, SYSTEMSクラスだけではなく,指定したノードのすべての情報に適用されます。

/TYPE=ALL
タイプで選択したシステムを削除した後,表示を復元します。

/TYPE=ハードウェア・タイプ
SHOW CLUSTER表示に追加するシステムを,ハードウェア・タイプで指定します。HW_TYPE フィールドに表示されるタイプを指定し,"VAX8800"のように二重引用符で囲みます。 二重引用符で囲んだテキストは短縮できるので, たとえばVAXstation IIとVAXstation 2000を1つのコマンドで追加することができます。 複数のタイプを指定する場合は,タイプをコンマで区切り, リスト全体を括弧で囲みます。ハードウェア・タイプの大小文字は区別されません。

/TYPE修飾子は,SYSTEMSクラスだけではなく,指定したハードウェア・タイプのすべての情報に適用されます。

説明

ADD SYSTEMSコマンドは,SYSTEMSクラス情報をSHOW SYSTEMS表示に追加します。 この情報には,現在許可されているすべてのSYSTEMSクラス・ フィールドのデータが含まれます。省略時の設定で許可されるフィールドは,NODE とSOFTWAREです。SYSTEMSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

ADD SYSTEMSコマンドとREMOVE SYSTEMSコマンドを使用することにより, SYSTEMSクラス情報を表示するかどうか指定できます。SYSTEMSクラスを表示からいったん削除した後, そのフィールドをまったく変更せずに再び追加すると, 削除する前と同じフィールドがすべて表示されます。SYSTEMS クラスを削除して新しいSYSTEMSクラス・フィールドを追加すると,削除する前に許可されていたフィールドはすべて禁止され, 新しく追加したフィールドだけが表示されます。

  1. COMMAND> ADD SYSTEMS
    
    このコマンドは,SYSTEMSクラス情報を表示に追加しています。この情報には, 許可されているSYSTEMSクラス・フィールドがすべて含まれます。

  2. COMMAND> ADD SYSTEMS/NODE=(PISHTA,ELF)
    
    このコマンドは,PISHTAというノードとELFというノードをSHOW CLUSTER 表示に追加し,これらのノードについて現在許可されている情報をすべて出力しています。

  3. COMMAND> ADD SYSTEMS/TYPE=("VAX 8800","MicroVAX 2000")
    
    このコマンドは,VAX 8800とMicroVAX 2000のすべてのプロセッサをSHOW CLUSTERに追加し,これらのハードウェア・タイプについて現在許可されている情報をすべて出力しています。

  4. COMMAND> REMOVE SYSTEMS
    COMMAND> ADD SYS_ID
    COMMAND> REMOVE SYSTEMS
       .
       .
       .
    COMMAND> ADD SYSTEMS
    
    まず,REMOVE SYSTEMSコマンドがSYSTEMSクラスを表示から削除しています。 次に,ADD SYS_IDコマンドがSYSTEMSクラス・フィールドSYS_IDを表示に追加しています。 この結果,他のSYSTEMSクラス・フィールドは,すべて禁止されます。 再びSYSTEMSクラスを削除して追加したときに表示されるのは,SYS_ID フィールドだけです。

DEFINE/KEY

等価文字列と属性を,ターミナル・キーボードのキーに対応づけます。 /KEY修飾子が必要です。

形式

    DEFINE/KEY   キー名   等価文字列

パラメータ

キー名

定義対象キーの名前を指定します。キー名は,次のとおりです。

キー名 LK201 VT100タイプ VT52
PF1 PF1 PF1 [blue]
PF2 PF2 PF2 [red]
PF3 PF3 PF3 [gray]
PF4 PF4 PF4 - -
KP0, KP1〜KP9 0, 1〜9 0, 1〜9 0, 1〜9
PERIOD . . .
COMMA , , n/a
MINUS - - n /a
ENTER Enter ENTER ENTER
Find (E1) Find - - - -
Insert Here (E2) Insert Here - - - -
Remove (E3) Remove - - - -
Select (E4) Select - - - -
Prev Screen (E5) Prev Screen - - - -
Next Screen (E6) Next Screen - - - -
HELP Help - - - -
DO Do - - - -
F17〜F20 F17 〜F20 - - - -

等価文字列

キーを押したときに処理する文字列を指定します。SHOW CLUSTERコマンドを文字列として指定することができます。 文字列に空白文字を含める場合は, 二重引用符で文字列を囲みます。

修飾子

/ECHO (省略時の値)
/NOECHO
キーを押した後に,キーに対応する等価文字列を画面上に表示するかどうかを制御します。/NOTERMINATE 修飾子を指定する場合,/NOECHOは使用できません。

