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次のサンプル・プロシージャは, SYSMAN リソース・アフィニティ・ドメイン (RAD) の修飾子とオプションの使用例を示しています。
SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-NODERR, error returned from node PIPERI -RMS-E-FNF, file not found |
SYSMAN> reserved_memory add ak_sec/gr=4711 /size=16 /zero /page_tables SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node PIPERI Reservation Name Group RAD Size (MB) Pages Attributes AK_SEC 4711 ANY 16 2048 Allocated Zeroed AK_SEC 4711 2 PageTables Allocated |
SYSMAN> reserved_memory modify ak_sec/gr=4711 /new_rad=0 /size=4 SYSMAN> reserved_memory extend ak_sec/gr=4711 /rad=1 /size=4 SYSMAN> reserved_memory extend ak_sec/gr=4711 /rad=2 /size=4 SYSMAN> reserved_memory extend ak_sec/gr=4711 /rad=3 /size=4 SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node PIPERI Reservation Name Group RAD Size (MB) Pages Attributes AK_SEC 4711 0 4 512 Allocated Zeroed AK_SEC 4711 1 4 512 Allocated Zeroed AK_SEC 4711 2 4 512 Allocated Zeroed AK_SEC 4711 3 4 512 Allocated Zeroed AK_SEC 4711 2 PageTables Allocated |
SYSMAN> reserved_memory modify ak_sec/gr=4711 /nozero SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node PIPERI Reservation Name Group RAD Size (MB) Pages Attributes AK_SEC 4711 0 4 512 Allocated AK_SEC 4711 1 4 512 Allocated AK_SEC 4711 2 4 512 Allocated AK_SEC 4711 3 4 512 Allocated AK_SEC 4711 2 PageTables Allocated |
SYSMAN> reserved_memory modify ak_sec/gr=4711 /norad SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node PIPERI Reservation Name Group RAD Size (MB) Pages Attributes AK_SEC 4711 ANY 16 2048 Allocated AK_SEC 4711 2 PageTables Allocated |
SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node PIPERI Reservation Name Group RAD Size (MB) Pages Attributes AK_SEC 4711 0 4 512 Allocated AK_SEC 4711 1 4 512 Allocated AK_SEC 4711 2 4 512 Allocated AK_SEC 4711 3 4 512 Allocated AK_SEC 4711 2 PageTables Allocated |
ブート時に割り当てられなくするコマンドは次のとおりです。
SYSMAN> reserved_memory modify ak_sec/gr=4711 /noalloc |
予約の新しい状態は次のとおりです。
SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node PIPERI Reservation Name Group RAD Size (MB) Pages Attributes AK_SEC 4711 ANY 16 2048 AK_SEC 4711 2 PageTables |
SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node PIPERI Reservation Name Group RAD Size (MB) Pages Attributes AK_SEC 4711 2 16 2048 Allocated AK_SEC 4711 2 PageTables Allocated |
予約サイズを変更しようとするコマンドは次のとおりです。
SYSMAN> reserved_memory mod ak_sec/gr=4711 /size=20 %SYSMAN-I-NODERR, error returned from node PIPERI -SMI-E-RMRNOMATCH, no records matched search criteria 正しいコマンドは次のとおりです。 SYSMAN> reserved_memory mod ak_sec/gr=4711 /rad=2 /size=20 |
予約の新しい状態は次のとおりです。
SYSMAN> reserved_memory list %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node PIPERI Reservation Name Group RAD Size (MB) Pages Attributes AK_SEC 4711 2 20 2560 Allocated AK_SEC 4711 3 PageTables Allocated |
22.1 XGCP について
OpenVMS Alpha システムでは, XA Gateway Control Program ユーティリティ (XGCP) は, DECdtm XA Gateway との管理インタフェースを提供し, DECdtm XA Gateway で使用されるトランザクション・ログを作成します。また,XA Gateway サーバの停止と再起動にも使用できます。
DECdtm XA Gateway では, RMS Journaling または Oracle Rdb などの DECdtm 準拠のリソース・マネージャを XA 準拠のトランザクション・マネージャとともに使用できます。
22.2 XGCP のコマンド
次の表は XGCP コマンドの一覧です。
コマンド | 説明 |
---|---|
CREATE_LOG | 新しい XA Gateway ログを作成する |
EXIT | XGCP を終了する |
START_SERVER | XA Gateway サーバを起動する |
STOP_SERVER | XA Gateway サーバを停止する |
RUN SYS$SYSTEM: XGCP
XGCP を起動するには,DCL プロンプトに対して次のコマンドを入力します。
$ RUN SYS$SYSTEM:XGCP
XGCP から次のプロンプトが表示されるので,ここから XGCP コマンドを入力できます。
XGCP>
XGCP を終了するには,XGCP> プロンプトに対して EXIT コマンドを入力するか, Ctrl/Z を押します。
新しい XA Gateway ログを作成します。 SYSPRV 特権,または SYS$JOURNAL ディレクトリに対する読み込みと書き込みのアクセスが必要です。
CREATE_LOG /GATEWAY_NAME=名前
なし。
/GATEWAY_NAME=名前
この修飾子は必須です。 15 文字以内でゲートウェイ名を指定します。SYS$JOURNAL:SYSTEM$name.DDTM$XG_JOURNAL というファイル名のゲートウェイ・ログが作成されます。 OpenVMS Cluster システムでは,各ノードごとに別個のログが作成されます。
/SIZE=サイズ
ログの初期サイズをブロック単位で指定します。この修飾子を省略した場合は,ログは初期サイズ 242 ブロックで作成されます。ログ・ファイルのサイズは必要に応じて自動的に拡張されます。
XGCP> CREATE_LOG/GATEWAY_NAME=MYLOG1/SIZE=150 |
SYS$JOURNAL:SYSTEM$MYLOG1.DDTM$XG_JOURNAL というゲートウェイ・ログが作成されます。初期サイズは 150 ブロックです。
XGCP を終了します。Ctrl/Z を押すことでも XGCP を終了できます。
EXIT
なし。
なし
XA Gateway サーバを起動します。 IMPERSONATE 特権が必要です。
START_SERVER
なし。
なし
XGCP> START_SERVER |
DCL コマンド・ファイル SYS$STARTUP:DDTM$XG_STARTUP.COM を実行し,このファイルが DDTM$XG_SERVER というサーバ・プロセスを起動します。
