日本語HP TCP/IP Services for OpenVMS
リリース・ノート


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2.5.4 SNMP のスタートアップとシャットダウンのカスタマイズ

TCPIP$CONFIG.COM コマンド・プロシージャを使用して SNMP を有効にした場合,次のファイルは作成されなくなりました。

これらのコマンド・プロシージャ・ファイルは,カスタム SNMP サブエージェントの起動と停止に使用されます。将来のバージョンの TCP/IP Services をインストールしても,これらのファイルに影響ありません。

2.5.5 TCP/IP Services のインストール時の SNMP メッセージ

同じバージョンの TCP/IP Services を 2 回以上インストールするサイトでは,次のような情報メッセージがインストレーション・ダイアログに表示されることがあります。


 
Do you want to review the options? [NO] 
 
Execution phase starting ... 
 
The following product will be installed to destination: 
    DEC AXPVMS TCPIP T5.3-9I               DISK$AXPVMSSYS:[VMS$COMMON.] 
The following product will be removed from destination: 
    DEC AXPVMS TCPIP T5.3-9H               DISK$AXPVMSSYS:[VMS$COMMON.] 
%PCSI-I-RETAIN, file [SYSEXE]TCPIP$ESNMP_SERVER.EXE was not replaced because 
file from kit does not have higher generation number 
%PCSI-I-RETAIN, file [SYSEXE]TCPIP$HR_MIB.EXE was not replaced because file 
from kit does not have higher generation number 
%PCSI-I-RETAIN, file [SYSEXE]TCPIP$OS_MIBS.EXE was not replaced because file 
from kit does not have higher generation number 
%PCSI-I-RETAIN, file [SYSLIB]TCPIP$ESNMP_SHR.EXE was not replaced because file 
from kit does not have higher generation number 
%PCSI-I-RETAIN, file [SYSLIB]UCX$ESNMP_SHR.EXE was not replaced because file 
from kit does not have higher generation number 

これらのメッセージは無視してかまいません。

2.5.6 SNMP サブエージェントのスタートアップ・メッセージ

SNMP スタートアップ・プロシージャは,次のエラー・メッセージをサブエージェント・ログ・ファイルに出力することがあります。


25-JUL-2001 14:13:32.47 **ERROR ESNMP_INIT.C line 3777: Could not 
connect to master: connection refused 
25-JUL-2001 14:13:32.94 WARNING OS_MIBS.C line 942: Master agent 
cannot be reached.  Waiting to attempt reconnect. 

これらのメッセージが記録されるのは,タイミングに関する問題が発生したためですが,無視してかまいません。

2.6 SMTP と LPD のシャットダウンの問題のトラブルシューティング

SMTP または LPD のシャットダウンで,キュー・マネージャが実行されていないことを示すエラーが発生した場合には,サイト固有のシャットダウン・コマンド・プロシージャ (SYS$MANAGER:SYSHUTDWN.COM) をチェックしてください。このプロシージャがキュー・マネージャを停止するコマンド (STOP/QUEUE/MANAGER) を含んでいる場合には,このコマンドが TCPIP$SHUTDOWN.COM プロシージャの呼び出しの後に置かれていることを確認してください。

注意

キュー・マネージャを明示的に停止する必要はありません。キュー・マネージャは自動的に停止され,システムの再起動の際に自動的に起動されます。


第 3 章
問題点と制限事項

この章では,現在のバージョンの日本語 TCP/IP Services の問題点と制限事項について説明します。

3.1 アドバンスト・プログラミング環境の制限事項とガイドライン

TCP/IP のアドバンスト・プログラミング機能を使用する場合は,次のことに注意してください。

3.2 failSAFE IP の制限事項

インタフェース障害が発生した後, TCP/IP 管理コマンド SHOW INTERFACE は擬似インタフェース・アドレスを表示しません。 failSAFE IP のユーザは, ifconfigユーティリティを使用して IP アドレスを表示する必要があります。 failSAFE IP の使用についての詳細は,『 HP TCP/IP Services for OpenVMS Management 』を参照してください。

3.3 BIND/DNS の制限事項

DNSSEC を使用する場合,BIND バージョン 9 には次の制限事項があります。

3.4 tcpdump の制限事項

tcpdumpは,多くの点で, OpenVMS システムでも UNIX システムでも同じように動作しますが,次の制限事項があります。

3.5 SSH の制限事項

ここでは,次のことについて説明します。

3.5.1 SSH に関する全般的な制限事項

ここでは,特定の SSH アプリケーションに限定されない,全般的な制限事項について説明します。