/ERASE
/NOERASE (省略時の設定)
キーを解釈する前に現在の行を消去するかどうかを制御します。

/IF_STATE=(状態名, . . . )
/NOIF_STATE
1つ以上の状態を指定します。指定した状態の中の1つが有効でなければ, キー定義は適用されません。/IF_STATE修飾子を省略した場合や/NOIF_STATE を使用した場合は,現在の状態が使用されます。

/LOCK_STATE
/NOLOCK_STATE (省略時の設定)
明示的に変更しないかぎり,/SET_STATE修飾子で設定した状態が有効であることを指定します。/NOLOCK_STATE 修飾子を指定すると,/SET_ STATEで設定した状態が適用されるのは,次に押すキーまたは次に入力する読み込み終了文字に対してだけです。

/LOCK_STATE修飾子を指定できるのは,/SET_STATE修飾子を指定した場合に限定されます。

/LOG (省略時の値)
/NOLOG
キー定義が正常終了したことを示すメッセージを表示するかどうかを制御します。

/SET_STATE=状態名
/NOSET_STATE (省略時の設定)
指定した状態名を,キーを押したときに設定します。状態名は英数文字列です。

/SET_STATE修飾子を省略した場合や/NOSET_STATEを指定した場合,ロックされている現在の状態がそのまま適用されます。 この修飾子を付けないでキー定義を行った場合, 現在の状態を変更するにはDCLコマンドのSET KEY を実行します。

/TERMINATE
/NOTERMINATE (省略時の設定)
キーを押したときに,現在の等価文字列を終了するかどうか,つまり処理するかどうかを指定します。Return を押した場合,効果は/TERMINATE と同じです。

/NOTERMINATE修飾子を指定すれば,プロンプトの後でコマンド行にテキストを入力するキー定義を作成したり, 入力中のテキストにテキストを挿入するキー定義を作成したりできます。

説明

DEFINE/KEYコマンドにより,ターミナルのキーに定義を設定できます。 設定できるターミナルは,VT52,VT100シリーズをはじめ,キーボードがLK201 のVT200シリーズなどです。

等価文字列には,異なる種類の情報やSHOW CLUSTERコマンドを定義できます。 テキスト文字列を入力するキーを定義する場合,/NOTERMINATE修飾子を指定すれば, 文字列を入力した後にも入力を続けられます。

エコー機能は,ほとんどの場合に利用すると思われます。省略時の設定は,/ECHO です。/ECHO修飾子が設定されている場合,キーを押すたびに, そのキー定義が画面上に表示されます。

/STATE修飾子を指定すれば,より多くのキー定義を利用できます。定義ごとに別の状態を指定すれば,1 つのキーにいくつでも定義を設定できます。 状態名には,英数字,ドル記号,アンダスコアを使用できます。覚えやすく, 入力しやすいだけではなく,どのような定義を設定したかが分かるような状態名を設定すると便利です。

    Command> DEFINE/KEY PF3 "LOCAL_PORT"/NOTERMINATE
    
    このコマンドは,"LOCAL_PORT"テキスト文字列を出力するよう,PF3キーを定義しています。 このキーをADDキーを使用すれば,ADD LOCAL_PORTコマンドを実行できます。

DESELECT

選択されているウィンドウを選択解除します。MOVEコマンドの次にDESELECT コマンドを実行すると,ウィンドウの選択が解除され,移動します。MOVE コマンドおよびSELECTコマンドも参照してください。

形式

    DESELECT

パラメータ

なし

修飾子

なし

    Command> DESELECT
    
    DESELECTコマンドを実行すると,選択されていたウィンドウが選択解除され, 強調表示も解除されます。

EXIT

SHOW CLUSTER表示を終了して,制御をDCLコマンド・レベルに戻します。 Ctrl/Zを押しても終了できます。

形式

    EXIT

パラメータ

なし

修飾子

なし

    COMMAND> EXIT
    
    このコマンドは,SHOW CLUSTER表示を終了し,制御をDCLコマンド・レベルに戻しています。

HELP

SHOW CLUSTERのコマンド,パラメータ,修飾子の使用方法に関するヘルプ情報を, オンラインで出力します。Ctrl/Zを押すと終了します。

形式

    HELP   [キーワード . . . ]

パラメータ

キーワード

ヘルプ情報を出力するコマンド,パラメータ,修飾子を指定します。 キーワードを省略した場合,ヘルプ・トピックのリストが表示され,キーワード入力を指示するプロンプトが表示されます。

修飾子

なし

  1. COMMAND> HELP INITIALIZE
    
    このコマンドは,SHOW CLUSTERのINITIALIZEコマンドに関するヘルプ情報を表示しています。

  2. COMMAND> HELP FIELDS
    
    このコマンドは,ADD,REMOVE,SETの各コマンドで指定できるフィールド名に関するヘルプ情報を表示しています。

INITIALIZE

フィールド名,クラス名,フィールド幅の元の省略時の値を使用して表示を再設定します。REMOVE SYSTEMS コマンドで表示から削除されていたシステムの復元も行います。

