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本章では,InfoServerの機能とInfoServer Client for OpenVMSソフトウェアについて説明します。 このソフトウェアはOpenVMSシステムがInfoServer デバイス・サービスを利用できるようにするためのものです。 また,本章では,システム上でこのクライアント・ソフトウェアを起動し,InfoServer を公用装置として使用するための作業についても説明します。
本章では次の作業について説明します。
作業 | 参照箇所 |
---|---|
サーバ管理セッションの開始 | 第23.3節 |
InfoServer Client for OpenVMSの自動起動 | 第23.5.3項 |
InfoServer装置を自動的に使用可能にする方法 | 第23.6.3項 |
さらに,次の項目について説明します。
項目 | 参照箇所 |
---|---|
InfoServerの機能 | 第23.1 節 |
LASTportプロトコル | 第23.2節 |
InfoServer Client for OpenVMSの機能 | 第23.4節 |
LASTCP ユーティリティの機能 | 第23.5 節 |
LADCPユーティリティの機能 | 第23.6節 |
InfoServerシステムは高性能の仮想装置サーバです。ローカル・ エリア・ネットワーク(LAN)上のクライアント・システムは,これにより, コンパクト・ディスク,読み書き可能ディスク,光磁気(MO)装置, およびテープを利用することができます。InfoServerクライアント・ソフトウェアを実行しているシステムであれば,InfoServer システムが提供する仮想装置に接続して, ローカルに接続された装置であるかのようにそれらを使用することができます。
ファイル・サーバと異なり,InfoServerシステムは,仮想装置上のファイル・ システムを意識しません。つまり,InfoServerシステムでは,どのようなオンディスク構造を持つディスクでも利用できるということです。 クライアント・ システム自体がオンディスク構造を解釈し,各クライアントは独自のファイル・ システムを使用してデータにアクセスすることができます。1 つのInfoServerシステムで,複数のオンディスク構造を同時にサポートし, 同時にアクセスすることができます。
InfoServerシステムの機能を次に示します。
InfoServerシステムでは,サーバのブート時,またはコンパクト・ディスクがInfoServer のドライブに挿入されたときに,自動的にコンパクト・ ディスクが使用できるようになる。このとき,そのボリューム・ ラベルをサービス名として使用する。システム管理者が特別な処置を行う必要はない。 クライアント・システムがコンパクト・ディスクにバインドし, それをボリューム・ラベルのもとでマウントする。
InfoServerシステムでは,OpenVMSクライアントはODS-2形式のコンパクト・ ディスクを自動的に使用できるようになっている。High Sierra およびISO-9660形式のコンパクト・ディスク,およびその他のタイプの媒体は,InfoServer の管理インタフェースを使って手動で認識させることができる。
InfoServerシステムでは,サービス名を使用して,ネットワークでSCSI テープ装置を使用することができる。クライアント・システムはこれらのテープ装置に接続し, ローカルに装置として使用することができる。
パーティションとは,InfoServer読み書き可能ディスクの論理サブセットである。1 つのディスクをいくつかのパーティションに分割し, それぞれを個別にネットワークで使用することができる。リモート・ クライアント・システム側からは,各パーティションが1つのディスクとみなされる。 たとえば,InfoServer Client for OpenVMSを使用しているクライアント・ システムは,ローカル・ハード・ディスクと同様にパーティションにアクセスし使用することができる。
InfoServerシステムは,保守操作プロトコル(MOP)要求に応答することにより,1 次ブートストラップ・プログラムをOpenVMSシステムにダウンライン・ ロードすることができる。サーバは,MOPダウンライン・ロード・ ファイルをOpenVMSソフトウェア・ディストリビューション・コンパクト・ ディスク上で探すことができ,InfoServer形式でフォーマットされた読み書き可能ディスク上の一時MOP パーティションにコピーする。
初期システム・ロード(ISL)ブートストラップ・プログラムは,ソフトウェア・ ディストリビューション・コンパクト・ディスクに接続し, スタンドアロンBACKUPをブートする。次にBACKUPユーティリティにより,OpenVMS オペレーティング・システムのセーブ・セットがコンパクト・ ディスクからシステムに接続されている読み書き可能ディスクにコピーされる。 以降のOpenVMSのブートはすべてこのローカルの読み書き可能ディスクから行われる。
InfoServerシステムを使用して,任意のイーサネット製品をファイル名でロードすることができる。 すなわち,サーバは必要なファイルを見つけるために, ネットワーク制御プログラム(NCP)データベース・エントリを必要としない。 たとえば,Xターミナル・クライアントは, InfoServerシステムを使用して,システム・ソフトウェアをダウンライン・ ロードする。特殊なMOPパーティションを作成し,必要なファイルをそのパーティションにコピーすることができる。 また,サーバは, イーサネット・アドレスによるサービスのダウンライン・ロードをサポートする。 各InfoServerシステムは,それぞれ最高100種類のダウンライン・ ロードを同時に処理することができる。これは,ロードする時にプロセスを起動しなければならないホスト・ ベースのダウンライン・ ローダよりも効率的である。
