OpenVMS
ユーザーズ・マニュアル


前へ 次へ 目次 索引


6.14.5 メッセージの整理

メッセージを整理するには,次のコマンドを使用します。

6.14.6 メッセージのマーク付け

メッセージにマークを付けるには,次のコマンドを使用します。

6.14.7 メール環境のカスタマイズ

メール環境をカスタマイズするには,次のコマンドを使用します。

6.14.8 終了または制御の移行

Mail を終了したり,制御を移行するには,次のコマンドを使用します。

6.14.9 メール・ファイルの圧縮

メール・ファイルを圧縮するには,次のコマンドを使用します。

6.14.10 システム管理コマンド

次のコマンドはシステム管理のために使用します。

6.15 MIME ユーティリティ

MIME (多目的インターネット・メール拡張機能) は,テキスト以外のファイルをメール・メッセージに添付するために使用される標準規則です。 MIME ユーティリティにより, MIME エンコードしたメール・メッセージを作成,あるいは読み込むことができます。 MIME を使用すると,グラフィックスや音声ファイルなどのテキスト以外のファイルを,プレーン・テキストとしてエンコードして送信することができます。ただし,このテキストは読めません。 MIME ユーティリティは,MIME ファイルを元の形式にデコードすることができ,また MIME エンコード・ファイルを作成できます。このファイルを OpenVMS Mail ユーティリティを使用してメール・メッセージとして送信することができます。

MIME のためのフォーリン・コマンドは,システム管理者によって設定済みのはずですが,設定されていない場合は,LOGIN.COM: に次の行を追加することによって設定できます。


$ MIME :== $SYS$SYSTEM:MIME.EXE 

6.15.1 MIME ユーティリティの起動

MIME はテキスト・ファイルをオープンするだけです。まず,MAIL を使って,MIME エンコードされたメッセージをテキスト・ファイルに抽出してください (手順については, 第 6.6.3 項 を参照してください)。

DCLプロンプトから MIME ユーティリティを起動するには,次のように入力します。


$ MIME ファイル名.TXT 

ファイル名修飾子はオプションです。指定したファイルが存在する場合,そのファイルには次の2つの修飾子が使用できます。

指定したファイルが存在しない場合,新しいMIME形式のファイルがその名前で作成されます。

MIME ユーティリティは,To:やFrom:フィールドのようなヘッダ情報を作成することはありません。作成するのはメッセージの本体のテキストだけで,後でMailで送信されるようにテキストをファイルに保存しておきます。オープンされるように指定したファイルに,そのような認識可能なヘッダやRFC822ヘッダが含まれる場合は,省略時の修飾子は /READ_ONLYです。

6.15.2 MIME ユーティリティを使用した MIME エンコード・ファイルの抽出

MIME ユーティリティを使用して MIME エンコード・ファイルを抽出するには,まずデコードしたいファイルをオープンします。ファイル名を指定して MIME ユーティリティを起動する ( 第 6.15.1 項 で説明したように) か,または MIME ユーティリティでファイルをオープンするといういずれかの方法で,ファイルをオープンすることができます。

MIME ユーティリティでファイルをオープンするには,次のコマンドを入力します。


MIME> OPEN ファイル名

添付ファイルを抽出するには,次のコマンドを入力します。


MIME> EXTRACT デスティネーション・ファイル名 

複数の添付ファイルを持つファイルで作業している場合,コマンドに /ALL 修飾子を追加してすべての添付ファイルを抽出することができます。または,抽出する添付ファイルの数を指定する /ATTACHMENT=n 修飾子を追加して1つの添付ファイルを指定することもできます。それぞれの添付ファイルの数は,READコマンドで表示されます。

MIME ユーティリティで使用するコマンドの全リストは, 第 6.15.5 項 を参照してください。

6.15.3 MIME ユーティリティを使用したファイルのエンコード

添付ファイルとして送信できるようにファイルをエンコードするには,まず MIME ユーティリティを起動し,新しいファイル名を次のように指定して,新しいファイルを作成する必要があります。


