OpenVMS
OpenVMS Cluster 構成ガイド


前へ 次へ 目次 索引


6.7.1 有効なマルチパス構成

図 6-19 は,有効なマルチパス, マルチホスト構成です。

図 6-19 共用バスと共用ストレージ・コントローラを持つ 2 つのホスト


この構成では,次の点に着目してください。

この構成では,各ホストに 2 本の直接パスがあり,各デバイスには 1 本の MSCP サービス対象のパスが接続されています。

図 6-20 は,同じバスで構成されていないシステムの有効なマルチパス構成です。

図 6-20 共用,マルチポート・ストレージ・コントローラを持つ2つのホスト


この構成では,次の点に着目してください。

この構成では,各ホストに直接パスが 2 本あり, 1 本はストレージ・コントローラに接続され,もう 1 本は MSCP サービス対象のパスが各デバイスに接続されている。

6.7.2 無効なマルチパス構成

図 6-21 は,無効なマルチパス構成を示しています。クラスタ上の複数のホストを HSZ または HSG に接続するには,同じコントローラ・モジュール ( 表 6-1 参照) に接続する必要がありますが,この構成では,各ホストが別々のコントローラ・モジュールに接続されています。無効になるのはこのためです。

図 6-21 無効なマルチパス構成


6.7.3 マルチパス・システム・パラメータ

マルチパス・サポートは 表 6-3 に示されるシステム・パラメータで制御されます。 ( 特定のマルチパス・システム・パラメータは,オペレーティング・システム用です。)

表 6-3 マルチパス・システム・パラメータ
パラメータ 説明
MPDEV_ENABLE ON (1) のとき,マルチパス・セットを構成します。 OFF (0) の場合,新たなマルチパス・セットおよび既存のマルチパス・セットへの新たなパスは無効です。ただし,既存のマルチパス・セットは有効です。デフォルトは ON です。

MPDEV_ENABLE が OFF の場合,MPDEV_REMOTE と MPDEV_AFB_INTVL は無効です。

MPDEV_LCRETRIES 論理ユニットがオンラインのコントローラまでの直接パスをシステムが再試行する回数を制御します。この回数を超えると,別のコントローラか,MSCP サービス対象のパスに直接パスを移動します (MSCP パスはディスクにのみ適用されます )。有効範囲は,1 から 256 です。デフォルトは 1 です。
MPDEV_POLLER ON (1) のとき,マルチパス・セット・メンバまでのパスに対するポーリングが有効になります。ポーリングにより非アクティブ・パス上のエラーを早めに検出することができます。パスが利用できなくなったり,パス・サービスが復活すると,システム管理者には OPCOM メッセージが通知されます。 OFF (0) の場合,マルチパス・ポーリングが無効になります。デフォルトは ON です。自動フェールバック機能を使用する場合は,このパラメータを ON に設定する必要があります。
MPDEV_REMOTE (ディスクのみ) ON (1) のとき, MSCP サービス対象のパスがマルチパス・セットのメンバになります。 OFF (0) のとき,SCSI または Fibre Channel デバイスまでのローカル・パスだけで新たなマルチパス・セットが作成されます。 MPDEV_REMOTE は,デフォルトで有効になっています。このパラメータを OFF に設定しても,リモートパスがある既存のマルチパス・セットには影響はありません。

サービス対象パスへのマルチパス・フェールオーバを使用するには,共用 SCSI または Fibre Channel デバイスへ直接アクセスしているすべてのシステムで MPDEV_REMOTE を有効にする必要があります。この機能は,OpenVMS Alpha バージョン 7.3--1 から導入されました。このため,MPDEV_REMOTE を有効にしたすべてのノードで, OpenVMS Alpha バージョン 7.3--1 およびそれ以降を実行する必要があります。 MPDEV_ENABLE を OFF (0) に設定すると,マルチパス・セットへの新しいすべてのパスが無効になるため, MPDEV_REMOTE には影響ありません。デフォルトは ON です。