図 23-1に,InfoServerシステムとクライアント・ システムとの関係を示します。この図では,サーバに接続されている2 つのコンパクト・ディスクと2つのハード・ディスクがクライアント・システムからはローカル・ デバイスとして認識されています。VAXシステムとRISC ワークステーションは,ソフトウェアの配布とオンライン・ドキュメンテーション用に1 つまたは2つのコンパクト・ディスクを使用し,一方PC は,InfoServerシステム上のディスク・パーティションを参照することができます。 また,XターミナルはInfoServerシステムからブートし, ページ・ファイル,フォント・ファイル,カスタマイズ・ファイル用にInfoServer ディスクを使用します。
InfoServerシステムは,イーサネットLANに接続してシステムをオンにすれば使用することができます。 サーバが初期化(ブートストラップ )されると,サーバ・ソフトウェアにより,クライアント・システムは接続された装置媒体を自動的に使用できるようになります。 このことをサーバ・ ソフトウェアによるサーブといいます。サーバのドライブにコンパクト・ ディスクを挿入すると,サーバが新しい装置を検出して, ボリューム・ラベルをサービス名として使用することにより, クライアント・システムにこの新しい装置を自動的にサーブします。
サーバは,あらかじめInfoServerソフトウェアがインストールされている内部読み書き可能装置からブートストラップします。InfoServer ソフトウェアの更新内容は, コンパクト・ディスクで配布されます。更新用コンパクト・ ディスクを入手したら,以降のブート用に新しいソフトウェアを内部装置にインストールします。InfoServer ソフトウェアをコンパクト・ディスクから更新するには, 次の手順に従います。
InfoServer 100またはInfoServer 150システムの場合。
InfoServer> UPDATE SYSTEM DKn:
InfoServer 1000システムの場合。
InfoServer> UPDATE SYSTEM DKn: FLASH
次にInfoServerシステムをブートするときには,更新されたソフトウェアが実行されます。
InfoServerソフトウェアを更新するには,Software Products Library (以前はConDISTと呼んでいました)を使用します。InfoServerシステムにログインした後, 次の手順を実行してください。
UPDATE SYSTEM DKn:
UPDATE SYSTEM DKn: FLASH
これらのコマンドは,InfoServerソフトウェアを内蔵の読み込み/書き込み装置に移動させる。 次回InfoServerシステムをブートすると, 更新されたソフトウェアが実行される。また,Software Products Libraryディスクからサーバをブートすることもできる。
サーバの機能をカスタマイズしたい場合は,サーバにログインし,サーバの各種コマンドを入力することにより,InfoServer の機能を制御することができます。 詳細は『InfoServer System Operations Guide』を参照してください。
InfoServerシステムは,サーバの電源が最初に投入されたとき,あるいは取り外し可能装置( コンパクト・ディスクなど)がドライブに挿入されたときに, ローカルに接続された装置をクライアントに自動的にサーブします。 サーバは各装置のボリューム・ラベルを読み取って,そのラベルをクライアントに提供するサービスの名前として使用します。
複数のサーバが同じサービスを提供している場合,クライアントはレーティング方式に従って適切なサービスを選択します。 詳細は『InfoServer System Operations Guide』のCREATE SERVICEコマンドの説明を参照してください。
コンパクト・ディスクをサーバのディスク・ドライブから取り出すと, InfoServerシステムは,クライアントから関連するサービスへのすべての接続を切断します。 また,クライアント・システムへの関連するサービスの提供も停止します。
InfoServerシステムには,OpenVMSクライアントに特に有用な可用性の高い機能があります。 サーバが何らかの理由で(サーバが再ブートされた場合やユーザがコンパクト・ ディスクを取り出した場合など)サービス接続を切断した場合,OpenVMS クライアントは,そのボリュームに対してマウント・ チェックを行います。同じサービスがLAN上の別のInfoServerシステムで提供されている場合, そのクライアントは自動的にそのサービスに接続します。
たとえば,2つのサーバ上のそれぞれのドライブに同じOpenVMSオンライン・ ドキュメンテーションが格納されたコンパクト・ディスクが装着されている場合を考えてください。1 つのサーバまたはドライブが故障した場合は, もう1つのサーバ上のディスクへの接続が新たに確立されます。これにより, ファイル操作は正常に続けられ,ユーザはサービスの中断をほとんど意識しないですみます。
Xターミナル・クライアントは,InfoServerシステムを使用して,システム・ ソフトウェアのダウンロード,フォント・サービスの準備,構成情報の保存,InfoServer ディスクとの間でのメモリのページ処理を行います。 たとえば,コンパックのVXT 2000ウィンドウ・ターミナル用システム・ファイルは,InfoServer システム上のコンパクト・ディスクからインストールすることができます。 これらのファイルをインストールしておくと,各ターミナルに電源が投入されたとき, 要求があるとすぐにダウンライン・ ロードされます。