形式

    INITIALIZE

パラメータ

なし

修飾子

なし

説明

INITIALIZEコマンドは,SHOW CLUSTER表示を省略時の設定に再設定し,SYSTEMS クラスとMEMBERSクラスのデータを含んでいるSCSウィンドウとします。 ノード名,ソフトウェア・バージョン,クラスタ・メンバの状態が表示されます。

SAVEコマンドを使用して初期化ファイルに複数のコマンドを定義している場合, ファイルの始めにINITIALIZEコマンドが自動的に挿入されます。コマンド・ プロシージャを作成する場合,INITIALIZEコマンドを最初に定義してください。 こうすることにより,作業を始めるときの最初の表示状態を把握できます。

    COMMAND> INITIALIZE
    
    このコマンドは,現在の表示を省略時の表示に再設定し,削除されていたシステムを復元します。

MOVE

選択したウィンドウを指定した位置に移動します。

形式

    MOVE   方向  

パラメータ

方向

ウィンドウを移動する方向を指定します。このパラメータを指定しない場合, 指定を求めるプロンプトが表示されます。次のいずれかのキーワードを指定します。
UP
DOWN
RIGHT
LEFT

ウィンドウを移動するカラム数または行数。1〜511の数値を指定します。 数値を入力しない場合,入力を指示するプロンプトが表示されます。

修飾子

なし

説明

MOVEコマンドにより,ウィンドウの位置を手作業で変更できます。 1つのウィンドウだけがSHOW CLUSTER表示にある場合,MOVEコマンドを直接実行できます。 複数のウィンドウがある場合は,ウィンドウを選択してから(SELECT ウィンドウ名) MOVEコマンドを実行します。MOVEコマンドは, 暗黙にAUTO_POSITIONINGを禁止します。

選択したウィンドウを移動するには,コマンド・プロンプトに対してMOVE コマンドを入力するか,またはMOVEコマンドが定義されている矢印キーを押します。SET FUNCTION MOVE コマンドを実行すると,MOVE UP 1,MOVE DOWN 1,MOVE RIGHT 1,MOVE LEFT 1が方向キーに再定義されます。

MOVEコマンドを実行すると,カラム単位(横方向)または行単位(縦方向) に,ウィンドウの位置が変わります。新しいウィンドウ位置の周囲に,空のフレームが表示されます。 その位置でよければ,DESELECTコマンドを実行します。 この結果,その位置にウィンドウが移動します。ウィンドウを選択解除する前にもう一度SELECT コマンドを実行した場合も,ウィンドウが新しい位置に移動します。


注意
MOVE機能が設定された矢印キーは,DCL 行モード編集用の機能を果たしません。SET FUNCTIONコマンドで一度に許可できる機能は1 つだけです。

    Command> SELECT CLUSTER
    Command> MOVE RIGHT 10
    Command> DESELECT
    
    CLUSTERウィンドウを10カラムだけ右に移動しています。

PAN

大きな表示領域の中で視点を移動させて一部を表示します。

形式

    PAN   方向  

パラメータ

方向

表示をパンする方向を指定します。このパラメータを指定しない場合, 指定を求めるプロンプトが表示されます。次のいずれかのキーワードを指定します。
UP
DOWN
RIGHT
LEFT

表示をパンするカラム数または行数。1〜511の数値を指定します。数値を指定しない場合, 指定を求めるプロンプトが表示されます。

修飾子

なし

説明

PANコマンドは,表示全体をカラム単位(横方向)と行単位(縦方向) に視点移動します。この結果,画面からはみ出ている部分を表示できます。

表示は,PANコマンドで指定した方向とは逆の方向に移動します。たとえば,PAN LEFT 10 を実行すると,カメラでパンする場合と同じように,10 カラムだけ右に表示が移動します。

表示をパン(移動)するには,コマンド・プロンプトに対してPANコマンドを入力するか, またはPANコマンドとして定義されている矢印キーを使用します。SET FUNCTION PAN コマンドを入力すると,上向き矢印キーはPAN UP 1,下向き矢印キーはPAN DOWN 1,右向き矢印キーはPAN RIGHT 1,左向き矢印キーはPAN LEFT 1 としてそれぞれ再定義されます。


注意
PAN機能が設定された矢印キーは,DCL 行モード編集用の機能を果たしません。SET FUNCTIONコマンドで一度に許可できる機能は1 つだけです。

    Command> PAN DOWN 10
    
    このコマンドは,表示を10行だけパンしています。

REFRESH

画面をクリアし,外字を削除し,すべてのフィールドを更新します。 Ctrl/Wを押した場合も効果は同じです。

形式

    REFRESH

パラメータ

なし

修飾子

なし

    Command> REFRESH
    
    このコマンドは,画面をクリアし,外字を削除し,すべてのフィールドを更新しています。

REMOVE CIRCUITS

SHOW CLUSTER表示からCIRCUITSクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE CIRCUITS   [/修飾子[, . . . ]]