XA Gateway サーバ・プロセス DDTM$XG_SERVER を停止します。 OPERATOR 特権が必要です。
STOP_SERVER
なし。
なし
XGCP> STOP_SERVER |
サーバ・プロセス DDTM$XG_SERVER を停止します。
省略時の設定では,ACL (アクセス制御リスト) エディタは,各ACE (アクセス制御エントリ) についてプロンプトを出力し,一部の ACE フィールドの値を提供します。ACE フィールドの操作は, FIELD や ITEM などのキーパッド・コマンドで行うことができます。
この付録では,ACL エディタに用意されているすべてのキーパッド編集コマンドについて,説明します。キー定義は, ACL エディタ・セクション・ファイル SYS$LIBRARY:ACLEDIT.TPU を変更し再コンパイルすることによって変更できます。詳細については, 付録 B を参照してください。ACL エディタのキーパッド・コマンドのヘルプ情報を表示するには,PF2 を押します。
A.1 ACL エディタのキーパッド・コマンド
図 A-1 は,LK201 キーボードにおける省略時の ACL エディタ・キーパッド・コマンドを示しています。 VT100 シリーズ・ターミナルの数字キーパッドも,この図のキーボードと同じです。ただし,VT100 には,補助編集キーパッド (キー E1 〜 E6) がありません。
図 A-1 LK201 シリーズ・キーボードのキーパッド
表 A-1 は,ACL エディタで使用できるキーパッド・コマンドの一覧です。KPn は, n という数字が付いたキーパッド・キーです。たとえば,KP4 は,4 の数字が付いたキーパッド・キーを指します。
コマンド | キーまたは キー・シーケンス |
説明 |
---|---|---|
ADVANCE | KP4 | FIND,FNDNXT,MOVE SCREEN,OVER ACE,WORD の現在の方向を設定する。ACL の終わりに向かって進める。 |
ADV FIELD | GOLD-KP7 | 現在の ACE フィールドを終了し,次の ACE フィールドにカーソルを移動する。 |
BACKUP | KP5 | FIND,FNDNXT,MOVE SCREEN,OVER ACE,WORD のキーの現在の方向を逆転する。ACL の始めに向かって進める。 |
BOTTOM | GOLD-KP4 | 最後の ACE の最後の行の後にカーソルを位置づける。追加したエントリは,すべて ACL の終わりに格納される。 |
DEL ACE | PF4 | カーソルが位置している ACE 全体を削除し,削除 ACE バッファに格納する。 |
DEL C | コンマ | カーソルが位置している文字を削除し,削除文字バッファに格納する。 |
DEL EOL | GOLD-KP2 | 現在のカーソル位置から行の末尾までのテキストを削除し,削除行バッファに格納する。 |
DEL W | マイナス | 現在のカーソル位置から次のワードの先頭までのテキストを削除し,削除ワード・バッファに格納する。 |
ENTER | Enter | 現在の ACE が終了したことを示す。 ACL エディタは挿入を終了し,ACE の構文が正しいことをチェックする。 ACE 内にカーソルが位置しているとき,Enter キーを押すことができる。 Return キーを押しても,効果は同じである。 |
EOL | KP2 | 現在の行の末尾にカーソルを移動する。 |
FIELD | KP7 | 現在の ACE フィールドを終了して次の ACE フィールドまたはサブフィールドにカーソルを移動し,適宜テキストを挿入する。プロンプト・モードでない場合, ACL エディタは現在の ACE の中の次のフィールドに移動する。 |
FIND | GOLD-PF3 | 文字列のオカレンスを検索する。 FIND キーを押し,メイン・キーボードから文字列を入力する。現在の方向で文字列を検索する場合は ENTER キーを押し,検索方向を変更する場合は ADVANCE キーまたは BACKUP キーを押す。 |
FNDNXT | PF3 | FIND キーで入力されている文字列の次のオカレンスを現在の方向で検索する。 |
GOLD | PF1 | 直後に押すキーの代替機能 (キーパッド図に示されている下側の機能) を指定する。 |
HELP | PF2 | 編集キーパッドの使用方法に関する情報を表示する。 |
HELP FMT | GOLD-PF2 | ACE 形式に関する情報を表示する。 |
INSERT | GOLD-KP0 | 現在の行のすべてのテキストを 1 行下に移動し,ACE を挿入するためのブランク行 1 行を残す。 |
ITEM | ピリオド | 現在の ACE フィールドにおける次の項目を選択する。プロンプト・モードでない場合,このキーは無視される。 |