MPDEV_AFB_INTVL (ディスクのみ) 自動フェールバック間隔を秒単位で指定します。自動フェールバック間隔は,同じデバイスで MSCP パスから直接パスまで次のフェールバックを実行するまでの最小経過時間を秒単位で表したものです。

自動フェールバックを有効にするには, MPDEV_POLLER を ON に設定する必要があります。 MPDEV_AFB_INTVL を 0 に設定すると,MPDEV_POLLER を無効にしなくても,自動フェールバックを無効にすることができます。デフォルトは 300 秒です。

MPDEV_D1 オペレーティング・システム用です。
MPDEV_D2 オペレーティング・システム用です。
MPDEV_D3 オペレーティング・システム用です。
MPDEV_D4 オペレーティング・システム用です。

6.7.4 パス識別子

以下の項で説明するシステム管理コマンドでは,マルチパス・フェールオーバの操作を監視,制御できます。これらのコマンドでは,マルチパス・セット内の各パスを別々のものとして指定するパス識別子を渡します。

直接 Fibre Channel パスはローカル・アダプタ名とリモート Fibre Channel ポート WWID,つまり,イニシエータとターゲットで識別します。たとえば, 図 6-22 では,左側のホスト・アダプタから左側の HSG ストレージ・コントローラまでのパスのパス識別子は PGB0.5000-1FE1-0000-0201 です。 ( 各 HSG の 2 番目のシリアル・ポートは便宜上省略しています。) ストレージ・コントローラの WWID はコンソールから取得します。

図 6-22 Fibre Channel パスの命名


直接パラレル SCSI パスは,ローカル・ホスト・アダプタ名とリモート SCSI バス ID,つまり,イニシエータとターゲットで識別します。たとえば, 図 6-23 では,ディスクまでのノード Edgar の 2 本の直接パスの名前は PKB0.5 と PKC0.5 です。

MSCP サービス対象のパスのパス識別子は MSCPです。

図 6-23 複数の直接パスによる構成


6.7.5 パスの表示

マルチパス・サポートが有効な場合,以下のどちらかの SHOW DEVICE DCL コマンドにより,デバイスまで複数のパスを表示できます。


SHOW DEVICE/FULL device-name
 
SHOW DEVICE/MULTIPATH_SET device-name

SHOW DEVICE/FULL device-name コマンドでは,デバイスに関する一般的な情報を最初に表示し,次に,デバイスまでのすべてのパスをパス識別子で表示します ( 第 6.7.4 項 参照)。

SHOW DEVICE/MULTIPATH_SET device-name コマンドでは,複数のパスを持つデバイスに関する簡単なマルチパス情報だけを表示します。

マルチパス情報は,マルチパス・デバイスに直結されたノード上にのみ表示されます。

6.7.5.1 SHOW DEVICE/FULL によるパスの表示

以下の例は,SHOW DEVICE/FULL device-name コマンドの出力です。表示の先頭 ( device has multiple I/O paths) で複数のパスの使用が明示されており,複数パスの記述が表示の最後まで, I/O paths to deviceの下まで続いています。また,表示の先頭にある Error countOperations completedの値は,各パスのカウントの合計となっています。


$ SHOW DEVICE/FULL $1$DGA23: 
 
Disk $1$DGA23: (WILD8), device type HSG80, is online, mounted, file-oriented 
    device, shareable, device has multiple I/O paths, served to cluster via MSCP 
    Server, error logging is enabled. 
 
    Error count                    3    Operations completed           32814199 
    Owner process                 ""    Owner UIC                      [SYSTEM] 
    Owner process ID        00000000    Dev Prot            S:RWPL,O:RWPL,G:R,W 
    Reference count                9    Default buffer size                 512 
    WWID   01000010:6000-1FE1-0000-0D10-0009-8090-0677-0034 
    Total blocks            17769177    Sectors per track                   169 
    Total cylinders             5258    Tracks per cylinder                  20 
    Host name                "WILD8"    Host type, avail Compaq AlphaServer GS160 6/731, yes 
    Alternate host name     "W8GLX1"    Alt. type, avail Compaq AlphaServer GS160 6/731, yes 
    Allocation class               1 
 