パラメータ

なし

修飾子

/TYPE=ALL
形成サーキット,オープン・サーキット,クローズ・サーキットを含む, 各システム上のすべての種類のサーキットを表示から削除することを指定します。 修飾子を付けずにREMOVE CIRCUITSコマンドを実行すると, すべての種類のサーキットが表示から削除されます。

/TYPE=OPEN
/TYPE=NOOPEN
オープン・サーキットまたは非オープン・サーキットを表示から削除するかどうかを制御します。

説明

REMOVE CIRCUITSコマンドは,SHOW CLUSTER表示からCIRCUITSクラス情報を削除します。 この情報には,現在許可されているCIRCUITSクラス・ フィールドすべてのデータが含まれます。CIRCUITSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

  1. COMMAND> REMOVE CIRCUITS
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのCIRCUITSクラス・フィールドを表示から削除しています。

  2. COMMAND> REMOVE CIRCUITS/TYPE=OPEN
    
    このコマンドは,すべてのオープン・サーキットを表示から削除しています。

REMOVE CLUSTER

SHOW CLUSTER表示からCLUSTERクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE CLUSTER

パラメータ

なし

修飾子

なし

説明

REMOVE CLUSTERコマンドは,SHOW CLUSTER表示からCLUSTERクラス情報を削除します。 この情報には,現在許可されているすべてのCLUSTER クラス・フィールドのデータが含まれます。CLUSTERクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

    COMMAND> REMOVE CLUSTER
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのCLUSTERクラス・フィールドを表示から削除しています。

REMOVE CONNECTIONS

SHOW CLUSTER表示からCONNECTIONSクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE CONNECTIONS   [/修飾子[, . . . ]]

パラメータ

なし

修飾子

/NAME=ALL
現在表示されている接続をすべて削除します。この修飾子を付けて表示をクリアし, 改めてADD CONNECTIONS/NAME=ローカル・プロセス名 で特定の接続を追加することができます。

/NAME=ローカル・プロセス名
表示から削除する接続のローカル・プロセス名を指定します。ローカル・ プロセス名は16文字以内で,LOC_PROC_NAMEフィールドに表示されます。 短縮したローカル・プロセス名を指定した場合,短縮名に一致するすべてのローカル・ プロセス名が削除されます。

/TYPE=ALL
各サーキット上のすべての種類の接続をSHOW CLUSTER表示から削除することを指定します。

/TYPE=OPEN
/TYPE=NOOPEN
オープン状態または非オープン状態の接続をSHOW CLUSTER表示から削除するかどうかを制御します。

説明

REMOVE CONNECTIONSコマンドは,SHOW CLUSTER表示からCONNECTIONS クラス情報を削除します。この情報には,現在許可されているすべてのCONNECTIONS クラス・フィールドのデータが含まれます。 CONNECTIONSクラス・フィールドの種類については,ADD (フィールド)コマンドを参照してください。

  1. COMMAND> REMOVE CONNECTIONS
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのCONNECTIONSクラス・フィールドを表示から削除しています。

  2. COMMAND> REMOVE CONNECTIONS/NAME=(VMS$DISK_CL_DRVR,VMS$TAPE_CL_DRVR)
    
    このコマンドは,ローカル・プロセス名VMS$DISK_CL_DRVRとVMS$TAPE_CL_ DRVRに対応するCONNECTIONSクラス・フィールドをSHOW CLUSTER表示から削除しています。

  3. COMMAND> REMOVE CONNECTIONS/TYPE=OPEN
    
    このコマンドは,すべてのOPEN接続をSHOW CLUSTER表示から削除しています。

REMOVE COUNTERS

SHOW CLUSTER表示からCOUNTERSクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE COUNTERS

パラメータ

なし

修飾子

なし

説明

REMOVE COUNTERSコマンドは,SHOW CLUSTER表示からCOUNTERSクラス情報を削除します。 この情報には,現在許可されているすべてのCOUNTERS クラス・フィールドのデータが含まれます。COUNTERSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

    COMMAND> REMOVE COUNTERS
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのCOUNTERSクラス・フィールドを表示から削除しています。

REMOVE CREDITS

SHOW CLUSTER表示からCREDITSクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE CREDITS

パラメータ

なし

修飾子

なし

説明

REMOVE CREDITSコマンドは,SHOW CLUSTER表示からCREDITSクラス情報を削除します。 この情報には,現在許可されているすべてのCREDITS クラス・フィールドのデータが含まれます。CREDITSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

    COMMAND> REMOVE CREDITS
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのCREDITSクラス・フィールドを表示から削除しています。

REMOVE ERRORS

SHOW CLUSTER表示からERRORSクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE ERRORS