このターミナルでは必要に応じて,InfoServerディスク上に動的にパーティションを割り当てることができます。 たとえば,ユーザがターミナルのカスタマイズ情報を保存するよう要求すると,InfoServer システムにより自動的にディスク・ パーティションが作成され,その情報を格納し,さらにそのパーティションにネットワーク・ サービス名が付けられます。カスタマイズ情報が保存されると, ユーザはいつでもその情報を呼び出すことができます。
InfoServerクライアントであるVXT 2000ターミナルは,仮想メモリ・マシンとして機能することもできます。 このようなターミナルでは,必要に応じてメイン・ メモリのセクションをInfoServerディスクとの間でページングすることができます。VXT クライアントにはローカル・ディスクがないため,InfoServer ディスクがページ・ディスクとして使用されます。メイン・ メモリがディスクにページ・アウトされると,VXTクライアントはパーティションを作成するようInfoServer システムに要求します。このパーティションは必要に応じて自動的に拡張されます。 パーティションとそのネットワーク・ サービス名は動的に作成されます。このとき,ユーザによる処置は必要ありません。
省略時の設定では,InfoServerディスクDK1 (各InfoServer 150システムとともに出荷される内部ディスク) に対して,VXT 2000クライアントがパーティションを遠隔割り当てできるようになっています。InfoServer のコマンドを使用すれば, 他のディスクも使用することができます。
InfoServerシステムは,LASTportトランスポート・プロトコルとLASTport/Disk およびLASTport/Tapeというシステム・アプリケーション・プロトコルを使用して,LAN 上で仮想装置を利用できるようにします。これらのプロトコルにより, ディスクやテープ装置への高性能のアクセスを行うことができます。InfoServer システムは,このプロトコルのサーバ部分を実装し, InfoServerの記憶装置にアクセスするクライアント・システムがクライアント部分を実装します。
LASTportトランスポートを実行するOpenVMSシステムでは,イーサネット装置はすべて, 装置をアクティブなネットワークに接続するか,または適切なターミネータを使ってターミネートさせる必要があります。 装置が適切にターミネートされていないと, システムがクラッシュします。
LASTportプロトコルは,多くのクライアントがInfoServerシステムにアクセスし, 信頼のおけるトランザクションを実行できるようにする, 特殊なLANトランスポート・プロトコルです。InfoServerシステムの場合, トランザクションとは装置の読み込み操作または書き込み操作を意味します。LASTport プロトコルにより,多くのクライアント・システムは, 同時にInfoServerの記憶装置との間で情報の読み込みと書き込みを行うことができます。
LASTportプロトコルは,タイマ・ベースのプロトコルではなく,トランザクション指向のプロトコルです。 通常,クライアントがトランザクションを開始しない限り, クライアントと InfoServerシステムとの間で情報の受け渡しは行われません。 クライアント・システムはトランザクションの起動と同時にタイマを実行します。 通常,2秒から5秒たつと,そのトランザクションが失われたとみなし, トランザクションを再度実行します。
LASTportプロトコルにはルーティング機能はなく,LAN内でのみ実行されます。LASTport プロトコルのタイプは80-41です。拡張LANが何らかのフィルタリング・ デバイスを使用する場合は,このプロトコル・タイプにフィルタリングを行わないようにして, クライアントがフィルタリング・デバイスを通してInfoServer にアクセスできるようにする必要があります。
InfoServerシステムは,LASTportプロトコルのマルチキャスト・アドレス機能を使用して装置との接続を確立します。 マルチキャスト・アドレスの形式は09-00-2B-04- nn-nn (nnは使用可能になっている作業グループによって決まる) です(『InfoServer System Operations Guide』を参照)。
LASTport/Diskプロトコルは,LASTportトランスポートを使用する特別なデバイス・ プロトコルです。すなわち,LASTport/DiskメッセージはLASTport メッセージ内に表示されます。LASTport/Diskプロトコルには, 基礎となるどのファイル・システムからも独立して論理ブロックの読み込みと書き込みを行うためのメカニズムがあります。LASTport/Disk プロトコルを実装したクライアントは, ローカルでファイル・システムを解釈します。LASTport/Disk プロトコルを使用してコンパクト・ディスクと読み書き可能ディスクへアクセスすると,InfoServer システムは複数のクライアントのオペレーティング・ システムとオンディスク構造を同時にサポートすることができます。
LASTport/Diskプロトコルには,コンパクト・ディスクと読み書き可能ディスクにアクセスするための命名機能もあります。InfoServer システムは, 各仮想ディスクにサービス名を割り当て,クライアントがそれらの名前でLAN を照会できるようにするします。要求されたサービスが見つかると, クライアントはそのサービスに接続し,デバイス・アクセスを開始します。 同じサービス名で同じ仮想ディスクを使用できる場合に,使用可能な装置間で負荷分散を行う機能もあります。
LASTport/Diskプロトコルと同様,LASTport/TapeプロトコルもLASTport トランスポートを使用します。すなわち,LASTport/TapeメッセージはLASTport メッセージ内に表示されます。LASTport/Tapeプロトコルには, テープ・レコードの読み込みと書き込みを行うメカニズムがあります。 InfoServerシステムに接続されたテープ装置は,テープ・クライアントではローカルに接続されている装置として認識されます。