MOVE SCREEN | KP8 | カーソルを現在の方向で 1 画面移動する。 ADVANCE または BACKUP を参照。1 画面は,表示される行数の 3 分の 2 に相当する。 |
OVER ACE | KP0 | ADVANCE が方向に設定されている場合,次の ACE の先頭にカーソルを移動し,BACKUP が方向に設定されている場合,直前の ACE の先頭にカーソルを移動する。 |
TOP | GOLD-KP5 | アクセス制御リストの最初の ACE の先頭文字に,カーソル位置を移動する。 |
UND ACE | GOLD-PF4 | 現在カーソルが位置している ACE の前に,削除 ACE バッファの内容を挿入する。 |
UND C | GOLD-コンマ | 削除文字バッファの内容を,カーソルの前に直接挿入する。 |
UND W | GOLD-ハイフン | 削除ワード・バッファの内容を,カーソルの前に直接挿入する。 |
WORD | KP1 | ADVANCE が方向に設定されている場合,カーソルを 1 ワード前方に移動し,BACKUP が方向に設定されている場合,カーソルを 1 ワード後方に移動する。 |
ACL エディタでは,キーパッド編集だけではなく,他のキーボード・キーやキー・シーケンスを利用して編集機能を実行することができます。それらの編集キーとキー・シーケンスを, 表 A-2 に示します。括弧内のキーは,LK201 シリーズのキーボードにおけるキーです。
キーまたはシーケンス | キーまたはシーケンスを押したときの動作 |
---|---|
↓ | 1 行下の文字にカーソルを直接移動する。カーソルが位置している ACE が新しい ACE である場合, ACL エディタは,カーソルを移動する前にこの ACE を処理する。エントリが不完全であるか形式がまちがっている場合はエラーとなり,カーソルは移動しない。 |
← | 1 文字左にカーソルを移動する。左マージンにカーソルが位置している場合,1 行上の右端の文字にカーソルを移動する。 |
→ | 1 文字右にカーソルを移動する。右マージンにカーソルが位置している場合,1 行下の左端の文字にカーソルを移動する。 |
↑ | 1 行上の文字にカーソルを直接移動する。カーソルが位置している ACE が新しい ACE である場合, ACL エディタは,カーソルを移動する前にこの ACE を処理する。エントリが不完全であるか形式がまちがっている場合はエラーとなり,カーソルは移動しない。 |
GOLD--← | 表示ウィンドウ内のテキストを 8 文字左に移行する。 |
GOLD--→ | 表示ウィンドウ内のテキストを 8 文字右に移行する。 |
バックスペース (F12) | 現在の行の先頭にカーソルを移動する。 |
Ctrl/A | 挿入モードから上書きモードに,または上書きモードから挿入モードに,現在のモードを変更する。省略時のモードである挿入モードでは,現在の文字の左に文字を挿入する。上書きモードでは,現在の文字が置換される。 |
Ctrl/D | TPU コマンドを 1 つ実行する。 |
Ctrl/H | 行の先頭にカーソルを移動する。バックスペース・キーと同じ機能である。 |
Ctrl/J | カーソルからワードの先頭までのテキストを削除する。Linefeed キーと同じ機能である。 |
Ctrl/R | 画面表示をリフレッシュする。画面をクリアして再描画する。編集している ACL の一部ではない,外部からの文字やメッセージが表示されている場合,それらをすべて削除する。Ctrl/W と同じ機能である。 |
GOLD-Ctrl/R | ACL エディタを始動する前の状態に ACL を戻す。GOLD-Ctrl/W と同じ機能である。 |
Ctrl/U | カーソルから行の先頭までのテキストを削除する。 |
GOLD-Ctrl/U | 削除行バッファの内容を,現在の位置の行に挿入する。行は自動的にラップする場合がある。 |
Ctrl/W | Ctrl/R を参照。 |
GOLD-Ctrl/W | GOLD Ctrl/R を参照。 |
Ctrl/Z | 編集セッションを終了し,ACL を更新する。原則として,回復ファイルとジャーナル・ファイルは,すべて削除される。 |
GOLD-Ctrl/Z | ACL に行った変更内容をセーブしないまま編集セッションを終了する。原則として,回復ファイルとジャーナル・ファイルは,すべて削除される。 |
Delete (< X|) | カーソルの左の文字を削除する。 |
Linefeed (F13) | カーソルからワードの先頭までのテキストを削除する。カーソルがワードの先頭文字に位置している場合,直前のワードの先頭まで削除する。 |
Tab | カーソルの右にあるテキストを次のタブ・ストップまで移動する。 |
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