パラメータ

なし

修飾子

なし

説明

REMOVE ERRORSコマンドは,SHOW CLUSTER表示からERRORSクラス情報を削除します。 この情報には,現在許可されているすべてのERRORSクラス・ フィールドのデータが含まれます。ERRORSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

    COMMAND> REMOVE ERRORS
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのERRORSクラス・フィールドを表示から削除しています。

REMOVE (フィールド)

特定のSHOW CLUSTER情報フィールドの表示を禁止します。

形式

    REMOVE   フィールド名[, . . . ]

パラメータ

フィールド名

特定のクラスの中で,表示から削除するフィールドを1つ以上指定します。 複数のフィールド名を指定する場合,フィールド名をコンマで区切ります。 フィールド名の種類については,ADD (フィールド)コマンドの説明を参照してください。

修飾子

なし

  1. COMMAND> REMOVE SOFTWARE
    
    このコマンドは,SYSTEMSクラスのSOFTWAREというフィールドを表示から削除しています。

  2. COMMAND> REMOVE SOFTWARE,RP_TYPE,CON_STATE
    
    このコマンドは,SOFTWARE,RP_TYPE,CON_STATEという各フィールドを表示から削除しています。

REMOVE LOCAL_PORTS

SHOW CLUSTER表示からLOCAL_PORTSクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE LOCAL_PORTS

パラメータ

なし

修飾子

なし

説明

REMOVE LOCAL_PORTSコマンドは,LOCAL_PORTSクラス情報を削除します。LOCAL_PORTS クラス・フィールドの種類については,ADD (フィールド) コマンドを参照してください。

    COMMAND> REMOVE LOCAL_PORTS
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのLOCAL_PORTSクラス・フィールドを表示から削除しています。

REMOVE MEMBERS

SHOW CLUSTER表示からMEMBERSクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE MEMBERS

パラメータ

なし

修飾子

なし

説明

REMOVE MEMBERSコマンドは,SHOW CLUSTER表示からMEMBERSクラス情報を削除します。 この情報には,現在許可されているすべてのMEMBERS クラス・フィールドのデータが含まれます。MEMBERSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

    COMMAND> REMOVE MEMBERS
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのMEMBERSクラス・フィールドを表示から削除しています。

REMOVE SYSTEMS

SHOW CLUSTER表示からSYSTEMSクラス情報を削除します。

形式

    REMOVE SYSTEMS   [/修飾子[, . . . ]]

パラメータ

なし

修飾子

/ID=ALL
すべてのシステム情報をSHOW CLUSTER表示から削除します。この修飾子で表示をクリアした後,ADD SYSTEMS/ID= システム識別子 を実行すれば, 改めて特定のシステムだけを追加することができます。

/ID=システム識別子
SHOW CLUSTER表示から削除するシステムを,システム識別子で指定します。CLUSTER レポートのSYSTEMSクラスのSYS_IDフィールドに表示されるシステム識別子を指定してください。

/ID修飾子は,SYSTEMSクラスだけではなく,指定したシステムのすべての情報に適用されます。

/NODE=ALL
すべてのシステム情報をSHOW CLUSTER表示から削除します。この修飾子で表示をクリアした後,ADD SYSTEMS/NODE= システム識別子 を実行すれば,改めて特定のシステムだけを追加することができます。

/NODE=ノード名
SHOW CLUSTER表示から削除するシステムを,ノード名で指定します。/NODE 修飾子は,SYSTEMSクラスだけではなく,指定したシステムのすべての情報に適用されます。

/TYPE=ALL
すべてのシステム情報をSHOW CLUSTER表示から削除します。この修飾子で表示をクリアした後,ADD SYSTEMS/TYPE= ハードウェア・タイプ を実行すれば,改めて特定のシステムだけを追加することができます。

/TYPE=ハードウェア・タイプ
SHOW CLUSTER表示から削除するシステムを,ハードウェア・タイプで指定します。HW_TYPE フィールドに表示されるタイプを,"VAX 8800"のように二重引用符で囲んで指定してください。 二重引用符で囲めばテキストを短縮できるので, たとえばVAXstation IIとVAXstation 2000を1つのコマンドで削除することができます。 複数のタイプを指定する場合は,各タイプをコンマで区切り, リスト全体を括弧で囲みます。ハードウェア・タイプの大小文字は区別されません。

/TYPE修飾子は,SYSTEMSクラスだけではなく,指定したハードウェア・タイプのすべての情報に適用されます。

説明

REMOVE SYSTEMSコマンドは,SHOW CLUSTER表示からSYSTEMSクラス情報を削除します。 この情報には,現在許可されているすべてのSYSTEMS クラス・フィールドのデータが含まれます。SYSTEMSクラス・フィールドの種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

