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PRINTコマンド行に/NOTIFY修飾子を指定した場合には,プリンタで問題が発生すると, 情報がユーザのターミナルに表示されます。この情報が問題の原因を示すこともあります。
また,プリント・ジョブから出力されるジョブ・トレーラ・ページも確認してください。 このページには,印刷中に作成されたメッセージの一部が出力されます。 プリント・ファイルに問題がある場合には,ファイル・エラー・ ページに示されます(第6.6節を参照)。
プリンティング・システムで問題が発生した場合には,コンソールの出力またはOPERATOR.LOG ファイルを調べ,オペレータ通信マネージャ(OPCOM)メッセージが出力されていないかどうかを確認してください。 ターミナルでOPCOMが実行されていない場合には,REPLY/ENABLE を使用してPRINTERメッセージとCENTRAL メッセージを有効に設定してください。その後,シンビオントを再起動し, ジョブを再度印刷します。このようにすれば,関連メッセージを確認できます。 この操作を実行するには,OPER特権が必要です。プリンタ・メッセージについては 『日本語DECprint Supervisor for OpenVMSユーザーズ・ガイド』を参照してください。
オーナーズ・マニュアルの指示に従って,プリンタのテスト・ページをマニュアル操作で印刷します。
テスト・ページが出力された場合には,ステップ2に進み,プリンタのハードウェア構成とソフトウェア構成を確認してください。 プリンタでテスト・ページが出力されない場合には, 次の手順でプリンタ・ハードウェアを調べてください。
ステップ2:プリンタのハードウェア構成とソフトウェア構成を確認する
プリンタの構成と,そのプリンタに関係するソフトウェアの設定は同じでなければなりません。 設定が一致するかどうかを確認するには,印刷されたサマリ・ シートを調べ,ソフトウェアの設定がプリンタの設定と一致するかどうかを確認します。
ターミナル装置のノードで次のコマンドを入力することにより,ターミナル装置属性を確認してください。
$ SHOW TERMINAL device-name[:]ターミナル装置のノードで次のコマンドを入力することにより,ターミナル装置属性を確認してください。
次の属性を確認してください。
プリンタ・インタフェースが異なる速度で動作する場合には,プリンタの設定と装置属性を同じ状態に設定しなければなりません。
プリンタがホストに直接接続されている場合には,DCPS$STARTUP.COMの通信速度の設定を確認してください。 実行キュー定義のパラメータ p6 に通信速度を入力しなかった場合には, スタートアップ・プロシージャはプリンタの速度を9600ボーに設定します。 省略時の設定の変更方法については『OpenVMS DCL Dictionary』を参照してください。
プリンタがローカル・エリアEthernetにLAT装置で接続されている場合には, 第11.1.3項を参照してください。
設定が一致しているのに,ジョブが印刷を実行しない場合には,ステップ3に進んでください。
装置にデータを直接送信することにより,通信機器の動作をテストしてください。 この操作を実行するには,キューを一時停止しておかなければなりません( 第5.7節を参照)。
この操作を実行するには,装置をスプールしないようにしなければなりません。 装置がスプールされている場合には,次のコマンドを入力してください。
$ SET DEVICE LTAnnnn:/NOSPOOL通信設定をテストするには,プリンタにSET HOST/DTEコマンドを入力します。 次の例に示すコマンドを使用してください。
$ SET HOST/DTE LTA9092: Connection established, type ^\ to exit Ctrl/T %%[ status: idle ]%%Ctrl/Tを押した後,%%[Status: description]%%という形式でメッセージが出力されます。 このメッセージを受信した場合には,プリンタとの接続は正しく確立され, 動作していると考えられます。
この種のメッセージが表示されない場合には,次の例に示すコマンドを入力してください。
^\ $ COPY TT: LTA9092: showpage Ctrl/Z $接続が正しければ,プリンタから用紙が排出されるはずです。用紙が排出されない場合には, プリンタとの接続に問題があります。この場合には,通信ケーブルを調べてください。 その後,最初の例に示したコマンドを再度実行してください。