    Volume label      "S5SH_V72_SSS"    Relative volume number                0 
    Cluster size                  18    Transaction count                     8 
    Free blocks             12812004    Maximum files allowed            467609 
    Extend quantity                5    Mount count                           8 
    Mount status              System    Cache name          "_$1$DGA8:XQPCACHE" 
    Extent cache size             64    Maximum blocks in extent cache  1281200 
    File ID cache size            64    Blocks currently in extent cache      0 
    Quota cache size               0    Maximum buffers in FCP cache       1594 
    Volume owner UIC           [1,1]    Vol Prot    S:RWCD,O:RWCD,G:RWCD,W:RWCD 
 
  Volume Status:  ODS-2, subject to mount verification, file high-water marking, 
      write-back caching enabled. 
  Volume is also mounted on H2OFRD, FIBRE3, NORLMN, SISKO, BOOLA, FLAM10, 
          W8GLX1. 
 
  I/O paths to device              5 
  Path PGA0.5000-1FE1-0000-0D12  (WILD8), primary path. 
    Error count                    2    Operations completed             130666 
  Path PGA0.5000-1FE1-0000-0D13  (WILD8), current path. 
    Error count                    1    Operations completed           30879310 
  Path PGA0.5000-1FE1-0000-0D11  (WILD8). 
    Error count                    0    Operations completed             130521 
  Path PGA0.5000-1FE1-0000-0D14  (WILD8). 
    Error count                    0    Operations completed             130539 
  Path MSCP (W8GLX1). 
    Error count                    0    Operations completed            1543163 

マルチパス・デバイスのパスごとに,パス識別子,そのパスに関連付けられたホスト名,パス状態,エラー・カウント,操作カウントが表示されます。

このコード例で複数のパスの部分に表示される用語については, 表 6-4 を参照してください。

表 6-4 SHOW DEVICE/FULL マルチパス用語
用語 説明
WWID SCSI 論理ユニットのワールドワイド ID。
Host name (ホスト名) 現在のパスで使用されているシステムの名前。ホスト名は,マルチパス・デバイスへの MSCP パスが存在する場合に表示されます。
Alternate host name (代替ホスト名) デバイスへアクセスすることができる別のシステムの名前。現在のパスが直接パスの場合は,MSCP パスに現在関連付けられているホストになります。現在のパスが MSCP パスの場合は,ローカル・システムの名前になります。代替ホスト名は,マルチパス・ディスク・デバイスへの MSCP パスが存在する場合に表示されます。
Primary path(プライマリ・パス) オペレーティング・システムが最初に検出するパスです。
Current path(現在のパス) I/O に現在使用されているパスです。
User disabled(ユーザ無効) DCL コマンド SET DEVICE/NOENABLE が,このパスに対して実行済みです。
Polling disabled(ポーリング無効) DCL コマンド SET DEVICE/NOPOLL が,このパスに対して実行済みです。
Not responding(応答なし) デバイスへのこのパスが,最後にチェックされた時点で使用できなくなっています。通常,マルチパス・ポーリングは,パスが良好な場合 60 秒ごとにチェックし,パスに異常がある場合 30 秒ごとにチェックします。
Unavailable(使用不可) ソフトウェア・コネクタがこのパスに関連付けられていないためにこのパスは使用できません。

6.7.5.2 SHOW DEVICE/MULTIPATH_SET によるパスの表示

指定デバイスの複数のパスの簡単なリストは,割り当てクラスのすべてのデバイスまたは,すべてのデバイスについて,DCL コマンドで表示できます。


SHOW DEVICE/MULTIPATH_SET [device-name] 

デバイス名は任意です。省略するとマルチパス・セットを構成するすべてのデバイスが表示されます。検出されたマルチパス・デバイスごとに,デバイス名,ホスト名,デバイス状態,エラー・カウント,アクセスできるパス数,パスの総数,現在のパスのパス識別子が表示されます。

アクセスできるパス数は,次の 2 つの理由から,パスの総数よりも少なくなる場合があります。

表示されるホスト名は,現在のパスのホスト名です。直接パスの場合,ローカル・システムのホスト名です。MSCP サービス対象のパスの場合,デバイスのアクセス・サービスを担当するリモート・システムのホスト名です。