  1. COMMAND> REMOVE SYSTEMS
    
    このコマンドは,現在許可されているすべてのSYSTEMSクラス・フィールドを表示から削除しています。

  2. COMMAND> REMOVE SYSTEMS/ID=(1976,206)
    
    このコマンドは,1976または206の識別子を持つシステムをSHOW CLUSTER 表示から削除しています。

  3. COMMAND> REMOVE SYSTEMS/TYPE="VAX 8800"
    
    このコマンドは,すべてのVAX 8800システムをSHOW CLUSTER表示から削除しています。

SAVE

現在の表示を出力するスタートアップ初期化ファイルやコマンド・プロシージャを作成します。 作成した初期化ファイルやコマンド・プロシージャを実行することにより, いつでも表示を復元できます。

形式

    SAVE   [ファイル指定]

パラメータ

ファイル指定

コマンド・ファイルを指定します。省略時のファイル名は,SHOW_ CLUSTER.COMです。このファイルはASCIIファイルなので編集できます。

修飾子

なし

説明

SAVEコマンドは,スタートアップ初期化ファイルやコマンド・プロシージャを作成します。 作成した初期化ファイルやコマンド・プロシージャは, その後のSHOW CLUSTERセッションで利用できます。SAVEコマンドの使用方法は, 次のとおりです。

  1. SHOW CLUSTERコマンドを使用して,表示をカスタマイズする。

  2. SAVEコマンドを実行する。

    コマンド・プロシージャの省略時の名前は,SHOW_CLUSTER.COMです。 別の名前を使用したい場合は,SAVEコマンドのコマンド行に指定します。 スタートアップ初期化ファイルは,.INIファイルとします。

  3. ファイルを編集する。

SAVEコマンドで作成したファイルは,ASCIIファイルです。SAVEコマンドは, ファイルの1行目にINITIALIZEコマンドを挿入します。この結果,初期化ファイルやコマンド・ プロシージャは,必ず省略時の表示で始まります。

SAVEコマンドは,入力した順と同じ順にSHOW CLUSTERコマンドをファイルに格納しない可能性があります。 したがって,コマンドの順序が正しくなるように, ファイルを編集しなければならない可能性があります。また,SAVE コマンドが作成するコマンドは1つのレコードに制限されているため, 特定のコマンド・プロシージャの効率が低下する可能性があります。 たとえば,SAVEコマンドはADD class,ADD class /ALL,ADD (Field) コマンドを別々に処理します。ADD classコマンドとADD (Field)コマンドを組み合わせて,ADD class ,fieldコマンドは作成されません。

また,"REMOVE (フィールド)"コマンドは,SAVEコマンドでは使用しません。 たとえば,次の例では,CIRCUITSクラスのすべてのフィールドを追加してから,CIRCUITS クラスのフィールドを1つ削除します。

     Command> ADD CIRCUITS/ALL
     Command> REMOVE RP_TYPE

SAVEコマンドは,1つのフィールドを削除するのではなく,RP_TYPE以外のCIRCUITS クラス・フィールドをそれぞれ追加するコマンドを格納したファイルを作成します。

     ADD LPORT_NAME,RPORT_NUM,RP_OWNER,NUM_CONNECTIONS,CIR_STATE
     ADD REM_STATE,CABLE_STATUS,RP_REVISION,RP_FUNCTIONS,SCS_WAITERS

    Command> ADD CLUSTER
    Command> REMOVE SOFTWARE
    Command> SAVE
    
    1番目と2番目のコマンドは,SHOW CLUSTER表示をカスタマイズしています。3 番目のSAVEコマンドは,次のコマンドを格納するコマンド・ファイルSHOW_CLUSTER.COM を作成します。
         INITIALIZE
         ADD CLUSTER
         REMOVE SYSTEMS
         ADD NODE
    

SCROLL

ウィンドウをスクロールします。

形式

    SCROLL   方向  

パラメータ

方向

ウィンドウをスクロールする方向です。このパラメータを指定しない場合, 指定を求めるプロンプトが表示されます。次のいずれかのキーワードを指定してください。
UP
DOWN
RIGHT
LEFT

ウィンドウをスクロールするフィールド数または行数です。1〜511の数値を指定します。 数値を指定しない場合,指定を求めるプロンプトが表示されます。

修飾子

なし

説明

SCROLLコマンドにより,フィールド単位(横方向)と行単位(縦方向) でウィンドウを高速検索できます。複数のウィンドウを別々にスクロールできます。 ただし,AUTO_POSITIONINGをONに設定している場合,1つのウィンドウがスクロールされるとともに他のウィンドウの位置も変わる場合があります。

ウィンドウが1つだけしか表示されていない場合には,ウィンドウをスクロールするためにSCROLL コマンドを入力します。複数のウィンドウが表示されている場合には, まず,SELECTコマンドを入力してウィンドウを選択しなければなりません。 選択したウィンドウは強調表示されます。 SCROLLコマンドはコマンド行に入力するか,または矢印キーを押して入力します。SET FUNCTION SCROLL コマンドを入力すると,上向き矢印キーはSCROLL UP 1 ,下向き矢印キーはSCROLL DOWN 1,右向き矢印キーはSCROLL RIGHT 1,左向き矢印キーはSCROLL LEFT 1にそれぞれ再定義されます。