COPYコマンドは正しく実行されたものの,SET HOSTコマンドが正しく実行されない場合には, プリンタからホスト・ノードへの通信ケーブルに問題がないかどうかを確認してください。
DCPS$STARTUP.COMファイルがプリント・キューの必要条件を正しく反映しているかどうか, および変更結果がプリンタにとって適切であるかどうかを確認してください。 プリンタの実行キューの属性を確認するには,次のコマンドを入力し, プリンタの実行キューの名前を指定します。
$ SHOW QUEUE/FULL exec-queue-nameたとえば,EDENホストのTXA1_LN03Rというプリンタ実行キューの属性は次のように表示されます。
$ SHOW QUEUE/FULL TXA1_LN03R
Printer queue TXA1_LN03R, on EDEN::TXA1: /BASE_PRIORITY=4 /FORM=DCPS$DEFAULT /LIBRARY=DCPS_LIB /OWNER=[SYSTEM] /PROCESSOR=DCPS$SMB /PROTECTION=(S:E,O:D,G:R,W:W) /SCHEDULE=(NOSIZE) /SEPARATE=(BURST,TRAILER) $特に,次のことを確認してください。
$ @SYS$STARTUP:DCPS$STARTUP実行キューの属性を再度確認してください。属性が正しいのに,ジョブがまだ印刷を実行しない場合には, ステップ5に進んでください。
DCPS$STARTUP.COMファイルでキューに割り当てた省略時のパラメータの値, つまり,実行キュー定義のパラメータ p4 の値と,ジェネリック・ キュー定義のパラメータ p3 の値を確認してください。
$ SHOW LOGICAL DCPS$queuename_PARAMETER
DCPS$STARTUP.COMに指定した値は正しいかどうかは確認されず,適切なOpenVMS コマンドとユーティリティに単にパラメータとして渡されるだけです。 したがって,OpenVMSコマンドとユーティリティはエラーを検出し, 直接報告します。次のDCLコマンドから出力されるエラー・メッセージについての説明は, 『OpenVMS System Messages and Recovery Procedures Reference Manual』を参照してください。
$ SET HOST 0/LOG $ SET VERIFYまた,DCPS$STARTUP.COMで実行キュー定義のパラメータp8の値を1に設定しておけば, 自動的な記録が可能です。
SYS$COMMON:[SYSTEST.DCPS]から次のインストレーション検証プロシージャ(IVP)・ファイルを印刷してください。
$ PRINT/QUEUE=queue-name/PARAMETERS=(DATA_TYPE=REGIS)- /NOTIFY SYS$COMMON:[SYSTEST.DCPS]DCPS$IVP_REGIS.DAT
ファイルが印刷されない場合には,ステップ2に進み,ファイルにユーザ・ エラーがないかどうかを確認してください。
IVPファイルのいずれかが印刷されない場合には,次のコマンドを使用して, トランスレータ実行ファイルが存在するかどうかを確認してください。
$ DIR SYS$SHARE:TRN$*.*
Directory SYS$COMMON:[SYSLIB] TRN$ANSI_PS.EXE; TRN$DDIF_PS.EXE; TRN$REGIS_PS.EXE; TRN$TEK4014_PS.EXE; TRN$PCL_PS.EXE; TRN$PROPRINTER_PS.EXE; Total of 6 files.正しいファイルが存在する場合には,ステップ2に進んでください。
ファイルがない場合には,DECprint Supervisorソフトウェアを再度インストールしてください。
ステップ2:ファイルにユーザ・エラーがないかどうかを確認する
特定のファイルが正しく印刷されない場合には,プリント・ジョブから出力されたトレーラ・ ページを調べ,問題の原因を示すメッセージが出力されていないかどうかを確認してください。 エラー・メッセージの説明とエラーからの回復方法については, 日本語DECprint Supervisor for OpenVMSユーザーズ・ガイドを参照してください。
ファイルがPostScriptファイルの場合には,エラーはPostScriptファイル自体にあるか, またはそのPostScriptファイルを作成したアプリケーションにあります。 弊社から提供されたアプリケーションを使用している場合には, Software Performance Report (SPR)を提出してください。