$ MIME 新しいファイル名

または,MIME ユーティリティの OPEN コマンドを使用して,次のように新しいメッセージ・ファイルを作成することもできます。


MIME> OPEN/NEW 新しいファイル名

以前のセッションで作成したファイルをオープンするには,コマンドに修飾子 /DRAFT を指定します。

ファイルに添付ファイルを追加するには,次のコマンドを入力します。


MIME> ADD ファイル名

このコマンドのオプションの修飾子の全リストは, 第 6.15.5 項 を参照してください。

このファイルに現在の情報を書き込むには,SAVEコマンドを使用します。いったんセーブするとMIME エンコード・ファイルは, OpenVMS Mailユーティリティを使用してファイルとして送信することができます。

MIME ユーティリティを終了するには, QUITまたはEXITコマンドを入力します。

MIME ユーティリティで使用できるコマンドの完全なリストについては, 第 6.15.5 項 を参照してください。

6.15.4 プリアンブルとエピローグのテキスト

MIME エンコード・メッセージは,MIME インタプリタまたは MIME 対応のメール・クライアントがなければ解読できません。つまり,MIME ユーティリティにより,このようなメッセージの最初(プリアンブル)と最後(エピローグ)にプレーン・テキストを含めることができます。このテキストは,メッセージが MIME エンコードされていることを示すために使用します。通常,これらの プリアンブル・フィールドエピローグ・フィールド は,MIME 対応のメール・クライアントには表示されませんが,非常に有用です。

6.15.5 MIME ユーティリティ・コマンド

以下のリストに,コマンド,パラメータ,MIME ユーティリティで使用できる修飾子について説明します。説明の後にそれぞれ例を示します。

ADD --- 新しい本体部分または添付ファイルを編集しているメッセージに追加します。 ADDコマンドには,パラメータとして添付したいファイルの名前が必要です。オプションの修飾子は次のとおりです。


MIME> ADD ファイル名/VIDEO 

CLOSE --- 現在のメッセージ・ファイルをクローズします。最新の変更内容を保存していない場合には,クローズする前に MIME ユーティリティがプロンプトで知らせます。ファイルが /READ_ONLY である場合は,ファイルは変更されません。


MIME> CLOSE 

EDIT --- 指定された添付ファイルに対するユーザの省略時設定のテキスト・エディタを起動します。このコマンドでは,ファイル名はオプションです。


MIME> EDIT ファイル名

EXIT --- 処理中の作業を保存して, MIMEエディタを終了します。


MIME> EXIT 

EXTRACT - 指定されたメッセージ・コンポーネントをそのネイティブのファイル形式で抽出します。このコマンドでも,ファイル名はオプションです。単一のコンポーネント (/ATTACHMENT=n) またはすべてのコンポーネント (/ALL) が抽出されるように指定することができます。


MIME> EXTRACT ファイル名/ALL 

HELP --- MIME ユーティリティのヘルプ・ファイルを表示します。


MIME> HELP 

LIST --- 本体部分および属性のリストを含む現在のメッセージに関する情報を表示します。詳細にわたる全リストを表示するには,修飾子 /FULL を追加します。


MIME> LIST/FULL 

OPEN --- 指定されたファイル名を持つメッセージをオープンします。使用できる修飾子は次のとおりです。


MIME> OPEN ファイル名/NEW 

QUIT --- 現在のメッセージを保存せずに,現在の MIME 編集セッションを強制終了します。


MIME> QUIT 

READ --- 現在のメッセージを添付ファイル・マーカを持つ読み込み可能テキストとして表示します。


MIME> READ 

REMOVE --- 現在のメッセージから指定された添付ファイルを削除します。


MIME> REMOVE/Attachment=1 

SAVE --- 現在のメッセージをファイルに書き込みます。ファイル名が指定されている場合は,それを使用します。


MIME> SAVE ファイル名


前へ 次へ 目次 索引