ウィンドウ・フィールドの横行と縦行で位置を確認します。縦方向にスクロールした場合, ウィンドウ・ヘッダは動きません。


注意
SCROLL機能が設定された矢印キーは,DCL 行モード編集用の機能を果たしません。SET FUNCTIONコマンドで一度に許可できる機能は1 つだけです。

    Command> SELECT SCS
    Command> SCROLL UP 10
    Command> DESELECT
    
    このコマンドは,SCSウィンドウを10行だけ上にスクロールしています。

SELECT

スクロール,移動,またはパンするウィンドウを指定します。

形式

    SELECT   [ウィンドウ名]

パラメータ

ウィンドウ名

選択するウィンドウの名前です。SCS,LOCAL_PORTS,CLUSTERのいずれかのウィンドウ名を指定できます。

修飾子

なし

説明

SHOW CLUSTER表示に複数のウィンドウが存在する場合,プロンプトに対してSELECT コマンドを入力するか,またはSELECTキーを押すことによって, 作業対象とするウィンドウを指定する必要があります。

SELECTキーを押した場合やウィンドウ名を指定せずにSELECTコマンドを実行した場合, 自動的にウィンドウが選択されます。SELECTキーを押すたびに, ウィンドウを画面に追加した順序でウィンドウが切り替わります。 SELECTコマンドを実行するたびに,前に選択されていたウィンドウが終了します。 現在選択されているウィンドウは,強調表示されます。最後のウィンドウが選択されているときにSELECT キーを押すと,最初のウィンドウに戻ります。

SELECTコマンドで移動,パンまたはスクロールするウィンドウを選択した後,DESELECT コマンドを入力するか,他のウィンドウを選択すれば,現在のウィンドウの操作が終了します。 詳細については,SET FUNCTION, SCROLL,PAN,MOVEの各コマンドの項を参照してください。

    Command> SELECT LOCAL_PORTS
    
    このコマンドは,LOCAL_PORTSウィンドウを選択しています。このウィンドウに対して,MOVE 処理やSCROLL処理を実行することができます。

SET AUTO_POSITIONING

表示内におけるウィンドウの自動位置決定を許可または禁止します。

形式

    SET AUTO_POSITIONING   キーワード

パラメータ

キーワード

表示内でウィンドウの位置を自動的に決定するかどうかを指定します。 省略時の設定では,AUTO_POSITIONINGが許可されます。キーワードは, 次のとおりです。
ON
OFF

修飾子

なし

説明

省略時の設定では,SHOW CLUSTERは,追加された順序とサイズに従って, ウィンドウの位置を自動的に決定します。AUTO_POSITIONINGがONに設定されているとき, ウィンドウ同士は重なり合いませんが,全体または一部が画面からはみ出る可能性はあります。AUTO_POSITIONING をOFFに設定すると, 手作業でウィンドウの位置を決定できます。

MOVEコマンドを実行すると,AUTO_POSITIONINGが暗黙に禁止されます。 MOVEコマンドでウィンドウの位置を決定する場合は,ウィンドウを重なり合わせることができます。

AUTO_POSITIONINGをONに設定すると,以前のウィンドウ位置が再定義されます。

    Command> SET AUTO_POSITIONING OFF
    Command> ADD LOCAL_PORTS
    Command> SELECT SCS
    Command> MOVE DOWN 8
    Command> DESELECT
    
    このコマンドは,AUTO_POSITIONINGを禁止して,LOCAL_PORTSウィンドウを画面上部に追加しています。2 番目以降のコマンドは,LOCAL_PORTSウィンドウの下のSCS ウィンドウを移動し,このウィンドウ全体を表示しています。

SET (フィールド)

表示内の特定のフィールドの特性を変更します。

形式

    SET   フィールド名/修飾子[, . . . ]

パラメータ

フィールド名

表示内において,変更対象とするフィールドの名前を指定します。フィールド名の種類については,ADD ( フィールド)コマンドを参照してください。

修飾子

/WIDTH=フィールド幅
指定したフィールドの表示に使用するカラム数を指定します。より多くのフィールドを表示するため表示サイズを縮小したり, より見やすくするため表示サイズを拡大したりできます。

フィールド幅の最小値,最大値,省略時の値は,内部的に設定されます。 0のフィールド幅を指定した場合,最小幅が設定されます。最大値より大きいフィールド幅を指定した場合, 最大幅が設定されます。


注意
フィールドが狭すぎて数値フィールドを表示できない場合, アスタリスクがデータの代わりに表示されます。 フィールドが狭すぎて文字列フィールドを表示できない場合,"右端で" 文字列が切り捨てられます。