ファイルがPostScriptファイル以外の場合には,エラーは変換処理にあります。 弊社が提供したトランスレータを使用している場合には,Software Performance Reportを提出してください。
プリンタとホストの間のシリアル通信ケーブルが切断され,後で再接続されたときは, 場合によっては,プリンタで実際に何も実行されていないのに, アクティブ・プリント・ジョブが" Printing "という状態を表示することもあります。 この場合には,プリンタの電源を切断し,再投入した後,正しく実行されなかったプリント・ ジョブをキューに再登録してください。
この後の節では,ネットワーク環境のプリンタで発生した問題を解決する方法について説明します。
どのノードがプリンタを動かしているかを判断するには,次のコマンドを入力し, 使用するプリント・キューの名前を指定します。
$ SHOW QUEUE/FULL queue-name次の表示例の1行目から,FIERYがプリンタを動かしているノードであり, LTA546がプリント・キューに対応するアプリケーション・ポートであることを判断できます。
Printer queue LN03R3, on FIERY::LTA546, mounted form DCPS$DEFAULT (stock=DEFAULT) /BASE_PRIORITY=4 /FORM=DCPS$DEFAULT (stock=DEFAULT) /NOENABLE_GENERIC /LIBRARY=DCPS_LIB lowercase /OWNER=[SYSTEM] /PROCESSOR=DCPS$SMB /PROTECTION=(S:E,O:D,G:R,W:W) /SCHEDULE=(NOSIZE) /SEPARATE=(BURST,TRAILER) $プリンタを動かしているノード(FIERY)でステップ2とステップ3を実行してください。
ステップ2:プリンタが接続されているDECserver名とDECserver ポート名を判断する
LATスタートアップ・ファイル(SYS$STARTUP:LAT$SYSTARTUP.COM)を調べてください。SET PORT コマンドは,アプリケーション・ポート(LTAd) をサーバ(/SERVER=server_name)の特定のポート(/PORT=port_name)と対応付けます。
CREATE PORT LTA546: /NOLOG /APPLICATION ! LN03R3 SET PORT LTA546: /APPLICATION /QUEUE /NODE=TAS204 /PORT=PORT_7
ポートおよびサーバ・システムの設定はSYS$STARTUP:LAT$SYSTARTUP.COMに指定した設定と同じです。LATCP SHOW PORT コマンドを使用して,アプリケーション・ ポート(LTAd)を調べてください。次の例を参照してください。
$ RUN SYS$SYSTEM:LATCP LCP>SHOW PORT lta546 Local Port Name = LTA546: application Specified Remote Node Name = TAS204 Specified Remote Port Name = PORT_7 Actual Remote Node Name = TAS204 Actual Remote Port Name = PORT_7 Link Name = LAT$LINK
DECserverに直接接続されているターミナルにログインするか,またはネットワークを介してDECserver 装置に接続することにより,どのホストがプリンタを制御しているかを判断できます。DECserver ポートを直接アクセスできる場合には, ステップ4Bに進んでください。
ネットワークを介してDECserver装置に接続する場合には,Network Control Program(NCP)またはTerminal Server Manager(TSM)を使用します。
NCPを使用するには,次のコマンドを使用します。
$ MCR NCP NCP> SHOW KNOWN CIRCUITS
$ MCR LATCP LCP> SHOW NODE server-nameたとえば,TAS200PSSAのEthernetアドレスを判断するには,次のコマンドを入力します。
LCP> SHOW NODE TAS200PSSA