LASTport/Tapeプロトコルには,テープにアクセスするための命名機能もあります。InfoServer システムは各テープ装置にサービス名を割り当て, クライアントがその名前でLANを照会できるようにします。要求されたサービスが見つかると, クライアントはそのサービスに接続し,テープ・アクセスを開始します。
サーバ管理セッションは,次のように,ローカル・コンソール・ターミナルからでもリモート・ コンソール・ターミナルからでも開始することができます。
多くのネットワーク・サーバと同様,InfoServerシステムは,LATサービスをその管理インタフェースに対して宣言し, ターミナル・サーバに接続されている遠隔ターミナルからの接続を受け入れる。 したがって, 拡張LAN上のターミナル・サーバに接続されているすべてのターミナルは,InfoServer システムのコンソール・ターミナルとして動作することができる( ただし,ユーザがInfoServer管理パスワードを知っている場合) 。
初めてInfoServerシステムへの遠隔接続を確立する場合は,サーバの省略時の名前を決定する必要があります。 この名前は,InfoServerシステムのキャビネット上の16 進のイーサネット・データリンク・アドレスに, LAD_という4文字の接頭辞を付加することにより決定します。この省略時の名前は,InfoServer のSET SERVER NAMEコマンドを使って変更することができます。
サーバの名前は,接続先のLATサービス名です。たとえば,省略時のサーバ名は,LAD_08002B15009F です。InfoServerシステムを管理する場合は, ターミナル・サーバのプロンプトに次のコマンドを入力します。
Local> CONNECT LAD_08002B15009F
LATサービスの接続の開始についての詳細は,使用しているターミナル・ サーバのユーザ・ガイドを参照してください。
InfoServerシステムに接続した後,管理セッションを開始するには, InfoServerパスワードが必要です。省略時のサーバ・パスワードはESSです。 このパスワードは,InfoServerのSET SERVER PASSWORDを使用して変更することができます。
次の例では,DECserver 500ターミナル・サーバを使用して,セッションを開始しています。
Local> CONNECT LAD_08002B133C1C Password: ESS (not echoed) Local -010- Session 1 to LAD_08002B133C1C established DEC InfoServer V3.1 InfoServer> SHOW SERVER
この例において,ターミナル・サーバのプロンプトはLocal>です。ここからサービス名がLAD_08002B133C1C のInfoServerシステムへのLATセッションを開始しています。 次に,InfoServerシステムからサーバ・パスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。 正しいパスワードを入力すると,InfoServer> プロンプトが表示されて,InfoServerのコマンドを入力することができるようになります。
管理セッションを終了するには,InfoServer>プロンプトに対してEXITコマンドを入力します。LAT 接続を介して管理セッションが行われている場合は,EXIT コマンドを実行するとターミナル・サーバのLocal>プロンプトに戻ります。
表 23-1に,InfoServerコマンドについてまとめます。
コマンド | 機能 |
---|---|
BACKUP | InfoServer形式のディスクを保存する。 |
BIND | 指定したODS-2 サービスへの接続を確立し,そのサービス用に仮想装置VDK1を作成する。 |
CLEAR | コンソール・ ターミナルの画面を消去する。 |
COPY | 1つのディスクまたはパーティションから,別のディスクまたはパーティションへデータをコピーする。 |
CRASH | サーバ・ソフトウェアに認識可能なバグチェックを行わせ, クラッシュダンプ処理が可能であればダンプを作成する。 |
CREATE | 新しいパーティションを作成する。あるいは新しいサービスを作成する。 |
DELETE | 以前に作成されたパーティションまたはサービスを削除する。 |
DISCONNECT | LASTportまたはLATターミナル・ サーバ・セッションを終了する。 |
ERASE | 指定したディスクまたはパーティションを消去する。FUNCTIONS またはSERVICESデータを,不揮発性ランダム・ アクセス・メモリ(NVRAM)から消去する。 |
EXIT | 管理セッションを終了する。 |
HELP | InfoServerコマンドのヘルプ・テキストを表示する。 |
INITIALIZE | 読み書き可能ディスクを InfoServerディスク用にフォーマッティングする。 |
LOOP | 有効な任意のInfoServer のコマンドを自動的に繰り返させる。 |
MONITOR | 有効なInfoServerのコマンドを3 秒毎に繰り返させ,画面をクリアしてカーソルをホーム・ポジションに置く。 |
PURGE | VXT ソフトウェアの古いバージョンをパージする。 |
REBOOT | サーバをシャットダウンし,再ブートする。 |
RECORD | InfoServer ディスクまたはパーティションのデータをコンパクト・ディスクに記録する。 |
RESTORE | サーバを以前に保存したシステム構成の状態にリセットする。 |