以下の例は,SHOW DEVICE/MULTIPATH コマンドの出力です。


$ SHOW DEVICE/MULTIPATH 
Device                  Device           Error  Paths  Current 
 Name                   Status           Count Avl/Tot   path 
$1$DGA8:      (H2OFRD)  Mounted              3   5/ 5  PGA0.5000-1FE1-0000-0D12 
$1$DGA10:     (H2OFRD)  ShadowSetMember      1   5/ 5  PGA0.5000-1FE1-0000-0D14 
$1$DGA11:      (WILD8)  ShadowSetMember      3   3/ 3  MSCP 
$1$DGA23:     (H2OFRD)  Mounted              6   5/ 5  PGA0.5000-1FE1-0000-0D13 
$1$DGA30:     (H2OFRD)  ShadowSetMember      8   5/ 5  PGA0.5000-1FE1-0000-0D13 
$1$DGA31:      (WILD8)  ShadowMergeMbr       5   3/ 3  MSCP 
$1$DGA33:     (H2OFRD)  Online               0   5/ 5  PGA0.5000-1FE1-0000-0D12 
$1$DGA40:     (H2OFRD)  Mounted              2   5/ 5  PGA0.5000-1FE1-0000-0D13 
$1$DGA41:     (H2OFRD)  ShadowMergeMbr       8   5/ 5  PGA0.5000-1FE1-0000-0D12 
$70$DKA100:   (H2OFRD)  Mounted              0   3/ 3  PKD0.1 
$70$DKA104:   (H2OFRD)  ShadowSetMember      0   3/ 3  PKD0.1 
$70$DKA200:   (H2OFRD)  ShadowSetMember      0   3/ 3  PKD0.2 
$70$DKA300:   (H2OFRD)  ShadowSetMember      0   3/ 3  PKC0.3 
$80$DKA1104:  (H2OFRD)  ShadowSetMember      0   3/ 3  PKD0.11 
$80$DKA1200:  (H2OFRD)  ShadowSetMember      0   3/ 3  PKD0.12 
$80$DKA1204:  (H2OFRD)  ShadowSetMember      0   3/ 3  PKC0.12 
$80$DKA1207:  (H2OFRD)  Mounted              0   3/ 3  PKD0.12 
$80$DKA1300:  (H2OFRD)  Mounted              0   3/ 3  PKD0.13 
$80$DKA1307:  (H2OFRD)  ShadowSetMember      0   3/ 3  PKD0.13 
$80$DKA1500:  (H2OFRD)  Mounted              0   3/ 3  PKD0.15 
$80$DKA1502:  (H2OFRD)  ShadowSetMember      0   3/ 3  PKD0.15 

$70$DKA などデバイス名の一部を指定すると,デバイスが $70$DKA で始める複数のパスとともに表示されます。

6.7.6 パス・ポーリング

SCSI マルチパス・サポートが有効な場合,各ホスト・アダプタから HSZ コントローラまたは HSG コントローラあるいは MDR までのすべての I/O パスを定期的にポーリングして各 I/O パスの状態を判定します。システムがパスの変化を検出すると,以下のようなメッセージをコンソールとオペレータのログに出力します。


All multipath devices on path PKB0.5 are either disabled or not reachable. 

または


At least one multipath device on path PKB0.5 is enabled and reachable. 

パス上のすべてのデバイスを削除すると,パス障害が報告されます。このとき,ホストから HSx コントローラまでのパスは有効な場合もありますが,ポーリングするデバイスがないと有効かどうかはわかりません。

ポーリングは,以下のコマンドでオンまたはオフします。


SET DEVICE device/[NO]POLL/PATH=path-identifier

長期間サービス対象外にするパスでは,ポーリングをオフにすればシステム・オーバヘッドを節約できて便利です。

6.7.7 現在のパスへの手動切り替え

デバイスの現在のパスは,SET DEVICE コマンドに /SWITCH 修飾子を指定して手動で切り替えることができます。パスの切り替えは,一般には,複数の HSx コントローラ・モジュール,MDR,およびバス全体の I/O 負荷をバランスさせるときに利用します。