Node Name: TAS200PSSA LAT Protocol Version: 5.1 Node State: Reachable Address: 08-00-2B-05-C7-05 Node Ident: LN03R V2.0 DECServer 200 Incoming Connections: Enabled Circuit Timer (msec): 80 Multicast Timer (msec): 30 Service Groups: 15, 31-32 99 Service Name Status Rating Identification BURNET Available 0この例では,Ethernetアドレスとして08-00-2B-05-C7-05が表示されます。 次のコマンドを入力し,サービス・サーキット名とEthernetアドレスを指定することにより,DECserver に接続できます。
$ MCR NCP NCP> CONNECT VIA service-circuit PHYSICAL ADDRESS nn-nn-nn-nn-nn-nn
# username: username Local>
接続を確立し,DECserverコンソールにログインした後,次のコマンドを入力してください。
Local> SET PRIVILEGED Password> Local> SHOW SESSIONS PORT_7省略時のパスワードはSYSTEMです。
次の例では,DECserver200でSHOW SESSIONS PORTコマンドを使用しています。 この結果,リモート・システムHAILEYがポート7を制御していることがわかります。
Local> SHOW SESSIONS PORT 7 Port 7: (Remote) Connected Current Session 1 -Session 1: Hailey Connected PasthruシステムでTSMソフトウェアが実行されている場合には,次のコマンドを入力してください。
$ RUN SYS$SYSTEM:TSM$MAIN TSM> USE SERVER tas204 TSM> SET PRIVILEGED Password> TSM> SHOW SESSIONS PORT_7
DECserverポート属性を『日本語DECprint Supervisor for OpenVMSインストレーション・ ガイド』に示した属性と比較してください。 ポート属性を表示するには, Local>プロンプトまたはTSM>プロンプトに対してSHOW PORTコマンドを入力します。
以下に示す適切な節の処置に従ってください。
これらの処置に従っても,プリンタで印刷できない場合には,ステップ3に進んでください。ステップ3: DECserverポートの制御権を再度獲得する
プリンタに接続されているポートを制御するシンビオント・プロセスを切断しなければならないことがあります。 たとえば,シンビオント・ソフトウェアのサポートされないバージョンがポートの制御権を獲得した場合には, シンビオント・ プロセスは切断されない可能性があります。この場合には,次のコマンドを使用してシンビオント・ プロセスを切断してください。
Local> SET PRIVILEGED Password> Local> LOGOUT PORT port_numberこのコマンドを実行するには,LATノードで特権が必要です。
説明: このメッセージは通常,LATポートがアプリケーション・ ポートとして確保されておらず,プリンタから要求されたポートに別の装置が接続されているときに出力されます。LAT 構成ファイルLAT$SYSTARTUP.COM には,次のような行が指定されていなければならず, /APPLICATIONパラメータも指定されていなければなりません。
SET PORT LTAnnn:/NODE=server-name/PORT=port-name/QUEUE/APPLICATIONこの問題を解決するには,プリンタに対して現在より大きいポート番号を指定してください。
説明: このメッセージは,DECserverとの通信が中断されたときに発生します。 この結果,キューは停止します。次のことを確認してください。
説明: このメッセージは,サーバ名が認識されないときに出力されます。 この問題はユーザ・ターミナルとプリンタ・ポートが衝突することを示します。
プリンタ・ポートに接続されているサーバの名前が正しいかどうかを確認してください。LAT 構成ファイルLAT$SYSTARTUP.COMに指定したサーバ名とLAT 装置のサーバ名とが一致するかどうかを確認してください。 LAT$SYSTARTUP.COMには次のような行が登録されていなければなりません。
SET PORT LTAxxx:/NODE=server_name/PORT=port_name/QUEUE/APPLICATIONプリンタ・ポートに対応するサーバ名を確認するには,SHOW PORTコマンドを使用します。
Local> SHOW PORT port-name