RETRIEVE | BACKUPコマンドにより保存したInfoServer 形式のディスクをリストアする。 |
REWIND | InfoServerテープを巻戻す。 |
SAVE | 後でサーバを再ブートするとき回復できるように, 構成とサービスのデータを保存する。 |
SET | パーティション,サービス, またはサーバのパラメータを設定する。 |
SHOW | サーバのパラメータおよびカウンタを表示する。 |
UNBIND | VDK1仮想装置を削除し, リモート・サービスへの接続を終了する。 |
UNLOAD | InfoServerテープを巻戻しアンロードする。 |
UPDATE | 1 つまたは複数の新しいソフトウェア製品あるいは機能をインストールする。 |
VERIFY | INITIALIZEコマンドでフォーマッティングした装置のオンディスク構造の妥当性を検査する。 |
ZERO | 内部サーバ・ カウンタを0に設定する。 |
InfoServerシステムにはヘルプ機能があり,パラメータ,修飾子,使用法の例など, サーバの各コマンドに関する情報を表示することができます。 InfoServerコマンドについての詳細は,『InfoServer System Operations Guide』を参照してください。
InfoServer Client for OpenVMSにより,OpenVMSオペレーティング・システムを実行しているクライアントは,InfoServer システムがLAN上で提供している仮想装置にアクセスすることができます。 ソフトウェア・コンポーネントには, 次のものがあります。
LASTportドライバにより,クライアントは信頼性の高いデータ転送サービスを得ることができる。 このドライバは,仮想装置サービス用の効率的なトランスポートとして, データ・リンク・ドライバおよびLASTport/Disk ドライバと会話する。また,LASTportドライバは,プリミティブ・ データ・キュー登録サービスなどの他のアプリケーションをサポートすることもできる。
LASTport/Diskクライアント・ドライバは,システムへの標準のブロック・ デバイス・インタフェースを提供する。OpenVMSファイル・ システムは,LASTport/Diskクライアントがローカル・ディスク・ ドライバであるかのようにLASTport/Diskクライアントと会話する。LASTport/Disk クライアント・ドライバは未処理インタフェースとバッファード・ インタフェースの両方をサポートする。
LASTport/Tapeクライアント・ドライバにより,OpenVMSクライアントは,InfoServer システムに接続されているSCSIテープにローカル・デバイスとしてアクセスし, これを使用することができる。
この2つのユーティリティにより,使用しているシステムでInfoServer Clientソフトウェアを起動し,トランスポートの状態を監視し, InfoServerデバイス・サービスの構成と保守を行うことができる。 第23.5節と第23.6 節でこれらのユーティリティについて説明するが,詳細は『InfoServer Client for OpenVMS LASTCP and LADCP Utilities 』を参照。
InfoServer Client for OpenVMSは,LASTportプロトコルを使用して拡張LAN 上のInfoServerシステムと通信します。このプロトコルは,OpenVMSデバイス・ ドライバESS$LASTDRIVERでインプリメントされます。
LASTport制御プログラム(LASTCP)ユーティリティは,ESS$LASTDRIVERの制御と診断を行うための管理インタフェースです。LASTCP を使用して次の作業を行うことができます。
LASTCPユーティリティの説明では次の項目を取り上げます。
LASTCPを使用するためには,特別な場合を除き,通常の特権が必要です。 LASTCPを起動するには,次のコマンドを入力します。
$ RUN SYS$SYSTEM:ESS$LASTCP %LASTCP-I-VERSION, ESS$LASTDRIVER V1.5 is running LASTCP>
LASTCPコマンドはLASTCP>プロンプトに対して入力します。LASTCPユーティリティを終了するには,LASTCP> プロンプトの後にEXITを入力するか, またはCtrl/Zを押します。
次の例に示すように,DCLの文字列代入文を使用して,単一のLASTCPコマンドを実行することもできます。
$ LASTCP :== $ESS$LASTCP $ LASTCP SHOW CLIENTS
LASTCPはSHOW CLIENTSコマンドを実行してから,制御をDCLのコマンド・ レベルに戻します。
表 23-2に,LASTCPコマンドについてまとめます。
コマンド | 機能 |
---|---|
EXIT | ユーザをDCLのコマンド・レベルに戻す。 |
HELP | LASTCPコマンドのヘルプ・ テキストを表示する。 |
SHOW CIRCUIT COUNTERS | サーキット・カウンタを表示する。 |
SHOW CLIENTS | 既知のクライアントを表示する。 |
SHOW LINE COUNTERS | 回線カウンタを表示する。 |
SHOW NODE CHARACTERISTICS | ノード特性を表示する。 |
SHOW NODE COUNTERS | ノード・カウンタを表示する。 |
SHOW SERVERS | 既知のサーバを表示する。 |
SHOW STATUS | ローカルの状態を表示する。 |
SHOW TRANSPORT COUNTERS | トランスポート・カウンタを表示する。 |
START TRANSPORT | LASTDRIVERを起動する。 |
STOP TRANSPORT | LASTDRIVERを停止する。 |
ZERO COUNTERS | カウンタをリセットする。 |