/FORMAT=基数
指定したフィールドの表示に使用する形式を指定します。次のいずれかの基数を指定できます。

16進表示では,10進表示より少ないカラム数を使用します。

24桁の16進表示では,ハードウェア・バージョン・フィールド(HW_ VERSION)が必ず表示されます。

    COMMAND> SET SYSID/FORMAT=HEXADECIMAL
    
    SYSIDフィールドの形式を16進表示に変更しています。

SET FUNCTION

EDIT,MOVE,PAN,SCROLLのいずれかのSHOW CLUSTER機能を許可します。

形式

    SET FUNCTION   機能名

パラメータ

機能名

許可するSHOW CLUSTER機能を指定します。省略時の設定では,EDIT機能が許可されます。 機能の種類は,次のとおりです。
EDIT
MOVE
PAN
SCROLL

修飾子

なし

説明

SET FUNCTIONコマンドは,指定した機能を実行するように矢印キーを再定義します。 省略時には,EDITが設定されます。EDITが設定されている場合, 前に入力したコマンドの再呼び出しや,コマンド・プロンプトにおけるDCL 行モード編集を,矢印キーで行えます。DCL行モード編集の詳細については, 『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』を参照してください。

SHOW CLUSTER機能を許可するには,SET FUNCTIONコマンドをコマンド・プロンプトに対して入力するか, またはSET FUNCTIONキーを押します。一度に許可できる機能は1 つだけです。


注意
機能をMOVEに設定すると, AUTO_POSITIONINGが暗黙に禁止されます。また,SET FUNCTIONコマンドを使用すると, 矢印キーをDCLの行モード編集に使用することはできません。SET FUCTION コマンドで,一度に許可できる機能は1つだけです。

    Command> SET FUNCTION MOVE
    
    このコマンドは,選択したウィンドウ1の領域を任意の方向に自動的に移動できるように, 矢印キーを再定義します。たとえば,上向き矢印キーをMOVE UP 1 ,下向き矢印キーをMOVE DOWN 1,右向き矢印キーをMOVE RIGHT 1,左向き矢印キーをMOVE LEFT 1にそれぞれ再定義します。MOVE機能を終了するには,DESELECT コマンドを使用しなければなりません。

SET INTERVAL

表示の更新間隔を変更します。表示情報が画面に表示されてから更新されるまでの時間の長さです。SHOW CLUSTER コマンドに/INTERVAL修飾子を付けて実行しないかぎり, 表示は省略時の値である15秒ごとに更新されます。/INTERVAL 修飾子を付けてSHOW CLUSTERコマンドを実行すると,指定した時間が省略時の値となります。

形式

    SET INTERVAL= 秒数

パラメータ

秒数

秒単位による表示更新間隔

修飾子

なし

    COMMAND> SET INTERVAL=5
    
    このコマンドは,表示間隔を5秒に変更しています。

SET SCREEN

最大511カラムでターミナルを設定します。このコマンドを使用できるのは, コンパック互換のターミナルだけです。

形式

    SET SCREEN=  画面幅

パラメータ

画面幅

画面表示の幅を指定します。ターミナルの種類によりますが,511までの値を指定できます。

修飾子

なし

説明

SET SCREENコマンドは,指定したカラム数に表示幅を再定義します。

単一表示モードで初期化ファイルを使用し,その初期化ファイルの中でSET SCREEN という画面のサイズを変更するコマンドを使用すると,SHOW CLUSTERは画面を指定したサイズに設定し,そして,その画面が更新されると, 画面は元のサイズに戻ります。

    COMMAND> SET SCREEN=132
    
    このコマンドは,画面幅を132カラムに設定しています。

WRITE

ハードコピー装置で印刷できるファイルに,現在の表示を出力します。

形式

    WRITE   [ファイル指定]

パラメータ

ファイル指定

印刷可能な出力ファイルを指定します。省略時の出力ファイル名は, SHOW_CLUSTER.LISです。

修飾子

/ALL
すべてのクラスとすべてのフィールドを出力ファイルに格納することを指定します。/ALL 修飾子を指定したときに,すべてのフィールドを表示するのに必要な情報が用意されていない場合があるため, ファイルを出力する前に表示が更新されます。 この結果,コマンドを入力した時点の画面表示と出力ファイルとが異なる場合があります。 ファイル出力と同時に画面も更新されるので, その後の内容は同じです。

クラスタ関連の問題が発生した場合,/ALL修飾子で作成した出力ファイルまたはハードコピー・ ファイルを添えて,弊社にご連絡ください。

    Command> WRITE/ALL
    
    このコマンドは,すべてのSHOW CLUSTERフィールドを格納するSHOW_ CLUSTER.LISファイルを作成しています。このファイルは,ハードコピー装置で印刷できます。


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