説明: このメッセージは通常,LAT$SYSTARTUP.COM に指定したグループ・コードがプリンタに接続されているLAT装置のグループと一致しないときに出力されます。 この場合,プリンタ・ソフトウェアはDECserver ポートをアクセスできません。LAT構成ファイル(LAT$SYSTARTUP.COM) には次のような行が登録されていなければなりません。
SET NODE/GROUP=group-list/ENABLELAT$SYSTARTUP.COMに設定されているグループ,/GROUP=group-list をLAT装置の設定(SHOW PORTコマンド)と比較してください。
説明: このメッセージは,誰かがマニュアル操作でLAT 装置との接続を終了したときに出力されます。
説明: このメッセージは,LATで内部エラーが発生したことを示します。Software Performance Report を提出してください。
説明: このメッセージは通常,キュー・パラメータ(/QUEUE) を有効にした状態で port-name が設定されていない場合や, またはキュー・リミットが小さすぎるときに,LATポートに出力されます。LAT 装置で次のコマンドを入力してください。
SET PORT port-name QUEUE ENABLE
説明: このメッセージは,LAT構成ファイル(LAT$SYSTARTUP.COM) に指定したポート名がサーバで認識されないときに出力されます。LAT 構成ファイル(LAT$SYSTARTUP.COM)に指定したポート名と, サーバに割り当てたプリンタ・ポート名を比較してください。 LAT$SYSTARTUP.COMには次のような行が登録されていなければなりません。
SET PORT LTAnnn:/NODE=server-name/PORT=port-name/QUEUE/APPLICATION次のコマンドを入力することにより,サーバに対応するプリンタ・ポートの名前を確認してください。
Local> SHOW PORT port-number
説明: このメッセージは通常,LATポートでアクセス・ モードがREMOTEに設定されていないときに出力されます。次に示すように, SETコマンドとDEFINEコマンドを使用して,ポートのアクセス・モードを設定してください。
Local> SET PORT port-number ACCESS REMOTE Local> DEFINE PORT port-number ACCESS REMOTE
ログイン時の対話を実行しないようにするには,以下の手続きを行うことにより, ターミナル装置の属性を設定します。
システム・スタートアップ・プロシージャもターミナル属性を設定する可能性があります。 このコマンド・ファイルはプリンタ・セットアップ・ファイルより前に実行されるため,SYSTARTUP_VMS ファイル内でプリンタ・ターミナル装置に対してSECURE_SERVER が設定されている場合には,ログイン時の対話に関する問題が発生する可能性はさらに低くなります。
DCPS$EXECUTION_QUEUE.COM(プリンタ実行キュー・コマンド・ファイル)は, 省略時の設定により,プリンタ・ターミナル装置のSECURE_SERVERターミナル属性を設定します。 このファイルはソフトウェア・キットに添付されています。
プリンタがローカル・エリアEthernet内のLAT装置で構成されている場合には,LAT ポートとプリンタのターミナル・サーバ属性を設定することにより, ログイン時の対話をできるだけ少なくしてください。 LATポート属性については『日本語DECprint Supervisor for OpenVMS インストレーション・ガイド』を参照してください。
プリンタで印刷が実行されない場合には,OPCOMメッセージを確認してください。 問題の原因がただちに判断できない場合には,次の方法でキュー属性を確認してください。
$ SHOW QUEUE queue-name/FULLたとえば,VIPERノードのLPS40$FANGというPrintServer装置キューのキュー属性は次のように表示されます。
$ SHOW QUEUE LPS40$FANG/FULL
Printer queue LPS40$FANG, on VIPER::FANG, mounted form DCPS$$FORM (stock=DEFAULT) /BASE_PRIORITY=4 /FORM=DCPS$DEFAULT /LIBRARY=DCPS_LIB /OWNER=[SYSTEM] /PROCESSOR=DCPS$SMB /PROTECTION=(S:E,O:D,G:R,W:W) /SCHEDULE=(NOSIZE) /SEPARATE=(FLAG,TRAILER) $