一意に認識できれば,LASTCPコマンドを短縮することができます。たとえば,SHOW SERVERS コマンドはSH SEと指定することができます。
LASTCPにはヘルプ機能があり,各コマンドとそのパラメータ,修飾子に関する情報と使用法の例を表示することができます。LASTCP コマンドについての詳細は, 『InfoServer Client for OpenVMS LASTCP and LADCP Utilities』を参照してください。
InfoServer Client for OpenVMSは,ESS$STARTUPコマンド・プロシージャを使って起動する必要があります。 システムの再ブート時にこのソフトウェアが必ず自動起動するようにするには,SYSTARTUP_VMS.COM 内部からこのスタートアップ・ プロシージャを実行します。
DECnet for OpenVMSを実行している場合,または実行を予定している場合,SCSNODE はシステムのDECnetノード名として定義しなければならない。DECnet を実行しない場合で,かつ,システムがOpenVMS Cluster のメンバである場合,SCSNODEはSCSシステム名(クラスタ内で一意の1 文字から8文字のノード名)として定義しなければならない。
SCSNODEの値を決定するには,次のコマンドを入力してSYSMANを起動し, パラメータを表示する。
$ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN SYSMAN> PARAMETERS USE CURRENT SYSMAN> PARAMETERS SHOW SCSNODE
PARAMETERS SET SCSNODE "ノード名"
次に例を示す。
SYSMAN> PARAMETERS SET SCSNODE "MYNODE"
SYSMAN> PARAMETERS WRITE CURRENT SYSMAN> EXIT
SCSNODE = "ノード名"
次に例を示す。
SCSNODE = "MYNODE"
$ @SYS$STARTUP:ESS$STARTUP DISK
なお,CLIENTとDISKというパラメータは同じものである。コマンドの先頭にDCL コマンドの区切り文字(!)がある場合はこれを削除する。テープ機能を使用できるようにしたい場合は, 次のようにコマンド行にTAPE パラメータを追加する。
$ @SYS$STARTUP:ESS$STARTUP DISK TAPE
次に,ネットワークのスタートアップ・コマンド行の後に, InfoServer Client for OpenVMSのスタートアップ・コマンド行が続いている例を示す。 なお,TAPEパラメータを指定しなかった場合は, ディスク機能しか起動されない。
$ @SYS$MANAGER:STARTNET . . . $ @SYS$STARTUP:ESS$STARTUP DISK TAPE
DECnetを起動して停止したあと,そのシステムでInfoServerクライアントソフトウェアを起動使用とすると失敗します。 ファイルSYS$MANAGER:ESS$STARTUP.LOG に,次のメッセージが出力されます。
%ESS-I-NONET ESS started before DECnet. 4-MAR-1998 16:36:39.29
このとき,InfoServerクライアントを起動する必要がある場合には,次のコマンドを実行すると,LAST 制御プログラムでLASTportトランスポートを起動できます。
$ MCR ESS$LASTCP LASTCP> START
このコマンドは,トランスポートを起動します。トランスポートが起動されると,InfoServer クライアントを起動できるようになります。
$ @SYS$STARTUP:ESS$STARTUP DISK
トランスポートがすでに起動されているため,InfoServerクライアントの起動が成功します。
OpenVMS Alphaシステムに,イーサネット・コントローラとFDDIコントローラが複数構成されている場合, 次のどちらかの状況でInfoServerクライアント・ トランスポート(LASTport)に問題が発生する可能性があります。
ネットワークで利用できるすべてのサービスにアクセスできなくなったり,4 つ以上のコントローラが構成されている場合にはシステムがクラッシュしたりするなどの問題が発生します。
これらの問題を回避するためには,媒体に接続されているコントローラだけを指定します。 最初にSYS$STARTUP:ESS$LAST_STARTUP.DATデータ・ファイルを編集して, 接続されているコントローラだけを指定してから,システムを再起動することをおすすめします。
特定のコントローラ構成では,接続されていないコントローラを指定すると, 次のコマンド・シーケンスを実行した場合にシステムがクラッシュする可能性があります。
$ MC ESS$LASTCP LASTCP> STOP
次の例では,SYS$STARTUP:ESS$LAST_STARTUP.DATファイルの編集方法を説明します。 最初に編集前のファイルを示し,次に編集後のファイルを示します。