現在のパスの切り替えのコマンド構文は次のとおりです。


SET DEVICE device-name/SWITCH/PATH=path-identifier

このコマンドには,OPER 特権が必要です。また,デバイスが現在別のプロセスで割り当てられている場合は (特に多いのはテープ・デバイスの場合),SHARE 特権が必要です。

以下のコマンドでは,デバイス $2$DKA502 から MSCP サービス対象のパスまでのパスを切り替えます。


$ SET DEVICE $2$DKA502/SWITCH/PATH=MSCP 

このコマンドを実行するとパスの切り替えが開始し,ただちに DCL プロンプトに戻ります。 DCL プロンプトが再表示されて,パスの切り替えの終了するまでに遅延が発生することがあります。

マウントされたデバイスのパスの手動切り替えは,パス切り替えコマンドによって起動されるマウント検証中に行われます。このとき, 例 6-1 のような,通常のマウント検証メッセージと,パス切り替えメッセージが表示されます。

例 6-1 パスの手動切り替え時のメッセージ

 %%%%%%%%%%%  OPCOM  15-JUN-2001 09:04:23.05  %%%%%%%%%%% 
 Device $1$DGA23: (H2OFRD PGA) is offline. 
 Mount verification is in progress. 
 
 %%%%%%%%%%%  OPCOM  15-JUN-2001 09:04:25.76  %%%%%%%%%%% 
 09:04:25.76 Multipath access to device $1$DGA23: has been manually switched 
 from path PGA0.5000-1FE1-0000-0D11 to path PGA0.5000-1FE1-0000-0D14 
 
 %%%%%%%%%%%  OPCOM  15-JUN-2001 09:04:25.79  %%%%%%%%%%% 
 Mount verification has completed for device $1$DGA23: (H2OFRD PGA) 

パス切り替えの終了は,SHOW DEVICE/FULL コマンドか SHOW DEVICE/MULTIPATH コマンドを実行すれば確認できます。

切り替え操作時に,パスの手動切り替えで指定したパスに障害が発生すると,自動パス切り替えが実行されます。この場合,コマンドで指定したパスとは別のパスに切り替えられる場合があります。

パスの手動切り替えで論理ユニットを 1 つの HSG80 コントローラから別のコントローラに切り替えると,クラスタの別のノードにコマンドが影響する場合があります。そのようなノードでは,それぞれの現在のパスにおけるマウント検証が実行され,他の HSG80 コントローラ上のパスへの自動切り替えが発生します。 例 6-2 は,このイベントを表すメッセージです。

例 6-2 他のノードがパス切り替えを検出したときに表示されるメッセージ

%%%%%%%%%%%  OPCOM  15-JUN-2001 09:04:26.48  %%%%%%%%%%% 
 Device $1$DGA23: (WILD8 PGA, H20FRD) is offline. 
 Mount verification is in progress. 
   
 %%%%%%%%%%%  OPCOM  15-JUN-2001 09:04:26.91  %%%%%%%%%%% 
 09:04:29.91 Multipath access to device $1$DGA23: has been auto switched from 
 path PGA0.5000-1FE1-0000-0D12 (WILD8) to path PGA0.5000-1FE1-0000-0D13 (WILD8) 
 
 %%%%%%%%%%%  OPCOM  15-JUN-2001 09:04:27.12  %%%%%%%%%%% 
 Mount verification has completed for device $1$DGA23: (WILD8 PGA, H20FRD) 

ノード WILD8 では,各パスが直接パスであるため,WILD8 ノード名はパスごとに表示されます。マウント検証メッセージ in progresscompletedのノード名フィールドには,ローカル・パスと代替の MSCP が両方表示されます。この例の WILD8 PGA, H20FRDという名前は, WILD8 でローカルの PGA パスが使用されていることと,ノード H20FRD を経由する MSCP パスが代替パスであることを示しています。


前へ 次へ 目次 索引