$ STOP/RESET/QUEUE generic-queue-1 $ STOP/RESET/QUEUE other-generic-queues $ STOP/RESET/QUEUE pserver-name $ DELETE/QUEUE generic-queue-1 $ DELETE/QUEUE other-generic-queues $ DELETE/QUEUE pserver-name $ @SYS$STARTUP:DCPS$STARTUPキュー属性を再度確認してください。キュー属性が正しいのに,ジョブが印刷されない場合には, 『DEC PrintServer Supporting Host Software for OpenVMS Management Guide』を参照してください。
シリアル・プリンタでテキスト・ジョブの印刷の前に約30秒の遅延時間が必ずあるときは, テキスト・トランスレータとプリント・ジョブの間でテキスト・ トランスレータ・プロローグが一致しないと考えることができます。この場合には, シリアル・プリンタの電源を切断した後,再度投入し,適切なプロローグを常駐させてください。 最初のテキスト・ジョブはプロローグのロードのために遅延しますが,2 番目以降のテキスト・ジョブはプロローグをロードする必要がないため, これまでより効率よく印刷されます。
異なるバージョンの印刷システムを実行している複数のノードにプリンタが接続されている場合には, プリンタの電源を切断した後,再度投入しても,30 秒の遅延時間が発生します。プリンタに最初に接続されたノードは, プロローグを常駐させます。他のノードのプリント・ジョブは,毎回プロローグをロードしなければなりません。 この場合,遅延時間が発生しないようにするには, 各ノードでDECprint Supervisorソフトウェアの同じバージョンを実行しなければなりません。
誤ったデータ・タイプ・トランスレータを使用してファイルが印刷される場合には, ファイルのデータ・タイプはDECprint Supervisorソフトウェアによって正しく判断されていないことになります。 自動的なデータ・タイプ検出機能に関する問題の解決方法については, 第11.5.2項を参照してください。
誤ったプリント・パラメータがキュー定義に指定されている場合には,印刷システムはエラー・ メッセージを出力します。このメッセージは画面に表示され, 関連するキューに送信された各プリント・ジョブのジョブ・トレーラ・ ページにも印刷されます。処理されないパラメータの値は省略時の設定になります。
次の例では,2番目のパラメータ,PAGE_ORIENTATIONの引数に余分なLが指定されています。 したがって,プリンティング・システムは3番目のパラメータ,NUMBER_UP=2 を無視し,最初のパラメータ,SHEET_SIZE=Bだけが処理されます。
@sys$startup:dcps$generic_queue - ! Landscape queue DCPS$WIDE$PRINT - ! P1 - Generic queue name TEK4014_TTB4 - ! P2 - /GENERIC = execution queues "SHEET_SIZE=B,PAGE_ORIENTATION=LLANDSCAPE,NUMBER_UP=2" ! P3 - Default queue parameter ! P3 - Default queue parameterこのキューに登録されたすべてのプリント・ジョブに対して,次のようなエラー・ メッセージが画面に表示され,ジョブ・トレーラ・ページのメッセージ・ セクションにも同じメッセージが印刷されます。
10-OCT-1999 15:21 %DCPS-E-PARSYNERR, Syntax error in the /PARAMETERS qualifier at or near PAGE_ORIENTATION=LLANDSCAPE
自動的なデータ・タイプ検出機能は,ファイルのデータ・タイプを判断するために次のことを確認します。
しかし一般に,データ・タイプを判断できるようにするために,ユーザがファイルの内容を変更したり, ファイル拡張子を変更することは望ましくありません。 このような場合には,ファイルを作成するアプリケーションを確認し, 必要に応じてアプリケーションを変更してください。また,システム管理者はシステム固有のファイル拡張子とデータ・ タイプを関連づけるためのシステム固有のデータ・ ファイル,省略時のテキスト・データ・タイプ,または省略時のデータ・ タイプを割り当てたジェネリック・キューを作成することもできます。