!++ ! This file will be used to set the appropriate LASTCP qualifiers. The following ! LASTCP qualifiers: ALL_CONTROLLERS, CHECKSUM, TRANSMIT_QUOTA, or SLOW_MODE ! can be set by using the following statement format: ! LASTCP qualifier = 1 to enable e.g. SLOW_MODE = 1 enables SLOW_MODE ! LASTCP qualifier = 0 to disable e.g. SLOW_MODE = 0 disables SLOW_MODE ! The remaining LASTCP qualifiers will require the appropriate value settings. ! DEVICE = (list-of-devices) ! TIMEOUT = n minimum interval in seconds ! CIRCUIT_MAXIMUM = n maximum number of nodes ! GROUP = n Group number ! NODE_NAME = name Node name ! CONTROLLERS = ([{controller letter,}...]) Controller list ! TRANSMIT_QUOTA = n Number of transmit buffers !-- ALL_CONTROLLERS = ON
次に,編集済みのSYS$STARTUP:ESS$LAST_STARTUP.DATファイルを示します。 この例では,システムにESA,ETA,EXA,EZAの各コントローラが構成され,ESA コントローラだけがイーサネット・ケーブルに接続されている場合を想定しています。
!++ ! This file will be used to set the appropriate LASTCP qualifiers. The following ! LASTCP qualifiers: ALL_CONTROLLERS, CHECKSUM, TRANSMIT_QUOTA, or SLOW_MODE ! can be set by using the following statement format: ! LASTCP qualifier = 1 to enable e.g. SLOW_MODE = 1 enables SLOW_MODE ! LASTCP qualifier = 0 to disable e.g. SLOW_MODE = 0 disables SLOW_MODE ! The remaining LASTCP qualifiers will require the appropriate value settings. ! DEVICE = (list-of-devices) ! TIMEOUT = n minimum interval in seconds ! CIRCUIT_MAXIMUM = n maximum number of nodes ! GROUP = n Group number ! NODE_NAME = name Node name ! CONTROLLERS = ([{controller letter,}...]) Controller list ! TRANSMIT_QUOTA = n Number of transmit buffers !-- ALL_CONTROLLERS = OFF DEVICE = (ESA)
PATHWORKSまたはリモート・システム・マネージャ(RSM),あるいはこの両方がインストールされている場合,InfoServer Client for OpenVMS のスタートアップを実行してからでないと,PATHWORKS またはRSM,あるいはこの両方のスタートアップを行うことはできません。
$ @SYS$MANAGER:STARTNET . . . $ @SYS$STARTUP:ESS$STARTUP DISK TAPE $ @SYS$STARTUP:PCFS_STARTUP $ @SYS$STARTUP:RSM$SERVER_STARTUP
InfoServer Client for OpenVMSには,PATHWORKSとRSMの両製品で共用するデバイス・ ドライバと制御プログラムがあります。InfoServer Client for OpenVMSの全コンポーネントの先頭には,ESS$という接頭辞が付いています。InfoServer Client for OpenVMS のドライバと制御プログラムは,InfoServer Client サポートの他に,PATHWORKSとRSMの両方のために必要なすべてのサポートを提供します。InfoServer Client for OpenVMS のスタートアップは,PATHWORKSあるいはRSMのスタートアップ・プロシージャを実行する前に, サイト別スタートアップで実行する必要があります。
サブプロセスからInfoServer Client for OpenVMSを起動することはできません。 これは,OpenVMSのシステム管理ユーティリティ(SYSMAN) は,サブプロセスを使用して,遠隔ノード上のタスクを完了するので, SYS$STARTUP:ESS$STARTUPプロシージャを実行するためにSYSMANを使用することはできないためです。
InfoServer Client for OpenVMSを使用して作業する場合,使用しているシステムのユーザ・ アカウントには,次の特権とクォータが必要です。
アカウントの特権およびクォータのチェックと変更の方法については,『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・ リファレンス・マニュアル』のAUTHORIZEの節を参照してください。
LASTCPユーティリティのSHOWの全機能を使用する場合は,システム・パラメータMAXBUF の値を32,000以上に設定する必要があります。
OpenVMSシステムのLASTport/DiskプロトコルおよびLASTport/Tapeプロトコルの構成と制御は,LAD 制御プログラム(LADCP)を使用して行います。LASTport/Disk サービスとLASTport/Tapeサービスを使用するOpenVMS システムを,クライアント・システムといいます。LADCPを使用して,次の作業を行うことができます。
サービス・アクセス・パスワードを使って,サービス・アクセスを制御することができます。 また,サービスの書き込み保護も行うことができます。 この場合,DADn:あるいはMADn:装置ユニットのローカルのOpenVMS ユーザがそのユニットに書き込み操作を行おうとすると,エラー・ メッセージが表示されます。
これらのプロトコルにより,InfoServerシステム上の記憶装置が, OpenVMSシステムにローカルで接続されているかのようにアクセスすることができます。 このように,複数のOpenVMSクライアント・システムで1 つの読み込み専用媒体を共用することができるので,同じ装置と媒体を用意する必要がなくなります。
DADn:およびMADn:装置ユニットを,仮想装置ユニット ともいいます。これらは,遠隔サーバ上のボリュームに対して, ローカルのOpenVMSのコンテキストを表現します。DADn:ユニットを制御するOpenVMS ドライバをESS$DADDRIVER,MADn:ユニットを制御するOpenVMS ドライバをESS$MADDRIVERといいます。
LASTport/DiskプロトコルとLASTport/Tapeプロトコルは,LASTportトランスポートに依存しています。SYS$STARTUP 内のESS$STARTUP.COMコマンド・ プロシージャは,LASTportトランスポート・ドライバESS$LASTDRIVER,およびESS$DADDRIVER とESS$MADDRIVERを自動的にロードします。
LADCPを起動するには,次のコマンドを使用します。
$ RUN SYS$SYSTEM:ESS$LADCP LADCP>
LADCPコマンドは,LADCP>プロンプトに入力することができます。
また,次の例に示すように,DCLの文字列代入文を使用することにより, 単一のLADCPコマンドを実行することもできます。
$ LADCP :== $ESS$LADCP $ LADCP BIND CD_DOC_00661 /NOWRITE
LADCPは,BINDコマンドを実行してからDCLのコマンド・レベルに制御を戻します。
LADCPを終了するには,LADCP>プロンプトの後にEXITを入力するか,あるいはCtrl/Z を押します。
表 23-3に,LADCPコマンドについてまとめます。
コマンド | 機能 |
---|---|
BIND | サービスのバインドを確立し,装置ユニットを作成する。 |
DEALLOCATE | ユニット制御ブロック(UCB)を削除せずにサービスへのアクティブな接続を終了する。 |
EXIT | ユーザをDCLのコマンド・レベルに戻す。 |
HELP | LADCPコマンドのヘルプ・テキストを表示する。 |
SHOW SERVICES | LAN上で使用できるInfoServerシステムが提供するサービスを表示する。 |
UNBIND | 確立したLADサービスのバインドを終了する。 |
LADCPにはヘルプ機能があり,LADCPの各コマンドのパラメータ,修飾子, および使用法の例に関する情報を表示することができます。LADCPコマンドについての詳細は, 『InfoServer Client for OpenVMS LASTCP and LADCP Utilities』を参照してください。
一連のLADCPのBINDコマンドをSYSTARTUP_VMS.COMに追加すると,システムがブートするたびに, 遠隔InfoServer装置を使用可能にするよう設定できます。BIND コマンドについての詳細は,『InfoServer Client for OpenVMS LASTCP and LADCP Utilities』を参照してください。
@SYS$STARTUP:ESS$STARTUP DISK TAPE
このコマンドにより,ディスク機能とテープ機能を持つソフトウェアが起動される。
$ RUN SYS$SYSTEM:ESS$LADCP
BIND [/修飾子,...]サービス名
テープ装置を使用できるようにするためには,その他の修飾子に加えて,/TAPE 修飾子も指定する必要がある。
BIND/TAPE [/修飾子,...]サービス名
サービス名には,InfoServerのデバイス・サービスの名前を指定する。 通常,サービス名はInfoServerシステムによるアクセス先のボリュームのラベルである。BIND コマンドについての詳細は, 『InfoServer Client for OpenVMS LASTCP and LADCP Utilities』を参照。
MOUNT/SYSTEM/NOASSIST 装置名 ボリューム・ラベル
装置名には,装置の名前,ボリューム・ラベルには, 装置に割り当てるボリューム・ラベルを指定する。MOUNTコマンドについての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・ リファレンス・マニュアル』のMOUNT の節を参照。
次のコマンドをSYSTARTUP_VMS.COMで実行すると,InfoServer Clientソフトウェアが起動され,InfoServer 装置DAD$OPENVMSV72が使用可能になります。
. . . $ @SYS$STARTUP:ESS$STARTUP DISK $ RUN SYS$SYSTEM:ESS$LADCP BIND OPENVMSV72 EXIT $ MOUNT/SYSTEM/NOASSIST DAD$VMS055 VMS055 . . .
この例では,InfoServerシステムに接続されているコンパクト・ディスク・ ドライブにロードされた,OpenVMSバージョン7.2の統合ディストリビューション(CONdisk) コンパクト・ディスクが,サーバ上で仮想装置ユニットとして使用可能になり, 公用装置としてマウントされます。
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